李白、杜甫、王維、杜牧、陶淵明、白楽天、文天祥……細川元首相が幼少の頃から親しんできた漢詩・漢文の名言名句を手がかりに、それらの縁の地を訪ねた。たとえば、杜甫の「国破れて山河あり」の舞台となった長安を旅し、唐の詩人たちが活躍した往時の都を偲ぶ。また、陶淵明の「帰りなん いざ」に導かれ、名勝と謳われた廬山へ。さらには、蘇東坡が「人生夢の如し」と謳った古戦場である赤壁を訪れ、『三国志』の時代に思いを馳せるーー。
詩人に限らず、達磨や玄奘といった僧侶や、王羲之や八大山人のような書家や画家も登場するが、それらも細川氏が「詩心(うたごころ)」を感じた人選なのである。
中国全土を巡り、四十八話をつづった細川護熙流「中国歴史紀行集」。旅愁を誘う撮り下ろし写真や、筆者自ら旅の印象を描いた絵画や書もふんだんに盛り込んでいる。
コンパクトな文庫版が、知的中国再発見の旅へと誘い、よき旅のお伴にもなることだろう。
山、川、ギャラリー、おいしいごはん。のんびりとことこ青梅線さんぽ。
コロナ禍中の日々を映す4つのストーリー。
芥川賞作家・上田岳弘、初めての短篇集。
【収録作品】
「悪口」
恋人と過ごすホテルでのゴールデンウィーク。「じゃあ、悪口の練習しよっか?」。僕は初めて彼女と会った時のことを思い出す。
「つくつく法師」
朝の散歩は4歳の息子との日課だ。午後、僕は古いPCで、昔書いた小説を読み返す。
「ボーイズ」
10歳と6歳のボーイズは、亀甲柄と市松模様のマスクでやって来た。弟の息子たちを預かることになった夫婦の夏。
「旅のない」
「作家さんなんですよね?」。出張先での車中、会話が途切れると取引先の村上さんが聞いてきた……。
■SNSで14万人が共感!! ニュージーランドでの車旅を綴ったエッセイがついに書籍化!■
おうちが大好き、少人数が大好き、のんびりやさん。
“ポジティブな根暗”のわたしが、1年間の行き当たりばったりな海外車旅へ……!
・海外で車を買うには、どうすればいいの?
・車旅をする場合、どんなところで夜を過ごしていたの?
・ニュージーランドで1年間暮らすためにはいくらくらい必要なの?
・ワーホリのビザの場合は働かなきゃいけないの?
・働く場合はどんなところで仕事を見つけるの?
などなど。気軽に聞けない、けど知ってみたい、海外車中泊生活のススメ!
輪行からロングライド、自転車キャンプまで、ソロで旅するロードバイクツーリングのノウハウを解説。リアルな自転車ソロツーリングの旅のレポートとその装備も紹介する。『バイシクルクラブ』掲載記事を再編集。
富山名物・立山黒部アルペンルート、ホタルイカ、獅子ギター!?地元出身イラストレーターが、富山・金沢の注目スポットを体験取材!ふるさとのいいところを紹介!
こつこつと積み重ねること、ちいさくてもまっすぐな思いを持つこと。それがいつしか壮大な景色になるー。「喪失」と「再生」を経験した著者がその「かけがえのなさ」を描いた最新エッセイ集。ネットで大きな反響を得た秀作「手を動かす」を収載!
2泊3日で日本の島、10島に行ってきました!礼文島ではカメラのシャッター光にさえ敏感な希少ランを愛で、桜島では自作の溶岩竃で焼いた手作りピザに舌鼓し、奄美大島では三線の音色に酔いしれ乱舞したりー。島で出会った人たちとの温かな交流にじんわりし、島にまつわる歴史や文化の奥深さに驚嘆する。ご当地料理もたっぷり堪能!島めぐり、満喫満腹エッセイ。
"おいしい旅"を、お届けします。
元気になれるフード&ロードノベル登場!
体を壊して仕事をリタイアした颯太。とある理由から大学を休学中の、食いしん坊女子ひより。
人生迷子な二人は、亡き颯太の父が遺した小さな食堂『風来軒』で出会う。
町の人たちからとても愛されたこの食堂を存続させるため、二人は新たなメニューを探して旅に出る。
父の最期の料理はどこに? 幻の絶品コロッケの材料とは? 東京から岩手の盛岡、そして北海道は美しい羊蹄山の麓、真狩村へ。
二人が歩む"おいしい旅"。元気になれるフード&ロードノベル、登場!
北欧デザインジャーナリストが厳選した、必訪の114スポットを紹介。アルネ・ヤコブセンがデザインした街、ベルビュービーチやアルヴァ・アアルトの自邸、リサ・ラーソンで知られるグスタフスベリ、映画かもめ食堂のロケ地など。持ち歩きたくなるMAPつき
DVD2枚とレシピカードがセットになった、かわいらしいレイチェル・クー初のDVDボックス。NHK Eテレで放送されたシリーズ番組『レイチェルのおいしい旅レシピ』全10エピソードを収録<250分>。レシピカード32枚には、映像で紹介された料理のレシピが詳しく掲載されています。
ワンテーマにこだわる旅のWEBマガジン『TABILISTA』の人気連載『台湾の人情食堂』に新取材も加えた旅紀行ガイド。
何度だって、飛んで行くよ。
笑わないで聞いて欲しい。
これは、“絶対に約束を破れない”体質になった男の、一生に一度の恋の話だ。
全てを懸けて臨んだオーディションに落ち、女優になる夢を諦めようとする国木アオ。自室で失意に暮れる中、突如地震が発生、目の前に一人の男ーー幼馴染の森久太郎が現れた。聞けば久太郎は、約束を果たす時が来ると、その場に瞬間移動する体質になってしまったと言う! 極上の感動を約束する傑作恋愛小説。
カバー写真は、Instagramで大人気活躍中の松浦稀氏(@marematsuura)、Hana氏(@kie0087)による撮り下ろし!!
ヒーローは約束を破らない
アルピニストの幻想
明日へつづく約束
駄菓子屋の子供たち
途切れた約束
夏休みからの手紙
たった一つの約束
エピローグ
過去は変えられる!日本で最高に強運な人の考え方。
定年後に夫婦で巡った旅レポート。未知の地で期待と緊張感の連続。出会いと感動、ハプニング・・・。
旅先の行動や感動、外国人とのふれあい、新しい発見やハプニングも・・・。期待感と緊張感のなかで、目先の課題を解決しながらのぶらり旅。ニューカレドニアでは日本との関わりを知り、グアムの横井ケーブは残したい戦争遺産、ニューヨークは世界一の巨大都市を実感、パリの観光は地下鉄が便利を体験。シニア夫婦の海外旅行実録。
『ぶらっと海外ふたり旅』を出版して
天国に一番近い島ニューカレドニア
一、天国に一番近い島
二、ヌメアへのフライト
三、ヌメアへの第一歩
四、シャトルバスで巡る
五、グラスボート二人で貸切り
六、ホテルまでウオーキング
七、ホテルの日本食堂《将軍》
八、シャトルバスオンリーの一日
九、帰国への秒読み
ニューカレドニアの暖かさ
マイレージでグアムの横井ケーブ
一、マイレージの旅初体験
二、グアムの横井ケーブへ
はじめてのニューヨーク体験
一、旅行計画はネット手配が常套手段
二、ニューヨークへ第一歩
三、市内一日早回り
四、メトロポリタン美術館
五、セントラルパークを横断して
六、アメリカ自然史博物館
七、SUSHI BAR
八、ジョン・F・ケネディ空港へ
地下鉄で巡るパリの街
一、パリ到着 ホテル周辺リサーチ
二、地下鉄第1日 オルセー美術館ほか
三、地下鉄第2日 凱旋門とブローニュの森
四、地下鉄第3日 モンマルトルの丘界隈へ
金子光晴と森三千代。二人のDNAの二重らせんのような生き方と交流。そこから紡ぎだされた作品群。遺族や関係者の協力を得て多くの未発表作品と新事実を発掘し、この数奇な作家夫婦の関係を考察。
「旅」をテーマに学ぶ、すぐに使える台湾華語
台湾に興味のある人や台湾華語を学ぶ人にとって、まさに旅行は実践の最大のチャンス!
本書では、台湾旅行を9つのシチュエーションに分け、それぞれのシーンで想定される台湾人との会話を通じて台湾華語を学びます。 飛行機の機内アナウンスからはじまり、観光に出かけ、街歩きや買い物・食事を楽しんだ後、台湾人と仲良くおしゃべりを楽しむ…というように、実際に旅の気分を味わいながら学習できる構成になっています。
CDつきだから、音声を聞いてすぐに使えます。台湾旅行を存分に楽しむための学習書。
※本書は、国際語学社より出版されていたものを一部、改訂改題したものです。
『鉄子の旅』旅の案内人でおなじみのトラベルライター・横見浩彦氏責任編集。横見氏の超タイトで過酷な乗り鉄プランを鉄道好きアイドル3人が旅し、写真と旅日記(情報エッセイ)で綴ります。古びた木造駅舎から秘境駅まで一般向け鉄道旅にはない”乗り鉄視点の旅”が満載。
キリコはミニのフレアにハイヒールで、軽快に掃除をしながら事件を解決する名探偵だ。英会話学校の事務員・翔子の元に、受講生の男性から婚姻届が届いた直後、思いがけない事件が…(「深夜の歌姫」)。読めば元気がわいてくる、大好評シリーズ第4弾!最終話では、ふだん活動的なキリコ自身が部屋に閉じこもった末に突然旅に出てしまいー!?