九歳の時アメリカに行ってしまった幼馴染み、宇徳蘇芳から届いた帰国の知らせに、法月浅葱は大喜びで空港まで迎えに行った。泣き虫で可憐だった蘇芳は、高校生になった今、きっと天使みたいに綺麗になっているはず。だが感動の再会に邪魔が入った。浅葱は身長一九〇はありそうな見知らぬ超絶美形男に、突然「愛してる」と抱きしめられ、無理やりホテルに連れ込まれてしまったのだ!ベッドに押し倒されて暴れる浅葱に、男が告げた衝撃の事実-この男が蘇芳だってぇ!?怒濤のすれ違いっぱなしラブストーリー。
クラーク伯爵は、所有している研究所で働く美青年イリスに恋をした。生まれつき両性具有だったせいで、否定され、無視され、心を閉ざすことで自分を守ってきたイリスに、伯爵は心と体で愛することを教えるが…。古城ですごすふたりの蜜月を描いた秘蔵マンガも収録。話題沸騰、両性具有ロマンス第2弾。
1:さくらとただいま P伴女3
2:つばめレストラン P伴女3
3:あめのねこ P伴女3
4:いなかのしろ P伴女3
5:かきのきくりのき P伴女3
6:むしがいたよ P伴女3
7:ゆきとなんてん P伴女3
8:ぜんまいわらび P伴女3
9:虹とあっちゃん P伴女3
10:ちょびっとびわのみ P伴女3
11:パイナップルプル P伴女3
12:かぷっとかき P伴女3
13:ぶどうちゅるん P伴女3
14:りんごさくさく P伴女3
15:にとーんバナナ P伴女3
本書は一行作品三〇二句を集めたものです。
落ちこぼれの二浪生・学と仲間たちを中心に、現代社会の様々な問題に苦悶する少年たちの姿をクラシック音楽の美しい調べにのせて描く。
自身を絶対悪に染めあげるため、虹の刺青を背負った銀次だが、死が周辺の人間に相次ぐ事態に直面して、魂が揺らぐ。生にも死にも見限られ、その狭間であがくアウトローが最後に対決した相手とは…。想像力と言語表現の限りを尽くした豊饒な文体と、従来のハードボイルドを寄せつけない凄まじい緊張の世界が、読む者を圧倒する。人跡未踏の小説世界を築いた丸山文学の傑作長編。
リサは映画プロデューサーをめざす野心家の女性。恋人のケンが念願のレストランをオープンした日、彼女は大物プロデューサー、ティレルから仕事の誘いを受ける。願ってもないチャンスとばかり、リサはその仕事に飛びついた。たとえケンと離れ離れになっても、キャリアを集むほうが大事だった。五年後、彼女は苦しい生活を送っていた。ティレルの会社が倒産し、彼の薬物疑惑がリサの身にも飛び火して、満足に職に就けない有様だ。一方、ケンは高級レストランを次々オープンし、時代の寵児に。マスコミからレストラン内を撮影させてほしいと取材が殺到している。取材陣の中に、かつての恋人が紛れ込んでいるのにケンは気づいた。藁をもつかむ思いでリサが彼を頼ってきたのだ。苦い再会を果たす二人。愛憎の狭間で二度目の恋の幕が上がった。