【歴史地理/旅行】京都の注目エリアごとに散歩コースを設定し、立ち寄りポイントのほか、人気のショップやお土産、グルメ情報を紹介。詳細な地図とカラー写真が豊富なお散歩本の決定版です。まち歩きに便利な大判の京都地図付き。
〈日本史上の人物を「旅人」としての観点でとらえたシリーズ『日本の旅人』からの復刊〉
〈戦前は愛国精神の権化のごとく祭り上げられ、かえって戦後は貶められた高山彦九郎の、その等身大の実像を活写する〉
昭和48年から淡交社より刊行された『日本の旅人』は、池田彌三郎、奈良本辰也両氏を中心に構想され、日本の歴史上の人物を「日本の旅人」として15人を採択し、それぞれ当時の著名な執筆陣を迎えて著された全15巻のシリーズでした。今回、その中から「高山彦九郎」の巻を復刊します。著者の野間光辰(1909 〜87)氏は、井原西鶴研究の第一人者で、『新修京都叢書』(全23巻)の編集を務めるなど、京都在住の国文学者として活躍しました。本書は、「寛政の三奇人」の一人として知られる高山彦九郎の生涯を、「旅人」としての観点から、著者独特の軽妙洒脱な文体で読み解いていきます。
京都千年、洗練された文化の深さにおいて、京都は世界に誇りうる日本の「みやこ」である。世界中から観光客が訪れる京都の非観光都市としての側面や、京都人の本音やこだわり、美意識に、生粋の京都人にして民族学の第一人者である著者が、鋭い視点で迫る。また、「おいでやす」「お豆さん」「〜どすえ」など、京文化を支えてきた京ことばを具体的に紹介。京都の街と人、文化がわかる、最良の都市ガイダンス。
文庫版のためのまえがき
まえがき
1 京都案内
京都へのいざない
京都案内──洛中
林屋辰三郎 著『京都』──書評
2 京都の性格
京都という名
儀典都市
アジアのなかの京都
京都に関する一一章
非観光都市・京都
3 京都の市民
京わらべ・京おんな・京おとこ
京都人を診断する
御所人形
松田道雄 著『京の町かどから』──書評
4 京ことば
京ことばと京文化
京ことばのしおり
京ことば研究会のすすめ
こんせるう゛ぁとわーる・きょうと
5 京都点描
映画祭と羅城門
菊池寛 著『無名作家の日記』──書評
比叡山
大遠忌
さようなら五代の電車
大学と花うり
北白川小学校 編『北白川こども風土記』──書評
社寺仏閣だけではない京都の魅力。祇園祭と老舗の四条通で京都人のならわしを知り、西陣で平安京に思いを馳せ東山で歴史をたどる。町中皆法華、四条通をギザギザに挟む、丈夫で長持ち「京提灯」、京都に春を告げる「都をどり」などコラム満載。
北陸の福井にこんな企業があった!?成功と挫折を経験したひとりの男が立ち上がった。関わる者がみな幸せになる会社をつくろうと。“一蓮托生”の理念を旗印に、不可能を現実のものに変えた10余年の物語。
冬の京都で絡み合う切ない三つの恋心……
第七回京都本大賞受賞の大人気シリーズ、仕事も恋も新展開の第四弾!
京都府警「あやかし課」に配属されて初めて迎える冬。滋賀の日吉大社への出張など、より仕事に励む古賀大だったが、想いを寄せる先輩・坂本塔太郎が何かに悩んでいることに気づく。ところが、悪戯好きな熱狐たちを補導するため向かった伏見で、あるすれ違いをきっかけに、塔太郎に距離をおかれるようになってしまい……? そんな折、同期の総代和樹との関係にも変化が!?
文庫オリジナル。
京ことば学の著者が放つ「待望の京都ジン論」
京都の花名所を季節を追って訪ねる見所ガイド。花の社寺を訪ね、花の散歩道を歩き、花の咲き散りを愛で、花にまつわる物語を知るための一冊。花の祭り行事や詩歌などに詠まれる花物語をカラー写真とエピソードで構成します。「京の花歳時記」としても使えます。
漫画で読むと哲学はこんなにわかりやすい!
第5回京都本大賞受賞の同名小説がコミックに!京都在住の女子高生の前に現れた爽やかニーチェが優しく、そして時に厳しく人生指南。哲学アレルギーもこれを読めば完全克服!他の哲学者も次々(彼らすべてがいわゆるイケメン軍団!)降臨してラブコメ哲学漫画が繰り広げられます!
【編集担当からのおすすめ情報】
原作者の原田まりる氏は元アイドルにして哲学ナビゲーター兼コラムニスト兼小説家。まさにマルチな才能を遺憾なく発揮しています。そんな原田氏の原点とも言える同名小説(ダイヤモンド社・刊)を完全コミカライズ!難しい漫画では決してありません。是非手に取ってください!
日本の都として千年余の歴史を誇る古都・京都に秘められた歴史遺産の数々!洛北・上京・山科一帯に隠された歴史の跡を実地に歩きエピソードを綴る!有名な神社・寺院はもちろん、地元の人でも知らない歴史スポットにも光を当てた、森史学の集大成!
通い続けて30年。京都通・船越英一郎だから知る京都。京の縮図・京町家/おふくろの味・おばんざい/木屋町通の今と昔/パワー溢れる伏見稲荷大社/三大漬物を巡る/京の宿のおもてなし。とっておきの140スポット大公開!
専業主婦として家庭を仕切り、子育てや地域活動に精をだすお母さん。バブル崩壊などとも無縁の昭和50年代、京都で暮らす家族の家計簿から、当時の暮らしを垣間見る。第2部としてがんの発病、転移、再発に苦しんだお母さんのことと、現代医療の抱える問題に言及する。
京都で無料配布されている冊子『miimii』。「みーみー」は、鬼ごっこの際に「ちょっと待って」と鬼の動きを止める京都の方言で、街ゆく多くの人に足を止めて手にとってもらえるよう名付けてある。その冊子内で、「京都烏丸御池の名探偵」という記事を書いている記者の神堂明。京都の街で起きた不思議な出来事を読者から集め、記事内で探偵のように解いていく人気企画である。読者の女子大生・立花いとが持ち込む謎を解いていくうちに、神堂は彼女自身の秘密に気がついて……。『このミステリーがすごい!』大賞シリーズ。
(目次)
第一章 仁和寺の御室桜と、葉書の暗号の真相
第二章 相国寺の狐と、脅迫のメッセージの真相
第三章 五山の送り火と、幽霊からのメッセージの真相
最終章 烏丸御池で僕が謎を解く理由
船岡山で女の死体が発見された。京都府警の若き刑事・田村は捜査の最中、口は 悪いが美しい土産物屋の未亡人・月寺松葉と出会う。古き時代に風葬地だった蓮 台野、化野、鳥辺野の「三無常の地」で起きる殺人事件。松葉の助けを借りなが ら真相を追う田村が、事件の果てに見出した慟哭の真実とは!? 京都の名所も満 載。多様な魅力に彩られた連作ミステリー!
フリーライター永江朗が京都に築年数不明の町家を購入。物件探しからリノベーションの設計、施工、家具選び…約1年にわたる「ガエまちや」リノベ&二都生活体験記。ヨソさんにも優しい京都名店ガイド付き。
仕事一筋の男前杜氏と契約結婚ーー!?
「寺嫁さんのおもてなし」著者が描く、京都酒蔵のかりそめ夫婦生活!
京都の趣深い建物にあこがれ、リフォーム会社の契約社員として働く沙耶。
しかし、ある日生来のおひとよしから余計なお節介をやいてしまい、クビに……。
社宅も追い出されて、家ナシ、職ナシ、彼氏ナシで途方にくれていた時に出会ったのは、小さいながらも歴史のある酒蔵の杜氏・新堂だった。
酒蔵の存続のため嫁探ししていた新堂と、沙耶は利害の一致から契約結婚することにーー!?
隣のお寺の金髪イケメン坊主に変人だらけの職人たちと個性的な人物に囲まれながらも、沙耶は偽装夫婦だとばれないように蔵元の花嫁の仕事に奮闘する!
だが、最初は“酒造りにしか興味がないイケズな京男子”だと思っていた新堂の不器用な優しさを知り、嘘嫁なのに徐々に恋心をいただいてしまいーー。
京都出身・在住の人気作家が京都の魅力を存分に描いた、契約夫婦物語。