生体内で多様な情報を担う糖鎖は、DNA鎖、ポリペプチド鎖に続く「第3の生命鎖」として注目を集めている。受精・神経・免疫・癌・感染などの生命現象における糖鎖の役割を中心に、基礎から最先端のトピックまで解説した本書は、理学・農学・医薬系などの大学院生・研究者必読。
5人に1人が後期高齢者となり高齢化が進む中、人口の減少が社会や経済に与える影響はますます大きくなっており、自治体や企業では対応が急務になっています。そこで本書では、人口減少社会の基礎知識や現在の課題、今後起こりうる社会の変化などをわかりやすく解説。先進的な取り組みを行っている自治体や企業の事例も取り上げます。今後の課題解決のヒントとなる1冊です。
日本の大手銀行、信託銀行、地方銀行、保険会社、ノンバンク、メザニン・ファンド、格付機関などの実務家が参加してまとめられたLBOファイナンスの本格的な専門書。基本的な解説にとどまらず、市場発展に向けた課題や将来展望についてのメッセージも発信。また、今後日本でも大きな発展が期待されるメザニン・ファイナンスの特徴、活用機会、市場動向、課題についても解説。そして、巻末には、LBOファイナンス実務に従事する立場から知っておくべき専門用語を平易に解説した「LBOファイナンス用語集」を収録。
LBOファイナンス、シンジケート・ローン、メザニン・ファイナンス、ストラクチャード・ファイナンスなどの業務に従事する方々に必読の書。
フルカラーのイラストとわかりやすい解説で人気の教科書が改訂! 人口統計学・エネルギー資源・プラスチックの生産と廃棄・食品ロス・グローバルな取り組みなど、新しい話題を盛り込み、より時代に即した内容になりました。高校教科書レベル以上の化学・生物の知識がなくても、自然環境や地球環境の基本的事項がわかります。
【目次】
1章 序章
2章 自然科学の基礎
3章 地球システム
4章 地球環境をみる
5章 地球内部のしくみ
6章 地球の大気と気候
7章 地球の物質循環
8章 生態系
9章 生物多様性
10章 地球人口の爆発と人口統計学
11章 地球上の資源
12章 資源・エネルギー問題
13章 地球大気の異変
14章 水質汚濁と土壌汚染
15章 食品と環境
16章 「化学」と環境
17章 プラスチックの利用と環境
18章 廃棄物問題とリサイクル
19章 「経済」と環境
【目次】
1章 序章
2章 自然科学の基礎
3章 地球システム
4章 地球環境をみる
5章 地球内部のしくみ
6章 地球の大気と気候
7章 地球の物質循環
8章 生態系
9章 生物多様性
10章 地球人口の爆発と人口統計学
11章 地球上の資源
12章 資源・エネルギー問題
13章 地球大気の異変
14章 水質汚濁と土壌汚染
15章 食品と環境
16章 「化学」と環境
17章 プラスチックの利用と環境
18章 廃棄物問題とリサイクル
19章 「経済」と環境
「共生社会の実現」が提唱される現代では,薬剤師や薬局にもユニバーサルデザイン(UD)の取組が求められている.本書では,UD誕生の背景から日本における発展,さまざまな障害のある人の基本的知識とサポート方法,さらに服薬場面や薬局での困り事に対するハード面,ソフト面での支援を解説.UDにかかわる具体的な事例,周辺情報,最新の商品紹介も盛り込んだ.
第1章 ユニバーサルデザイン(UD)の成り立ち
1.1 ユニバーサルデザインが生まれるまで
1.2 日本におけるユニバーサルデザインの広がり
1.3 情報提供のアクセシビリティ
第2章 日本で発展するユニバーサルデザイン
2.1 日本社会とユニバーサルデザイン
2.2 カラーユニバーサルデザイン
2.3 色弱について
2.4 高齢者の色覚変化
2.5 国内錠剤の色
第3章 患者の多様性(ダイバーシティ)と求められる対応
3.1 高齢者について(加齢による身体能力の低下)
3.2 障害のある人への対応
3.3 肢体不自由
3.4 視覚障害
3.5 聴覚障害
3.6 内部障害
3.7 オストメイト
3.8 知的障害
3.9 精神障害と精神障害者
第4章 患者と薬剤師の間のユニバーサルデザイン
4.1 期待される薬剤師の役割
4.2 内用薬:錠剤・カプセル剤・散剤
4.3 外用薬:点眼剤
4.4 外用薬:貼付剤
4.5 外用薬:軟膏
4.6 市販薬
4.7 子どもと薬の安全
第5章 薬局のユニバーサルデザイン
5.1 薬局機能情報提供制度:自分に最適な薬局選び
5.2 薬局のユニバーサルデザインとは
5.3 駐車場から薬局に入店まで(往路・復路)
5.4 入店から受付
5.5 待合室:設備
5.6 待合室:五感を生かした環境
5.7 一部負担金の徴収
5.8 事前の情報提供
記録的「猛暑」、頻発する「集中豪雨」、「竜巻」発生、「巨大台風」などの異常気象。それによる「熱中症」や中国大陸から飛来する「PM2.5」などの環境問題。他方、「太陽光発電」の普及や「燃料電池車」の促進など、刻々と変化する日常生活。
世界が直面している環境問題を“環境科学の視点”でとらえた一冊! 環境問題の解決が社会全体に求められている現在、環境問題の知識は現代人の常識となっています。環境問題の基礎知識を全12章でわかりやすく解説。2色刷の図表が豊富で、より理解を促進。「環境社会検定試験(eco検定)」の参考書としても最適!!
「初版」(2006年)発売より、ほぼ毎年重版しデータ更新を重ね、2014年に「改訂2版」として内容を一新。その後も毎年データ更新を重ねてきた本書が、『[新版]新しい環境科学』としてさらに内容が充実(総ページ数:約1.5倍)しました。
目次:
1 人間と環境
2 公害防止と環境保全
3 水資源と人間活動
4 都市の環境問題と自然
5 人間活動による大気汚染
6 化学物質と環境
7 地球環境問題
8 地球温暖化とCO2
9 低炭素社会の構築
10 森林破壊と生物多様性
11 循環型社会の構築
12 江戸のライフスタイル
都市の自然と人との関わりを,歴史・生態系・都市づくりの観点から総合的に見る。〔内容〕都市生態史/都市生態系の特徴/都市における人と自然との関わり合い/都市における自然の恵み/自然の恵みと生物多様性を活かした都市づくり
耕さず、肥料・農薬を用いず草や虫を敵としない…。妙なる自然界、生命界に添い応じ、従い任せる術を洞察。いかに生きるか、を大命題とした自然農の精粋を集大成。
【読者対象】
・本書は、工学系の大学院生・学部生、ロボット工学や制御工学、関連分野に関心を持つ研究者・技術者を幅広く対象としています。
・多様な事例を通じて「身体性」の概念を理解し、実践的に活用できる内容となっています。
・章ごとに完結した構成で、独学でも理解しやすく、関心のあるトピックから自由に読み進められます。
【書籍の特徴】
・『身体性知能とシステム・制御』は、「身体性」という視点から知能を再定義する新たな工学的パラダイムに基づく体系的な入門書です。
・「身体性知能(Embodied Intelligence)」の考え方を基盤に、制御工学やロボティクスと融合させることで、知能設計や運動制御にどのように応用できるかを具体例とともに解説します。
・シミュレーションコードをGitHubやWebアプリで公開し、理論(力学モデル・数理モデル)だけでなく、動作観察や実験を通じて「身体性知能」の本質を体感できる構成としています。
【各章について】
1章では、身体性に立脚した知能の概念・起源・歴史を踏まえ、本書の目的と全体像を示します。
2章では、「骨格」を基盤に創発する知能システムとして受動歩行現象を解説します。
3章では、「アクチュエータ」を基盤に創発する知能システムとして無脳ロボットの事例を紹介します。
4章では、「神経系」を基盤に創発する知能システムとして、Central Pattern Generator(CPG)による多脚ロボット制御を取り上げます。
5章では、「異なる身体部位の協調」に基づく全身協調運動の発現原理と設計法を解説します。
6章では、「個体間相互作用」に基づく群知能システムを紹介します。
7章では、2〜6章の事例を整理し、身体性に基づく設計・制御の要点をまとめます。
8章では、関連分野の最新トピックや今後の展望を示し、全体のまとめとします。
【著者からのメッセージ】
「知能とは何か?」という問いに対して、本書は従来の情報処理中心の枠組みを越え、「身体を介した環境との相互作用こそが知能をかたちづくる」という身体性知能(Embodied Intelligence)の視点から挑みます。本書では、受動歩行やアクチュエータ、多脚歩行制御、群ロボットなど、多様な実例を通して「身体性知能」の核心に迫ります。理論にとどまらず、シミュレーションコードや実験も豊富に紹介し、「読んで終わり」ではなく「試して体感できる」構成にこだわりました。新しい知能のかたちを探求したい学生・研究者・技術者の皆さんに、きっと新たな発見と刺激をお届けできると信じています。
【キーワード】
身体性、身体性知能、受動歩行、無脳ロボット、CPG、全身協調、群知能
目まぐるしく変化する日本経済、世界経済の動向を、制度の観点から解説。
制度経済学の諸原理を解説し、現代資本主義の新展開のもつ意味を分析。
制度経済学の観点、手法、倫理的主張を提示する。
はしがき
第1章 制度経済学とは何か
1.制度経済学とは
2.制度に注目する意義
3.制度と経済活動
4.制度と諸主体の認識・行動
5.本書の構成
第2章 費用・利潤・価格設定に関する新しい企業理論
1.はじめに
2.不確実な環境下での企業の目的と行動
3.費用
4.原価に上乗せされる利潤
5.価格の粘着性
第3章 労働分配率の決定
1.はじめに
2.労働分配率のモデル
3.労働分配率の短期的変動
4.労働分配率の長期的変動
第4章 マクロ経済の変動
1.はじめに
2.投資と貯蓄
3.マクロ経済の均衡
4.物価の変動
5.マクロ経済の不安定化
第5章 債務システムとしての貨幣と財政・金融制度
1.はじめに
2.商品貨幣説と信用貨幣説
3.銀行システムにおける私的な信用貨幣と国家の信用貨幣の連動
4.預入が先か貸出が先か
5.支払共同体ーー信用貨幣と制度
6.債務システムのなかの国債
第6章 制度変化プロセスーー合意形成のための諸条件
1.はじめに
2.諸価値の重み付け方が競合した事例ーー労働時間規制をめぐる対立と妥協
3.制度変化の適正なプロセス
4.メタ制度の形成と運営についての事例
5.適正な制度変化プロセスのための制度的条件
第7章 国際的な企業行動の変化とアジアの生産・消費地の多極化
1.はじめに
2.フラグメンテーションの進展とグローバルな所得格差の拡大
3.生産地、消費地としてのアジアの多極化
第8章 国際収支の変化とグローバルな不均衡の拡大
1.はじめに
2.貿易利益とその限界
3.貿易収支不均衡の累積的拡大のメカニズム
第9章 金融化と金融危機
1.はじめに
2.金融危機と金融制度変化の歴史
3.非金融企業と家計の金融化
4.金融不安定性の理論
第10章 経済調整の多様性と制度的比較優位
1.はじめに
2.経済調整の多様性
3.制度的補完性と制度的比較優位
4.日本の長期停滞の制度的要因ーー社会単位コーディネーションの不足
第11章 経済成長の諸制約ーー人口減少、脱工業化、地球温暖化
1.はじめに
2.人口減少
3.脱工業化
4.地球温暖化
第12章 格差社会をどうみるかーー現状と対策
1.はじめに
2.格差の概観
3.格差拡大の何が問題なのか
4.所得格差はどのように生じるのか
5.格差をどのように解消すべきか
第13章 新自由主義、権威主義、民主主義
1.はじめに
2.代表制民主主義の問題
3.新自由主義
4.権威主義
5.熟議民主主義に基づく社会単位コーディネーションの拡充
参考文献
専門的用語集
索引
甲虫は昆虫の中でも最も多様性に富んでいる。昆虫の世界は多様性の世界と言われるが、その中でも甲虫の多様な色彩や形態は変化に富み、驚嘆に値する。甲虫類は、昆虫綱・有翅昆虫亜綱・コウチュウ目(甲虫目、鞘翅目)に分類される昆虫の総称。コガネムシ、クワガタムシ、カミキリムシ、オサムシ、ゾウムシ、ハムシ、タマムシなど、非常に多様な昆虫が所属する。甲虫の色や造形は美しくも不可思議で、見るものを楽しませてくれる。タマムシの美しい翅は法隆寺に収蔵されている玉虫の厨子でも知られている。
本書では世界中に生息する40万種の「甲虫」の中でも、きらびやかな羽色、不可思議で魅力的な造形をしたものを厳選してまとめた、甲虫の分類群に沿った構成としたが、甲虫の持つ魅力を、美しさにこだわって構成した図鑑。写真は、昆虫カメラマンとして日本を代表する海野和男氏。若手新進気鋭の法師人響氏、標本制作は標本制作アーティストの福井敬貴氏。世界で一番美しい標本写真が見せる不思議な造形の世界、世界中で撮影された、不可思議な生態写真は、見る者の美意識をかきたて、虫のファンや研究者にとっては、貴重な資料にもなる。標本と生態写真は計800点ほどにも及び、ほぼ全てに学名を記した。
■目次
玉虫色 タマムシ/まるで民族模様 オオキノコムシ/森の宝石 ブローチハムシ/葉の上で暮らす ハムシ/南米の小さなハムシ/木を食べる工芸品 カミキリムシ/子育てのためゆりかごを作るオトシブミ/キリンクビナガオトシブミの揺籃作り/かがやく紋様 カタゾウムシ/カタゾウムシと擬態/様々なかたち ゾウムシ/マットな縞柄 ホウセキゾウムシ/闘う象虫 オサゾウムシ/ほそくながい ミツギリゾウムシ/ひょうきん顔のキノコ好き ヒゲナガゾウムシ/歩く宝石 オサムシ/美しいゴミムシ/道教え ハンミョウ/ハネカクシとシデムシ/他人の空似 クビナガデオキノコムシ/光で通信するホタル/紅色の警告 ベニボタル/ベニボタルそっくりな甲虫たち/レディ・ビートル テントウムシ/テントウムシそっくりな甲虫たち/擬態の不思議/陽射しの下を翔ぶ ハナムグリ/世界最重量 ゴライアスオオツノハナムグリ/ハエに擬態する甲虫/黄金色 コガネムシ/神様になった虫 フンコロガシ/オスのツノが発達 カブトムシ/オスの大顎が発達 クワガタムシ/奇抜な姿 テントウダマシ/多様な色・形 ゴミムシダマシ/跳ねあがる コメツキムシ/水空両用のダイバー ゲンゴロウ/水面に浮かぶUFO ミズスマシ/驚異の生活史 ツチハンミョウ/巨大なアンテナを持つ甲虫たち/様々な甲虫/甲虫の暮らし
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日本語教育における教科書の役割とは?教科書分析から、教案作成に進むには?教科書の使用と著作権の関係とは?本書を使った授業用の付属資料をWeb公開。教科書の分析をとおして、授業のあり方を考える。
言葉は誰でも知っているが,実際にどういう生物なのかはあまり知られていない「アメーバ」。アメーバとは何か?という解説に始まり,地球上の至る所にいるその仲間達を紹介し,原生生物学への初歩へと誘う身近な生物学の入門書。
第1章 アメーバとは何か〔永宗喜三郎・矢吹彬憲〕
1.1 アメーバとは
1.2 アメーバの誕生と進化
1.3 アメーバ研究の歴史
1.4 『アメーバ』という言葉にのせて
1.5 真核細胞
1.6 共生とは,寄生とは
1.7 原生生物の運動
1.8 細胞の分裂
1.9 有性生殖
1.10 原生生物の魅力
第2章 さまざまな場所にいる原生生物
2.1 食物中
2.1.1 食物に潜み「ヒトに害をなす」原生生物〔永宗喜三郎〕
2.1.2 食物として利用される原生生物〔丸山真一朗〕
2.2 住宅内
2.2.1 住宅内に潜み「ヒトに害をなす」原生生物〔八木田健司〕
2.2.2 住宅内にいる人畜無害な原生生物〔矢吹彬憲〕
2.3 動物の中
2.3.1 動物とヒトに感染・寄生する原生生物〔福田康弘・中井 裕
2.3.2 ルーメン繊毛虫〔伊藤 章・島野智之〕
2.4 昆虫・ダニの中
2.4.1 昆虫・ダニとヒトに感染・寄生する原生生物〔小林富美惠〕
2.4.2 昆虫に共生する原生生物〔野田悟子〕
2.5 植物の中(植物病原菌)
2.5.1 植物とヒトに感染・寄生する原生生物〔平川泰久〕
2.5.2 植物に感染・寄生する原生生物〔白鳥峻志・廣岡裕吏〕
2.6 土の中
2.6.1 土壌中に潜みヒトに害をなす原生生物〔八木田健司〕
2.6.2 土壌中にいる人畜無害な原生生物〔島野智之〕
2.7 淡水の中
2.7.1 淡水中に潜みヒトに害をなす原生生物〔八木田健司〕
2.7.2 淡水中にいる人畜無害な原生生物〔矢吹彬憲・雪吹直史〕
2.8 海の中
2.8.1 海の中に潜みヒトに害をなす原生生物〔松崎素道〕
2.8.2 海の中にいるヒトに感染しない原生生物〔石谷佳之・土屋正史〕
第3章 アメーバを通じた原生生物学への誘い
3.1 細胞構造の多様性〔白鳥峻志〕
3.2 原生生物の系統分岐関係〔雪吹直史〕
3.3 原生生物の進化を駆動するメカニズム〔矢吹彬憲〕
3.4 ミトコンドリアの起源・進化〔神川龍馬〕
3.5 葉緑体の起源・進化〔平川泰久・丸山真一朗〕
3.6 原生生物と窒素固定細菌との共生関係〔中山卓郎〕
3.7 多細胞性の進化〔菅 裕〕
付録:原生生物「見どころ」ガイド〔永宗喜三郎〕131
今、日本中の広葉樹林は再び太くなり、伐りはじめられている。
しかし、我々は本当の森の姿を知らない。
本来の日本の広葉樹林は、さまざまな樹種が混ざり合う多種共存の森だ。
時に針葉樹とも混ざり合う巨木の森だったのである。
広葉樹の森づくりでは、全層間伐と天然更新で地域固有の多様性をもつ巨木林をめざす。
樹木の寿命に合わせ、数百年にわたり利用しながら、年々大径化していく木々は、
数世代にわたり山里の人びとの暮らしを支えていくだろう。
森の恵みをていねいに引き出しながら、
森と山里を真の意味で豊かにする森づくりと林業のあり方を提案する。
■ガバナンスは組織風土づくりそのもの
ビジネスや事業そのものについての専門知識は、十分に有している。
でも、それだけでは経営者としての役割を全うしがたい。
本書では、取締役、監査役、執行役員、次世代経営人材が知っておくべき
新ビジネス知識「コーポレートガバナンス」の基本と実践を解説。
法務や会計など高度な専門知識を要する「ハード面」と、
組織風土醸成や経営理念浸透、多様性の受容などの「ソフト面」とを
有機的に捉えることで、経営の要諦を探り、
経営トップとしての知見を高め、資質を養っていくーー
ガバナンスの基礎知識から、身の丈に合った自社独自のガバナンスまで
「どのようにガバナンスに挑めばいいのか?」がわかる1冊。
<新任役員トレーニングにも最適の1冊>
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■ガバナンスの「ハード面」■
会社法、善管注意義務、情報開示、CGコード、内部統制、ESG etc.
[トップの“身だしなみ〞として必要な知識]
×
■ガバナンスの「ソフト面」■
リーダーシップ、多様性の受容、無意識バイアス、組織風土の醸成etc.
[組織をより良い方向へ導く覚悟と思い・想い]
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単なる理想論に終わらせないーー。
多様な価値観を受け容れ、健全に成長していく組織をつくるための
ガバナンスの効かせ方
第1章
経営トップが知っておくべき「ガバナンス」
【ガバナンスのハード面】
第2章
経営トップとしてのリーダーの資質
【ガバナンスのソフト面】
第3章
コーポレートガバナンス・コードが意味するもの
【ハード面のトレンド】
第4章
人を活かす組織の「無意識バイアス」と「多様性」
【ソフト面のトレンド】
第5章
組織風土をつくる
【ガバナンスのハードとソフトの融合】
身近な問題から地球規模の問題まで、多様な環境問題に対する法的な理解を深め、発展著しい国際環境法の全体像の把握に迫る。過去の典型的紛争の判例・事例のほか、新しく登場した環境問題や、変化の激しい分野について多くの最新情報を盛り込んだ教科書。第2版!
第一部 総 論
1章 国際環境法の形成と展開 国際環境法の形成/国際環境法の基本原則/国際環境法の特徴
2章 持続可能な発展 「持続可能な発展」とは何か?/持続可能な発展の内容/新たな動きと持続可能な開発/発展目標
3章 予防原則・予防的アプローチ 国際法における予防原則とその展開/実定法における予防原則の規定/予防原則をめぐる論点/潜在的リスクの管理ーー予防原則の制度化と合意形成
4章 国際環境法における手続的義務 手続的義務とは何か/条約上の手続的義務/一般国際法上の手続的義務/効用と限界
5章 国際環境法における履行確保(国家報告制度、不遵守手続など) 国際環境法における情報の共有と管理の枠組み/遵守手続
6章 日本における国際環境条約の実施 国際環境条約の目的実現過程/国際環境条約の国内実施
第二部 各論ー個別の環境問題への対応
7章 気候変動(地球温暖化) 気候変動枠組条約の法制度/京都議定書の法制度/パリ協定の法制度/気候変動の国際制度の意義と課題
8章 オゾン層保護 オゾン層保護をめぐる論争とウィーン条約/オゾン層破壊物質に関するモントリオール議定書/締約国会合の果たした役割/オゾン層を破壊しない物質の規制
9章 海洋汚染 海洋汚染をめぐる問題状況、国際法の対応・展開/国連海洋法条約による海洋環境の保護および保全/船舶による海洋汚染の防止/廃棄物の海洋投棄の規制
10章 海洋生物資源の保存 UNCLOSの一般規則を枠組みとする国際法制度/より効果的な資源管理に向けた制度の展開
11章 生物多様性 生物多様性条約/カルタヘナ議定書/名古屋・クアラルンプール補足議定書/名古屋議定書
12章 稀少野生動植物種 採択の経緯/規制の概要/条約実施機関/条約の実施/評価と課題
13章 有害廃棄物の越境移動 有害廃棄物の越境移動をめぐる問題状況/バーゼル条約による有害廃棄物の越境移動の規制/1995年のBAN改正の採択/有害廃棄物の越境移動をめぐる国際法の展望
14章 貿 易 環境保護のための貿易規制/環境保護と貿易促進の間の緊張関係
15章 国際河川 国際河川の非航行的利用に関する法の発達/実体的義務/手続的義務
16章 宇 宙 宇宙条約の環境保護規定/スペースデブリを規制する国際宇宙法/デブリ以外の宇宙汚染防止・低減措置