初級終了段階から取り組める、タスクベースの日本語教材。プロジェクト・ワークの実践を通して、日本に関する社会的・文化的なテーマ(住まい、文化、食、防災、教育、環境)について理解を深めるとともに、日本語の運用力を身につけ、自分の言葉で表現することの楽しさや達成感を味わう。初級の勉強を終え、語彙や文法の知識はあるけれど、うまく使いこなせない学習者におすすめの1冊。
■初級終了段階の学習者でも無理なく取り組める手厚いサポート
・テーマの導入から準備・発表まで、プロジェクト・ワーク完成までのステップを丁寧にフォロー
・発表のためのスクリプトやパワーポイントの枠組みを提示し、例に沿ってスムーズに作成
・語彙や文型説明への翻訳付き(英語・中国語・ベトナム語)
タスクベースの日本語教育を重視する総合クラスのほか、会話・口頭表現クラス、アクティブ・ラーニング型、もしくは課題探究型の日本文化・日本事情クラス、短期研修など、様々な授業に。
<目次>
Lesson 1 アニメから日本の生活を見てみよう -家や生活について描写する
Lesson 2 日本の伝統文化にふれよう -伝統文化の体験イベントを計画する
Lesson 3 いろいろな食文化を知ろう -食の多様性について学ぶ
Lesson 4 地震から身を守ろう -防災ビデオ作り
Lesson 5 教育を考えよう -自己肯定感を高める教育とは?
Lesson 6 リサイクルを考えよう -物をむだにしないアイデアの提案
<WEBサイト>(ダウンロード・コンテンツ)
・音声ファイル
・ワークシート・ふりかえりシート
・解答(読み物など)
・[表現]の日本語説明・練習問題・解答
・プロジェクト・ワークのためのTips集
・教師用手引き
Lesson 1 アニメから日本の生活を見てみよう -家や生活について描写する
Lesson 2 日本の伝統文化にふれよう -伝統文化の体験イベントを計画する
Lesson 3 いろいろな食文化を知ろう -食の多様性について学ぶ
Lesson 4 地震から身を守ろう -防災ビデオ作り
Lesson 5 教育を考えよう -自己肯定感を高める教育とは?
Lesson 6 リサイクルを考えよう -物をむだにしないアイデアの提案
耕さず、肥料・農薬を用いず草や虫を敵としない…。妙なる自然界、生命界に添い応じ、従い任せる術を洞察。いかに生きるか、を大命題とした自然農の精粋を集大成。
地球温暖化がこのまま進んでいけば、異常気象、海面上昇、生態系、健康、食料、水資源などに、多大な影響を与えるといわれている。こうした環境問題は飢餓や貧困、格差や不平等といった社会的な問題にむすびつくことで、人々の生存を深刻に脅かす。「気候正義」という言葉に象徴されるように、「地球が病んでいる」という現状認識には、環境と社会が相互にからみあわせて、グローバリゼーションの功罪をとらえていく視点が重要である。紛争と難民、平和と農業といった、いま注目される問題も含めて、考える手掛かりを多角的に提供する。
問いを持ち続け、より深く考え続けるために
食と農に関する既存概念を覆し、「クリティカル・シンキング」(論理的思考)のための基礎づくりに
◎キークエスチョンで、食べることや農林漁業に関する「当たり前」を、もう一度問い直す
◎サステナブルな社会の実現につながるアイデアを、第一線で活躍する研究者などがデータも交えて丁寧に解説
◎探求に役立つ関連キーワードや、もっと学ぶたまの参考文献・資料で、より深い学びに役立てる
●はじめにー世界の農と食、そして「平和」は、わたしたちの身近な問題
●地球の気候変動
気候が変調をきたしている/環境変動に農業はどう立ち向かうか/立ち上がるZ世代/科学者は地球温暖化をどう解き明かしてきたのかーIPCCを中心に/地球温暖化と世界の取り組み
●生物多様性と農業
「生物多様性」と「生物文化多様性」/生物多様性と外来生物の複雑な関係/生物多様性を守る農林漁業/農業が環境を「つくり」、守る/生きものを守る農業とはートウキョウダルマガエルと中干しの関係
●感染症
農業と感染症の関係/新型コロナウイルス感染症が浮き彫りにした社会病理/人獣共通感染症と越境性家畜感染症
●飢餓と肥満
世界に広がる貧困・格差/飢餓と肥満は同根の問題/世界は貧困と飢餓にどう立ち向かってきたのか/「食堂」が与えてくれるものー日本でも広がった子ども食堂とフード・バンク
●都市化と食・農
都市化する世界/日本の過疎・過密問題はどう進展してきたのか
●紛争と難民
紛争が人権としての食を奪うー難民問題/難民・移民とエスニック食文化/人間の安全保障と紛争/世界は難民問題にどう向き合ってきたのか/アフガニスタンの平和と「水」 中村 哲さんの実践と願い
●平和と食・農
農業で国際協力をする/食への権利と食料主権の実現に向けて/障害がある人と共に歩む農業/エシカルな消費とフェアトレード/2020年のノーべル賞はWFP国連世界食糧計画に/広がり始めた農と福祉と医療をつなぐ取り組み
●未来への提言
小さな農業が次の時代を切り開く/人らしく生きる田園回帰/食と農を学が場を拡げる/一人ひとりが農から「生きる力」を学ぶ/都市(まち)で農業をする/「ノンフォーマル教育」から学ぶ、食と農と私のつながり
●おわりにーパラダイムシフトに向けた深い学びと変える力を
言葉は誰でも知っているが,実際にどういう生物なのかはあまり知られていない「アメーバ」。アメーバとは何か?という解説に始まり,地球上の至る所にいるその仲間達を紹介し,原生生物学への初歩へと誘う身近な生物学の入門書。
第1章 アメーバとは何か〔永宗喜三郎・矢吹彬憲〕
1.1 アメーバとは
1.2 アメーバの誕生と進化
1.3 アメーバ研究の歴史
1.4 『アメーバ』という言葉にのせて
1.5 真核細胞
1.6 共生とは,寄生とは
1.7 原生生物の運動
1.8 細胞の分裂
1.9 有性生殖
1.10 原生生物の魅力
第2章 さまざまな場所にいる原生生物
2.1 食物中
2.1.1 食物に潜み「ヒトに害をなす」原生生物〔永宗喜三郎〕
2.1.2 食物として利用される原生生物〔丸山真一朗〕
2.2 住宅内
2.2.1 住宅内に潜み「ヒトに害をなす」原生生物〔八木田健司〕
2.2.2 住宅内にいる人畜無害な原生生物〔矢吹彬憲〕
2.3 動物の中
2.3.1 動物とヒトに感染・寄生する原生生物〔福田康弘・中井 裕
2.3.2 ルーメン繊毛虫〔伊藤 章・島野智之〕
2.4 昆虫・ダニの中
2.4.1 昆虫・ダニとヒトに感染・寄生する原生生物〔小林富美惠〕
2.4.2 昆虫に共生する原生生物〔野田悟子〕
2.5 植物の中(植物病原菌)
2.5.1 植物とヒトに感染・寄生する原生生物〔平川泰久〕
2.5.2 植物に感染・寄生する原生生物〔白鳥峻志・廣岡裕吏〕
2.6 土の中
2.6.1 土壌中に潜みヒトに害をなす原生生物〔八木田健司〕
2.6.2 土壌中にいる人畜無害な原生生物〔島野智之〕
2.7 淡水の中
2.7.1 淡水中に潜みヒトに害をなす原生生物〔八木田健司〕
2.7.2 淡水中にいる人畜無害な原生生物〔矢吹彬憲・雪吹直史〕
2.8 海の中
2.8.1 海の中に潜みヒトに害をなす原生生物〔松崎素道〕
2.8.2 海の中にいるヒトに感染しない原生生物〔石谷佳之・土屋正史〕
第3章 アメーバを通じた原生生物学への誘い
3.1 細胞構造の多様性〔白鳥峻志〕
3.2 原生生物の系統分岐関係〔雪吹直史〕
3.3 原生生物の進化を駆動するメカニズム〔矢吹彬憲〕
3.4 ミトコンドリアの起源・進化〔神川龍馬〕
3.5 葉緑体の起源・進化〔平川泰久・丸山真一朗〕
3.6 原生生物と窒素固定細菌との共生関係〔中山卓郎〕
3.7 多細胞性の進化〔菅 裕〕
付録:原生生物「見どころ」ガイド〔永宗喜三郎〕131
日本語教育における教科書の役割とは?教科書分析から、教案作成に進むには?教科書の使用と著作権の関係とは?本書を使った授業用の付属資料をWeb公開。教科書の分析をとおして、授業のあり方を考える。
いかに免疫システムが機能し、ヒトに対して影響を与えるかを解説した免疫学の入門テキスト、7年ぶりの改訂。ヒトの免疫に関わる重要な分子の立体構造図や作用機序の模式図など、分子レベルで免疫システムを理解するための図表がさらに充実。新型コロナウイルス感染症の流行を反映したトピックスも加わり「アフターコロナ」の学びを後押し。医学、薬学、歯学、理学系の学部生にとって、内容・ボリュームともに最適な教科書。
日本の消費者はきわめてタフ(厳しく,敏感)である。そのメカニズムについて日本文化の特性や海外の消費者との比較調査結果などをふまえ,包括的かつ実証的に検証する。日本の消費者の特徴を解明したうえで,マーケティング戦略をも指し示す待望作。
序章 問題意識と全体の枠組み:日本の消費者を解明する
第1部 日本の消費者のタフさのメカニズム
第1章 規範フィルター論:規範意識と選択肢の多様性
第2章 清浄価値論と2つの集団主義:品質に厳しい日本の消費者のメカニズム
第3章 感情型属性流行論:日本的流行のメカニズム
第4章 日本の消費者の文化的起源:クール・ジャパンの源流
第2部 日本の消費者の現代的特性
第5章 情報非対称性の低下と高知識消費者
第6章 消費の二極化と自己実現・自己超越消費者
第7章 インターネット時代のユビキタス消費者
第8章 現代の満足構造とUnsatisfaction消費者
第3部 日本の消費者へのマーケティング対応
第9章 7つのマーケティング戦略と2つのブランド戦略:日本の消費者に適合する戦略
終章 消費者行動のグローバルな理論構築へ向けて
森林と人はどのように歩んできたか。生態系と社会の視点から森林の歴史と未来を探る。〔内容〕日本の森林のなりたちと人間活動/森の恵みと人々の営み/循環的な資源利用/現代の森をめぐる諸問題/人と森の生態系の未来/他
ビジネスのニュールールを理解せよ。日本最大の法律事務所の専門家がCSRの「なぜ」「何を」「どのように」を徹底解説。
手軽に・つまずかずに、Javaをはじめられる。「オブジェクト指向」の本質とおもしろさが理解できる。実務で役立つ基礎と要点をひととおりマスターできる。学習中にぶつかる「なぜ」「どうして」が必ずわかるから、難所のオブジェクト指向もスッキリわかる!
好評既刊『コア講義 分子生物学』より、遺伝子の構造ー挙動ー発現といった分子遺伝学領域に焦点を絞って作成された教科書。
遺伝の基本的事項、遺伝子の複製、DNAの変異・損傷・修復、そして転写と翻訳からなる遺伝子発現、さらには細菌や真核生物に特有な遺伝的要素やその駆動システム、そして分子遺伝学を支えた技術とその成果などを系統的に扱う。関連するノーベル賞受賞研究についても紹介する。
1.生物の特徴と細胞
2.分子と代謝
3.遺伝と遺伝子
4.核酸の構造
5.DNAの合成・分解にかかわる酵素とその利用
6.複製のしくみ
7.DNAの組換え,損傷,修復
8.RNAの合成と加工
9.転写の制御
10.RNAの多様性とその働き
11.タンパク質の合成
12.真核細胞のゲノムとクロマチン
13.細菌の遺伝要素
14.分子遺伝学に基づく生命工学
人から見た世界は世界の一部でしかない。生き物を通して世界を見れば、人の思い込みの世界の外に触れることができるかもしれない。
一枚の年賀状「“世界はうんこでできているか”展」から始まるゲッチョ先生のうんこをめぐる冒険物語。
ノグチさんちのヤギのうんこから、アナグマ、タヌキ、ウサギ,ゾウ、フン虫、ヌマガエル、ヤンバルクイナ、イリオモテヤマネコ、ヤモリ、オオコウモリ、イモムシ、ゴキブリのうんこ等々、うんことうんこはつながる。日常のうんこ探しからうんこ交換会、砂浜に埋められたクジラの発掘と留まるところをしらず、果ては竜糞(竜のうんこ)といわれた竜涎香の探索まで。
「世界はうんこでできている…?」
ゲッチョ先生の現在地を示す探検記。
一章 世界はうんこでできている
プロローグ/うんこの“波″/「うんこのおかげ」/うんこの絵の描き方 etc.
二章 竜のうんこ
思い込みの枠/クジラ発掘/白鯨と竜涎香/匂いの表現 etc.
三章 生物うんこ多様性
ウサギのうんことゾウのうんこ/イモムシの消化能力/うんこの追加取材 etc.
四章 抜け殻とうんこ
ゴキブリのイメージと実像/なめしと不自然/イリオモテヤマネコのうんこ etc.
五章 未知との遭遇
うんこ染め/ギャズ/竜涎香/人間のうんこにも/エピローグ etc.
〈ちょっと奇妙な獣たち〉の世界へーーオーストラリアや南米に生息する有袋類は日本の動物園でも数多く飼育されている.かれらの進化,形態,生理,生態など,ユニークな哺乳類としての姿を豊富な情報にもとづいて詳述した日本で初めての有袋類の専門書.
はじめにーーとりあえずの出遭い
第1章 有袋類の多様性
1.1 現生群の俯瞰
1.2 有袋類とは何か
第2章 生殖戦略の妙
2.1 新生子と育児嚢の設計
2.2 有袋類の“胎生”
2.3 生殖機能の多様性
2.4 生殖周期の意味
第3章 化石と分子による歴史
3.1 有袋類はどこから来たのか
3.2 K-Pg境界を越えて
3.3 分かれゆく有袋類
第4章 骨形態と運動器関連形質
4.1 頭蓋の真意
4.2 ポストクラニアル・スケルトン
第5章 消化器の機能形態
5.1 代謝と摂餌生態
5.2 栄養摂取の機能形態
5.3 植物資源への挑戦
第6章 行動と生態の基盤
6.1 認知から社会へ
6.2 知覚の生理
引用文献
おわりに
Natural History of the Marsupials
Hideki ENDO
山岳、湿原、湖沼、河川、動物、植物、地名の由来、自然保護…。尾瀬の魅力、奥深さがわかる、小百科事典。
★★★高校3年分の生物基礎を最速で駆け抜ける。★★★
受験に必要な生物基礎の要点を1冊で総整理。
人気講師の大渕将克先生による「超」がつくほど面白くてわかりやすい授業動画が全章についていて、
自宅にいながら高校3年間の生物基礎をスピード攻略できる。
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本書の基本構成
STEP1 要点整理
重要事項をコンパクトに要点を整理して掲載。
STEP2 講義
生物基礎の文章でわかりやすく丁寧に解説。
また、二次元コードから大渕将克先生による面白くて
わかりやすい授業動画を観られるので、絶対に挫折しない。
STEP3 一問一答
[STEP2]の講義の内容が身についているかを一問一答形式でチェック。
STEP4 基本練習
[STEP1]~[STEP3]までの内容の理解度を問題式で確認。
…………………………………………………………………………………
理解しやすい参考書 、腑に落ちる授業動画。
参考書と講義の良いとこ取り!
独学の難しい生物基礎でも、この本でなら、攻略できる。
ーー新時代の受験参考書でその手に合格をつかめ!
本書は,大学生が学ぶべき生態学の内容を,より入門向けに編述したものである。
生物と生物を取り巻く諸現象との関わりについての認識は,地球上の生物圏で生活する人類にとって必要不可欠である。生物集団と環境との関わりを学問とする生態学の考え方は,多様な生物を育む生態系の保全のための科学的基礎となる。本書は,個体群・生物群集・生態系や生物多様性に関する生態学の主要な領域を中心に,生態学の基礎となる一般生物学的な知識である「生命の起源」,「自然生物学の歴史」,「分子遺伝と進化」,「光合成の生理」など,幅広くかつできる限り新しい事例を取り上げて解説したヒトの生存に関わる生態系を科学する教科書である。
第1章 生物と生態学
第2章 生物種の系統と進化
第3章 生物の環境と個体群
第4章 個体群の成長過程と密度効果
第5章 生物群集と生態系
第6章 種間競争と種の共存
第7章 生活史の進化と多様性
第8章 生態系における物質の生産と循環
第9章 世界の生物の分布とバイオーム
第10章 日本の森林植生
第11章 植生の遷移と更新
第12章 生態系と生物多様性
第13章 人間活動と生態系
グローバル化や移民の増加,ジェンダー規範や家族構造の変化などの新たな現実に対し,これからの社会政策に必要なのはどのような考え方なのか。社会政策研究の最新の国際的動向と新たな分析枠組みを示し,今おさえるべき論点をコンパクトにまとめた。
序 章
第1章 資本主義,市民権,連帯
第2章 社会政策の発展を説明する──理論的視角
第3章 各国を分類する──福祉レジーム再考
第4章 社会政策におけるアイディアの役割を重視する
第5章 社会的排除,新しい社会的リスク,社会的投資
第6章 福祉レジームが輪郭を与えるジェンダー規範の変化
第7章 社会政策と多様性をめぐる政治
第8章 グローバル化と社会政策
終 章
本書は環境について総合的に学ぶことができる、入門講義のテキストです。自然科学についての予備知識がなくても、興味のあるところから読めるように注釈を随所に加えております。
各種環境問題についての科学的な説明だけでなく、環境政策に関する国内外のルールや枠組みなどについても解説しています。また、わかりやすい図表を用い、どの章からでも理解が深められるようになっています。さらに最近のニュースなどで接する機会が多いトピックも扱われており、身近な環境問題を科学的に考えるヒントが詰まっています。文系・理系を問わず、これから環境について学びたい人にオススメの一冊です。
ーー 主要目次 --
1 環境問題の変化
2 廃棄物と再資源化
3 水資源とその循環
4 くらしの水
5 エネルギーと資源
6 土壌
7 大気
8 地球温暖化
9 原子力エネルギー
10 バイオマスエネルギー
11 生態系と生物多様性
12 免疫と感染症
13 化学物質と健康
14 食の安全と環境
金魚すくいやペットショップなどでおなじみの金魚は、さまざまな色や形をしており、私たちを楽しませてくれる。金魚は、突然変異で生じた赤いフナから、中国でつくりだされたもので、1つだけの種である。それなのに、目が飛び出たもの、頬が膨らんだもの、尾が2つに分かれたもの、体が短くて丸いもの、頭にでっぱりがあるものなど、どうしてこんなに多様なのだろう。その秘密は、遺伝のしくみにある。本書は、金魚の色や形がどんなパーツの組み合わせでできているか、その変化をもたらす遺伝子はどうなっているのかを理解できるサイエンス図鑑である。これまでの金魚本とはひと味違うマニアックな金魚の不思議な世界を堪能し、金魚の魅力をより深く味わってみませんか。
第1部 入門編 金魚の形と色が決まるしくみ
金魚の体
さまざまな金魚を生みだす4つのパーツ
体型のバリエーション 1和金型 2琉金型 3オランダ型 4ランチュウ型
頭部のバリエーション 1出目 2頂天眼 3眼下の水泡 4花房 5肉瘤
尾ビレのバリエーション 尾ビレの重複/尾ビレの長さ 1ショートシングルテール 2ロングシングルテール 3ショートツインテール 4ロングツインテール 5孔雀尾 6平付け尾 7蝶尾 8ハート尾
〔コラム〕金魚の一生
体色のバリエーション 色素胞と体色をつくるしくみ 1フナ色 2赤色・オレンジ色・金色16 3イエロー 4黒色 5茶色 6銀色・青色 7更紗 8網透明鱗 9キャリコ 10桜 11全透明鱗 12アルビノ 13パール鱗
〔コラム〕浅葱
金魚の遺伝子のまとめ
第2部 写真集編 金魚のいろいろな品種
和金型 和金 三ツ尾和金 イエロー和金 モミジ和金 コメット キラキラ アルビノコメット 黒柳出目金 地金 東海錦 朱文金 ブリストル朱文金 鉄魚
琉金型 琉金 キャリコ琉金 土佐金 玉サバ モザイク玉サバ 珍珠鱗 ピンポンパール 黒出目金 赤出目金 蝶尾 キャリコ蝶尾
オランダ型 オランダ獅子頭 日本オランダ ジャンボオランダ 東錦 丹頂 青文魚 茶金 浜錦 穂竜
ランチュウ型 ランチュウ 江戸錦 桜錦 津軽錦 秋錦 南京 大阪ランチュウ 水泡眼 頂天眼 桜頂天眼 花房
〔コラム〕金魚の産地
第3部 基礎知識編 金魚と遺伝についてもっと知りたい
金魚の変異と品種の歴史
遺伝についての基礎知識
金魚の多様性と全ゲノム重複
金魚の遺伝子と人間の遺伝病
遺伝子変異をどうやって探す?-GWAS解析
最新知識で新しい品種をつくる方法
地球の陸地の4分の1を占める『山岳』。山は、主要な河川の源で、私たちの生活に欠かせない水を供給しています。山の存在は、気象パターンに影響を与え、生物や文化の多様性をはぐくむ中心的役割を担ってきました。地下資源鉱物の宝庫で、レクリエーションの場も提供しています。いま、気候変化の影響を強く受け、山は急激に変化しています。本書は、山に関して、私たちが知っておくべきことを国際的な視点で非常にコンパクトにまとめています。そして、山の恩恵を受けてきた私たちの社会が、山の変化に対して地球規模で取り組むべき課題を提示しています。本書を読み終わった時、山の見方が変わっているかもしれません。