本書には、箱根マイセン庭園美術館所蔵のマイセン人形のコレクションの中から選りすぐった29点と、特に人気の高い「猿のオーケストラ」シリーズの21体を掲載している。
テーマ別に出題パターンと解答のポイントを詳しく解説。ケーススタディ方式で記述・論述力アップ。
「描きたいんだ。ローズマリーだけじゃなくて、きっとあんたのことも」日本から戻ったものの、エリックの巧みな工作に妨害され、謎解きを進めることができない時弥。しかも、意識をアンディの記憶とシンクロさせた時、「ローズマリーの肖像画」が燃やされた瞬間を視てしまう。だが誓いを破り、ついに描く決意を固めた時弥を、アンディにとり憑かれていた画家サヴァンの悪意が襲う。そして、新たにもたらされた意外な真実とは…!?生者と死者それぞれが胸に抱く狂おしいほどの執着、時計じかけのホーンテッド・アフェクション。
本書の原著書DEAD MARS,DYING EARTHは、アメリカの火星科学の研究者が二酸化炭素の脅威を市民に知らせるために著したものだ。すべて事実にもとづいたサイエンス・ノンフィクションである。環境問題のなかでも気候変動はわかりにくい。森林破壊やゴミ問題、公害などと違って目に見えない。実際に問題が起こるのはずっと先のことのようだし、それがどれほど深刻なのかも理解しにくい。100年後に気温が五度上昇するからといって、それがどうだというのか。原著者はさまざまなエピソードを積み上げることで、二酸化炭素の脅威を読者に示そうとしている。これまでに海洋に蓄積された二酸化炭素が、なにかのはずみで突然、大気中に吹き出したらどうなるか。そんな「事故」は起こらないかも知れないが、そういう可能性があることも否定できない。エピソードの舞台は火星から地球、あらゆる場所と時間に移っていく。読者には、それが唐突すぎるかもしれないが、やがてすべてのエピソードは一つに収斂していく。
70年をかけ全国の名庭を歴覧してきた京都林泉協会による、庭園鑑賞のエンサイクロペディア。歴史と思想、地割、石組、苑路、石造品、建造物等、庭園を理解するために必要な要素のすべてをまとめた。全国約1300件の名園と所在地を掲載、関係年表・参考文献目録など資料も充実。
カントリーサイドに住み、庭いじりにいそしむ。田舎に住まないまでもカントリー・ウォーキングやガーデニングを楽しみ、丹精した庭を開放したり私有地に遊歩道を設けるなど、自然と遊ぶ術に長けたイギリス人ー『ピーターラビットのおはなし』刊行から百年を経た今、英国庭園の成り立ち、プラントハンターの活躍、カントリーサイドの景観に欠かせない森や兎、ジェントルマンと狩りの関係などを通して、イギリスの田舎はなぜ“絵”になるのかを探る。
アントニ・ガウディ生誕150周年待望の最新写真作品集。
ベルギー出身のバロック・チェロの名手、ディールティエンスによるヴィヴァルディ:チェロ協奏曲集の第2弾。自らが結成したアンサンブル・エクスプロラシオンと、まるで室内楽のような活発な音楽的コミュニケーションを繰り広げている。
植物の病気の原因となる、寄生者(パラサイト)たちを追跡し、姿を暴き、排除する!日本人の食と暮らしを守るために闘ってきた、知られざる科学者たちの記録。
本書では、これからの庭のデザイン手法の基礎から、現況図、ゾーニング図、平面図、アクソメ図、パース、植栽図等の描き方、資材や植栽の選択と施工まで、手順を追ってわかりやすく解説。ガーデンデザイナーを志す方はもちろんのこと、庭の設計から楽しみたい方々の座右のテキストである。
木造の清純さに日本的モダニズムの手法を見出した吉田鉄郎が、建築家の眼で日本の住宅を図解。200点あまりの図版とともに語る風土と伝統、庭園と茶室、構法とディテール。1935年にドイツで出版、欧米でロングセラーとなった幻の名著は、木造のデザインを理解する絶好の入門書といえる。