研究成果を分かりやすく紹介した記念講演をはじめ、科学・社会・教育など多方面にわたる、ノーベル賞化学者からの熱きメッセージ。
研究開発型の企業を営む著者は、大企業家たちが多額の寄附をした世界各地の巨大天文台を訪れ、最先端の科学技術に対する企業家の役割に想いをはせる。過去の五大産業革命の推進原理やデジタル情報革命のインパクトを考察し、新しい産業革命を展望する。金融資本主義が崩壊した現在、経済力の基盤は科学技術力であるという信念のもと、好奇心と創造性を尊重して未知への探究の夢を抱きつづける社会の構築を提言する科学技術立国論。
通信、交通、電力といった大規模な社会基盤システムはこれから、人や社会の多種多様な要求に応えながらいざというとき想定外の結果にも速やかに対応できなければならない。21世紀のエンジニアに求められるものとは、いったい何か。待望の邦訳!シリーズ第一弾。
建設業の労働災害は減少傾向にあるものの、未だ多くの尊い命が失われており、企業経営にも深刻な影響を及ぼす恐れがあります。
本書は、知っておいていただきたい安全衛生の法関係等の基礎知識、労働災害防止のための具体的実施事項、日常管理のポイント、リスクアセスメントなどをイラストを多用してわかりやすく解説しています。
建設現場における新入社員など若手技術者および店社の若手安全スタッフの知識習得に役立つ、労働災害防止のための一冊です。
第1章 労働災害防止の意義
1-1 安全衛生の重要性
1-2 企業の四大責任
第2章 建設業の労働災害の動向と課題
2-1 労働災害の現状
2-2 建設業の抱える課題
第3章 災害発生の原因
3-1 労働災害発生のメカニズム
3-2 災害事例から見た災害要因
3-3 不安全行動
第4章 災害防止のための注意点
4-1 作業所における安全衛生管理体制
4-2 安全施工サイクル活動における職員の位置付け
4-3 安全教育
(参考)労働安全衛生法等に定める作業ごとに必要な資格一覧
4-4 職長会
第5章 現場における職員の日常安全管理のポイント
5-1 施工中、安全巡視
5-2 新入社員が関わる重要書類の意味合い
第6章 万が一、災害が発生したら
6-1 災害発生時の措置フロー
6-2 新入社員の立場での行動について
6-3 「労災かくし」の排除
第7章 作業環境の改善・創意工夫による災害の未然防止
7-1 快適職場
7-2 作業改善の仕方
7-3 創意工夫の仕方
第8章 リスクアセスメント
8-1 リスクアセスメントを取り入れた作業手順書
8-2 リスクアセスメント手法を組み込んだ危険予知活動
8-3 建設業における化学物質取扱い作業のリスクアセスメントについて
第9章 資料編
9-1 三大災害の防止
9-2 業務上疾病
9-3 関連法令と用語の解説
9-4 三大災害防止の関連法令
効率性と公平性はしばしば主役と敵役を入れ替わり、せめぎあう。幕によっては、いずれかが脇役に徹することもある。この二人の役者を経済学という脚本家がどのように立ち振る舞わせているか。
一橋大学大学院社会学研究科の先端課題研究における「アーカイブズ」をめぐる共同研究の成果。信濃国松代藩真田家の文書にみる武士と百姓の関係、幕末の江戸城における儀礼、明治前期における新聞の受容と読者のネットワーク、市民団体・大学自治の資料にみる社会運動、戦時中の史料を使う歴史教育、戦跡という記憶、収集活動と歴史意識の変容など、様々な分野で歴史資料に新たな角度から光を当てる資料研究とともに、文書の収集・整理・保存のあり方と、社会科学における記録資料の活用の可能性を、歴史研究と教育の現場から考える。
編者まえがき
第一部 日本前近代史研究とアーカイブズ
第一章 訴訟からみた近世社会の特質──信濃国松代藩領を事例として(渡辺尚志)
第二章 慶応期幕府奏者番における師弟関係と手留管理(吉川紗里矢)
第三章 明治前期における「好古家」の新聞受容──埼玉県比企郡番匠村小室元長の交友関係を中心に(古畑侑亮)
第二部 近現代の歴史研究・歴史教育とアーカイブズ
第四章 市民団体(市民アーカイブ多摩)における市民活動一次資料アーカイブズ化の取り組み──「懸樋哲夫氏旧蔵電磁波運動資料」の整理過程を事例に(長島祐基)
第五章 一九六〇年代の一橋大学における「大学の自治」論と教職員組合──史料整理から大学史における組合の位置づけを考える(伴野文亮)
第六章 歴史教育における史料活用の可能性──柳条湖事件を描いた漫画を例にして(関原正裕)
第三部 海外におけるアーカイブズと歴史研究
第七章 グアムにおける追悼・慰霊の空間──「想起の場」としての戦跡を考える(新井 隆)
第八章 キリー・キャンベルの収集活動から見る歴史意識の変容──南アフリカにおけるアーカイブズ構築の一事例(上林朋広)
執筆者紹介
非営利組織におけるディスクロージャー制度の重要性を情報提供機能と受益者保護の観点から提示。わが国非営利組織会計を対象とした実証研究がきわめて少ないなかで、データの制約、また理論の混在という課題を克服し、実証的証拠をはじめて体系的に提供。会計情報の有用性を高めるためには、コストの分配情報を中心とした会計基準設定・改正の必要性を実証結果から示唆。
高等教育機関における質保証の考え方、取り組み方を、教育・研究上の倫理(学術的誠実性 academic integrity)の視点から解説。示唆に富む著名な元学長へのインタビュー3本も収録。
1979年「養護学校設立義務化」をピークに日本各地で展開された,「がっこの会」「青い芝の会」などの共生教育運動.この闘争が提起した「障害」や「分けない授業」をめぐる真摯な試行を,当時の運動資料や取材から再発見する本書は,今日のインクルーシブ教育を照射する.
コロナ禍を乗り越え、新しい高校文化祭の模索が始まっている。あらためて、文化祭とは何か、文化祭で高校生にどんな力を育むのか、教師としてどうかかわるのが適切か等、さまざまな角度から高校文化祭を考察する。
1.理論編
1-1.文化祭で育てたい生徒の自主性
1-2.文化祭ー生徒の熱量変換装置ーを点検する
2.考察・実践編
2-1.文化祭を生徒も楽しむ、教師も楽しむ
2-2.正解のない文化祭で教員がすべきこと、すべきではないこと
2-3.文化祭の醍醐味はいかに色付けをするか
2-4.いろいろなことを「面白い」と感じることのできるかけがえのない力を
2-5.生徒がワクワクするために教師ができること
2-6.文化祭で育てる主権者意識
2-7.「ホンモノの文化祭」について考える
2-8.定時制高校と文化祭
2-9.ICTの活用で広がる文化祭の可能性
2-10.探究活動としての高校文化祭
2-11.学校図書館は生徒の活躍の場
2-12.生徒に人気の飲食模擬店 出店の手順と注意
2-13.工業高校と文化祭
2-14.演劇に取り組む高校における実行委員会の活躍
病院倫理委員会の設置・運営から具体的な審議方法まで、基礎から実務までをカバーした医療従事者向けの実践的テキスト。
ADHDの治療についてよく知りたい。本書では、ペアレント・トレーニング、学校教育における対応、地域ネットワークの活用、薬物療法、行動療法など、さまざまな領域における治療・援助法の現状を紹介する。落ちつきのない子どもを支えるためのヒントが満載。
AI翻訳や企業内研修が進展する中,大学英語教育の存在意義とは? 本書はコンテンツの提供から,生きる力を育む場の提供への変革を提唱。なかでも学生の主体性や発信力の促進とその評価,PBL形式でのライティング指導やICT活用について解説。10年にわたる実践をもとに,今後の教育改革の方向性や課題を示す。
教育における選択の自由と機会の平等の調和点をリベラリズムの立場から具体的に提示する。