魔法の力が復活した2050年の“TOKYO”。そこは人間に混じってエルフやオークといった新人類が闊歩する異世界だ。六堂たちが引き受けた仕事、それはビッグイベントを間近にひかえて、誘拐されたエルフの人気歌手を捜し出すというものだった。ところが事件の背後には、メタヒューマンを蔑視する集団から送られてきたランナー“鬼角”の姿があったのだ。ヤツこそは、六堂が追い求めてきた仇敵。六堂VS.鬼角、宿命の対決がいま始まる。巨大企業の陰諜渦巻く未来都市“TOKYO”を舞台にしたハイブリッドRPG『シャドウラン』のリプレイ集第二弾。
規制緩和はバラ色の未来をもたらすものか。70年代末から自由化を推進したアメリカの実態を見直すと、そこには数々の問題が…。
角川映画第3弾のサントラ。78年作品。大野雄二の手慣れたスコアを豪華プレイヤーがぜいたくに演奏。このことだけ見ても、当時角川春樹が(作品の質はともかく)映画にかける意気込みはすごかった。華麗なサックス・ソロが印象的。町田義人の歌も新鮮だった。
今井夏実は平凡なOL、25歳。心のすき間にとりついた悪夢と現実との区別がつかないまま次々とかかわった男を殺していく。はたして、彼女が平穏な心をとり戻す日は来るのか…。
東宝版“忠臣蔵”より面白いようよ。高岡早紀のおっぱいも大きいし。で、音楽は『サイレントメビウス』の和田薫が担当。予想に反して、意外にも生真面目な純邦楽風現代音楽だ。帯には“琵琶の音色がロックする”とあるが、どちらかといえばプログレに近いかも。
CATV人気。NTTの宣戦布告。外国放送局の上陸。情報革命がNHKの落日を早める。
幼い自分が暗い森をさまよっている。四阿が見えてきた。そこでは何かとても恐ろしいことが…何を見たのか話すんだ。怖がることはない、言ってごらん…女医エイミーは、はっと目を覚ました。耳に残る男の声。彼女は最近、毎晩のようにこの夢に苛まれていた。そんなある日、勤務先の総合病院で担当の患者が不審な死を遂げた。しかも彼女は、患者の娘がまったく同じ夢に慄いているのを知る。これはいったい。傑作医学心理サスペンス。
直木賞作家の最新力作恐怖の秘密生物兵器を追跡する男。瞬時に人間を怪物化する“生物兵器”の試作品が街に流れた。それを追求するのが男の任務だった。
確かに見た。怪異の影…確かに聞いた。霊魂の叫び…次々と襲い来る戦慄の怪奇世界。
真夏の日差しは、透明な炎のように、すべてのものを燃えあがらせていた。コンクリートの壁は白く輝き、木々は濃い影を埃っぽい地面に落としていた。そこにふと響いた、かすかな笑い声。(くすくすくす)風のあいだに紛れてしまって、気のせいにしか思えなかったけれど-それは、悪夢の迷宮の門を開く、残酷な笑い声だったのだ。制服のエスパー少女・イオの戦い。第5弾。