「四畳半企画KK」は、大阪にあるちょっと変わった調査事務所。取り壊そうとすると必ず事故が起こる廃ビル、誰もいないのに子供の笑い声が響く駐車場、庭木が血を流すという一軒家などなど、怖い噂のある、いわくつき物件に関する調査ばかりが舞い込んでくるのだ。幽霊相手にも拳銃をぶっ放すヤクザの息子・三文判ビンタとオカルトマニアの守田狐太郎、そして性別不明の謎のアルバイト・レオンハルト外宮。そんな三人組が、入ると出られない幽霊屋敷や、花嫁の呪いに挑む。そして、三人の人間関係に変化が訪れる!恐怖と爆笑の『サタスペ』ホラー・リプレイ集。
美しい原画のポストカード16枚、塗り絵のポストカード16枚、32枚収録。
山本常朝の強烈な教えに心を衝き動かされた田代陣基は、武士のあるべき姿の実像を求めて、膨大な語りと書付から『葉隠』をまとめあげた。中巻には、常朝の直接の主君、鍋島藩二代藩主光茂の事跡を記した聞書五と、優れた藩士の事跡を集めた聞書六・七を収録。
嬉しくて悲しくて苦しいこの気持ち「好き」でいい?
詩人であり作家である著者が己の人種、性、アイデンティティを求めて旅する時、どうしても避けて通れないことがある。『僕はアメリカ人のはずだった』の著者が放つ、稀代のヰタ・セクスアリス。
お母さんからの生体肝移植手術もむなしく、肝硬変を再発させてしまった村木理恵ちゃん。このままでは命に関わると、海外での臓器移植手術を決断します。その募金活動に、一人の少年が立ち上がりました。白血病を骨髄移植で克服した古田淑樹くんです。「自分も多くの人たちのおかげで命が救われた。今度は自分が誰かの役に立ちたい」古田くんの他にも多くの人たちの協力で、理恵ちゃんは無事に海外での移植手術を成功させました。しかし、帰国した理恵ちゃんにもたらされたのは、古田くんの容態の急変だったのです…。ひとつの命が別の命を救い、そしてその命が次の命を救った感動の物語。小学校中学年以上向き。
こんな入試がまかり通るのはなぜ?都立高校の入学者選抜に利用された英語スピーキングテストの問題点を徹底検証。
上方落語研究・評論においても第一人者であり、多くの著作を残した桂米朝。中でも、広く芸能・文化に関する論考・考証を収めた『上方落語ノート』は代表作として知られる。落語論、先輩諸師の芸の記録、芸能をめぐる文献・史料の考証などを収録。長年の調査研究や見聞に基づく、貴重な記録である。(全四集)