関東大震災、太平洋戦争の災禍をくぐり抜けてきた「東京」は、現在も目まぐるしく変化を続ける土地です。本特集ではそんな東京の風景を、近くて遠い「昭和」時代に絞って版画で巡ります。
戦前は小泉癸巳男(こいずみきしお)による昭和モダンの近代都市風景を、戦後は山高登(やまたかのぼる)による、高度経済成長にかけての郷愁の風景を掲載。ノスタルジックな東京の情景とともに、各作家の魅力を掘り下げます。
ロンドンの謎めいたファサードの背後に隠された、
知られざる豊かな芸術を堪能する。
邸宅や商業施設から教会堂や謎めいた地下空間まで、
なかなか見ることのできない貴重な文化財の数々を一挙公開!
数多くの歴史的建造物が残るロンドンには、
一般公開されていないがためにほとんど人に知られていないものがたくさんあります。
本書は、そのような「秘められた」建築遺産を、
店舗、教会、図書館、公共施設、劇場など幅広い分野から181選び出して紹介するものです。
各ページに配されたインテリアの写真は、全部でおよそ1700点という贅沢ぶり。
ロンドンの秘められた建築をめぐる旅へ、あなたも出かけてみませんか?
◆ヒストリック・イングランド協力による決定版!
※ヒストリック・イングランド(Historic England)・・・イングランドの歴史的建造物の調査・修復・管理を行う組織。旧称はイングリッシュ・ヘリテージ。
【紹介されている建築の例】
■セント・スティーヴンスの時計塔
■リンカーンズ・イン
■ランカスター・ハウス
■シャーロック・ホームズ・パブ
■スペンサー・ハウス
■フリーメイソンズ・ホール
■パーク・レーン・ホテル
■ジェームズ・スミス商会
■イングランド銀行
■セント・ポール大聖堂(幾何学式階段と図書室)
ほか、全181の建築例を紹介(使用図版点数:約1,700点)
相互に深く関係しながらも風土に根ざした独自性を保持する北欧4国の演劇・バレエ・ダンス。ヨーロッパの周縁であり、かつ今や先進的実験国家でもある彼らの本質を映し出す舞台芸術の歴史と現在。新演出により世界各国で上演されつづけるイプセンやストリンドベリ、ブルノンヴィルの伝統を受け継ぐバレエ、北欧特有の美意識と身体性を反映するダンスー社会モデルとしても注目される北欧の舞台芸術の知られざる本質をアーティストたちへの取材もまじえながら探る。
[中原佑介美術批評選集第8巻]
中原佑介が、変貌する芸術の核心に迫る。
数々の美術批評と、「人はなぜ絵を描くのか」という根源的な問いから、中原は現代美術に新たな視点を生み出した。
ー川俣正
対話形式で現代美術のさまざまな動向を解説する『現代芸術入門』の復刊と、20世紀前半に生じた芸術の決定的な変化についての論考。
本巻は、20世紀美術を考察した文章を収めた。第1章には、現代芸術について対話形式で書かれた『現代芸術入門』(美術出版社、1979年)を収録した。第2章は、20世紀美術のうち、中原がとくに関心を抱いたロシア・アヴァンギャルド、マルセル・デュシャン、コンスタンティン・ブランクーシに関する文章を選んでまとめた。
第1章 現代芸術入門
現実とつくられたかたち 比較について
芸術は歴史をひきつぐ 参照について
芸術はコミュニケーションの手段を変える メディアの転換について
抽象美術とは何か〔上〕 二つのタイプーピカソ型とマチス型について
抽象美術とは何か〔下〕 立体をめぐって
自然と美術 物体と状態について
写真のひらく新しい世界 美術との交流をめぐって
絵画は中心を捨てた 均質と反覆の構造
台座をなくした彫刻 大地との関係について
万物は流転する 動く芸術について
もうひとつの個性の形成 規則に従った絵画について
美術と機械の混血児たち 発明について
人工と自然の接点 「かたち」について
第2章 西洋近代美術の実験への関心
立体未来派から構成主義へ
言葉と物体の平行 デュシャンとウィトゲンシュタイン
【架空対談】 ピカソ、デュシャン 両巨匠、大いに語る
終わりなき始まり
戦前期日本プロレタリア文化運動の生成・発展過程と、その中で生まれた運動のあり方を「模範的共産主義者」蔵原惟人とその後継者らを軸に考察。
戦後日本共産党運動の源流としての文化運動という新たな視座も提示。
志望校攻略に欠かせない大学入試過去問題集「赤本」
個人の営み・個性の表現である芸術は、一方で社会のなかに生まれ、社会によって変化し、社会にはたらきかける力を持つ存在でもある。その芸術は、いかなる政治的・経済的環境のもとで生み出されたのか。それはなぜ受容者に受け止められ、それを必要とした社会は何を求めていたのか。本書は、社会の多様な位相における影響関係のなかで、近代の西洋、東アジア、日本の芸術を再考する。
1 芸術体験の現場
本願寺絵所について──西山別院本堂障壁画を中心に (大原由佳子)
美術展覧会場としての商品陳列所 (三宅拓也)
初期文展時代の芸術と社会 (高階絵里加)
展覧会会場から床の間へ──大正中期から昭和初期における表展出品作の分析を通して (多田羅多起子)
フランス美術の「伝統」──包括と排除のレトリック (大久保恭子)
2 社会と共振する芸術
『道房公記』にみる「九条家代々御影」について (國賀由美子)
戦前の日本における近代ベルギー美術の受容 (山田真規子)
国画創作協会展の鑑査にみる大正期の美術界──前期国展(第一回〜第三回)を中心に (藤本真名美)
村山龍平、朝日新聞社と展覧会──天平文化綜合展覧会を中心に (郷司泰仁)
京都におけるフランス文化受容の一側面──関西日仏学館の美術部・音楽部を例として (藤野志織)
近代絵画における引っかきへの試論──パブロ・ピカソの絵画を中心に (孝岡睦子)
3 芸術とメディアの接近
明治・大正のメディアにおける〈芸用モデル〉──スキャンダルの種から職業、そして画題へ (ホルカ・イリナ)
明治大正名作展の基礎的考察 (中野慎之)
アウラの夢と噓──W・ベンヤミンの『複製技術時代の芸術作品』をめぐって (高階秀爾)
板垣鷹穂の映画論と社会──国家メディア戦略と「機械美学」の接近 (竹内幸絵)
新しい日本映画思想史のために (花田史彦)
4 危機の時代の芸術ト
疫病と美術──イタリアのペストを中心に (宮下規久朗)
セザンヌと社会 (永井隆則)
スペイン・インフルエンザと美術──忘却の淵から甦ったパンデミック (河本真理)
拡張するノスタルジー、切迫するディストピア──第一次世界大戦とオペレッタ (小川佐和子)
戦時下の「前衛画家」たち──北脇昇と小牧源太郎、⽭盾のなかで「⽣きる」こと (清水智世)
中国の「新興絵画」と社会、そして戦争──『美術雑誌』にみる何鉄華のモダニズム芸術理論について (呉 孟晋)
うつ病から統合失調症まで、心のストレスを克服するために!音楽、絵画、演劇、人形劇、化粧…さまざまな表現方法で、精神を解放してゆく芸術療法。本書は、哲学・医学・心理学の系譜における「狂気の歴史」を踏まえたうえで、アートセラピーの実際を詳解。実用的でわかりやすい入門書の決定版。
2024年、20年ぶりに日本のお札のデザインが刷新されることが発表されました。渋沢栄一・津田梅子・北里柴三郎の3人が新しいお札の顔として注目を集めています。本書は日本だけでなく、世界の国々でお札になった偉人たちの、それぞれの人生や功績を紹介する学校図書です。偉人伝としても楽しく読むことができますし、お札に関するコラムやトリビアも満載。知識の本として、子どもたちのお札に関する調べ学習としても役立ちます。
芸術家の晩年に訪れるのは円熟か、逸脱かー。ピカソ、マティス、フォーレ、大江健三郎など、東西の絵画・音楽・文学を横断し、老いと死の切迫のなかで表現者たちが拓いた新たな境地を探る。
40歳を前に退職した夫婦が、芸術で生きていく物語。
現在活躍する作家たちにとって、さまざまな手法・技術を横断して制作をおこなうことは、ごく普通になっています。そこで、本特集では40歳以下の作家にしぼり、「版画」と「写真」の領域で、新規性・独自性のある作品を制作する作家たちを、46名紹介します。
デジタル技術を活用したり、支持体や出力方法を工夫したりするなど、個性的な作品を制作しており、また今回ほぼ初めて『版画芸術』誌上に登場する作家を中心に、作品1点と作家コメントを掲載し、1人1ページで総覧します。
巻頭特集 「版画」と「写真」の新世代 注目の気鋭作家たち
「版画」の気鋭作家たち
赤本啓護/植田爽介/上原 灯/江波戸陽子/大石照美/大橋朋美/大八木夏生/小黒実咲/数見亮平/小西景子/酒井建治/佐竹広弥/関 貴子/関 萌瑚/高橋 梓/武雄文子/陳 憶誠/内藤瑶子/中村美津穂/畠中 彩/藤田紗衣/宮嶋結香/安原千夏/山田ひかる/吉野祥穂子
「写真」の気鋭作家たち
赤石隆明/石田小榛/石場文子/井上麻由美/上田佳奈/上田 良/門田訓和/古賀勇人/顧 剣亨/澤田 華/シーズン・ラオ/鈴木のぞみ/高島空太/滝沢 広/田中翔貴/千葉 尋/所 彰宏/長谷川寛示/porriM/前田梨那/横田大輔
巻頭特集総論
■「版画」と「写真」-2つのメディアが生み出す現代の美術 清水 穣(美術評論家)・談
特集掲載作家 関連ギャラリー・施設・公募展
版画家ヒストリー 廖 修平(木版、シルクスクリーン、ペインティング)
廖 修平ー台湾現代版画の先駆者 文・松山龍雄(小誌編集主幹)
「版画アートコレクション」の作家 西平幸太(シルクスクリーン)
めでたい と おめでたい 文・山内舞子(美術評論家)
写真芸術の世界 三田健志
不可視な実体 文・野田尚稔(世田谷美術館学芸員)
展覧会スポットライト
・生誕100周年 木下富雄 展 忘れえぬ「顔(Face)」の版画家 文・坂本龍太(三重県立美術館学芸員) 2023年10月11日〜2024年1月8日
・小さな版画のやりとり 斎藤昌三コレクションの蔵書票と榛の会の年賀状 2023年12月16日〜2024年2月25日/神奈川・茅ヶ崎市美術館
・生誕90年記念 特別企画 MASUO IKEDA 2024 Color/Line/Form 2024年2月9日〜24日/銀座・不忍画廊
展覧会レポート
・和紙の里から発信して20年 文・高野 勉(版画フォーラム実行委員会事務局長)
・第12回 高知国際版画トリエンナーレ展 文・三木哲夫(兵庫陶芸美術館館長)
連載 版画技法実践講座 木口木版画を作ろう
第6回 木口木版の凹版刷り 講師・栗田政裕(版画家)
今すぐ買える版画の逸品 版画マーケットプライス2023年12月〜2024年2月版
版画展覧会スケジュール 2023年12月〜2024年2月版
公募展受賞作品/公募展募集要項
版画インフォメーション/読者プレゼント
HANGA GEIJUTSU English Summary