●唯一無二の批評眼、明確にして倫理的な美的判断、強靭で明晰な理論、詩人由来の修辞ーー。
日本が生んだ世界的な美術批評家・美術史家の半世紀におよぶ活動の真髄を1冊に集約。
●芸術論、作家論、時評、対談・鼎談、インタヴューなど、1960年代から2010年代にかけて発表された
論考から約80点を厳選して掲載。
●モダニズムの理論に裏打ちされた、芸術についての揺るぎない視点は、現代芸術の流れを知るうえでも最適。
●デュシャンやグリーンバーグをはじめとした芸術界の巨人や、ケルアックなどビートニクの詩人たちとの交流、
また同時代のアーティストたちとのクリティカルな緊張関係は臨場感のある歴史的証言としても貴重。
●クレメント・グリーンバーグ、バート・ウィンザー、ロバート・C・ホッブズ、エドワード・フライ、ドナルド・カスピット、多木浩二、
神林恒道、ゲイル・レヴィン、モナ・ハドラーとの対談、鼎談、インタヴューも収録。
●関係者によるコラムも特別収録。
寄稿者:林卓行(東京藝術大学准教授)、上田高弘(立命館大学教授)、早見堯(美術批評家)、川田都樹子(甲南大学教授)、
松浦寿夫(東京外国語大学大学院教授)、大島徹也(広島大学大学院准教授)、小西信之(愛知県立芸術大学教授)
関東大震災、太平洋戦争の災禍をくぐり抜けてきた「東京」は、現在も目まぐるしく変化を続ける土地です。本特集ではそんな東京の風景を、近くて遠い「昭和」時代に絞って版画で巡ります。
戦前は小泉癸巳男(こいずみきしお)による昭和モダンの近代都市風景を、戦後は山高登(やまたかのぼる)による、高度経済成長にかけての郷愁の風景を掲載。ノスタルジックな東京の情景とともに、各作家の魅力を掘り下げます。
ロンドンの謎めいたファサードの背後に隠された、
知られざる豊かな芸術を堪能する。
邸宅や商業施設から教会堂や謎めいた地下空間まで、
なかなか見ることのできない貴重な文化財の数々を一挙公開!
数多くの歴史的建造物が残るロンドンには、
一般公開されていないがためにほとんど人に知られていないものがたくさんあります。
本書は、そのような「秘められた」建築遺産を、
店舗、教会、図書館、公共施設、劇場など幅広い分野から181選び出して紹介するものです。
各ページに配されたインテリアの写真は、全部でおよそ1700点という贅沢ぶり。
ロンドンの秘められた建築をめぐる旅へ、あなたも出かけてみませんか?
◆ヒストリック・イングランド協力による決定版!
※ヒストリック・イングランド(Historic England)・・・イングランドの歴史的建造物の調査・修復・管理を行う組織。旧称はイングリッシュ・ヘリテージ。
【紹介されている建築の例】
■セント・スティーヴンスの時計塔
■リンカーンズ・イン
■ランカスター・ハウス
■シャーロック・ホームズ・パブ
■スペンサー・ハウス
■フリーメイソンズ・ホール
■パーク・レーン・ホテル
■ジェームズ・スミス商会
■イングランド銀行
■セント・ポール大聖堂(幾何学式階段と図書室)
ほか、全181の建築例を紹介(使用図版点数:約1,700点)
コミカライズも決定した人気作『復讐は合法的に』シリーズ続巻!
美貌の合法復讐屋・エリスは様々な依頼を受ける。
逆恨みで嫌がらせを繰り返すYouTuberはどのような報復を受ける?
死亡事件を起こしたブラック企業への反撃の手段とは?
ある犬の身に起きた虐待事件。犯人の正体と罪の所在は?
そして最後に予想外の事件が起きる。
エリスが復讐を果たす前に、依頼人が殺人容疑で逮捕されたのだーー。
相互に深く関係しながらも風土に根ざした独自性を保持する北欧4国の演劇・バレエ・ダンス。ヨーロッパの周縁であり、かつ今や先進的実験国家でもある彼らの本質を映し出す舞台芸術の歴史と現在。新演出により世界各国で上演されつづけるイプセンやストリンドベリ、ブルノンヴィルの伝統を受け継ぐバレエ、北欧特有の美意識と身体性を反映するダンスー社会モデルとしても注目される北欧の舞台芸術の知られざる本質をアーティストたちへの取材もまじえながら探る。
戦前期日本プロレタリア文化運動の生成・発展過程と、その中で生まれた運動のあり方を「模範的共産主義者」蔵原惟人とその後継者らを軸に考察。
戦後日本共産党運動の源流としての文化運動という新たな視座も提示。
個人の営み・個性の表現である芸術は、一方で社会のなかに生まれ、社会によって変化し、社会にはたらきかける力を持つ存在でもある。その芸術は、いかなる政治的・経済的環境のもとで生み出されたのか。それはなぜ受容者に受け止められ、それを必要とした社会は何を求めていたのか。本書は、社会の多様な位相における影響関係のなかで、近代の西洋、東アジア、日本の芸術を再考する。
1 芸術体験の現場
本願寺絵所について──西山別院本堂障壁画を中心に (大原由佳子)
美術展覧会場としての商品陳列所 (三宅拓也)
初期文展時代の芸術と社会 (高階絵里加)
展覧会会場から床の間へ──大正中期から昭和初期における表展出品作の分析を通して (多田羅多起子)
フランス美術の「伝統」──包括と排除のレトリック (大久保恭子)
2 社会と共振する芸術
『道房公記』にみる「九条家代々御影」について (國賀由美子)
戦前の日本における近代ベルギー美術の受容 (山田真規子)
国画創作協会展の鑑査にみる大正期の美術界──前期国展(第一回〜第三回)を中心に (藤本真名美)
村山龍平、朝日新聞社と展覧会──天平文化綜合展覧会を中心に (郷司泰仁)
京都におけるフランス文化受容の一側面──関西日仏学館の美術部・音楽部を例として (藤野志織)
近代絵画における引っかきへの試論──パブロ・ピカソの絵画を中心に (孝岡睦子)
3 芸術とメディアの接近
明治・大正のメディアにおける〈芸用モデル〉──スキャンダルの種から職業、そして画題へ (ホルカ・イリナ)
明治大正名作展の基礎的考察 (中野慎之)
アウラの夢と噓──W・ベンヤミンの『複製技術時代の芸術作品』をめぐって (高階秀爾)
板垣鷹穂の映画論と社会──国家メディア戦略と「機械美学」の接近 (竹内幸絵)
新しい日本映画思想史のために (花田史彦)
4 危機の時代の芸術ト
疫病と美術──イタリアのペストを中心に (宮下規久朗)
セザンヌと社会 (永井隆則)
スペイン・インフルエンザと美術──忘却の淵から甦ったパンデミック (河本真理)
拡張するノスタルジー、切迫するディストピア──第一次世界大戦とオペレッタ (小川佐和子)
戦時下の「前衛画家」たち──北脇昇と小牧源太郎、⽭盾のなかで「⽣きる」こと (清水智世)
中国の「新興絵画」と社会、そして戦争──『美術雑誌』にみる何鉄華のモダニズム芸術理論について (呉 孟晋)
2024年、20年ぶりに日本のお札のデザインが刷新されることが発表されました。渋沢栄一・津田梅子・北里柴三郎の3人が新しいお札の顔として注目を集めています。本書は日本だけでなく、世界の国々でお札になった偉人たちの、それぞれの人生や功績を紹介する学校図書です。偉人伝としても楽しく読むことができますし、お札に関するコラムやトリビアも満載。知識の本として、子どもたちのお札に関する調べ学習としても役立ちます。
現在活躍する作家たちにとって、さまざまな手法・技術を横断して制作をおこなうことは、ごく普通になっています。そこで、本特集では40歳以下の作家にしぼり、「版画」と「写真」の領域で、新規性・独自性のある作品を制作する作家たちを、46名紹介します。
デジタル技術を活用したり、支持体や出力方法を工夫したりするなど、個性的な作品を制作しており、また今回ほぼ初めて『版画芸術』誌上に登場する作家を中心に、作品1点と作家コメントを掲載し、1人1ページで総覧します。
巻頭特集 「版画」と「写真」の新世代 注目の気鋭作家たち
「版画」の気鋭作家たち
赤本啓護/植田爽介/上原 灯/江波戸陽子/大石照美/大橋朋美/大八木夏生/小黒実咲/数見亮平/小西景子/酒井建治/佐竹広弥/関 貴子/関 萌瑚/高橋 梓/武雄文子/陳 憶誠/内藤瑶子/中村美津穂/畠中 彩/藤田紗衣/宮嶋結香/安原千夏/山田ひかる/吉野祥穂子
「写真」の気鋭作家たち
赤石隆明/石田小榛/石場文子/井上麻由美/上田佳奈/上田 良/門田訓和/古賀勇人/顧 剣亨/澤田 華/シーズン・ラオ/鈴木のぞみ/高島空太/滝沢 広/田中翔貴/千葉 尋/所 彰宏/長谷川寛示/porriM/前田梨那/横田大輔
巻頭特集総論
■「版画」と「写真」-2つのメディアが生み出す現代の美術 清水 穣(美術評論家)・談
特集掲載作家 関連ギャラリー・施設・公募展
版画家ヒストリー 廖 修平(木版、シルクスクリーン、ペインティング)
廖 修平ー台湾現代版画の先駆者 文・松山龍雄(小誌編集主幹)
「版画アートコレクション」の作家 西平幸太(シルクスクリーン)
めでたい と おめでたい 文・山内舞子(美術評論家)
写真芸術の世界 三田健志
不可視な実体 文・野田尚稔(世田谷美術館学芸員)
展覧会スポットライト
・生誕100周年 木下富雄 展 忘れえぬ「顔(Face)」の版画家 文・坂本龍太(三重県立美術館学芸員) 2023年10月11日〜2024年1月8日
・小さな版画のやりとり 斎藤昌三コレクションの蔵書票と榛の会の年賀状 2023年12月16日〜2024年2月25日/神奈川・茅ヶ崎市美術館
・生誕90年記念 特別企画 MASUO IKEDA 2024 Color/Line/Form 2024年2月9日〜24日/銀座・不忍画廊
展覧会レポート
・和紙の里から発信して20年 文・高野 勉(版画フォーラム実行委員会事務局長)
・第12回 高知国際版画トリエンナーレ展 文・三木哲夫(兵庫陶芸美術館館長)
連載 版画技法実践講座 木口木版画を作ろう
第6回 木口木版の凹版刷り 講師・栗田政裕(版画家)
今すぐ買える版画の逸品 版画マーケットプライス2023年12月〜2024年2月版
版画展覧会スケジュール 2023年12月〜2024年2月版
公募展受賞作品/公募展募集要項
版画インフォメーション/読者プレゼント
HANGA GEIJUTSU English Summary
三千年に亘る、哲学者、芸術家、芸術批評家、美術史家による芸術についての言説を紹介整理。