近年のコンピュータの普及に象徴されるように、科学技術の急速な進展と波及は、文明という舞台の中央から人間を閉めだしつつある。はたして、このような人間喪失の危機を脱する道はあるのだろうか。本書は、「人間は創造することを止める時、その生を止める」と主張した二十世紀の代表的な文明批評家マンフォードが、芸術と技術の均衡回復によって、現代の危機は乗り越えが可能と訴える必読の名著。
原始芸術の萌芽は古代の祭祀の中にある。周期的に催される祭りに、人々は「集団的情緒」を共有し、そこに美を見出した。ギリシアを中心に、東西の祭式と古代美術、考古学、古代社会と宗教との関係を丹念にひもときながら、祭式から芸術への移行過程を探る。芸術の起原を解き明かした古典的名著。
知の領域を縦横無尽に越境し、光の謎と神秘を語りつくす。
深見俊介の競馬必勝『倍々法』とは?狩野探幽の龍図と徳川の埋蔵金とは?小説以上に数奇な現実!日本の競馬ミステリーに新境地を拓く問題書下ろし700枚。
「よく生きる」とはどういうことか。愛と苦悩の末に「自分を生きる」ことを見出した老いの達人ヘッセに学ぶ成熟した人生。
本書は文化のなかで芸術、特に非言語的な文化としての芸術をとりあげて、それを通じて人間と社会をとらえようとする。われわれ人間にとって芸術とはいったい何なのか。どのような社会においても芸術が存在し、芸術を欠く文化が存在しないのはなぜなのか。このような疑問を社会学的に解き明かしていくことによって、実は芸術の社会学とは何かを明らかにし、さらにそれによって社会学的な研究自体を点検する。
本書では、著者たちが経験を通して得た文化事業への考え方と実践的ノウハウを、出来る限り詳しく、具体的に書き記す。
20世紀「傑作時計」の集大成。時計収集・研究で知られる著者の時計読本決定版!カラー写真満載。
あこがれの生活、他者への優越、さまざまなヴィジュアル・ワールドなど、-仮構のリアリティのゆくえ。
今や実生活…家庭・社会・健康・医療・スポーツ・武道など広範な分野で、普通の人たちが普通に“気”を使いこなす21世紀が、目前に迫っている。本書はそのよきガイド・ブックとして、“気”の先進国、中国やインドや日本で、それがどのような歴史をたどり、現実にどのような威力を発揮しているかを探訪し、どうしたら“気”の妙術を体得できるかを探求した。
芸術にルールはなくても、まずは知りたいその基本。幾何学形態や人体、動植物をモチーフに、デッサンの基礎から土、石、木、金属など素材別の制作や塑像制作まで、一流彫刻家が本書のために制作した作品を紹介し、そのすべての制作プロセスを追いながら立体造形の魅力を学ぶ。
葉加瀬太郎が明かす秘密の芸術メモ。