オーソドックスでスタンダードな薬物療法の実用的指針。わが国の現状にあわせて薬理から臨床までバランスよく記述され、しかも進歩の激しいこの領域の最新の情報を盛り込むべく増訂された本書は、初学者から臨床医までが日常臨床で安心して応用できるよう工夫され、常に手許で参照されることを念願して編まれた。
1988年1月に『神経精神薬理』誌10周年記念シンポジウム「抗痴呆薬開発のストラテジー」が開かれた。本書は、その内容をまとめたものである。この領域は、最近著しい発展を示しているが、最大の目標は優れた抗痴呆薬の誕生である。そのためには現段階でどのようなストラテジーが考えられるであろうか?本書は、現段階における最新のストラテジーを紹介する。
本書では、菌類由来のβ-グルカンおよびマンナン、植物性粘質多糖、和漢薬多糖およびキチンを取り上げ、これらの化学構造と生理活性につきその現状を紹介する。
常用医薬品877品目について、その商品名、製薬会社名、適応症、用法・用量、警告・注意事項等をまとめたもの。薬効別に66項目に分類して一般名で掲載する。巻末に和文索引と欧文索引がある。和文索引では2800の商品名からも一般名が検索できる。
本書は、麻酔科学の分野を生体管理医学あるいは侵襲制御医学とグローバルにとらえ、臨床麻酔はもとより、痛み治療、集中治療そして救急医療に関しての必要な知識をコンパクトに整理し、若い医学徒に「NEW麻酔科学」のコンセプトを正確に理解してもらうことにある。
高齢社会の今日、さまざまな心疾患を合併した患者に麻酔し、管理しなければならない麻酔科医・集中治療医にとっての貴重なリファレンス。
本書では、薬の効き方を学び、薬をつくるという創薬化学において、有機化学、有機合成化学がこのうえなく役に立ち、重要であることを、薬学部および薬に関与する可能性のある分野の有機化学を専攻する、理学部化学、工学部化学、農学部化学系などの学生に早い時期に知ってもらうため、わかりやすく解説した。
本書は、ゲノミクス、プロテオミクスの研究アプローチの背景と現状を4編構成で概観している。1編でゲノム配列から読み取られる進化と遺伝的多様性、2編で遺伝子の発現とタンパク質の構造・相互作用、3編で遺伝子・タンパク質の相互作用により構成される複雑なシステムの性質、4編で医学への応用、と順を追って記述を進めている。その中でバイオインフォマティクスを必須ツールと捉え、データ解析に必要な考え方を要所要所で「数学ノート」として解説している。「システム生物学(systems biology)」を詳しく取り扱っている点も特徴である。
薬剤による為害作用の問題は、相互作用に限った話ではない。たとえば医科処方の薬剤により、口腔状態、さらには循環動態の変動やクリアランスの低下など、歯科治療上になんらかの影響を及ぼすような副作用が発現している可能性もある。また、歯科治療時に処方した薬剤の副作用によって、ときとして患者の生命にかかわるような危険を招くこともありうる。そこで、これら2点に着目し、歯科臨床と絡めて個々の薬剤の注意事項についてまとめたものが本書である。
国立がんセンター中央病院初の医師主導治験での経験を踏まえ、実務的な問題点の洗い出し、対応策の検討、治験に関するQ&Aなどを記した書籍。付録CD-ROMには、医師主導治験を計画・実施する際に知っておくべき関連法規と様式を400頁にわたり収録。
2008年4月の薬価改定後に出された2000項目超の新規・追加収載品目、保険適用通知を取り込んだ2009年4月現在の最新版。2009年4月現在のすべての医薬品の薬価、効能効果、用法用量、禁忌疾患・併用禁忌、保険関連通知を収載。