本書は、奇跡とも言うべきヘレン・ケラーの言語習得の過程を、人間が持つ生得的な言語能力の考え方に基づいて検証するものである。本書に引用されている彼女の書いた英語をまのあたりにした読者は、その英語の正確さや美しさに驚きの連続となることであろう。英語を学ぶ日本人にとって、ヘレン・ケラーから学ぶことはたくさんあり、英語教育の面でも有益なヒントが得られるはずである。
「話すこと」から「歌うこと」までを1冊で解説した総合的なヴォイストレーニングの教科書です。著者の長年にわたるトレーナーとしての経験の中から、長期的に利用できる普遍的なトレーニングメニューを厳選しました。特に「基礎の徹底」に重点を置いているのが大きな特徴です。本書で正しい発声と呼吸を学び、より良い声を目指してください。
業績が伸びた、お客が増えた、収入があがった、面接に受かった…喜びの声続々!人見知りでも、話すのが苦手でも、あがり症でも、すぐにできて結果の出る話し方がありました。話し方教室で5万人の話し方を変えた人気講師の、驚くほど成果があがる話し方のコツを徹底紹介!
言語教育の「教室」という場所から離れて、「評価」を考える。
職場、会合、スピーチ20のシーン別会話例で今日から使える。「あまちゃん」「サラリーマンNEO」「となりのシムラ」監督の人を引きつける55のルール。
本書は、認知言語学的な観点から、日常言語と文学言語の修辞性と創造性の問題を、文法を中心とする言葉の形式的な側面だけでなく、言葉の創造的な担い手である表現主体の心的プロセスの諸相との関連で考察していく。これまでの言語研究の閉塞性を打破し、認知科学の関連分野に新たな研究の方向を示す。また、知のメカニズムの解明に関わる認知科学の関連領域の研究に重要な知見を提供する。
本書は、チョムスキーの生成文法を念頭に、この理論にとって重要な意味的概念や現象を解説することを意図した意味論の入門書である。本書で主に取り上げるのは、述語と項の意味関係を主として捉える語彙意味論に関するもの(第2章)、統語論の論理形式の研究にとって必要不可欠な論理概念に関するもの(第3章)、文の焦点と前提に関するもの(第4章)、そして、話者の視点を表す「エンパシー」に関するもの(第5章)である。
見出し語総数472。特定の単語や表現の訳し方だけでなく、「原文の順序どおりに訳す」「時制に気をつける」「セミコロンの訳し方」「全体から細部へ」「文脈で訳し分ける」といった、翻訳の基本的作法として注意してほしいことも盛り込んだ。
これ1冊で仕事も恋愛も人間関係もうまくいく!どんな話もおもしろくできる!落語家、お笑い芸人、司会者、ラジオDJ…“話すプロ”の裏技術を一挙公開!マネするだけで、話しベタ→「おもしろい人」に早変わり!
“ことばを使う行為”を通して、私たちはどのような女/男であろうとしているのか。“ことば…”はジェンダーの権力関係にどう左右されるのか/どう変革しているのか。ジェンダーに関するイメージ・規範・カテゴリーは“ことば…”によってどのように作り上げられ正当化され普及しているのか?研究史と最新の成果。
言語教師認知(language teacher cognition)の研究は進化している。英語教師をはじめとして言語教育に携わる人たちが直面する課題の探求の入口でもある。本書は、日本における言語教師認知の研究の現状を理論と実践面からまとめた言語教師認知の研究の必読書であり、既刊の『言語教師認知の研究』の進化発展形である。併せて読むことで「言語教師認知とは何か?」が理解できるだろう。
楽しみながら、漢字で脳を活性化!良問、難問ぞろいの傑作パズル!
『銀河鉄道の夜』『キッチン』『涼宮ハルヒの憂鬱』ほか、日本の文芸作品で、翻訳される表現、されない表現を解き明かし、そこから日本語文化の本質を鮮やかに映し出す初めての研究。
文字を入れ換える。表を使う。古代ギリシャの昔から、人は秘密を守るため暗号を考案してはそれを破ってきた。密書を解読され処刑された女王。莫大な宝をいまも守る謎の暗号文。鉄仮面の正体を記した文書の解読秘話…。カエサル暗号から未来の量子暗号に到る暗号の進化史を、『フェルマーの最終定理』の著者が豊富なエピソードとともに描き出す。知的興奮に満ちた、天才たちのドラマ。