会社の中には「お役所仕事」がたくさんある。工場などの直接部門が、一円一銭のコスト削減を毎日続けている一方で、間接部門のデスクワークはあまりに非効率で、改善のスピードも遅い。ムダな会議や書類作業の多さ、部門の連携の悪さ、経営資源の浪費…。そんなホワイトカラーの悪弊を、トヨタ式ならどう変えるのか?ムリ、ムラ、ムダが現場以上に多い間接部門の「改善」方法を、会社の全体最適の観点から、具体例をあげて示す。「知識の人」から「実行の人」へ。意識が変われば仕事のやり方は格段に変わる。
にがくてかたいどんぐりやい、にてもやいてもたべられん。いつしかどんぐりのきは、どんぐりをつけなくなってしまいました…。4〜5歳から。
世のなかには様々な速読法が流布している。しかし、その多くは拾い読み・飛ばし読みになってしまってはいないだろうか。本書では、すべての文字を眼で追う「速読眼」、高速で情報処理をする「速読脳」を習得する方法を解説する。また、その基礎として、「読む」とはどういうことか、「理解する」とはどういうことかについて考える。真の「能力開発」としての速読法。
アメリカSFホラー小説の巨匠、H.P.ラヴクラフト。彼の描いた小説世界は、「宇宙的恐怖(コズミック・ホラー)」とよばれ、彼の死後、友人たちによって体系化、発表された。これが「クトゥルフ神話」の原型である。▼「クトゥルフ神話」の概念を要約すると、次のようになる。▼『人類誕生以前の超古代より、地球には外宇宙から飛来した異形にして強力な存在が多数棲息していた。彼らは現在こそ星辰(星座)の移ろいによって、主立った活動を停止させられているが、今なお、それらは、深海、地底、異なる次元の世界において息づき、再び地球の主として君臨する日を待ち続けている……』。▼本書は、現在も多くの作家たちの手によって広がりを続ける「コズミック・ホラーの世界」=「クトゥルフ神話」をわかりやすく解き明かした入門書である。宇宙からやってきた邪神たちがもたらす狂気と混沌の世界が、存分に愉しめるようになる一冊。▼文庫書き下ろし。
「やれることはすべてやった…」。この状態からもう一歩、いやもう半歩考えられる人が成功する。本書は、当代きっての人気経営コンサルタントが明かす“仕事と発想の黄金ルール”。「本当の問題は“現象”の裏の裏にある」「相手にもう一度会いたいと思わせる“去り際の美学”」「足りない“能力”は補えるが、“信頼”は補えない」など、物事の本質を見極め、従来の発想に飛躍をもたらすノウハウ満載。
「一人も解雇したらあかん」「不況時こそ金を使え」「企業の発展は社会が決める」…。“経営の神様”と呼ばれた松下幸之助の一貫した理念とは何だったのか。一代で世界的企業を築き上げた背景に、どのようなエピソードが隠されていたのか。本書では、「人を見る眼」「仕事を見る眼」「繁栄の発想」等について、松下哲学を象徴する感動秘話187を精選。ときには、「魚屋で勉強してこい」と部下を叱咤する場面も。経営者のみならず、働く人すべてに贈りたい珠玉の逸話集。
本書の第一版が世に出て以来、テクノロジーの進歩はすさまじく、ものごとを処理する方法も大きく変化した。この本も四版目となり、ここ数年の技術の変化を多く反映させることにした。きわめて有能な人々、仕事がうまくいく人は、何をしているのか?そのやり方を集約すれば万人に当てはまる法則になるのではないか?-この本には、世界中のクライアントが採用し、自らの仕事の法則として取り入れた、実証済みの戦略が散りばめられている。
トイレットペーパーを使い切ったときに、次の人のために補充しておく。人にお札を渡すとき、向きをそろえる。そんな日常のささいなことが、すべてお金につながっていた!本書は幸せなお金持ちになる人がやっている、金運をよくするための習慣を紹介。「値引きを得と考えない」「アイデアにお金を払う」「他人に投資するより、自分に投資する」など、一生お金に困らないヒントが満載の一冊。
野球はショートを抜きには語れない。いま、あらゆる組織にショートストップ的人材が求められている。
「結婚する、しない?」「子どもは産む、産まない?」「仕事は続ける、辞める?」「転職する、しない?」。30代は選択次第で将来が大きく変わる大切な時期。本書では「本当に結婚したいの?」「家庭以外のことに関心を持つ」「人生設計は自分中心に」など、未来に対するモヤモヤした不安を著者自身の経験からアドバイス。
真夏の母娘の光景を切り取った「空蝉」。初代将軍頼朝にまつわる因縁を描いた「されこうべ」。修禅寺物語に想を得た「双樹」。そして鶴岡の惨劇を軸に対を為す、殺される側実朝と殺す側である頼家の遺児公暁のそれぞれの生涯をたどった「黄蝶舞う」と「悲鬼の娘」。各々が独立した作品として成立していながら互いに複雑に絡み合い、やがて妖しくも美しき闇の世界を映した絵巻を織り上げていく。確かな筆致に支えられた異色の歴史連作集。
現代数学のひとつ、「トポロジー」とはなんでしょうか。それは、形の見方を変えることから始まります。三角形と円を同じと見る、コーヒーカップとドーナツを同じと見る、そんな幾何学が誕生したのです。なぜ数学者たちはそんな発想をしたのでしょうか。本書は、そうした不思議な形の冒険の旅に案内します。図版を多用して、一筆書きからメビウスの帯やクラインの壷、ポアンカレ予想まで、パズル感覚で説いていきます。気がつけば読者は、4次元空間の「迷宮の旅」へ迷いこみます。
人を好きになる歓びを知っている。そして、苦しさも-。三姉妹が奏でる「人生の調べ」。一瞬にして人生が変わってしまうほどの恋愛の素晴らしさと、怖さを描いた長編小説。
自分まだ若い。そう思っていたのに、無意識のうちに独り言が多くなっている。他人をじっと見てしまっている。それはオッサン化の兆候だ。「ああなりたくはない」と思っていたオッサンに、自分がなろうとしているのである。が、絶望することはない。年齢を重ねてオッサンになることは、人生で一度きりの貴重な経験なのだ。「オッサンくささ」の原因がわかれば対処法・治療法も見えてくる。そのために、哲学的・心理学的に分析しておくことが肝要だ。古今東西の哲学者・思想家の説を引きながら、オッサン化の傾向と対策を考える。
サマディマスターが伝える悟りへの道。迷いが消えやすらぎの心が得られる、ヒマラヤ五千年の秘教。
名作劇画『北斗の拳』で読者から主役級の支持得た、ラオウ。自らを拳王と称した剛の男の手帳が登場。あなたを覇者へと導く1年になる。
プロ野球誕生後七十余年、登録選手約六千人からベストナインを選び出す。とにかく強いチームを作るため、打者はポジションではなく打順ごとに選手を比較。また客観的、論理的評価を下すため、投手は年代別の最強投手を決定する。もちろん通算成績の安易な比較は行わない。ミスタータイガース、藤村富美男の全盛期の凄い打点数や、ダルビッシュ有の傑出した防御率なども積極的に評価、その背景を検証。膨大な記録を徹底的に分析する過程で、プロ野球選手に求められる本当の「強さ」が見えてくる。
脳の「楽観回路」を育てよう。「頑張ればいい」という考えをまず捨てよう。将来が見えない時代の脳の取扱説明書。
世界的なジャズ・ピアニストと脳科学者が即興、音楽、人生の本質をめぐって縦横に語りあう。「自由=即興の知」とは何か?