“子どもが初めて出会う図鑑”をコンセプトに、絵本作家はたこうしろうが親しみやすいイラストで描いた動物図鑑。極端なデフォルメはせず、特徴をしっかり描いています。第1作は、珍しいものも含め、できるかぎり多くの種類を収録。その動物がすむ世界をイメージできるように、透明フィルムに景色を描いた扉ページを挿入しています。
大ベストセラー「ざんねんないきもの事典」(高橋書店)の監修をした今泉忠明さんは、父、兄、息子さん、そしてご本人も、みーんな動物学者です。お父さんの指導で罠でネズミを捕まえ、剥製にしていた小学生時代、あれよあれよという間に動物の生態調査に引きこまれていった大学生時代、そして好きなことを仕事にして走り続けている今現在……。動物大好きな人は必見! あまりにも動物まみれな人生を、活字で体験してください。
2016年に発売され、2018年2月に100万部を突破した『ざんねんないきもの事典』(高橋書店)。その監修を務めた今泉忠明さんは、お父さん、お兄さん、そして息子さんともに動物学者という、三代にわたるエリート動物一家の一員です。
その今泉さんが、自らの生い立ち、父に誘われるがまま動物の生態調査にのめり込んでいった青春時代、ニホンカワウソやイリオモテヤマネコと接近・遭遇するための奮闘など、動物学者として歩まれた経緯を余すことなく語ります。
お父さんが持ち帰るコウモリやヘビやネズミがうろちょろする我が家、学者のお父さんの指導で、山にこもってトラップでネズミを捕まえる日々、捕まえたほ乳類を剥製にする訓練を受けた小学生時代、あれよあれよという間に動物の生態調査に引きこまれていった大学生時代、そして好きなことを仕事にして走り続けている今現在……。
今泉さんの根底に流れるのは、動物を対象として観察することで、生き物の共生とは何か、人間とはどんな動物なのかを考える学者としての態度です。その魅力的な生き方のすべてを、この一冊に詰め込みました。
動物が大好きなんだけど、それを仕事にするにはどうすればいいんだろう? って悩んでいる子どもたちは必見! 動物とつきあう一生がどのようなものなのか、今泉さんからレクチャーしてもらいましょう。
動物は何のために生きているのか。生物学では、それは自分の遺伝子を残すためであるということになっている。この目的を遂行するため、動物は多かれ少なかれ、ワンセットの行動レパートリーをもっている。移動し、探し、襲い、食う。また、逃げ、隠れ、だまし、ときには変身することもある。そして、交信し、つがい、すみかをつくり、さらには協力し合い、社会的絆をつくることもある。こうした行動は、彼らの生活圏の物理的環境、また餌や天敵などの生物的環境と深く関わっており、各レパートリーには驚くべき多様性がみられる。
本書『動物の生き残り術』では、13の行動レパートリーとしくみが紹介される。登場する動物はおもに節足動物である。彼らは、シンプルな体制をもちながらも地球上で最も繁栄を誇っており、行動の多様性においてはほかを凌駕している。彼らから得られる知識は、ヒトを含む高等動物の行動メカニズム解明に大いに参考となるし、また工学的応用へのヒントにもなりうる。
本書では、行動生物学・神経行動学のエッセンスを、現在活躍中の若手・中堅の方々に紹介いただいた。それぞれの分野は、研究の進展度によって、メカニズムの解明が行動レベルにとどまっているものもあれば、神経レベルに迫るものもある。しかし、いずれにおいても、話題は基礎から最新の知見にまで及んでいる。この本が刺激となって、読者の動物行動への興味がふくらみ、さらにそのしくみへの関心が高まるとしたら、執筆者一同、このうえない喜びである。
(序文より抜粋)
第1章 探索ーまずは探すことから・・・岡田二郎
第2章 攻撃ー1回の食事を得るにも一苦労・・・山脇兆史
第3章 逃避ー逃げるが勝ち・・・加納正道
第4章 擬死ーむだな抵抗はやめよう・・・西野浩史
第5章 交尾ー始まったらもう止められない・・・酒井正樹
第6章 摂食ーハングリーではいられない・・・朝岡 潔
第7章 寄生ー主が服を脱ぐとき・・・伊谷 行
第8章 清掃ーもしも,それをしなかったら…・・・熊代樹彦・酒井正樹
第9章 建築ー安らぎの我が家づくりも楽じゃない・・・中田兼介
第10章 変身ー生き残るためのモデルチェンジ・・・佐々木 謙
第11章 定位ー何をたよりにめざすのか・・・弘中満太郎
第12章 通信ー会話はボデイーランゲージで・・・藍 浩之
第13章 社会的絆ーおしゃべりはケミカルで・・・石田裕幸・尾崎まみこ
進化の末に、動物は「賢さ」を獲得した。
それは人間も、サルも、カラスも、イルカも、タコも、みんな同じである。
われわれは自分たちだけが賢いと思っていないか?
心理学との境界線を行くユニークな動物研究の分野を開拓してきた著者が、動物行動学の歴史から最新の研究まで、豊富な事例を示すとともに読者へと問いかける。ドゥ・ヴァールが新たに提唱する「進化認知学」とはーー
人間中心の科学から脱却し、動物の認知とは何かを見つめなおす。
驚きのエピソード満載、著者自身の手によるイラスト多数。待望の最新作!
●チンパンジーは食べ物のありかを知っていることを悟られないようにふるまう
●カケスは相手が何を欲しがっているか見極めてプロポーズの贈り物を選ぶ
●アシナガバチは一匹ずつ顔が違い、仲間の顔を見分けている
●タコは自分を攻撃した人間を覚えていて、怒りをあらわにする
【目次】
第1章 魔法の泉
虫になる/群盲、ゾウを……/人間性否認
第2章 二派物語
犬には欲望があるか?/空腹ゲーム/単純にしておく/馬を責める/安楽椅子霊長類学/雪解け/ビーウルフ
第3章 認知の波紋
ユリイカ!/ハチっ面/ヒトを再定義する/カラス参上!
第4章 私に話しかけて
オウムのアレックス/どこまでが本物の言語能力か?/犬たちへ
第5章 あらゆるものの尺度
進化は人間の頭の手前止まり/他者が何を知っているかを知る/賢いハンスの逆/習慣を広める/モラトリアム
第6章 社会的技能
マキアヴェリ的知性/三者関係認識/論より証拠/ギョッとする協力行動/ゾウの政略
第7章 時がたてばわかる
失われた時を求めて/猫の傘/動物の意志の力/何を知っているかを知る/意識
第8章 鏡と瓶を巡って
ゾウは聴いている/鏡の中のカササギ/軟体動物の知力/郷に入っては/名前で呼ぶ?
第9章 進化認知学
解説(松沢哲郎)/参考文献/用語解説/索引
「その動物園を訪れると、恋が叶う」素直になれない幼なじみ、素の自分を出せない強面男子、携帯でしかつながりのない恋…。様々な恋心を抱える人間が両想いになるように動物たちが一生懸命協力します。心温まる新感覚のオムニバス・ストーリー!
プラレールやトミカなど、シールあそびが楽しめる図鑑としてお子さまに大人気の「たのしい幼稚園かんさつ絵本シリーズ」に、新たに「MOVE」の「きょうりゅう」と「どうぶつ」2冊が加わります。
本書は、男女問わずお子さまの心をとらえて離さない「動物」がテーマ。
哺乳類を中心に、可愛い写真、かっこよい姿、決定的瞬間などを数多く収めます。
登場する動物は全部で82体、シールもたっぷり3ページぶん! お子さまが自分で貼って図鑑を完成させる喜びも味わえます。
しぐさが愉快なオランウータンにのんびり屋のジャイアントパンダ、ずんぐりむっくりな姿に癒されるマレーバク…。動物園や水族館には、みんなが大好きな動物たちがいっぱい。でも、その動物たちはいま、絶滅の危機に直面しています。そんな動物たちを救うために、動物園や水族館で働く人たちは、日々、動物たちのことを想い、がんばっています!
当園の一番人気は、ケルベロスです!
いきなり異世界に放り出された飼育員・幾原の野望、それは未だ見ぬ動物だらけの動物園を造ること。
そして目の前には、地球では見たことのないモンスターばかり……!
どんなモンスターでも、生き物ならば飼育員の知識とスキルで手懐けてみせる。
まずは危険度Aランクのケルベロスに、お手させるところから始めてみよう!
わくわく異世界ブリーディングコメディ開幕!!
生命がどのように生まれ、時代を生き抜き、進化したのかを圧倒的なビジュアルとともに見る、壮大な進化のドラマ(全2巻)。「ダーウィンが来た!」「NHKスペシャル」などNHKが長きにわたり放送してきた恐竜・古生物関連の番組をもとに、担当したディレクターが書き下ろす。
第2集「現生動物への道が開かれた」では、中生代 ジュラ紀から新生代までを網羅。ティラノサウルスをはじめとする恐竜が地球を支配する時代と、その後の哺乳類の時代、さらに人類誕生までを取り上げ、生き物たちの進化と攻防を見る。
はじめに
序章 生命の躍進年表
1章 恐竜、地球の覇者となる
2章 恐竜の陰で生きた哺乳類たち
3章 恐竜王国の絶頂期と哺乳類の台頭
4章 “究極の恐竜” ティラノサウルス登場
5章 ついに哺乳類の時代
6章 到来! 巨大哺乳類の王国
7章 有袋類 vs 有胎盤類
用語集/索引/クレジット
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小学校低学年向けの新シリーズが登場!
わくわくするお話を通して読解力を養う!!
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◆どうぶつへの好奇心と読解力が身につく!
「クマは、どうして冬みんするの?」「ラッコは、ねている間にながされないの?」など、小学校低学年を対象に、どうぶつにまつわるいろいろなお話を掲載しています。楽しく読み進めながら、自然と読解力が身につきます!
◆1日2ページ、2週間で完成!おさらいパズル付き
気軽に取り組めるように、1話2ページの構成で14話とスペシャル問題を収録しました。春休みや夏休みの学習にもおすすめです。また、問題を解き終わったら、クイズに挑戦しておさらいパズルを完成させましょう。
◆正解への導き方もていねいに解説!
問題の次のページに答えとアドバイスを掲載しています。本書のナビゲートキャラクターのわくまるが、解説の補足や豆知識を教えてくれます。また、ドリルへの取り組み方やお子さんへの声かけなど、親御さんに向けた本書の活用ポイントも紹介しています。
イヌが、よくにおいをかぐのは、どうして?
クマは、どうして冬みんするの?
ゴリラは、どうしてむねをたたくの?
ラッコは、ねている間にながされないの?
カメレオンは、どうして体の色をかえられるの?
など14話+スペシャル問題
小さなパン屋さん「ネコノテパンヤ」がある町は、霧に包まれていました。お母さんが配達に出かけたので、ネコノテパンヤのななえちゃんは、一人でお店番。すると、帽子を深くかぶったお客さんがやってきました。そのお客さんをよく見ると、「えっ、もしかして猫?」。お客さんの帽子の下から、長く伸びたひげが見えました。つぎつぎに猫のお客さんがやってきて、うれしそうにパンを買って帰ります。想像力豊かな心の旅ができる絵本です。
思わず笑顔になるような、かわいらしい動物をあつめたジグソーパズル。3〜4才むけ。
大きなピースでつかみやすい!便利な収納袋付き。
豊富な写真とイラストで、動物たちのリアルな世界が広がります。哺乳類、爬虫類、両生類を「目」ごとに分類し、代表的な種の生態をくわしく紹介します。動物の体のしくみ、食べ物の種類、子育ての方法など、図鑑だけではわからない知識が満載です。巻末には、動物園での観察の方法と、全国のおもな動物園リストをつけました。
山男、雷獣や雷鳥、石羊、蛇タコ、ウナギになる山芋、一足鶏、くらっこ鳥、遊歩する魚介、波に乗るタコブネ、大海蛇。奇妙な生き物に対する江戸期の人々の豊かな想像力と好奇のまなざしを本草書から読み解き、日本人の動物観・生命観を浮かび上がらせる。
序 説話と本草学
第1章 「山人の国」の柳田國男
1 柳田國男の山人論
2 笑う山人、悟る山人
3 人か猿か
第2章 『信濃奇勝録』の異獣のこと
1 「山の神のチンコロ」再考
2 雷獣と雷鳥
3 名づけをする本草家たち
第3章 蛇、化してタコとなる
1 台湾の田鼠
2 メタモルフォーゼする生命
3 中間形態の妙
第4章 讃岐の妖怪博士
1 天狗爪石考
2 弁惑の論理
3 家鳴り伝承と合理主義
第5章 一足鶏と鶏三足
1 四本足のニワトリ
2 霊鳥から怪鳥へ
3 見世物にされる幻獣
第6章 もう一羽のくらっこ鳥
1 小鳥たちの前生
2 感情の共同体
3 脚絆と襷
第7章 遊歩する魚介たち
1 ホタテが散歩する話
2 イモ畑のタコ、ニラ畑のナマズ
3 ハリセンボンが上がる夜
第8章 江戸の大海蛇
1 あやかしの正体
2 船を乗り越える怪魚
3 ムカデクジラ、オキナ、そして北海の大魚
初出・関連論文一覧
あとがきーーケサランパサラン的幸福感
初心者が撮影可能な身近な動物から本格的な野生動物の撮影まで、第一線のプロの写真家が、動物へのアプローチ方法、テクニック、機材を解説します。野生動物の撮影しやすいポイントやオススメの動物園も多数紹介。
とても小さなコバチから巨大なゾウまで地球上に生息する動物約220種をカラフルな写真とともに取り上げています.哺乳類,鳥類,爬虫類,両生類,魚類,無脊椎動物の生き生きした姿を楽しんでください.
生き生きとした動物のようすにわかりやすい解説(大きさ・食べ物・生息環境・分布・行動)をつけています.動物にまつわるいろいろな記録も紹介します.