国益追求と国際協調の両立。EUが示す21世紀の指針。先の見えない国際社会の協調と安定の鍵を握るEUの総合的理解を探る。
本書は、日本語教育に隣接する国語教育と英語教育も射程範囲に据えて、日本語教育学について理論と実践の両面から考察したものである。
本書は、民営化をめぐる問題状況のもとで、公共性分析作業を受け継ぎつつ、今日における公共性の確保の方向を明らかにしようとするものである。
本書は、日本への留学を希望する外国人学生を対象に書かれています。「日本留学試験」を実施している日本国際教育協会(AIEJ)のシラバスに準拠する内容で構成し、日本で学ぶにあたって必要とされる生物学の基礎知識を幅広く平易に記述するよう書かれている。
本書は、認知のメカニズムと精神疾患におけるその障害と対策についての問題を取り扱う。人の行動は認知と記憶との統合により決定されるのであるが、行動決定に至るまでの脳内プロセスとその異常についての理解を深め、さらに多くの精神疾患における認知機能障害への対策をどのように進めていくかについての意欲的な試みを論じたものである。
同じ家族農業経営であっても失敗してしまう経営と他方では持続成長していく経営があり、経営研究には両者を比較することによって家族経営の持続力育成に寄与しようというミッションがある。本書では離農した経営の要因分析がなされず少なくとも持続力のある経営を取り上げているため、反面教師としての失敗事例との比較分析がなされていない。しかし異なった経済的性格を持つ農家間の競争関係を新しい分析手法で明らかにしている。
多言語社会日本の歴史構成-「国語」や「日本語」は多言語状況と、いかにむきあってきたのか。国民国家日本の「国語」「日本語」の呪縛から逃れ、抑圧と排除にもとづかない、相互承認にもとづく社会的アイデンティティを構築し、わたしのことばを手にするために必要とされるものとは。
本書は、著者が約二十年前から十余年にわたって手掛けた、当時としては最新の栄養教育の方法に関する論文を集成したものである。
確定拠出年金の誕生で、「年金新世紀」が幕を開けた。以来、およそ1年半。日本の企業年金は、どう変わろうとしているのか。Part1では法制化への道筋と現状での問題意識を、Part2では企業年金制度再構築への課題を検証し、そしてPart3には関連する諸資料を掲載した。
「機会の平等」と「小さくて強い政府」。この二つを達成すれば21世紀の日本はもっともっと元気になる。がんじがらめの規制をとりはずし、国民がのびのびと自由に生きられる社会を提言する。
本書は、平成14年3月に厚生労働省から出された「保健機能食品等に係るアドバイザリースタッフの養成に関する基本的考え方について」に基づいて、必要とされる中心的な知識・技能を記述したテキストである。
本書は、糖尿病患者の看護や療養指導に必要な糖尿病についての知識を、基本的なこととともに最近の知見を含めて学んでもらうことをねらいとして企画された。編集にあたっては、わかりやすい解説書となり、実際の臨床現場で役立つものとすることに主眼をおいた。
1993〜2000年にかけてJAMAに連載されたUsers’ Guides to the Medical Literatureシリーズを、シリーズ編者のGuyattが中心となって大幅加筆修正し、再構成したEBM入門書の決定版。雑誌連載時の同シリーズはEBMの概念を全世界に流布するのに決定的な役割を果たしたが、本書ではその内容をベースに、連載当時からさらに発展を続けているEBMの現在形が分かりやすく、コンパクトにまとめられている。