多重債務問題を引き金に、消費者金融業界は再編を迫られている。この大きな変化を、消費者、金融業会、経済構造など様々な視点から分析し、消費者金融市場のあるべき姿を明らかにする。
生活に結びついた医学を-「農民とともに」を貫いた地域医療の「先駆者」からのラスト・メッセージ。
本書は、「軽度発達障がい」を中心にし、発達障がいを持つ子どもやその家族と、この社会でともに生きていくためには、どうしたらよいのかということを一緒に考えていただければ、という想いから生まれました。
常に矛盾と変動を孕み、「矛盾激発型」社会とさえ呼ばれる現代中国の動態ーそれは、建国後半世紀余、変貌を続ける大学入試の歴史を通して鮮明に見えてくる。大量の資料収集と適切な内容分析の下、その全貌を描出した本書は、大学入試と折々の国家的課題との切っても切れぬ関係を改めて痛感させるとともに、特に最近の市場経済化の中、わが国と共通性を加えつつある現状を通じ、我々に大きな刺激をもたらすだろう。まさに中国大学入試研究の決定版。
「サービス・イノベーション研究」特集号。招待論文4本、自由論題論文4本、研究ノート3本、の計11本を掲載。
学校で教える知識や学校組織がすべての者に合う「フリーサイズ(one-size-fits-all)」のものと考えるアプローチは、個人のニーズや知識社会全体にはうまく適合しないという認識が高まっている。本書では、「個別化」した教育や公共サービスの集団的な提供の可能性が、現在の画一性を打開する方途として広範に叙述されている。個別化の方向へ漸次移行していくことの重要性は、第一線の専門家であるデイヴィド・ホプキンス教授によって、本書の序章で述べられている。
将来世代の環境権を憲法で保障しているスウェーデンやドイツ。「持続可能な発展」を国是とした社会基盤のもとで、幼時からの環境教育や、市民/生活者、自治体が一体となった環境活動に、日本のCO2がなぜ増え続けるのかが読みとれるタイムリーな書。
安倍首相率いる「教育再生会議」はいったい、教育をどこに向かわせようとしているのだろうか。彼らの根本の問題点は、現場の教師や学生たちの声を反映させる回路がまったくないことにある。現在の教育が抱える問題に対して、彼らの施策は果たして有効なのだろうか。ゆとり教育世代の学生たちが、今ここに、新しい教育再生案を提示する。
性教育はすべての子どもたちに受ける権利がある。人間は知ることで行動が慎重になる。「10代の性」と向き合って25年、性教育「受難」時代に生きる子どもたちの“いのちと生”のSOSに応えたい。「ストップ・ザ・無知ゆえの傷つく性」。
ブログ、IP電話、情報漏洩、ネット広告、IT統制、XML…基本用語から産業界の最新動向まで厳選200語をテーマ別にやさしく解説。
学力向上を謳い、校内暴力、いじめ、怠学、不登校等の学校病理を生徒のこころの問題にすり替えて、建前を語る教育再生構想は欺瞞だ。直視すべきは、教育問題とは即ち、社会矛盾を鋭く反映する労働問題そのものだということ。知識・学歴が仕事に役立たなくなった格差社会出現のメカニズムの数々を、教育現場の疲弊に見る。衝撃の分析レポート。
福祉国家は、どこまで国民を包摂しうるか、また包摂すべきか。とどまるところを知らないさまざまな要求、補償が生み出す新たな補償の必要、環境問題の深刻化…進歩的/保守的、左派/右派という二項対立が無効になったいまこそ求められている、社会システム理論の思考。
なぜ、テレビゲームにハマるのか?テレビゲームの中に隠された人を夢中にさせるテクニック、ゲームニクス。使い方を自然に覚えられる、使っていくうちに止められなくなる、ゲームに「ハマる」様に勉強に熱中させる。
本書は「創造的な音楽教育」を念頭に、多くの「音楽ゲーム」を解説付きでまとめたものです。5分で終わるものから、2、30分程度かかるものまでいろいろです。読者のニーズに合わせて取り組んでください。子どもたちとの楽しい展開がきっと待っていることでしょう。
「こうすれば、努力しなくても英語がペラペラに!」「英語は幼児教育から!」など、巷間には英語学習に関するさまざまな説が飛び交っている。英語が苦手な日本人が、ついふらふらと誘われてしまうのも無理はない。しかし、これらの説は本当なのか?裏づけはあるのか?科学と経験とでバランスをとりながら、俗説の誤謬を正し、英語学習のあるべき姿を分かりやすく紹介する。