ゲイの友人月館佳之に、中垣旭は戸惑いながらも段々と魅かれてゆくが、月館は彼の部屋を出たまま、一向に音沙汰がなかった。二週間目に渋谷で月館を見かけた彼は、連絡して来なかった理由を問いつめる。月館の返事は歯切れが悪く彼を苛立させる。その晩、月館のアパートに泊まりに行った中垣に、月館は、これきりでもう会いたくないと言い出した。
今までの恋愛論はもう通用しない。男と女の境界を自由に行き来する蔦森樹がおくる50の恋愛処方箋。
気がつくと同じような恋のパターンを繰り返している…。恋の迷路から抜けられない…。誰もが経験する恋のジレンマを解き明かし、ポジティブな恋の見つけ方をわかりやすくアドバイスする待望の書。
昔、外国はファンタジックワールドだった。想像してドキドキした。外国映画のスターに憧れた。キスシーンを夢みた。今、もうドキドキしない。想像しないから、できないから。いつから異国での恋、異人との愛はできなくなったんだろうか。ファンタジックワールドは存在できなくなったんだろうか。と思っていたら、それは同人誌即売会に存在した。そこに恋する国がある。愛する人がいる。昔も今も変わらない恋愛がある。現実からもっとも遠く近い何処か、ファンタジックワールドは何時も存在する。ドキドキする為に…。
なぜ、人を好きになるのだろう。年齢と恋をする気持ちには関係があるのだろうか。男女の間に友情は成り立つか。失恋は、どうのりこえたらいい。だれもが経験し、思い悩む「恋愛」。この大問題を、人間の行動のひとつとしてとらえてみたら…。データをもとに「現代の恋愛」を心理学的立場から考える。
この新人の登場は音楽シーンや詩の世界をぬりかえる。ありふれた日常のなかの、とぎすまされた感覚。愛の新境地が、あなたの心を満たします。書き下ろしエッセイ。
幹世につれられて、天文部の1年生・麗子の家を訪れたノリミ。麗子専用の携帯電話が盗聴されて、不気味な文書が届いているという。文書に書かれている麗子の恋人・羽矢人は、借金取りに追われる青年だった。麗子が何者かに襲われる事件が起こり、ノリミが捜査を開始した。そんな時、天文部で「麦倉先生とわたし」という麦倉先生とノリミの関係を赤裸々に書いた日記が発見されて…。
輝かしい伝統と厳しい戒律とをもつ英国の名門キングズ・スクール。緊張感溢れる授業中の教室のドアを、黒髪の転校生が開いた。不意打ちのような彼の登場は、一人の生徒の窮地を救うことになった。それが、美馬貴司とアレックの運命的な出会いだった。アレックは自分自身に固く誓った。「美馬に感謝する」と。しかし、その思いは、美馬を知れば知るほど、別の感情に変わりつつあった…。
女の子は、みんな、恋愛に夢中。だけど、あたしは、愛とか恋とか、全然興味ないの。あたしの夢。それは、現役高校生でプロのまんが家としてデビューすること。だから、あたしには、恋愛してる暇なんかないんだ。今も、『少女ポプリ』の『新人まんが賞』に応募するために、原稿を描いている真っ最中。ところが、『少女ポプリ』に原稿の持ち込みをしたとき、編集さんに「好きな人をつくったほうがいい」って言われちゃったの…。
20代の女性の悩みに答える雑誌「GP」。その編集部には、数多くの恋愛相談が寄せられる。不感症、不倫、マザコンの恋人…、どこかが似通っていて、それでいて一つとして同じではない秘密の数々。単なるアドヴァイスやコメントを超えて、恋愛相談は、真実の物語をつむぎ出していく。「いつも心のどこかで感じている、この何か足りないような気持ち。人生のどこかでミスをしてしまったような不安は、いったい何なんだろう。」多数のルポやインタビューを通して、若い女性たちの「今」に密着してきた著者が、自らの痛みをこめて書き下ろす、現代の恋愛事情の“向こう側”。新世代女性作家の小説。
縁のない人には遠くて長い道ですが、恋に王道はないと申します。イエス&ノーの深層心理チャートで、あなたの恋愛願望をしっかりチェック。