消えて行く貴重な中世の遺産-鎌倉街道をせめて写真として残すことを念願して18年。平板な記録を超えることを目指した成果がここに漸く結晶した。
本書は『宇佐神宮史』鎌倉時代3として弘安元年(A.D.1278)〜慶長元年(A.D.1311)の史料を収め「史料篇巻6」とした。
日本棋院の重鎮・滝川九段の鎌倉・胡桃谷の静かな邸で愛娘妙子の、結納が取りかわされていた。そこへ、乱入したライフル強奪犯二人組。彼らは婚約者に重傷を負わし妙子のネックレスを奪って逃走した。犯人を追う、妙子の兄でハンターの真一。だが、その直後に二人の強奪犯が次々と何者かに殺されて…。事件の裏に隠された鎌倉の史跡に繋がる宿命の出会いと悲しい女の性。古都を舞台に情趣感あふれる推理2選を収めた特選珠玉作。
数多くの花の寺とともに、ここ鎌倉の歴史的風土は、四時、人を魅了してやみません。じっさい鎌倉とは、ただ鎌倉幕府があった古都というばかりでなく、禅宗と日蓮宗の本拠地であり、日本で初めて社会事業としての施療が行なわれた処であり、文学史上では初めて『万葉集』が読解され、初めて『源氏物語』が書物になった処でもあるのです。そして少し前は、無名時代の芥川龍之介や萩原朔太郎らが温かい人情に包まれて、その才能を伸ばした処でした。しかし、僅か半世紀前の彼らの足跡すら既に失われようとし、数多くの「やぐら群」や「切通し」などの鎌倉古道は、風化と損壊の危機に瀕しています。この本は、今ならばまだ私たちが先人たちの足跡を辿ることが出来る最後の機会だということを踏査し実感して書かれたものです。
ダイアモンド、水晶、オパール、黄鉄鉱…。鉱物の魅力のすべてを教える入門エッセイ。
時代を動かした歴史上の事件や出来事を、新聞にまとめたわかりやすい日本史のシリーズです。写真資料やさし絵も満載、たのしみながら日本史の知識が深まり、学習に役立ちます。
古都の史跡をめぐり、鎌倉史の史疑や秘話を追う。禍福およなす頼朝の生涯を縦糸に、義経、政子、実朝ら多彩な人間群像をからませた異色の歴史人物紀行。
短期決戦、悪くても5戦4勝を実績で裏付ける新時代の新投資法。目からウロコが落ちる衝撃の必勝法。
なぜ、タイワンリスが鎌倉に広がったのか?-1人の女子学生・庄司さんが、石神井公園からはじめたタイワンリスの調査は、やがて鎌倉の木下さんをはじめ、グループの女性の手へと、うけわたされました。この女性のグループは、その後地道に10年にもわたり調査をつづけ、野生化し、鎌倉にいついたタイワンリスの生態や移入ルート、分布を明らかにしてきました。小学上級生から中学生向。
日本の計理士登録第一号の著者が、会計監査の発達史についてやさしく解説。特に、数多の資料によって幕府の財政機関や会計組織、また会計検査機関・手続きを詳解。会計にたずさわる人々のみならず、近世の政治学・経済学・社会学史の研究者にとって必読の書。