イモトアヤコの初エッセイ集!
妊娠・出産・育児の怒濤の日々についての「文庫版あとがき」も文庫で新しく収録!
イモトさんは全力だ。まっすぐだ。人に対しても、経験に対しても。
彼女をどうしても愛してしまう理由が、このエッセイを読んで分かった。
--西 加奈子
鳥取から上京後、芸能界に入り活躍の場を広げる著者。
世界中を飛びまわる日々のなか、仕事にいつも一生懸命なイモトが、
「背中で見せる理想の上司」「拝啓 安室奈美恵さま」「おもしろ女優」など、
家族や芸能界の友人たちについて綴ったエッセイ集。
館ミステリ+タイムループ+人格転移。
掟破りなのに王道。
驚異の超絶SF本格ミステリ!
週刊文春ミステリーベスト10、第2位
本格ミステリ・ベスト10、第2位。
コスタ賞最優秀新人賞受賞。フィナンシャルタイムズ紙ベスト・ミステリー。
などなど世界中で絶賛された傑作。
仮面舞踏会の夜、令嬢イヴリンは死んだ。--おまえが真犯人を見つけるまで、彼女は何度も殺される。
森の中に建つ屋敷〈ブラックヒース館〉。そこにはハードカースル家に招かれた多くの客が滞在し、夜に行われる仮面舞踏会まで社交に興じていた。そんな館に、わたしはすべての記憶を失ってたどりついた。自分が誰なのか、なぜここにいるのかもわからなかった。だが、ひょんなことから意識を失ったわたしは、めざめると時間が同じ日の朝に巻き戻っており、自分の意識が別の人間に宿っていることに気づいた。とまどうわたしに、禍々しい仮面をかぶった人物がささやくーー今夜、令嬢イヴリンが殺される。その謎を解き、事件を解決しないかぎり、おまえはこの日を延々とくりかえすことになる。タイムループから逃れるには真犯人を見つけるしかないと……。不穏な空気の漂う屋敷を泳ぎまわり、客や使用人の人格を転々としながら、わたしは謎を追う。だが、人格転移をくりかえしながら真犯人を追う人物が、わたしのほかにもいるというーー
英国調の正統派ミステリの舞台に、タイムループと人格転移というSF要素を組み込んで、強烈な謎とサスペンスで読者を離さぬ超絶SFミステリ。
少女を殺したのは、物語に秘められた毒ーー戦時中のミッションスクールでは、少女たちの間で小説の回し書きが流行していた。蔓薔薇模様の囲みの中に『倒立する塔の殺人』とタイトルだけ記されたその美しいノートは、図書館の書架に本に紛れてひっそり置かれていた。ノートを手にした者は続きを書き継ぐ。しかし、一人の少女の死をきっかけに、物語に秘められた恐ろしい企みが明らかになり……物語と現実が絡み合う、万華鏡のように美しいミステリー。
人類が“ほぼ滅亡”してからX日。唯一生き残った人間・ネクロマンサーは、ゾンビのユメコと楽しく暮らしていた。食料はいくらでもあるし、電気ガス水道も魔法でなんとかなるし、図書館もレンタルDVD店も借り放題で、なかなか快適な毎日。でもちょっと困るのは…、世界はアンデッドであふれかえっているのです! 死霊術師とゾンビ少女の、ほのぼのポストアポカリプスファンタジー。
本書は、幕末の不平等条約によって開港された港湾である条約港において、来日欧米人の間で流布した俗言「日本は、花に香り、鳥に歌、男に道義心、女に貞節のない国である」に注目し、日本女性および日本人についてのステレオタイプを拡散させたこの流言飛語の由来、そして、この俗言に内包されている欧米人の日本観の顕在化と言える「ゲイシャ」イメージの意味を考察している。これらに費やされた言説を史的に辿るにあたっては、根拠のない俗言を生み出すことになった史資料を収集検証し、客観的に「資料に語らせる」という実証的な方法を用いることとした。また「ゲイシャ」イメージの考察においては、その拡散の過程が視覚化されている図版や写真を用い、欧米人の視線を気にしながら西洋に倣い近代化を図った明治日本において、このイメージが、いかに欧米人の日本観と日本人の自国意識の相克を浮き彫りにするものであったかを明らかにした。しかしながら、史的事実の確認を辿る歴史学の方法に厳密に拘ることはせず、この俗言のような独断と偏見を含んだ、恣意的ともいえる言説や出来事について、しっかりと検証を行うことにした。それは「そのような噂や流言飛語が存在した」という事実からも、その文化総体の成立背景がより良く認められると考えたからである。一般には、こうした論を立てて行く場合、自らの使命としてキリスト教による文明化を第一に考えるヨーロッパ中心主義や帝国主義、植民地主義、そしてイングリッシュネス、ジャポニスムなどの様々な思潮との関連を考察する社会学的な視点が不可欠ではあるものの、この分野にはあえて深入りせず、開港交渉の記録、欧米使節団や外交官の報告書、日本の海外使節団や万国博覧会関係者の記録、新聞や雑誌などの定期刊行物の記事、世界漫遊家たちの残した日本見聞記、小説や演劇台本等、様々な分野における関連資料を渉猟することで、本書を民衆文化論として成り立たせるよう、より総体的にこうした事象を論じることにした。【図版多数収載】
この人たちを忘れては、あまりにもったいない!
戦後の貧しい時代に豊に花開いた大人の文芸
ユーモア・エスプリ・お色気は反骨と人間賛歌の証し!
《大好評4刷》『「絵のある」岩波文庫への招待』に続く、魅惑のブックガイド。こころトキメク参考図版280点掲載!
もう一つの昭和戦後史を彩った人々
安藤鶴夫・池田弥三郎・岩佐東一郎・石黒敬七・岩田専太郎・奥野信太郎・大仏次郎・小野佐世男・川口松太郎・木村荘八・久保田万太郎・近藤日出・佐藤垢石・獅子文六・清水崑・神保朋世・菅原通済・鈴木信太郎・高田保・高橋鉄・高橋義孝・辰野隆・東郷青児・徳川夢声・那須良輔・丸木砂土・平山蘆江・正岡容・宮尾しげを・矢野目源一・横山隆一・吉田機司……
ご当地食材や郷土料理、ニッポンのうまいものを料理芸人が美味しくアレンジ!
「健康になりたい」「健康について考えたい」人に向け、健康をサポートするスポーツトレーニングの知識と実践方法を、イラスト、写真、図表などをふんだんに交えてわかりやすく解説しています。身体を鍛えるスポーツトレーニングに加えて、メンタルトレーニングとトレーニングの関係や栄養・食事とトレーニングの関係など、心と栄養との関係についても網羅。スポーツトレーニングについての正しい知識を得て、健康な身体を手に入れる強い味方となる1冊です。本書は、2017年に刊行しロングセラーとなっている『増補改訂版 基礎から学ぶスポーツトレーニング理論』を元本に、最新の知見に基づいた情報の更新や追加を行なった最新版となっています。
本書の読み方
第1章 身体の基礎知識を学ぶ
●COLUMN 現代人は地に足の”ゆび”(足趾)が着いていない?足のゆびと転びやすさの関係
第2章 トレーニング理論を学ぶ
●COLUMN 身体の不平等を解消!左右差を考えてトレーニング
第3章 トレーニングと身体の仕組みを学ぶ
●COLUMN 無重力環境下での生活は”寝たきり”と同じ?
第4章 トレーニングとコンディショニングの仕組みを学ぶ
●COLUMN 着るだけでパフォーマンスアップ 最新テクノロジーで作られた「着圧ウェア」
第5章 トレーニングと栄養・食事の仕組みを学ぶ
●COLUMN 満腹感を感じるのはお腹?頭? 「甘いものは別腹」の正体
第6章 トレーニングとメンタルの仕組みを学ぶ
●COLUMN 筋肉の潜在能力を解放するカギ? 大声を出すとパフォーマンスがアップする秘密
スポーツトレーニング理論 索引用語集
小さな包装紙店のCuteでPopなパターンデザイン100収録!!
心はどこで、どうして生まれるのか?
無限、カオス、ゲーデルの不完全性定理。「不可能問題」に取り組む古今の数学者らの純粋な姿が、著者に確信的インスピレーションを与えた。「数学は心だ」。共通難問を追究する人類の数学的営みが脳を発達させ、記憶、思考・推論、感覚・知覚といった心の働きを生む。諸研究を用いて語られる「心」と「脳」の関係は、固いアタマに風穴を開けてくれる。世界最先端の数学者による思索の書。
プロローグ
第一章 数学は心である
第二章 心が脳を表現する
第三章 複雑系としての脳
第四章 カオスの超越性と心
第五章 心は数式で書けるのか
第六章 記憶と時間と推論
エピローグ
文庫版あとがき
明治の終り、故郷を追われ北九州若松港に流れてきた男と女。二人は最下層の荷役労働者となり、度胸と義侠心で荒くれ男を束ね、波止場の暴力と闘う。男は玉井金五郎、女はマン。男の胸の彫青は昇り龍に菊の花。港湾労働の近代化を背景に展開する波乱万丈の物語。著者は本名玉井勝則、金五郎・マンの長男、実名で登場する。
新シリーズ誕生!
「浪人奉行」シリーズや「隠密船頭」シリーズで
時代小説ファンに愛される稲葉稔さん、
令和初の新シリーズが誕生します!
主人公の桜木清兵衛は、町奉行所で風烈廻りの与力として
活躍した人物。
とある事情から、倅に早めに家督を譲ることになり、
いまは若隠居生活を送っています。
しかし、若い侍が往来でいきなり斬り付けられた現場に
居合わせたことで、
困った人をどうにも放っておけぬ性分が顔を出し、
遺された友の手助けをすることに……。
人生の機微を知り、与力時代から培った知恵と勘、
そして剣の腕をふるって
清兵衛が活躍します。
装画は板津匡覧さん。
ダンディーな清兵衛の横顔も魅力的です。
ここは、とある町のはずれにあるちょっと不思議な古本屋。
あなたが読みたいと思う本が、きっと見つかります──。
1話10分で完結するアンソロジーシリーズ第二弾!
涙あふれる「感動」のお話を集めました。
・お母さんのクローゼットの奥で見つけたのは、紫色の小さな箱。
はるか遠くで引っかかる小さな記憶。その箱を開けたときに──?
・六年生になる春休み、ママを交通事故で亡くした親友の芹奈。
必死に“ふつう”であろうとするその姿に……。
・すべての天候がAIで管理されるようになった時代。
突然の雨が織りなす、心あたたまるストーリー。
1話10分で完結するから、朝読書やちょっとしたすきま時間に最適!
小学3年以上の漢字にはふりがなつき。