【 北アフリカの虎を実感再現、独特な装備も興味深い 】
第二次大戦中の最強戦車の一台といわれるドイツのタイガーI型。
そのバリエーションの中でも、1942年末、ロンメル将軍率いるアフリカ軍団への増援としてチュニジアに送られ、英米連合軍の前に初めて姿を現したのが極初期型です。
両側面のピストルポートや独特な形状の雑具箱を備えた砲塔、屈折した前部フェンダー、やや角張った形状の排気管カバーなどが特徴です。
その涸力な88mm砲は2000m 以上の距離から連合軍の主力戦車シャーマンを撃破できました。
【 模型要目 】
★1/35 スケール、全長240mm 、全幅106 mm 。
★屈折した前部フェンダー、砲塔両側面のピストルポートやスリットが入り、やや角張った形状の排気管カバーなど極初期型の特徴をリアルに再現。
★ヘッドライトの位置を車体前面に変更したタイプにも組立て可能、ライト取付用のステーもセット。
★車体前面装甲板は操縦手用装甲バイザーを別部品とし、立体感あふれる仕上かり。
★エアクリーナーのホースはメッシュ模様の入ったビニール系のパイプで再現。
★スライドマークは北アフリカ戦線の第501 重戦車大隊所属車輛4種類。
★熱帯用制服姿の戦車兵の人形1体付き。
※写真はキットを組み立て、塗装したものです。
※車体後部のエンジングリルには、タイガーI初期型用エッチンググリルセット【Item No:35217】(別売)が使用可能。
※情景製作などに役立つ、タイガーI用88mm砲弾セット(真ちゅう製)【Item No:35189】(別売)が使用可能。【商品サイズ (cm)】(幅×奥行):24×10.6
【M26 装甲戦車回収車について】
第二次大戦中、戦闘により損傷や故障した戦車の回収と牽引に働き続け、アメリカ軍戦車部隊の進撃と勝利を陰で支えたのがM26 装甲戦車回収車です。
ナッキー・トラック社製6×6トラクターをベースとするこのM26 は、鉄道車輌メーカーのパシフィック・カー・アンド・ファンドリー社によって1943年4月に量産が開始されました。
装甲キャビンと出力240馬力のホールスコット440エンジン、タンデムウィンチや回収作業用のAアームなどを装備、M15セミ・トレーラーと組み合わせてM25 戦車運搬車ドラゴンワゴンとしても活躍しましたが、単独でも行動不能となった戦車の回収や牽引が可能でした。
さらに溶接機など各種機材を搭載して前線での戦車の応急修理を行うこともできました。
M26 は第二次大戦後もヨーロッパ各国で使用され、日本の陸上自衛隊にも20輌が供与されました。
【 模型要目 】
●第二次大戦中、戦車の回収や牽引に活躍した M26 装甲戦車回収車の1/35スケールプラスチックモデル組み立てキットです。
●全長225mm、全幅106mm。
●重量感あふれるスタイルをリアルにモデル化。
●装甲キャビンはスライド金型を使用して一体成形、高い実感とともに確実な組み立てを追求しました。防弾窓は開閉選択式で、キャビン内部も精密に再現。
●タンデム型ウィンチやクレーンも立体感あふれる仕上がり。万力や圧力計付きの溶接作業用ボンベなどのアクセサリーパーツもセット。
●Aアームと呼ばれる回収作業用の支柱は5段階の角度を選んで組み立てられます。
●エッチングパーツやパイプ、チェーンなど実感を高める金属パーツもセット。ライト類にはメッキパーツと透明部品を使用。タイヤはリアルな中空ゴム製です。
●スライドマーク6種類、キャビン内の乗員2種4体に加えて立ち姿の人形2体付き。
※写真はキットを組み立て、塗装したものです。【商品サイズ (cm)】(幅×奥行):22.5×10.6
【 全戦線を支えた信頼の軍馬 】
1937年から44年までに7万台以上という生産数を記録した、第二次大戦中のドイツを代表する軍用トラックです。
耐久性と走破性に優れた後輪駆動シャーシに大型の荷台を備えて高い輸送能力を発揮。
西部戦線から北アフリカ、ロシアまでの全戦線で物資や兵員の輸送任務に走り続け、終戦までドイツ軍を支えました。
【 模型要目 】
スケール1/35のプラスチックモデル組み立てキットです。
●全長174mm、軍用トラックならではの力強いスタイルをはじめ特徴的なキャビン形状を高い実感でモデル化。
●前傾姿勢のシャーシレイアウトや足まわりも部品点数をおさえながら繊細な彫刻で立体感豊かに再現。
●前輪は左右に向きを変えられ、幅広い情景設定に対応。
●荷台の木目模様も質感あふれる仕上がり。
●塗装に便利なウインドウ用マスクシールも用意。
●略帽姿のドライバーとナビゲーターの人形、各戦線のマーキング4種類付き。
●荷台に積載できるドラムカンやジェリカンなどを豊富にセット。
※写真はキットを組み立て、塗装したものです。【商品サイズ (cm)】(幅):17.4
【 M5A1に緊迫感あふれる人形4体をセット 】
第二次大戦前半のアメリカ軍を代表する軽戦車、M3スチュアート。
その後継車であるM5軽戦車の改良型として1942年9月に制式化されたのがM5A1です。
110馬力のキャデラック製4ストロークV型8気筒エンジンを2基搭載し、最大速度58km/hの快速を発揮。
武装として37mm戦車砲と7.92mm機銃3挺を搭載し、砲塔右側の対空機銃架を防護する追加装甲板も特徴でした。
1943年1月から1944年6月までに約6,800輌が生産され、主に偵察用としてイタリア戦線や北西ヨーロッパ戦線に出撃。
ノルマンディー上陸作戦後に使われたM5A1の中には生垣突破用のヘッジローを装着した車輌も見られました。
【 模型要目 】
1/35スケールのプラスチックモデル組立キットです。
●全長135mm、全幅64mm。軽戦車ながらボリューム感ある姿を車体下面まで実感豊かにモデル化。
●生垣突破用のヘッジローを装備した状態を再現しました。
●砲塔は左側面などに履帯の悪路走破性を高めるグローサーを装着し、右側に機銃を装備して迫力十分。
●機銃を射撃するポーズの戦車兵の人形に加え、迫撃砲を射撃する兵士と通信兵の3体もセットしました。キットのままで緊迫感あふれる小情景が楽しめます。
●デカール2種類付き。
※写真はキットを組み立て、塗装したものです。【商品サイズ (cm)】(幅×奥行):13.5×6.4
【 鋼鉄の豹、クルスクで初見参 】
第二次大戦後半にドイツ軍の主力戦車となったパンサーの最初の生産タイプがD型です。
強力な長砲身70口径7.5cm戦車砲を装備し、ドイツ戦車初の傾斜装甲を採用して優れた防御力を発揮。
また700馬力のエンジンによる機動力はソ連軍に大きな脅威を与えました。
1943年1月から9月までに約840輌を量産。
初陣となった1943年7月のクルスク戦では初期トラブルに悩まされたものの、その主砲は1,500~2,000mの距離から140輌ものソ連戦車を撃破。
また戦闘中に正面装甲を撃ち抜かれた車輌は存在しませんでした。
ドイツ戦車の転換点となったD型の設計思想を受け継ぎ、その後改良を重ねたA型、G型も登場。ドイツ軍の主力として終戦まで戦い続けたパンサーは、攻撃力、防御力、機動力をバランス良く備えた戦車として高く評価されています。
【 模型要目 】
パンサーD型のプラスチックモデル組み立てキットです。
●1/35スケール、全長254mm、全幅101mm。
●実車取材に基づいて、パンサーの最初の生産型であるD型をモデル化。
●砲身は先端のマズルブレーキを除き、左右一体成形パーツとしました。
●防盾などの鋳造模様、鋼板の質感や細部の精密感にこだわりながら、的確なパーツ分割で組み立てやすさも両立しました。
●D型の初期に見られる発煙弾発射機などもパーツ化。
●履帯はリアルで手軽なベルト式を採用。
●キューポラに収まるコマンダーの半身像と砲塔後面で前方を見据える車外クルーの人形付き。
●クルスク戦に投入された車輌のデカール3種類とカラー迷彩塗装図もセット。
※写真はキットを組み立て、塗装したものです。
※1/35 ドイツ戦車 パンサーD型 メタル砲身セット【Item No:12664】(別売)が使用可能です。
※1/35 ドイツ戦車 パンサーD型 連結式履帯セット【Item No:12665】(別売)が使用可能です。
※1/35 ドイツ戦車 パンサーD型 エッチンググリルセット【Item No:12666】(別売)が使用可能です。【商品サイズ (cm)】(幅×奥行):25.4×10.1
【 イスラエルが鍛え上げた最強のシャーマン 】
M1およびM50シャーマンに続くイスラエル機甲部隊の中核として、1962年に登場したのがM51です。
その多くは鋳造車体のM4A1シャーマンをベースとし、鋳造砲塔に長砲身105mm砲を搭載。
大型の主砲を収めるために砲塔後部が延長されています。
エンジンは460馬力のディーゼルエンジンに換装され、HVSS(水平渦巻きバネ式サスペンション)と幅の広い履帯により優れた機動力を発揮しました。
1967年の第三次中東戦争で初陣を飾り、絶大な攻撃力を活かしてエジプト機甲部隊を圧倒。数多いM4シャーマンの派生型で最強を誇ったM51は、シャーマン戦車の集大成として歴史に名を刻んでいるのです。
【 模型要目 】
1/35スケールのプラスチックモデル組み立てキットです。
●全長257mm、全幅86mm。イスラエルでの綿密な実車取材に基づいて、力強い姿を余すことなくモデル化。
●鋳造製の車体上部や後部を延長した鋳造砲塔は、複雑なフォルムを実感豊かに再現。
●HVSSの足まわりも少ないパーツ点数で立体感十分。
●履帯は幅の広いT80と呼ばれるタイプを再現。手軽でリアルなベルト式でパーツ化。
●コマンダーとローダーの半身像2体、第三次中東戦争などのデカール3種類付き。
※写真はキットを組み立て、塗装したものです。【商品サイズ (cm)】(幅×奥行):25.7×8.6
第二次大戦中、最高時速88kmという快速を活かし、偵察任務に大きな働きを見せたアメリカ軍の軽装甲車、M8グレイハウンドのプラスチックモデル組み立てキットです。
平面構成の車体や37mm砲搭載のオープントップ式砲塔、そして高い機動力を発揮する6輪駆動の足まわりなど高い実感と共にモデル化しました。
砲塔や操縦席内部もリアルな仕上がりです。
また砲塔上部には、機銃用リングマウントとM2重機関銃を取り付けることも可能。
左右の大型フェンダーは着脱を選べ、両側面には対戦車地雷用ラックと雑具箱を選択して取り付けられます。
車長の人形1体付き。
※写真はキットを組み立て、塗装したものです。【商品サイズ (cm)】(幅):14.3
【 フィギュアと戦車を組み合わせ、手軽に情景を楽しめます 】
歩兵支援用に開発されたM4A3シャーマン 105mm榴弾砲搭載型が、MMシリーズに仲間入り。
戦闘中の歩兵3名のフィギュアを組み合わせ、手軽に情景を楽しめます。
太く力強い105mm榴弾砲と防盾を備える砲塔は、鋳造表現も実感たっぷりに再現。
躍動感あふれる3体のフィギュアと遠方を凝視する戦車長の半身像が、戦闘の緊張感までも演出します。
発売中のM4A3シャーマン 75mm砲搭載型をはじめとする豊富なアメリカ軍車輌と組み合わせての情景展開も楽しみです。
【 M4A3 シャーマン 105mm榴弾砲搭載型について 】
第二次大戦中の連合軍を代表するM4シャーマン戦車。
その数多いバリエーションの中でも陣地攻撃など歩兵部隊への火力支援を主な任務としたのがM4A3シャーマン105mm榴弾砲搭載型です。
フォード製V型8気筒ガソリンエンジンを装え、車体前面を1枚板として防御力を強化したM4A3の後期型車体に仰角の大きいM4型105mm榴弾砲を搭載。
榴弾の他に発煙焼夷弾や対戦車榴弾など様々な種類の砲弾を発射でき、機動力を活かしながらの支援攻撃に加えて対戦車戦闘にも出動、イタリアや北西ヨーロッパなど幅広い戦線でその威力を発揮したのです。
【 模型について 】
●第二次大戦中のアメリカ軍M4A3シャーマンのプラスチックモデル組立てキットです。
●全長172mm、全幅76mm。105mm榴弾砲搭載型の迫力あふれる姿をリアルにモデル化しました。
●丸みのある鋳造砲塔も実感豊かに再現。独特な防盾や車長用キューポラ、機銃クランプなどの細部もシャープな仕上がりです。
●装填手用ハッチなど各ハッチは開閉選択式。
●キャタピラはゴムパッド付きのタイプをセット。
●進撃中のポーズで再現した歩兵の人形3体、双眼鏡を手にする戦車長の半身像1体、そして機銃用弾薬箱や三脚架、携行食糧用木箱など豊富な装備品もセット。
●デカール3種類付き。
※写真はキットを組み立て、塗装したものです。【商品サイズ (cm)】(幅×奥行):17.2×7.6
【 アルデンヌ戦線のワンシーンを1/35に凝縮 】
第二次大戦後期の1944年に登場したドイツの重戦車がキングタイガーです。
最初の試作50輛がポルシェ社設計の砲塔を載せていたのに対し、量産型はヘンシェル社設計の改良型砲塔を装備、強力な71口径88m砲と車体前面150mm、側面80mmという分厚い装甲を備えていました。
1944年12月、ドイツ軍が形勢逆転を狙ったアルデンヌの戦いにもキングタイガーは集中的に投入され、連合軍にとって最大の脅威となりました。
またDKW NZ350は1940年に生産が開始された中型軍用オートバイで、大戦後期には小型のヘッドライトや薄いフェンダーなどを備えたタイプも見られました。
【 模型要目 】
★第二次大戦末期のアルデンヌ戦線をイメージした、キングタイガーの1/35スケールプラスチックモデル組み立てキットです。
★全長294mm、全幅108mm。
★ヘンシェル砲塔を備える量産型の姿を高い実感で再現。
★防盾パーツは段付きタイプと段のない滑らかな形状のタイプの2 種類を用意。
★砲塔のエスケープハッチは可動式。他のハッチ類は全て開閉選択式です。
★軍用オートバイDKW NZ350もセット。小型のヘッドライトや薄いフェンダーなど大戦後期に見られるタイプで再現しました。
★Uボート乗員用の皮ジャケットを着用した伝令と戦車長、そして装填手の人形計3体付き。
※写真はキットを組み立て、塗装したものです。
※車体後部のエンジングリルにはキングタイガー エッチンググリルセット【Item No:35167】(別売)が使用可能。
※1コマずつ別部品として自然なたるみや重量感を再現するキングタイガー連結式キャタピラセット【Item No:35165】(別売)が使用可能。
※情景製作などに役立つキングタイガー用88mm砲弾セット(真ちゅう製)【Item No:35166】(別売)が使用可能。【商品サイズ (cm)】(幅×奥行):29.4×10.8
【 個性が光る戦場の名脇役 】
第二次大戦でイギリス軍はライト・ユーティリティー・カーと呼ばれるピックアップトラック型軍用車を多用しました。
メーカー数社がそれぞれの乗用車用シャーシを流用して開発・生産しましたが、メーカーや車種をとわず将兵からはティリー の名称で親しまれたのです。
ほとんどが30馬力クラスのエンジンを搭載した後輪駆動車でしたが、あらゆる戦線で連合軍の足として幅広い用途に活躍。
大戦後半には最前線での任務をジープに譲りましたが、乗用車ベースの良好な乗り心地から戦線後方での連絡や輸送などに活用され、終戦後も使われ続けました。
【 模型要目 】
1/35スケールのプラスチックモデル組立てキットです。
●全長112mm、全幅46mm。綿密な実車取材に基づいて、コンパクトでクラシカルなスタイルを実感豊かにモデル化。
●ボンネット内部のエンジンや補器類まで再現。
●室内のダッシュボードやシートには繊細な彫刻を施しました。
●左右ドアは別パーツ、リヤゲートは開閉選択式で幅広い情景設定に対応。幌後面も開閉を選べます。
●サスペンションなど足まわりも少ないパーツ点数でリアルな仕上がり。
●ドライバーの人形1体、デカール4種類付き。
※写真はキットを組み立て、塗装したものです。【商品サイズ (cm)】(幅×奥行):11.2×4.6
【 新世代装備で市街戦に即応 】
2003年に勃発したイラク戦争で、アメリカ軍の主力戦車としてイラク軍を圧倒したM1エイブラムス。
M1A2 SEPはその電子装置を一段と強化した改良型で、対戦車戦では世界最強レベルを誇っています。
一方、2004年以降のイラク国内戦ではアメリカ軍が直面する陸上戦闘は市街戦へと変わっており、至近距離から待ち伏せ攻撃を仕掛けてくる携帯対戦車火器や地雷、即製爆弾などが大きな脅威となりました。
それに対処するため、2007年頃からM1戦車に導入されたのがTUSKと呼ばれる市街戦用の強化パッケージです。
最初に登場したTUSK Iでは車体側面にブロック状の爆発反応装甲、車体下面には地雷よけの追加装甲を装着。
主砲防盾上のM2重機関銃やローダー用防弾シールドなども装備されました。
そして発展型のTUSK IIでは瓦状の爆発反応装甲を車体側面と砲塔側面に追加装着し、コマンダー用防弾シールドなどが取り付けられていますが、実際は車輌によって様々な装備が混在していました。
TUSK IIを装着したM1A2 SEPは歩兵部隊と連携してイラク国内の作戦遂行に貢献したのです。
【 模型要目 】
市街戦用強化パッケージTUSK IIを装着したM1A2 SEPエイブラムスの1/35スケール、プラスチックモデル組み立てキットです。
●全長280mm、全幅127mm。独特な瓦状の爆発反応装甲やコマンダーおよびローダー用の防弾シールド、主砲防盾上に増設されたM2重機関銃など迫力あふれる姿を実感豊かに再現。
●防御力向上型のTUSK IIに加え標準型のTUSK Iにも組み立てられます。
●爆発反応装甲は少ないパーツ点数で立体感十分。
●コマンダーとローダーの人形2体付き。
●デカールはTUSK Iを2種類とTUSK IIを1種類用意。
※写真はキットを組み立て、塗装したものです。【商品サイズ (cm)】(幅×奥行):28×12.7
【 ドイツ軍を迎え撃ったフランス最強戦車 】
第二次大戦前の1930年代中盤、フランス陸軍の騎兵部隊用中戦車として開発されたのがソミュアS35です。
生産性を重視して鋳造を積極的に採り入れたのが特徴で、特に車体は大型の鋳造パーツをボルト結合する先進的な構造を採用していました。
また主砲には47mm戦車砲を搭載。
190馬力のV型8気筒ガソリンエンジンにより最大速度40km/hの優れた機動力を発揮しました。
1936年から1940年6月までに約430輌が生産され、主として軽機械化師団の竜騎兵連隊や胸甲騎兵連隊などに配備。
1940年5月から6月にかけてのドイツ軍によるフランス侵攻では、ベルギーやフランス北部でドイツ軍を迎え撃って奮戦しました。
バランスのとれた高性能を備えたソミュアS35は、大戦初期のフランス軍で最優秀の戦車といわれています。
【 模型要目 】
ソミュア S35の1/35スケール、プラスチックモデル組み立てキットです。
●全長153mm、全幅63mm。
●実車取材に基づいて、鋳造製の車体や砲塔の丸みを帯びた姿を雰囲気十分にモデル化。
●各部の鋳造模様などの質感も表現。
●ボギー式の足まわりや装甲カバーも組み立てやすいパーツ構成で実感豊かに再現。
●履帯ははめ込みによる連結組み立て式。
●砲塔後部ハッチから前方を見据えるコマンダーの人形1体付き。
●デカール3種類とカラー迷彩塗装図もセット。
※写真はキットを組み立て、塗装したものです。【商品サイズ (cm)】(幅×奥行):15.3×6.3
【 ドイツ4輪装甲偵察車について 】
第二次大戦のヨーロッパ戦線や北アフリカ戦線で、その高速性能と路外性能を活かして偵察任務などに大きな働きを見せたのがドイツの4輪装甲偵察車 Sd.Kfz/222 です。
手榴弾避けのメッシュカバーを備えるオープントップ式の旋回砲塔に20mm機関砲とMG34機関銃を装備し、最大出力75馬力のV8-108型エンジンをリヤに搭載して路上での最高速度80km/hを発揮。
4輪独立縣架、4輪駆動、そして4輪ステアリングも可能という高度な機構を採用していました。
【 エッチングパーツ付きでリニューアル 】
●優れた走破性を活かして大戦中盤まで偵察任務に就いた Sd.Kfz/222 が魅力アップで再登場。
●砲塔上面のメッシュカバーはスケール感を高めるエッチングパーツ、20mm機関砲の砲身は高精度なアルミ切削加工品を採用しました(写真右)。
●ジェリカンやドラムカンなど情景製作に役立つアクセサリーをセット。
●新規デカール3種類付き。
●スケール1/35、全長134mm、全幅57mm。
※写真はキットを組み立て、塗装したものです。【商品サイズ (cm)】(幅×奥行):13.4×5.7
【 待ち伏せ攻撃に威力を発揮 】
1941年6月、ソビエトに侵攻したドイツ軍は重装甲のKV I やKV II、そしてT34など予想外のソビエト軍新鋭戦車に遭遇しました。
特にT34は1,000m以上の距離からあらゆるドイツ軍戦車の正面装甲を打ち抜く強力な76.2mm砲と分厚い傾斜装甲を備える革新的な戦車でした。
当時ドイツ軍歩兵部隊が備えていた最良の50mm対戦車砲38型による近距離射撃でも、T34の正面装甲表面に傷を付けるだけだったのです。
この最前線の窮状を救うため、ドイツ軍は緊急対策として旧式化していたチェコ製38(t)戦車の車体にソ連軍から捕獲、改良した長砲身7.62cm砲を搭載した対戦車自走砲マーダーIII Sd.Kfz.139 を投入、より強力な新型戦車や自走砲が登場するまで前線の危機を支えたのです。
【 ひと味違うパーツ構成 】
チェコ製 38(t)戦車の車体に長砲身の7.62cm対戦車砲を組み合わせた、腰高なシルエットが特徴のマーダーIII。
モデルでも車体下部をスライド金型を使用せずに部品分割するなど、これまでとはひと味違ったパーツ構成でその独特のフォルムを表現しました。
【 模型要目 】
●対戦車自走砲マーダーIII の1/35スケール、プラスチックモデル組み立てキットです。
●全長174mm、実車の構造を意識した部品構成で独特なスタイルを忠実に再現。
●主砲装填部や砲架、大型砲弾ラックなど戦闘室も立体感あふれる仕上がり。
●砲身の上下動に合わせて小防盾と照準器が連動、乗員用座席や主砲固定用クランプは戦闘時と移動時の状態を選択可能。
●乗員の人形2体、各戦線のマーキング5種類付き。
※写真はキットを組み立て、塗装したものです。【商品サイズ (cm)】(幅):17.4
【 アメリカ初の本格的な水陸両用車 】
第二次大戦中、アメリカ軍などで使われた水陸両用車がフォードGPAです。
小型4輪駆動車として有名なフォードGPWのエンジンと走行装置を新設計の舟形車体に組み込む形で開発され、1942年4月に制式採用。
車体後部には水上航行用のスクリューや舵を備えています。
1942年11月の北アフリカ侵攻作戦や1943年7月のシシリー島上陸作戦、1944年6月のノルマンディ上陸作戦にも多数が投入。
1943年6月までに約12,800台が生産されました。
【 模型要目 】
フォードGPAのプラスチックモデル組み立てキットです。
●1/35スケール、全長135mm、全幅50mm。
●ボート形のユニークなスタイルを実感豊かに再現。
●エンジンフードは開閉選択式で内部のエンジンもパーツ化。
●ベンチレーターカバーやハッチのステーはエッチングパーツを用意。
●ドライバーと躍動感ある兵士2体の人形計3体をセット。
●チュニジア戦線とノルマンディ上陸作戦のデカール2種類付き。
※写真はキットを組み立て、塗装したものです。【商品サイズ (cm)】(幅×奥行):13.5×5
優れた悪路走破性と水上走行能力により、多くのドイツ軍将兵の信頼を集めた水陸両用4輪駆動車シュビムワーゲンのプラスチックモデル組み立てキットです。
ボート型のプレスボディ下面はスライド金型によって一体成形、実感とともに組立やすさを追求しました。
水上走行用スクリューは上下に起倒、ウインドーシールドは可動式。
エンジンルームには空冷4気筒エンジンもパーツ化しました。
室内もすのこ状のフロアーやシート、計器盤、シフトレバーなど立体感あふれる仕上がり。
幌は折りたたんだ状態でキャンバスの質感もリアルに再現しました。
ドライバーの人形1体付き。
※写真はキットを組み立て、塗装したものです。【商品サイズ (cm)】(幅):11.3
【 最後の攻勢を支えたタンクキラー 】
第二次大戦末期に登場、あらゆる連合軍戦車を射程距離圏外から撃破できる強力な長砲身70口径7.5cm対戦車砲を搭載したのがドイツ軍のIV号駆逐戦車/70(V) ラングです。
主力戦車であるIV号戦車の車体に姿勢の低い戦闘室を設け、48口径7.5cm対戦車砲を限定旋回式に搭載したIV号駆逐戦車の改良型で、もともと装備していた主砲と区別するために長砲身を意味する「ラング」と呼ばれました。
1944年8月から1945年3月までに930輌が生産され、長大な射程距離を活かした戦術で勇敢に防御戦を演じ、1944年12月からのアルデンヌの戦いをはじめ大戦終結まで連合軍の前に立ちはだかったのです。
【 模型要目 】
IV号駆逐戦車/70(V) ラングのプラスチックモデル組み立てキットです。
●1/35スケール、全長244mm、全幅91mm。
●実車取材に基づいて、精悍な姿を的確なパーツ構成で実感豊かにモデル化。
●長大な主砲砲身は左右一体成形パーツ。
●ザウコプフ防盾などの鋳造模様、車体各部の溶接模様など質感や細部表現にもこだわりました。
●前部2個が鋼製となったロードホイールや縦型マフラーなどもリアルに再現。
●履帯は最後期に使われた軽量型。リアルで手軽なベルト式を採用しました。
●前方を見据える乗員の半身像2体をセット。
●西部・東部戦線のデカール3種類付き。
※写真はキットを組み立て、塗装したものです。
※高精度のアルミ削り出し砲身と主砲装填部などのパーツをセットした1/35 ドイツ 4号駆逐戦車/70(V)ラング メタル砲身セット【Item No:12660】(別売)が使用可能。【商品サイズ (cm)】(幅×奥行):24.4×9.1
【快速戦車の走りも伝わる】
1944年6月のノルマンディ上陸作戦以降、チャーチル歩兵戦車と並んでイギリス機甲部隊を支えた巡航戦車クロムウェルMk.IVのプラスチックモデル組み立てキットです。
特徴的なリベットと垂直の装甲面で構成される砲塔など武骨なスタイルを忠実に再現。
大径の転輪からは高速を活かして戦場を駆けめぐる姿も伝わってきます。
ノルマンディー地方特有の分厚い生垣を突破するため車体前部に取り付けられたヘッジローと呼ばれるスキ状のパーツやノルマンディ・カウルと呼ばれる排気ガスの車内流入を防ぐダクトなど独特な装備もアクセサリーとしてセットしました。
5種類のスライドマーク、戦車兵の人形1体付き。
※写真はキットを組み立て、塗装したものです。【商品サイズ (cm)】(幅):19.1
【 実戦装備を満載して迫力を高めたイギリスの主力戦車 】
湾岸戦争で実力を証明したイギリス主力戦車チャレンジャー1、 その完成度を一段と高めた進化タイプがチャレンジャー2です。
新設計となった砲塔には第2世代のチョーバムアーマーや強力な55口径120mmライフル砲L30を搭載、射撃統制装置や電子 装置も大幅に強化されました。
1998年から部隊配備が開始され、2003年春のイラク戦争では 「砂漠のネズミ」の異名を持つ第7装甲旅団の主力として出動したのです。
【 模型要目 】
●チャレンジャー2の1/35スケール、プラスチックモデル組立てキットです。
●全長334mm、先鋭的なフォルムの砲塔や長大な55口径120mmライフル砲など力強い姿を リアルに再現。
●車体前面と側面の増加装甲も立体感充分。
●特徴的なキャンバス製スカートや角形の排気カバー、戦闘識別パネルも実感の高い仕上がり。
●照準用カメラやライト類は透明パーツを採用。
●コマンダーの人形とローダーの半身像、デカール3種類付き。
※写真はキットを組み立て、塗装したものです。
※エンジングリルのメッシュ部分には1/35 チャレンジャー2 エッチングパーツセット【Item No:35277】(別売)が使用可能です。【商品サイズ (cm)】(幅):33.4
【 躍動感あふれる人形をセット 】
日本軍の主力戦車97式中戦車の車体に、強力な75mm野砲を搭載した自走砲が一式砲戦車です。
主砲は距離1,000mで最大85mmの装甲板を貫徹可能。
戦闘室はオープントップながら前面には厚さ50mmの装甲板を備えていました。
昭和18年から終戦までに約140輌が生産され、戦車師団の機動砲兵連隊に配備。
無事フィリピンに到着した戦車第2師団所属の4輌は、昭和20年1月にルソン島へ上陸したアメリカ軍を迎え撃ち、巧妙な偽装、そして射撃陣地を次々に移動しながらの待ち伏せ攻撃により、M4シャーマン戦車も撃破するなど粘り強く戦い続けたのです。
【 模型要目 】
一式砲戦車の1/35スケール、プラスチックモデル組み立てキットです。
●全長170mm、全幅67mm。オープントップの戦闘室を高い実感でモデル化。
●主砲は駐退機や砲架まで精密に再現。
●リベット接合式の車体や独特な構成のサスペンションも立体感十分。
●履帯は接着・塗装可能なベルト式。
●徹甲弾や榴弾、薬きょうなどのアクセサリーをセット。
●人形は砲手と装填手に加え、躍動感あふれる歩兵4体の計6体付き。
●デカールは4種類のマーキングと人形の階級章も用意。
※写真はキットを組み立て、塗装したものです。【商品サイズ (cm)】(幅×奥行):17×6.7