【 新世代装備で市街戦に即応 】
2003年に勃発したイラク戦争で、アメリカ軍の主力戦車としてイラク軍を圧倒したM1エイブラムス。
M1A2 SEPはその電子装置を一段と強化した改良型で、対戦車戦では世界最強レベルを誇っています。
一方、2004年以降のイラク国内戦ではアメリカ軍が直面する陸上戦闘は市街戦へと変わっており、至近距離から待ち伏せ攻撃を仕掛けてくる携帯対戦車火器や地雷、即製爆弾などが大きな脅威となりました。
それに対処するため、2007年頃からM1戦車に導入されたのがTUSKと呼ばれる市街戦用の強化パッケージです。
最初に登場したTUSK Iでは車体側面にブロック状の爆発反応装甲、車体下面には地雷よけの追加装甲を装着。
主砲防盾上のM2重機関銃やローダー用防弾シールドなども装備されました。
そして発展型のTUSK IIでは瓦状の爆発反応装甲を車体側面と砲塔側面に追加装着し、コマンダー用防弾シールドなどが取り付けられていますが、実際は車輌によって様々な装備が混在していました。
TUSK IIを装着したM1A2 SEPは歩兵部隊と連携してイラク国内の作戦遂行に貢献したのです。
【 模型要目 】
市街戦用強化パッケージTUSK IIを装着したM1A2 SEPエイブラムスの1/35スケール、プラスチックモデル組み立てキットです。
●全長280mm、全幅127mm。独特な瓦状の爆発反応装甲やコマンダーおよびローダー用の防弾シールド、主砲防盾上に増設されたM2重機関銃など迫力あふれる姿を実感豊かに再現。
●防御力向上型のTUSK IIに加え標準型のTUSK Iにも組み立てられます。
●爆発反応装甲は少ないパーツ点数で立体感十分。
●コマンダーとローダーの人形2体付き。
●デカールはTUSK Iを2種類とTUSK IIを1種類用意。
※写真はキットを組み立て、塗装したものです。【商品サイズ (cm)】(幅×奥行):28×12.7
【 ドイツ軍を迎え撃ったフランス最強戦車 】
第二次大戦前の1930年代中盤、フランス陸軍の騎兵部隊用中戦車として開発されたのがソミュアS35です。
生産性を重視して鋳造を積極的に採り入れたのが特徴で、特に車体は大型の鋳造パーツをボルト結合する先進的な構造を採用していました。
また主砲には47mm戦車砲を搭載。
190馬力のV型8気筒ガソリンエンジンにより最大速度40km/hの優れた機動力を発揮しました。
1936年から1940年6月までに約430輌が生産され、主として軽機械化師団の竜騎兵連隊や胸甲騎兵連隊などに配備。
1940年5月から6月にかけてのドイツ軍によるフランス侵攻では、ベルギーやフランス北部でドイツ軍を迎え撃って奮戦しました。
バランスのとれた高性能を備えたソミュアS35は、大戦初期のフランス軍で最優秀の戦車といわれています。
【 模型要目 】
ソミュア S35の1/35スケール、プラスチックモデル組み立てキットです。
●全長153mm、全幅63mm。
●実車取材に基づいて、鋳造製の車体や砲塔の丸みを帯びた姿を雰囲気十分にモデル化。
●各部の鋳造模様などの質感も表現。
●ボギー式の足まわりや装甲カバーも組み立てやすいパーツ構成で実感豊かに再現。
●履帯ははめ込みによる連結組み立て式。
●砲塔後部ハッチから前方を見据えるコマンダーの人形1体付き。
●デカール3種類とカラー迷彩塗装図もセット。
※写真はキットを組み立て、塗装したものです。【商品サイズ (cm)】(幅×奥行):15.3×6.3
【 ドイツ4輪装甲偵察車について 】
第二次大戦のヨーロッパ戦線や北アフリカ戦線で、その高速性能と路外性能を活かして偵察任務などに大きな働きを見せたのがドイツの4輪装甲偵察車 Sd.Kfz/222 です。
手榴弾避けのメッシュカバーを備えるオープントップ式の旋回砲塔に20mm機関砲とMG34機関銃を装備し、最大出力75馬力のV8-108型エンジンをリヤに搭載して路上での最高速度80km/hを発揮。
4輪独立縣架、4輪駆動、そして4輪ステアリングも可能という高度な機構を採用していました。
【 エッチングパーツ付きでリニューアル 】
●優れた走破性を活かして大戦中盤まで偵察任務に就いた Sd.Kfz/222 が魅力アップで再登場。
●砲塔上面のメッシュカバーはスケール感を高めるエッチングパーツ、20mm機関砲の砲身は高精度なアルミ切削加工品を採用しました(写真右)。
●ジェリカンやドラムカンなど情景製作に役立つアクセサリーをセット。
●新規デカール3種類付き。
●スケール1/35、全長134mm、全幅57mm。
※写真はキットを組み立て、塗装したものです。【商品サイズ (cm)】(幅×奥行):13.4×5.7
【 待ち伏せ攻撃に威力を発揮 】
1941年6月、ソビエトに侵攻したドイツ軍は重装甲のKV I やKV II、そしてT34など予想外のソビエト軍新鋭戦車に遭遇しました。
特にT34は1,000m以上の距離からあらゆるドイツ軍戦車の正面装甲を打ち抜く強力な76.2mm砲と分厚い傾斜装甲を備える革新的な戦車でした。
当時ドイツ軍歩兵部隊が備えていた最良の50mm対戦車砲38型による近距離射撃でも、T34の正面装甲表面に傷を付けるだけだったのです。
この最前線の窮状を救うため、ドイツ軍は緊急対策として旧式化していたチェコ製38(t)戦車の車体にソ連軍から捕獲、改良した長砲身7.62cm砲を搭載した対戦車自走砲マーダーIII Sd.Kfz.139 を投入、より強力な新型戦車や自走砲が登場するまで前線の危機を支えたのです。
【 ひと味違うパーツ構成 】
チェコ製 38(t)戦車の車体に長砲身の7.62cm対戦車砲を組み合わせた、腰高なシルエットが特徴のマーダーIII。
モデルでも車体下部をスライド金型を使用せずに部品分割するなど、これまでとはひと味違ったパーツ構成でその独特のフォルムを表現しました。
【 模型要目 】
●対戦車自走砲マーダーIII の1/35スケール、プラスチックモデル組み立てキットです。
●全長174mm、実車の構造を意識した部品構成で独特なスタイルを忠実に再現。
●主砲装填部や砲架、大型砲弾ラックなど戦闘室も立体感あふれる仕上がり。
●砲身の上下動に合わせて小防盾と照準器が連動、乗員用座席や主砲固定用クランプは戦闘時と移動時の状態を選択可能。
●乗員の人形2体、各戦線のマーキング5種類付き。
※写真はキットを組み立て、塗装したものです。【商品サイズ (cm)】(幅):17.4
【 アメリカ初の本格的な水陸両用車 】
第二次大戦中、アメリカ軍などで使われた水陸両用車がフォードGPAです。
小型4輪駆動車として有名なフォードGPWのエンジンと走行装置を新設計の舟形車体に組み込む形で開発され、1942年4月に制式採用。
車体後部には水上航行用のスクリューや舵を備えています。
1942年11月の北アフリカ侵攻作戦や1943年7月のシシリー島上陸作戦、1944年6月のノルマンディ上陸作戦にも多数が投入。
1943年6月までに約12,800台が生産されました。
【 模型要目 】
フォードGPAのプラスチックモデル組み立てキットです。
●1/35スケール、全長135mm、全幅50mm。
●ボート形のユニークなスタイルを実感豊かに再現。
●エンジンフードは開閉選択式で内部のエンジンもパーツ化。
●ベンチレーターカバーやハッチのステーはエッチングパーツを用意。
●ドライバーと躍動感ある兵士2体の人形計3体をセット。
●チュニジア戦線とノルマンディ上陸作戦のデカール2種類付き。
※写真はキットを組み立て、塗装したものです。【商品サイズ (cm)】(幅×奥行):13.5×5
優れた悪路走破性と水上走行能力により、多くのドイツ軍将兵の信頼を集めた水陸両用4輪駆動車シュビムワーゲンのプラスチックモデル組み立てキットです。
ボート型のプレスボディ下面はスライド金型によって一体成形、実感とともに組立やすさを追求しました。
水上走行用スクリューは上下に起倒、ウインドーシールドは可動式。
エンジンルームには空冷4気筒エンジンもパーツ化しました。
室内もすのこ状のフロアーやシート、計器盤、シフトレバーなど立体感あふれる仕上がり。
幌は折りたたんだ状態でキャンバスの質感もリアルに再現しました。
ドライバーの人形1体付き。
※写真はキットを組み立て、塗装したものです。【商品サイズ (cm)】(幅):11.3
【 最後の攻勢を支えたタンクキラー 】
第二次大戦末期に登場、あらゆる連合軍戦車を射程距離圏外から撃破できる強力な長砲身70口径7.5cm対戦車砲を搭載したのがドイツ軍のIV号駆逐戦車/70(V) ラングです。
主力戦車であるIV号戦車の車体に姿勢の低い戦闘室を設け、48口径7.5cm対戦車砲を限定旋回式に搭載したIV号駆逐戦車の改良型で、もともと装備していた主砲と区別するために長砲身を意味する「ラング」と呼ばれました。
1944年8月から1945年3月までに930輌が生産され、長大な射程距離を活かした戦術で勇敢に防御戦を演じ、1944年12月からのアルデンヌの戦いをはじめ大戦終結まで連合軍の前に立ちはだかったのです。
【 模型要目 】
IV号駆逐戦車/70(V) ラングのプラスチックモデル組み立てキットです。
●1/35スケール、全長244mm、全幅91mm。
●実車取材に基づいて、精悍な姿を的確なパーツ構成で実感豊かにモデル化。
●長大な主砲砲身は左右一体成形パーツ。
●ザウコプフ防盾などの鋳造模様、車体各部の溶接模様など質感や細部表現にもこだわりました。
●前部2個が鋼製となったロードホイールや縦型マフラーなどもリアルに再現。
●履帯は最後期に使われた軽量型。リアルで手軽なベルト式を採用しました。
●前方を見据える乗員の半身像2体をセット。
●西部・東部戦線のデカール3種類付き。
※写真はキットを組み立て、塗装したものです。
※高精度のアルミ削り出し砲身と主砲装填部などのパーツをセットした1/35 ドイツ 4号駆逐戦車/70(V)ラング メタル砲身セット【Item No:12660】(別売)が使用可能。【商品サイズ (cm)】(幅×奥行):24.4×9.1
【快速戦車の走りも伝わる】
1944年6月のノルマンディ上陸作戦以降、チャーチル歩兵戦車と並んでイギリス機甲部隊を支えた巡航戦車クロムウェルMk.IVのプラスチックモデル組み立てキットです。
特徴的なリベットと垂直の装甲面で構成される砲塔など武骨なスタイルを忠実に再現。
大径の転輪からは高速を活かして戦場を駆けめぐる姿も伝わってきます。
ノルマンディー地方特有の分厚い生垣を突破するため車体前部に取り付けられたヘッジローと呼ばれるスキ状のパーツやノルマンディ・カウルと呼ばれる排気ガスの車内流入を防ぐダクトなど独特な装備もアクセサリーとしてセットしました。
5種類のスライドマーク、戦車兵の人形1体付き。
※写真はキットを組み立て、塗装したものです。【商品サイズ (cm)】(幅):19.1
【 実戦装備を満載して迫力を高めたイギリスの主力戦車 】
湾岸戦争で実力を証明したイギリス主力戦車チャレンジャー1、 その完成度を一段と高めた進化タイプがチャレンジャー2です。
新設計となった砲塔には第2世代のチョーバムアーマーや強力な55口径120mmライフル砲L30を搭載、射撃統制装置や電子 装置も大幅に強化されました。
1998年から部隊配備が開始され、2003年春のイラク戦争では 「砂漠のネズミ」の異名を持つ第7装甲旅団の主力として出動したのです。
【 模型要目 】
●チャレンジャー2の1/35スケール、プラスチックモデル組立てキットです。
●全長334mm、先鋭的なフォルムの砲塔や長大な55口径120mmライフル砲など力強い姿を リアルに再現。
●車体前面と側面の増加装甲も立体感充分。
●特徴的なキャンバス製スカートや角形の排気カバー、戦闘識別パネルも実感の高い仕上がり。
●照準用カメラやライト類は透明パーツを採用。
●コマンダーの人形とローダーの半身像、デカール3種類付き。
※写真はキットを組み立て、塗装したものです。
※エンジングリルのメッシュ部分には1/35 チャレンジャー2 エッチングパーツセット【Item No:35277】(別売)が使用可能です。【商品サイズ (cm)】(幅):33.4
【 躍動感あふれる人形をセット 】
日本軍の主力戦車97式中戦車の車体に、強力な75mm野砲を搭載した自走砲が一式砲戦車です。
主砲は距離1,000mで最大85mmの装甲板を貫徹可能。
戦闘室はオープントップながら前面には厚さ50mmの装甲板を備えていました。
昭和18年から終戦までに約140輌が生産され、戦車師団の機動砲兵連隊に配備。
無事フィリピンに到着した戦車第2師団所属の4輌は、昭和20年1月にルソン島へ上陸したアメリカ軍を迎え撃ち、巧妙な偽装、そして射撃陣地を次々に移動しながらの待ち伏せ攻撃により、M4シャーマン戦車も撃破するなど粘り強く戦い続けたのです。
【 模型要目 】
一式砲戦車の1/35スケール、プラスチックモデル組み立てキットです。
●全長170mm、全幅67mm。オープントップの戦闘室を高い実感でモデル化。
●主砲は駐退機や砲架まで精密に再現。
●リベット接合式の車体や独特な構成のサスペンションも立体感十分。
●履帯は接着・塗装可能なベルト式。
●徹甲弾や榴弾、薬きょうなどのアクセサリーをセット。
●人形は砲手と装填手に加え、躍動感あふれる歩兵4体の計6体付き。
●デカールは4種類のマーキングと人形の階級章も用意。
※写真はキットを組み立て、塗装したものです。【商品サイズ (cm)】(幅×奥行):17×6.7
【 M2A2 ODS デザートブラッドレーについて 】
1980年に生産が開始されて以来、改良を重ねるアメリカ軍の歩兵戦闘車ブラッドレー。
中でも湾岸戦争での戦訓を活かして開発され、1996年から配備されているのがM2A2 ODS(Operation Desert Storm)です。
電子機器類の強化が主な改良点で、レーザー測距儀、GPSとデジタルコンパスアンテナセンサーによる車輛航法システム、VLQ-8対戦車ミサイル妨害装置などが加えられました。
また実戦で問題となった味方による誤射や誤爆への対策として、敵味方識別用のCIP(戦闘識別パネル)が開発され、M2A2 ODSの車体側面と後面にも装着されるようになりました。
2003年3月のイラク戦争でも、主力の第3歩兵師団に配備されたM2A2 ODSは砂漠地帯の戦場を進撃したのです。
【 模型について 】
M2A2 ODS デザートブラッドレーの1/35スケール、プラスチックモデル組立キットです。
●全長193mm、砲塔上のレーザー測距儀やGPSアンテナ、車体後部のセンサー、角型となった排気管などM2A2 ODSの特徴をリアルに再現。
●25mm機関砲の砲身は通常タイプと放熱性を向上させたタイプを選択可能。
●履帯はパッドの耐久性を向上させたタイプをモデル化。組立が手軽なベルト式で接着、塗装も可能です。
●敵味方識別用のCIP(戦闘識別パネル)を車体側面と後面に装着。
●アリスパックやスリーピングバッグなど個人装備品も豊富にセット。
●ボディアーマーを装着したコマンダーとガンナーの半身像2体付き。
●マーキングはイラク戦争に出動した車輛3種、KFORなどNATO軍仕様3種です。
※写真はキットを組み立て、塗装したものです。【商品サイズ (cm)】(幅):19.3
【 傑作戦車の集大成イージーエイト 】
第二次大戦中に5万輌近くが生産され、連合軍の主力戦車となったM4シャーマン。
その数多いバリエーションの中でも、大戦中の最終型となったのがM4A3E8イージーエイトです。
フォード製V型8気筒ガソリンエンジンを備え、車体前面を1枚板として防御力を向上させた後期型の溶接車体に、対戦車戦闘能力に優れる76mm砲を搭載したM4A3(76)の発展型で、新型の水平懸架式サスペンション(HVSS)と幅の広い履帯による高い走行性能が特徴です。
HVSSを装備したM4A3は、型式名称であるE8から一般にM4A3E8イージーエイトと呼ばれました。
1944年8月に生産が開始され、同年12月のバルジの戦いで初めて実戦投入。
1945年4月までに約2,600輌が生産され、優れた攻撃力と機動力を活かしてヨーロッパ戦線で連合軍の勝利に貢献。
その後の朝鮮戦争にも投入されました。
【 模型要目 】
M4A3E8 イージーエイトのプラスチックモデル組み立てキットです。
●1/35スケール、全長214mm、全幅86mm。
●実車取材に基づいて、76mm砲を備える迫力のある砲塔や大きく傾斜した1枚板の前面装甲、水平懸架式サスペンションなど存在感あふれる姿を第二次大戦中の仕様でモデル化。
●砲塔と車体上部はスライド金型により、リアルなディテールと組み立てやすさを両立。
●砲塔の鋳造肌や各部の溶接模様などの質感表現も見どころ。
●エンジングリルや車体後部の排気ディフレクター、工具類もシャープな仕上がり。
●幅広シングルピンのT66履帯は手軽でリアルなベルト式。
●ヘッドライトレンズやキューポラのビジョンブロックは透明パーツを用意。
●コマンダーの半身像とヨーロッパ戦線のデカール2種類付き。
※写真はキットを組み立て、塗装したものです。【商品サイズ (cm)】(幅×奥行):21.4×8.6
【 強固な防御力を活かして奮戦した砂漠の女王 】
重装甲の歩兵戦車として開発され、第二次大戦の北アフリカ戦線でその強固な防御力を活かしてイギリス軍の主力戦車として奮戦したのがマチルダです。
イタリア軍に対しては圧勝、またドイツ軍のあらゆる戦車砲や対戦車砲を寄せ付けず、畏敬を込めて「砂漠の女王」と呼ばれました。
要衝トブルクの解放をめざす1941年6月のバトルアクス作戦におけるドイツ軍88mm高射砲との対戦はあまりに有名で、北アフリカの激戦を語る上で欠かせない存在として戦史にその名を残しているのです。
【 模型要目 】
マチルダMk.III/IVのプラスチックモデル組立てキットです。
●1/35スケール、全長174mm、全幅72mm。綿密な実車取材に基づいて重厚な姿を存在感たっぷりにモデル化。
●砲塔や主砲防盾、車体前部などは独特なフォルムをはじめ鋳造肌の質感もリアルに表現。
●サスペンションも実車の複雑な構造を合理的なパーツ構成で再現。
●キャタピラはベルト式と連結組立て式が選べます。
●北アフリカ戦線を中心としたデカール3種類付き。
●コマンダーの人形、ローダーとドライバーの半身像をセット。
※写真はキットを組み立て、塗装したものです。【商品サイズ (cm)】(幅×奥行):17.4×7.2
【 北欧フィンランドが見せた不屈の闘志 】
第二次大戦におけるフィンランドとソ連の戦いの末期、フィンランド軍の主力となったのがドイツから輸入されたIII号突撃砲G型です。
姿勢の低い車体に対戦車戦向けの強力な長砲身7.5cm砲を搭載。
フィンランド到着後にシュルツェンを取り外し、エンジンデッキに雑具箱を追加、機関銃をソ連製DTに換装するなどの改修が施されました。
そして1944年夏のソ連軍戦車部隊による攻勢を迎え撃ち、フィンランドを守り抜いたのです。
その後、戦訓により丸太やコンクリートブロックなどを戦闘室に追加装着して防御力を強化。
戦後も改修を重ねながら1960年代まで使われました。
【 模型要目 】
III号突撃砲G型の1/35スケール、プラスチックモデル組立てキットです。
●全長189mm、全幅85mm。フィンランド軍により改修が施された姿を実感豊かにモデル化。
●車体後部に雑具箱を追加し、予備転輪を戦闘室側面に移動させた前期改修型と、防御力を高めるため丸太やコンクリートブロックを追加装着した後期改修型が選べます。
●戦闘室上のDT機関銃もシャープな仕上がり。
●コマンダーの半身像、フィンランド軍所属車のデカール4種類付き。
※写真はキットを組み立て、塗装したものです。【商品サイズ (cm)】(幅×奥行):18.9×8.5
【 華麗なる戦場の貴婦人 】
1934年から57年まで長期に渡り生産されたフランスの傑作乗用車がシトロエン11CVです。
軽量なモノコックボディに加え、走破性の高いトーションバースプリングを採用。
良好な居住性と低重心を実現した前輪駆動方式は現在の自動車の先駆者となりました。
第二次大戦中はその性能と使い勝手の良さからフランス軍はもちろん、フランス占領後のドイツ軍や自由フランス軍も軍用車として多数を装備。
ヨーロッパ各地はもちろん、遠くロシアや北アフリカ戦線にも送られたのです。
【 模型要目 】
歴史的な傑作乗用車シトロエン11CVのプラスチックモデル組み立てキットです。
●1/35スケール、全長125mm、全幅48mm。やわらかな曲線で構成されたボディや前後フェンダーの持つ優雅なフォルムを表情豊かに再現。
●左右フロントドアは開閉選択式で幅広い情景設定に対応。
●室内もダッシュボードや前後シートなどに繊細なモールドを施しました。
●足まわりも組み立てやすいパーツ構成で立体感あふれる仕上がり。
●着座姿勢のドライバー人形付き。
●デカールはドイツ陸軍2種とフランス軍所属車に加え、フランス民間車の4種類をセット。
※写真はキットを組み立て、塗装したものです。【商品サイズ (cm)】(幅×奥行):12.5×4.8
【 第二次大戦のイタリア軍の主力戦車 】
第二次大戦中、イタリア軍の主力戦車となったのがM13/40です。
リベット接合式の車体やリーフスプリングに支えられたボギー式の足まわりなど手堅い設計で、イタリア初の動力旋回式砲塔に長砲身47mm戦車砲を搭載。
当時としては優れた攻撃力を誇っていました。
また125馬力のV8液冷ディーゼルエンジンを装備して最大速度は30km/hでした。
1940年7月から1943年までに約800輌を生産。北アフリカ戦線を中心に配備され、ドイツ・アフリカ軍団とともに奮戦したのです。
【 模型要目 】
1/35スケールのプラスチックモデル組立てキットです。
●全長143mm、リベット接合式の独得な姿を実感豊かに再現。
●パーツの一体化を進めた連結組立て式キャタピラを採用。足まわりもリアル感の高い仕上がり。
●砲身は金属製、対空機銃の照門などはエッチングパーツを用意。
●工具類やラジエターカバーなども見どころ。
●砲塔に腰かける戦車兵と立ち姿の将校の人形、北アフリカ戦線のデカール3種類付き。階級章など徽章類もセット。
※写真はキットを組み立て、塗装したものです。【商品サイズ (cm)】(幅):14.3
【 北アフリカ戦線の情景作りが楽しみ 】
第二次大戦中、幅広い戦線で偵察用に使われたドイツ軍の4輪装甲偵察車がSd.Kfz.222です。
手榴弾よけのメッシュカバーを備えるオープントップ式の旋回砲塔に2cm砲を装備。
出力90馬力の液冷ガソリンエンジンをリヤに搭載し、路上での最大速度70km/h、路外でも40km/hを発揮できました。
名将ロンメル元帥率いるドイツ・アフリカ軍団にも配備され、その駿足ぶりを活かした偵察活動はもちろん攻撃任務にも度々出撃したのです。
またDKW NZ350は11馬力単気筒2サイクルエンジンを搭載した中型軍用オートバイで、北アフリカ戦線でも連絡用などに使われました。
【 模型要目 】
ドイツ4輪装甲偵察車の1/35スケール、プラスチックモデル組立てキットです。
●全長134mm、平面構成の車体やオープントップ式の砲塔も実感豊かに再現。
●ツールケースやノテックライトもシャープな仕上がり。
●細部を引き締めるエッチング製メッシュカバーとアルミ砲身を用意。
●北アフリカ戦線などのマーキング3種類をセット。
●DKW NZ350も少ないパーツで立体感たっぷり。
●熱帯制服を着用した車長と無線手、オートバイ兵の人形計3体付き。オートバイ兵は防塵マフラーを装着し、双眼鏡を手にしたポーズも選択可能。
●キットのままで北アフリカを舞台とした小情景が楽しめます。
※写真はキットを組み立て、塗装したものです。【商品サイズ (cm)】(幅):13.4
【 進化を重ねた快速戦車 】
1930年代後半、高い機動性と当時としてはトップクラスの威力を持つ45mm砲、先進的な車体前部の傾斜装甲を兼ね備え、初期のソ連戦車部隊の中核を担った快速戦車BT-7。
その防御力を強化した改良型がBT-7 1937年型です。
外周が垂直面で構成された従来の砲塔に代わり、避弾経始を考慮した新型砲塔を搭載。
そのデザインは後の傑作戦車T34へと発展しました。
1939年のノモンハン事件で初めて戦場に姿を現し、独ソ戦が勃発すると強力なドイツ軍を迎え撃って奮戦しました。
【 模型要目 】
BT-7 1937年型の1/35スケール、プラスチックモデル組み立てキットです。
●全長161mm、全幅65mm。砲塔と車体前部に採用された傾斜装甲、大径のロードホイールなど精悍な姿を実感豊かにモデル化。
●車体側面は実車同様に2重壁構造を表現。
●複雑な足まわりもパーツ点数をおさえながら立体感あふれる仕上がり。
●スプロケットホイールや履帯などは後期型で再現。
●履帯は直線部分の一体化を進めた連結組み立て式。
●エッチングパーツと金属製の牽引用チェーンをセット。
●兵士の人形2体付き。東部戦線やドイツ軍の鹵獲車輌など3種類のマーキングが選べます。
※写真はキットを組み立て、塗装したものです。【商品サイズ (cm)】(幅×奥行):16.1×6.5
【 ドイツ軍を圧倒した迫力のソビエト重戦車 】
ドイツのタイガーI を正面から撃破するために開発されたのがソビエト重戦車JS-2です。
強力な長砲身122mm砲と最大120mmに達する重装甲、優れた機動力を兼ね備え、第二次大戦後半の1943年12月に生産を開始。
1944年8月からは車体前面上部のハッチや段差をなくし、防御力を高めるなど大幅な改良が施されました。
中でもチェリャビンスク・キーロフ工場(ChKZ)で生産された車輌は、丸みのある一体鋳造製の車体前部が特徴です。
JS-2は対戦車戦はもちろん防御陣地の突破戦にも絶大な威力を発揮。
大戦末期のソビエト主力戦車として勝利に貢献したのです。
【 模型要目 】
JS-2 1944年型 ChKZの1/35スケール、プラスチックモデル組立てキットです。
●全長282mm、長砲身122mm砲を備えた大型の砲塔、なめらかな面構成の車体前部など存在感あふれる姿を高い実感でモデル化。
●砲塔や車体の鋳造肌の質感をリアルに再現。
●エンジン吸気グリルはエッチングパーツでシャープな仕上がり。
●キャタピラはベルト式と連結組立て式の2種類を選べます。
●ソビエトやチェコ、ポーランド軍などマーキング4種類付き。
※写真はキットを組み立て、塗装したものです。【商品サイズ (cm)】(幅):28.2