この本は児童の学習に少しでも役立つことができるよう考えて作成しました。東京都荒川区立第六日暮里小学校では、「学校図書館活用ノート」と「伝統・文化ノート」を使った学習が日常的に進められています。このノートを元に、全国のどこの学校でも活用できるようアレンジしたものが、この本です。授業はもちろん、ちょっとした自主的な学習時間にも活用できることと思います。
一台の移動図書館が火種となって火は全国に燃えひろがった。日本の公共図書館を住民のものにした著者が、現場での経験とそこから築きあげた考えを情熱をこめて訴える。
17世紀から現代までの美しいしかけ絵本約200冊を紹介。ブルーノ・ムナーリ、ロバート・サブダ、マシュー・ラインハートなど有名作家のしかけ絵本も掲載。
展示会マネージャーが殺された。
事件を解く鍵は、
最高に貴重な名作ミステリの初版本に!?
本を愛する人々に贈る、ミステリ・シリーズ!
駆け出しキュレーターの奮闘と推理
わたしはイングランドのバースにある、初版本協会のキュレーター。アガサ・クリスティなどのミステリの初版本を収める図書館をもつ協会の知名度を向上させるため、講演会の企画をついにスタートさせる。それと並行して、協会創設者の生涯がテーマの展覧会の準備に奮闘していると、事件が起きて……。原因はセイヤーズの『殺人は広告する』の最高に貴重な一冊に? 本を愛する人々に贈る、〈初版本図書館の事件簿〉シリーズ第2弾!
てのひらにのる小さなお話集です(A6判)。各巻に幼児から小学校中・高学年までたのしめる日本や外国の昔話、創作、わらべうた、指あそびなど数編を収録。いずれも実際に子どもたちに語った経験をもとに編集しています。1973年刊行開始以来、語りのテキストとして圧倒的な支持を受け(現在までの発行部数178万部以上)45年以上続くロングセラーです。図書館、文庫、幼稚園・学校、家庭などでの読み聞かせにもご利用ください。本巻は『アメリカのむかし話』(渡辺茂男編訳 偕成社 1977年)より、長らく語りで親しまれてきた6話を選びました。
○ものいうたまご(ヨーロッパから伝わったアメリカの昔話/渡辺茂男訳)○ひねくれもののエイトジョン(アフリカ系アメリカ人の昔話/渡辺茂男訳)○ウィリーと魔法使い(アフリカ系アメリカ人の昔話/渡辺茂男訳)○世界一のペンキ屋さん(アメリカのほら話/渡辺茂男訳)○小さなこげた顔(プエブロ族の昔話/渡辺茂男訳)/○白い石のカヌー(オジブア族の昔話/渡辺茂男訳)○話す人のために/お話とわたし『アメリカのむかし話』と物語の力(渡辺鉄太)
ボルヘス、世界文学の迷宮を語る
ポー、ワイルド、カフカ、フロベール、ダンテ、スピノザ、ルゴーネス、幻想文学、推理小説ーー偏愛してやまない作家と作品をめぐり20世紀文学の巨匠が縦横自在に語った深遠なる118の対話集。多彩なテーマは日本、仏教、映画や、キリスト、仏陀、母、友情等々までにおよぶ。世界各国で出版されている名著の完訳版、本邦初訳。
学校図書館が生まれ変わるプロジェクト大公開!どの学校にも必ずある図書館。でもきちんと整備されず、単なる本の倉庫になっていたら…もったいない!学校図書館が、読書習慣がつく!・思考力・読解力がアップする!・調べるのが楽しくなる!そんな魔法のような空間に生まれ変わる方法をご紹介しましょう。その名も「学校図書館改造プロジェクト」。
画家になりたかった竹芸家ー飯塚小玕齋。
「工芸」と「絵画」の間で苦闘し、
成し遂げた「造形美」を1冊にまとめた決定版!
「竹は自然が最も美しいと思う」
飯塚小玕齋(いいづか・しょうかんさい、1919-2004)は、竹という素材を尊重し、竹ならではの造形美を追求した竹工芸家です。1982(昭和57)年には、重要無形文化財「竹工芸」保持者(人間国宝)に認定され、「用の美」の理念のもと、作品を磨き上げました。父・琅玕齋から学んだ技術を現代的な感性で発展させた作品は、今日の竹工芸の基盤を形成したとも言われ、格調高く、洗練された美しさを有しています。
その小玕齋が、若かりし頃、画家を目指していたことはあまり知られていません。代々竹工芸を生業とする飯塚家の次男として生まれた小玕齋は、幼少期から竹に親しんできたものの、画家を志し東京美術学校油画科(現・東京藝術大学)に入学、画家・藤島武二の教室で、画業の研鑽に励みました。しかし、父から竹工芸を継承すべく修行をしていた長兄・幹雄が1943年に他界。戦後復員ののちは、画家を諦め、琅玕斎の指導のもと、竹工芸の道へ進むこととなります。竹工芸家としての初期の主な発表の場であった日展への出品作品は、竹を素材にしながらも、具象的・抽象的表現を取り入れた、絵画研究を下地とするものでした。ところが、竹という素材と向き合うなか、そのような鑑賞を主体とする作品ではなく、使用することを一義とした「用の美」の追求こそ本来の竹工芸の仕事ではないかと思い至ります。
本書は、飯塚小玕齋の生誕100年を記念して、太田市美術館・図書館にて開催される「太田の美術vol.2「生誕100年 飯塚小玕齋展ー絵画から竹工芸の道へー」の公式カタログとなります。同展は、非凡な画才を感じさせる中学校時代のスケッチから東京美術学校時代の卒業制作、そして竹工芸に絵画的な表現を取り入れていた時期の作品を経て、「用の美」へと至る晩年までの仕事を約30点の竹工芸作品と資料によって振り返るものとなっており、本カタログにはそれらの図版や資料を収録しています。
さらに本書では、展覧会出品作品(絵画、竹工芸)にかぎらず、飯塚小玕齋が主な発表の場とした日展、日本伝統工芸展、現代工藝展出品作品を可能なかぎり図版として掲載。さらに、飯塚小玕齋の東京美術学校時代の同級生であった画家の野見山暁治氏のインタビュー、長女・飯塚万里氏の当時を振り返ってのエッセイ、担当学芸員の同展にあたっての論考も収録します。
飯塚小玕齋のキャリアを一望にできるレゾネ(全作品集)として、また、「工芸」というジャンルがはらむ「用の美」と「鑑賞の美」との葛藤の歴史を、一人の竹工芸家の造形をもとに考察していくものです。
自身の意に反しながらも絵画から竹工芸の道へと邁進し、挑むようにして素材と向き合い、工芸とは何か、美とは何かを真摯に問い続けた飯塚小玕齋の歩みをご覧ください。
2017年11月、武蔵野美術大学 12号館地下展示室で開催される「遠藤彰子展 “Cosmic Soul”」公式図録。「人間の存在」や「今、生きている実感」をテーマに、500号以上の大作に挑みつづける遠藤彰子。初期の「楽園シリーズ」から飛躍のきっかけとなった「街シリーズ」をはじめ、展覧会出品作品のみならず、代表作を含めた約100点の絵画・彫刻等で構成。高階秀爾による解題とともに、50年以上にわたる画業をまとめたThe Akiko Endo決定版!
21歳、東京から神奈川県相模原市に移り住んだ遠藤は、雑木林に囲まれた自宅周辺をこよなく愛するようになる。野兎やキジバトが棲む鬱蒼とした森をデッサンしては、夜になると油絵に描き直す。自然の中で、人間と動物がカーニバルを繰り広げる「楽園」のイメージは、こうして生まれた。
しかし「いつも何かが欠けている」という感覚はぬぐえず、やがて画面の登場人物一人一人に感情移入し、小さな一部屋一部屋を日記風に描きつづけ、そこでの模索が「街」シリーズへとつながってゆく。
街シリーズを手がけていた1980年代、日本は好景気に沸くいっぽう、物質的に豊かになればなるほど不安定な気持ちが増幅していくのは何故か。こうした世情の中で、遠藤は画面にいくつもの消失点を設定し、相反する空間を手にする。不安と、楽しさが、同居する街が、ここに出現する。空間はねじれ、ゆがみ、階段はメビウスの輪のように……日常と幻想がからみ合った、謎めいた迷宮。この空間が500号、さらにはそれ以上の大画面へと遠藤を駆り立てる。
見上げる空と、落ちゆく空。反転する重力。さっき生まれた浮遊感が、つぎの瞬間には失墜する。肉体が意識を揺さぶる瞬間だ。高階秀爾が遠藤彰子を「『バロック性』に溢れる芸術家」と評する所以である。人が生きて、ここにあるということ。肉体から、宇宙の魂へと昇華する瞬間。
ごあいさつ
謝辞
遠藤彰子の「宇宙的」世界/高階秀爾
図版
1. 500号以上の大作
2. 街シリーズ
3. 楽園シリーズ
4. 彫刻・挿画・その他
資料
刻ふりつむ/遠藤彰子
クラスメートのタカゾーが、ある日急に姿を消した。シブガキとトーチカはタカゾーを助けるため、謎の図書館『フライブラリ』へと急ぐ!超常現象を追う、小学生コンビが大活躍のシリーズ第三弾!小学校上級〜
子どもの学びを支え、創造性と自主性を培い、批判的精神を形成する学校図書館。その教育的意義や歴史的経緯を再確認し、外部の力学からの独立を訴え、特定の図書の閉架や「焚書」の検証を通して、子どもの成長に不可欠な対話力を備えたあり方を提言する。
はじめに
第1章 『はだしのゲン』の提供制限問題
1 『はだしのゲン』が閉架に
2 世論の動向、そして「撤回」へ
3 『ゲン』に関する教育委員会会議の内容
4 『ゲン』問題から学校図書館を考える
第2章 学校図書館の「自主性・自立性」
1 学校図書館資料に対する「主体性」の確保
2 学校図書館に関する専門的知識・技能ーー学校図書館担当者、校長の「校務」
第3章 「自ら考え自ら判断」する態度を養うーー「皇国民」教育、「自発的学習」、そして学校図書館への期待
1 学校図書館の母体としての「新教育」
2 「批判的精神に乏しく権威に盲従」--言論弾圧の治安立法
3 「批判的精神に乏しく権威に盲従」--国定教科書による思想統制
4 「生徒が自ら考え自ら判断」--教育観の転換と学校図書館
5 学校図書館への期待
6 教育改革の「視座」としての学校図書館
第4章 教育の多様性、そして学校図書館
1 教育の多様性ーー教科書との関連
2 学校図書館資料ーー教育委員会「改革」との関連
3 「環状」にある民主主義と図書館、そして教育
4 日本国憲法に規定された人権群ーー図書館、教育と関連して
第5章 学校図書館の力、子どもを変える力ーー「教育課程の展開」「健全な教養」と結び付け
1 「教育課程の展開」と学校図書館
2 「健全な教養」の育成と学校図書館
第6章 「ファースト・アメンドメントは、ぼくのものになった」
1 『誰だ ハックにいちゃもんつけるのは』
2 「子どもの権利条約」と学校図書館
第7章 検閲は「生徒の知的、精神的成長を妨げる」--『学校図書館の検閲と選択』に学ぶ
1 学校図書館への「検閲」
2 「検閲」への対処方法
3 わが国の問題に引き付けて
第8章 「書物を焼くものは、早晩、人間を焼くようになる」
1 『アンネ』、相次ぎ破られる
2 「自由にものが言えなくなる時代」--ナチスによる焚書
3 アメリカ図書館協会の長き苦闘
4 『敦煌』--人間の「思い」は時空を超えて
少年が小説家になった理由。ふたりぼっちの文芸部員のイタい青春。【物語を紡ぐ町】を舞台にひろがる、6つの物語。ミステリー、ホラー、青春、恋愛…乙一の魅力すべてが詰まった傑作短編集!