1985年10月から東京証券取引所において、長期国債を対象銘柄とする先物取引がスタートした。その新しい制度と手続の詳細ばかりでなく、この先物取引がそれを利用する企業にとって何故有効であるのか、また財務管理システムのなかにセットする効率的な方法の模索は極めて重要である。本書は、先物取引の利用を、変動ビジネスリスクを企業にとって免疫化する手段と考える立場から、財務管理のツールとして駆使するための基本的知識を体系化したものである。
JR東日本管内を中心に水彩画で約九百駅描きつづけている著者の作品約三百点と、駅を描く楽しみを綴ったのが本書。
日本の野生生物がおかれている実情を掘り下げるため各地に足を運び、その調査結果を踏えて、野生生物保護の必要性を明らかにする書物。
一枚のきものが語る日本の美。古来からの風習やしきたりを語りながら、季節ごとの、きものの着こなしを提案。和の精神を伝える珠玉の随筆集。
菊練りができない、タタラが歪む、ロクロの中心が取れない…、などなど。いまさら聞けない失敗が、100項目。30人以上の回答者が、陶芸家の見地から、あるいは陶芸教室の現場から、研究者の見解から、すべての悩みを解決する。
「飛び鉋のカンナは、どこが違うか」「練り込み文様のつくり方は」「緋色は、どうして出る」知っているようで知らなかった技法や道具の基礎知識。「タタラを貼り合わせて茶碗をつくるには」「スポンジを活用して染付する技法」「胴紐茶入をつくってみたい」陶芸家たちが独自に編み出した技法の数かず。すべての答えは、この一冊に。
好きな動物を、その動物らしい身体つきや毛並みでうまく表現してみたい。愛犬や愛猫の、グッズをつくりたい。さらに、小物にアレンジしてみたい。でもどうすれば…。ここでは、動物の身体の構造がよくわかるスケッチや、自然な表情づくりのコツなど、難しいと思われていた動物表現をわかりやすく解き明かす。写実的な作品、すぐに実践できて楽しい作品、盛りだくさんの一冊。
自らの人生遍歴と木綿・絣を愛する人々との出会いを織り重ねてつづり、木綿の奥深い魅力を語りつつ、リサイクル文化としての木綿再生のみちを探る。写真400点を収録。
無形の商品、天候や電力までもが先物市場で毎日売買されている。先物取引とはその歴史と経済的意義、先進国や途上国の現状そしてEコマース時代、これから世界の先物市場がどのように変化していくのか示唆に富んだ格好の書である。