あらゆる学問を修めた亜玖夢博士が脳める衆生を救おうと開いた研究所には、社会のどん底でもがく相談者が今日も訪れる。多重債務にいじめ、マルチとどんな問題も経済理論で解決…のはずが突拍子もない処方と奇妙な助手の暴走で毎度とんでもないことに!?最先端の経済理論が身に付くブラック・コメディ。
帰宅したその日から100日間の食生活をアドバイス。下痢や頻便、便秘、腸閉塞などのトラブル予防のヒントが満載です。
ひみつのお茶会。わたし、おばあちゃんのいえにケーキをとどけにいくところなんです。おつかいのとちゅうでキッコちゃんがまよいこんだのはー?4歳から。
窓口で勧められた投資信託は絶対に買ってはいけない。長期投資のプロが明かす後悔しない正しい投信の選び方。
楊令は、幻王として金軍を率いながら、梁山泊の重装備部隊とも連携し、遼に侵攻した。呉用が潜入する江南では方臘の叛乱が拡大し、宋地方軍に大きな痛手を与えている。一方で聞煥章は、帝の悲願の地である燕雲十六州に、ある野望を抱いていた。ついに宋禁軍に出動の勅命が下り、童貫は岳飛を伴い江南へ出陣する。宋、遼、金国、方臘と入り乱れての闘いの火蓋が切られた。楊令伝、擾乱の第三巻。
マイマイは、弟のナイナイを右目にいれて、そっとまぶたをあけた。皆川博子と宇野亜喜良による美しく、怖い物語。
スキキライしてる子だーれだ?ごはんを残さなくなる絵本。
バッシングによって貶められた朝生一郎総理と中井昭二財務相の失脚の真実。メディアとは、報道とは、“情報”とは、何なのか?偏執的な報道を繰り返すメディアの実態と情報を鵜呑みにし、無責任な判断をくだす人間の姿を冷静かつ客観的視点で見つめた本格小説。
確かに起こったはずなのに、その「デモ」は無かったことにされた。炎上、ステマ、電突、ネット右翼ー「見えない戦争」を巡る新たな問題作。
黒猫の渡仏から半年。付き人はポオをテーマに博士論文に挑むが、つい黒猫のことを考えてしまう。そんなとき、作家綿谷埜枝の小説に「アッシャー家の崩壊」の構造を見出す。その小説を研究するには、一晩で消えた薔薇の謎を解く必要があるらしい。私が新たに出会ったひそやかな恋ー。付き人と黒猫は、それぞれ美しい庭園で“時間”にまつわる謎に出会う。アガサ・クリスティー賞受賞作、シリーズ第3弾。
広大なユーラシア大陸を横断し、イスラム圏の国々を越えてアフリカ大陸へー。絵葉書を売るカンボジアの少女に凛とした生きる意志を感じ、排他的な印象を抱いていたイランで受けた細やかな配慮に戸惑い、ザンビアでは貧富についての議論を交わす。周囲の声に惑わされず、自らの素直な感覚を頼りに47カ国を旅した著者が綴った684日間。第7回開高健ノンフィクション賞を受賞したデビュー作。
オリジナル生地から服を作り上げる独自のファッションブランド「ミナペルホネン」。温かな手触りと空気感に満ちたコレクションからは、どこか壊かしい心象風景が立ち上がってくる。魚市場で働いていた若き日々から、駅伝のようなチームワークの現場まで、クリエイションの源を静かに語った宝物のような一冊。
“直感”を捨てないかぎり、真実は見えない!!かなり不愉快、しかし納得。政治、経済からワイドショーネタまでカバーする異色の社会評論!
大規模な都市開発プロジェクトに携わる爽香は、慣れない交渉に苦戦気味。そんな折、関連企業の社員・小林京子が二人組の男に誘拐される場面に遭遇し、間一髪救出する。そして彼女の口から語られた厄介な社内問題。親族の死などの私生活に追われながらも、思いとは裏腹に爽香は危険な騒動に巻き込まれていく…。登場人物たちが年齢を重ねる大好評シリーズ第27弾!