アメリカの精神科医ハリー・スタック・サリヴァンは、患者との当時の面接を録音していた。そのサリヴァンの面接記録の存在を知った著者は、アメリカへ赴き、その貴重な面接資料を手に入れる。本書は、サリヴァンの面接記録を、「選択体系機能言語学」に基づいて分析したものである。
話し方を変えれば、頭もよくなる。思考能力の基礎をつくるのは、言葉を使う力にほかならないからである。「ゴールから逆算すると」「メリットは……デメリットは……」などと口に出すことで、一面的な見方に囚われない、頭がいい人の「視点移動」の技術が身につく。「大事なことなので先に言うと」「座標軸で考えると」を使うことで、他人にストレスを感じさせない、すっきりした話が可能になる。▼本書はこのような、すぐに取り入れることができる具体的なフレーズを紹介したのち、問題解決のための「図化」の技術や心動かすプレゼンの特徴を解説。そしてさらなる高みを目指すべく、「書くように話す」ための訓練を提案する。▼◆最初に全体像を見せよ 「まず大づかみで言うと」 ◆「顧客側から見たら」を口癖に ◆「叩き台」を提出するのは大人の証 ◆もっと「感覚」でものを言おう etc.
D・カーネギー原作の漫画化第3弾は、「パブリック・スピーキング」がテーマ。歴史的ベストセラー『人を動かす』『道は開ける』を著す源泉となった『カーネギー話し方入門 新装版』(創元社)の全原則を、日本版オリジナル・ストーリーに丹念に練り込んだ。人前でうまく話せない悩みを抱えた主人公たちが、それぞれの目標に取り組み、成長していく姿を描いた漫画全6話に、原著の読み方と要点解説をまじえ、やさしく学べる決定版。
◆プロローグ 人前でうまく話せない
コラム D・カーネギーはなぜ『話し方入門』を書いたのか
◆第1話 まずは自分らしい話材を集める
まとめーー「勇気と自信を養う」「自信は周到な準備から」
◆第2話 丸暗記はダメなのか
まとめーー「有名演説家はどのように準備したか」「記憶力を増進する」
◆第3話 何を話すかではなくどう話すか
まとめーー「スピーチの成功に欠かせないもの」「上手な話し方の秘訣」
◆第4話 話の出だしが成否を分ける
まとめーー「話し手の態度と人柄」「スピーチのはじめ方」
◆第5話 上手な締めくくりかた
まとめーー「スピーチの終わり方」「わかりやすく話すには」
◆第6話 退屈させない話し手になるには
まとめーー「聴衆に興味を起こさせる方法」「言葉遣いを改善する」
◆エピローグ 話し方から新たな人生が開ける
巻末資料 『カーネギー話し方入門』全原則一覧
「言葉とコミュニケーション」は、哲学の問いであり、「私」の問いである。
美味しさを伝えるには、「言葉が奪われる」とき、言い換えの力、ジェンダーを表す単数のthey…。日常の問いを哲学につなげ、柔らかな言葉で新たな可能性を探る。「紀伊國屋じんぶん大賞2023」第2位に輝いた『言葉の展望台』、『言葉の風景、哲学のレンズ』に続くエッセイ集。
「コミュニケーションについて考えるなかで徐々にわかってきたのは、目の前の相手としっかりと向き合うためには、ときに自分自身で物事を決めるのを中断し、相手に身を委ねる必要があるということだ。私の言っていること、私が発話を通じてしていること、そして会話のなかで現れる私とあなたの関係、そのいずれも、私単独で決めることではなく、私とあなたのあいだで相互的に調整されることであって、だからこそときには自分の意志を引っ込めてあなたのやりかたに合わせることもできる。」(本書より)
【目次】
レンコン団子の美味しさ
言葉が奪われる
「卒煙支援ブース」へようこそ
「生き延びましょう」とあなたへ向けて
自分自身を語るために
いま、ここから、私が投げかける言葉
会話の事故
哲学者に語れること
突如、迫りくる
理想的な言語、不完全な言語
あれ、そうだっけ
呼びかける言葉
英語で説得できる力を身につけるために
ネイティブ・スピーカーを説得するには、流暢に話せることは必須ではありません。大切なのは考えをしっかりとまとめて、論理的な英語を組み立てること。そのために重要なのがロジック(論理)です。ロジックは相手と同じ土俵に乗るために必要な共通基盤。本書では、「積み木方式」というわかりやすい方法で、「説得できる英語」に必須の論理力を鍛えます。仕事で英語が必要な人は是非とも身につけてほしいスキルが満載です。
〈目次より〉
序 章 論理的であるためには
第1章 OREの基本
第2章 一本柱のOR
第3章 複数の柱の積み木を作る
第4章 反論する
はじめに
序 章 論理的であるためには
1 論理の型を「積み木」のイメージで身につける
2 はじめに要点を述べる
3 ディベート的手法で複眼的なものの見方を養う
第1章 OREの基本
1 論理的な意見
1-1 「なぜなら」と「たとえば」の重要さ
1-2 OREの積み木メソッド
1-3 英語にする
1-4 OREO(オレオ)で締める
2 キーワードの重要性
3 ORE で意見をまとめるプロセス
第2章 一本柱のOR
1 何をどの立場で論じるか
2 一本柱の積み木を作る
3 ブレーンストーミング(Brainstorming)
4 対立する立場からのORE
5 論理の型を共有する必要性
第3章 複数の柱の積み木を作る
1 アイデアの分類
1-1 キーワードを考える
1-2 事例を考える
2 ナンバリング(Numbering)
3 ナンバリングの表現をマスター
4 2本柱の積み木を作る
4-1 賛成と反対の立場で考える
5 3本柱の積み木を作る
5-1 理由と事例の階層化
5-2 prosとconsを考える
コラム1 シンプルな英語が一番
5-3 自分の意見をまとめる
コラム2 単語の定義: 勘違いをなくす
コラム3 ことわざや格言の引用
第4章 反論する
1 反論の目的
2 反論と呼べる意見
3 反論の積み木
4 反論に欠かせないブレーンストーミング
コラム4 異なる視点でものを見る
5 英語で反論
5-1 反論の表現パターン
5-2 英語の反論サンプルを読む
6 対比の視点
コラム5 ユーモアの効き目
6-1 積み木を作ってから反論
7 反論のペアワーク
コラム6 明治の偉人も楽しんだ「毒のない議論」
8 面白いトピックリストを見つける
8-1 トピックリスト
8-2 面白いトピックとは
おわりに
謝辞
心と体の緊張をときほぐすアレクサンダー・テクニークのエッセンスで
「自信と信頼感があふれる声」
「ほっとする温かい声」になる!
自分でも驚くほどスラスラ言葉が出てくる!いい声が出ない、一生懸命話しているのに、なぜか思いが伝わらない、
相手のことを思って言ったのに、なぜか反感を持たれてしまう、
盛り上げようとしても自分が話すと場がかたくなってしまう、
議論でいつも、言い負かされてしまう……。
あなたの魅力や思いが伝わる「いい声」は、どうしたら出せるのか?
なかなか「いい声」が出せなかった私が編み出した、心身の緊張コントロールの法を公開します!
これで、あなたの魅力も全開になるでしょう!
ことわざ、四字熟語から漢字の筆順まで…日本語の面白さをたっぷりと味わえる全13種、計320問。
「思いやり」「優しさ」「気くばり」をどう伝えていますか。
同じ内容でも、言い方や態度、タイミングによって、相手が受け取るニュアンスは変わってしまいます。
・「いい雰囲気」は無言の中からは生まれない
・話すにも「ウォーミングアップ」が大事
・「話しやすい話題」の見つけ方
・余計な「警戒心」を早くほぐすには
・こんな一言があれば、聞く側はモヤモヤしない
・お互いの頭の中に「同じイメージ」が浮かぶように
「気持ちを表わす」にはちょっとしたコツがあるのです。
「あなたのことを気づかっています」--この気持ちを伝える「法則」を活かすことで、より素敵な人間関係が生まれるでしょう。
福田 健
ダラダラ長時間続く割に何も決まらない、参加者の顔色うかがいばかりで必要な意見が出てこない、「じゃ、そういうことで」で終わり次のアクションが明確にならない…現状を打開し会議の効果を上げるための議論の進め方、準備、結果管理について、実用的なスキルを提案。演習問題つき。
なぜ『日本語が亡びるとき』は書かれることになったのか?そんな関心と興味にもおのずから応える、ここ二十年の間折にふれて書きつづられたエッセイ&批評文集。
おめでたい席で、心に残るスピーチを…。この本に収められている文例の、必要だと思われる部分をご自身でアレンジすれば、簡単に、ステキなスピーチがまとまります。そこにあなた自身の祝福の気持ちを添えれば、きっと心に残るスピーチになることでしょう。
プレゼン、営業、電話応対、オンライン会議、動画撮影…and more.
「声トレ」本売上No.1著者の最新ノウハウ!
(『「話し方」に自信がもてる1分間声トレ』ダイヤモンド社)
佐々木常夫氏(東レ経営研究所)、河原成美氏(博多一風堂)、政治家など4万人にアドバイス!
セブン&アイHD、プルデンシャル生命、総務省、メガバンクなど400社の研修に続々採用された
「声の出し方」「話し方」トレーニングを公開!
「いい声」で話せば、説明力、説得力もアップします!
アメリカのデューク大学が792人のCEOの男性を対象に、
声の音程、年収、経営している会社の規模を調査したことがあります。
その結果、低い声の持ち主は、そうでない人と比べて
18万7000ドル(約2900万円)も年収が高いことがわかりました。
そのほかのアンケート調査などでも、低音ボイスや「モテ声」の持ち主が
役職、管理職につきやすいことや、「自分の声が仕事で有利に働いた」と
感じている人が多いことなどがわかっています。
声のよさと年収の高さは、比例しているのです!(「はじめに」より)
第1章 なぜ、「声」と「話し方」を変えるだけで年収が上がるのか?
第2章 「1日1分」、3つの「声トレ」であなたの声が生まれ変わる!
第3章 「1日1分」で声が生まれ変わる! 「呼吸」トレーニング
第4章 「1日1分」で声が生まれ変わる! 「滑舌」トレーニング
第5章 「1日1分」で声が生まれ変わる! 「発声」トレーニング
第6章 一流経営者が実践! 13の「声テク」
「頭」より、「腹」でわかる!
「腹でわかる」「腑に落ちる」と言うが、何かに納得するとき、実は論理以外の作用が働いている。
「感性的理解」という、もうひとつの回路を解き明かした名著、待望の復刊。
あなたはきっと、「腑に落ちる」だろう。
*本書は、1990年の勁草書房版に、一部改訂を施して刊行するものです。
「尼ヶ崎彬セレクション」全4巻完結
序
一 「たとえ」の構造ー隠喩と事例ー
二 「らしさ」の認知ープロトタイプとカテゴリーー
1 代表詞
2 二つのカテゴリーー形成と分類ー
3 差異と原型
4 プロトタイプと隠喩
三 「わかり」の仕組みー真理と納得ー
1 語の意味ー定義と「らしさ」-
2 文の意味ー制度と過程ー
3 思考ー推論と理解ー
四 「なぞらえ」の思考ー概念の元型と共通感覚ー
1 知ることとわかること
2 「らしさ」の図式
3 「なぞらえ」による理解
4 「なぞらえ」と概念体系
5 共通感覚としての「らしさ」
五 「身にしむ」言葉ー制度的意味と受肉した意味ー
1 概念構造と身体
2 原初の概念形成
3 理解と名指し
4 意味の受肉
六 「なぞり」の方略ーレトリックと身体ー
1 学びの方略ー模倣と「なぞり」-
2 コミュニケーションの方略ー「なぞり」の呼応ー
3 レトリックの方略ー「わざ言語」と「見え先行方略」-
4 レトリックの回路ー意味の生成ー
結びにかえてー言葉についての一寓話ー
あとがき
『セレクション版』のためのあとがき
「客観的」である文章やコミュニケーションが良しとされる風潮のなか、本当に人のこころを動かすのはいつだって誰かの「主観」である。自分のこころがふるえていなければ相手のこころはふるえない。自分の「主観」がどこにあるのかを掘り下げ、コミュニケーションで素直に表現する方法を、コピーライターとして多くの言葉を生み出し、そして文章講座の講師も担当する著者が指南。「主観」を鍛えれば、言葉はきっと強くなる。
「シリーズ 話し合い学をつくる」待望の第二巻。多領域からの研究・実践報告や議論を通して、「共創」を実現するための「話し合いのモデル」と、それを基調とする「社会・制度・政策のあり方」を探求する「話し合い学」の構築をめざす。
執筆者:村田和代、井関崇博、森篤嗣、杉山武志、青山公三、加納隆徳、田村哲樹、荒川歩、小宮友根、土山希美枝、篠藤明徳、坂野達郎、佐野亘