殺人現場に残された真紅のバラとローマ字の絵本から、容疑は、タロット占いの名手・日美子の旧友に。琵琶湖畔での失踪事件に端を発した鎌倉・横浜港の連続殺人。友の潔白を信じてカードをめくる日美子の推理は…。
大型台風が日本列島に接近しつつある初秋に、二階堂日美子は北九州市に旅立った。友人の伴多恵から招待されたのだ。八幡駅近くにつくられた〈スペースワールド〉に、多恵の娘・左恵を連れて日美子は遊びに行ったが、3、4分の隙に左恵が誘拐された。無事に左恵は帰宅するが不自然なことが多い。鎌倉に帰る日、日美子は多恵から小函を貰った。ところが、これが恐ろしい連続殺人事件が起こる発端になった。事件は八幡信仰に関係があるのか?小函は何を意味するのか?日美子の推理と二階堂警部の分析が冴えわたる。
街道は、人が行き、物が行き、そして…、文化が運ばれる道。第一線の執筆者が街道ごとにテーマ設定、歴史ある風景と新しい街道風景をビジュアルにカラーで構成。
橋の起源はどこに?人類はどのような橋をつくってきたか?本書は、この「橋」に対する大いなる疑問を、先史時代にまで遡り、その発生と進歩を時代を追って検証していくものである。また、歴史上の出来事を併記するとともに、橋梁史への理解をよりいっそう深める配慮も施してある。
証券マンのささやき情報や、いかがわしい仕手情報にとびつく愚はもうやめよう。この魑魅魍魎の跋扈する日本の株式市場にも、理論はりっぱに通用する。
源氏一族の相剋、北条氏の陰謀、足利・新田の角逐…。武士の都を舞台にくりひろげられた治乱興亡のドラマ。
常に日本中世史学の先頭に立って研究を続けてきた著者の、鎌倉時代政治史関係の論考を集成する。当該期の重要課題である鎌倉幕府と公家政権との関係を探った論文、吾妻鏡その他の基礎資料を細密に検討した論文など、いずれも広く鎌倉時代史を展望し、鋭い切り口と豊かな構想に支えられており、研究者必読。
緑深い鎌倉の社寺に、四季、彩りを絶やさぬ花木の数々。美しい写真と心温まる随想とを組み合わせたユニークな花の歳時記。
本書は、鎌倉、湘南、三浦半島という、それぞれ特色を持った3つの地域で構成されています。各地域は、さらに細かくエリア分けされ、各エリアは、道路交通情報と、「みる」「レジャー・スポーツ」「あじ」「みやげ」の各ジャンルを示す4色の帯で区分された記事から成り立っています。
海が明るい。シーサイド・ドライブ&ウォークに行きたくなる。エキゾチック横浜では、港が育てた外国料理や中華街で、食、食また食。それにファッションを追求。鎌倉で古都の味・民芸、四季の花を求めて散歩。ドライブに列車の旅に、宿・味・遊びの情報満載。
本巻は鎌倉遺文古文書編の最終巻42巻として、元弘3・正慶2年9月から同4・正慶3年に至る間の文書を収めた部分と、寧楽遺文に始まる編者の遺文集、寧楽遺文以来、平安遺文・鎌倉遺文に至る全58巻の検索目録とを併せ収めた。