鈴木ヒロミツ、星勝ら5人によるモップスの71年3rdアルバム。阿波踊りとロックを融合させたタイトル曲やインパクトの強い「月光仮面」など、モップス流のサイケデリック・ロックも完成間近なことが窺える一枚。
バート・バカラックとのコラボレイト曲を含む本作は、バンド・サウンドとモータウン・サウンドをテーマに作られたというものの、彼女らしさに満ちたポップ・サウンドになっている。地元レイカーズのファンぶりも強力に、マイペースを貫いた作品だ。
ライヴ・アルバム。バックは、公私ともに彼女のパートナーのジェイムス・ステューダーを中心に、ロサンゼルスからのミュージシャンたちで固めている。手堅い演奏に支えられ、独自のポップスを築く過程のドキュメントとしての側面も楽しめる。
そんなにストレートに攻められたら胸がキュンってなっちゃうじゃないですか! 2005年8月に『きっとシアワセ』でメジャー・デビューを果たした、いかにも“青春的”な超ポップな4ピース・バンドのミニ・アルバム。プロデュースが葉山たけしというのも気になるところ。
現地の本拠地、LA録音の通算11枚目のアルバムになるわけで、もうすっかりベテラン・アーティストですな。AORサウンドをベースに、安定した作品とヴォーカルをきかせてくれますが、その安定感がもの足りないというのは、ないものねだりでしょうか。
アメリカの空気がすっかり身についたようで、自然な雰囲気で曲をつくり、歌っている。セカセカしたところのない、良い意味のルーズさがとても心地いい。詞がアメリカしてて、これもまた良し。(8)(9)のカヴァーもなかなかで、特に(8)は目から鱗の面白さ。