人は真に生きようとして、自己からの超脱を目指す。そして、瞑想・祈り・秘儀を通し、神との一体化を図る。古代ギリシアのエレウシスの密儀、ユダヤ教のカバラ、イスラム教のスーフィー、シャーマンの憑依現象…。神秘主義とは、一体いかなるものなのか。比較宗教学の泰斗が「合一」「同一」の基本構造を軸に、世界の主要宗教の神秘主義の諸相と特徴を解明する。
二十世紀思想の大きな発見のひとつは「言語」であり、「女性」であるといわれる。とくに「女性」に関しては若い世代と問題意識を共有したいと願ってきた。思えば、戦後劈頭の「政治と文学」論争の核心をなした平野謙の女性視点に、男性の「方法としての女」を発見させてくれたのも、二十世紀「女」の思想である。文学という領域における性差の政治学の解明、ジェンダー分析を通してのカノン崩しは近代文学研究になお多く課題を残している。そういった問題意識に添うものを漱石を中心に編んだのが1巻である。
これまでの日系人の歴史と経験、これからのアイデンティティの行方。15世紀以来の歴史的概観はもとより、日本人移民の地理的広がりを網羅し、さまざまな学問分野の研究者が、世界システム下で日系人のありようを分析国際日系研究プロジェクトの画期的成果。
20世紀最大の建築家と呼ばれる、ル・コルビュジエ。2009年6月現在、フランス政府は各国と連携をはかり、その建築作品の一括世界遺産登録に向け、全精力を注ぐ。その中には日本で唯一の作品、国立西洋美術館も含まれる。フランス建築界でスターダムに上り詰めたル・コルビュジエは、早くも大正期には日本に紹介され、前川國男、丹下健三ら日本を代表する近代建築家に多大な影響力を及ぼした。「ドミノ・システム」「近代建築の5原則」「住宅は住むための機械」を標榜、建築同様、熱心に取り組んだメディア戦略で自らを近代化のシンボルとした巨匠。「近代建築を広報した男」ル・コルビュジエの、建築、アート、デザインの創造の軌跡を追う。
かつての「途上国」の一部は、新興国として急速な経済成長をとげながらも、環境の悪化も招いている。他方「最貧国」と呼ばれる国では、資源枯渇と環境の劣化が進んでいる。「先進国」は前世紀の公害問題を解決したかに見えつつも、姿形を変えた新たな問題に直面している。さらに企業の国際展開や人々の国際移動など、「国家」という単位ではとらえきれない動きが広がり、社会経済的なグローバル化が進行し続けている。このような状況において地球全体が直面する環境問題を解決し、持続可能に発展していくためには、何が必要なのか、具体的な政策課題は何なのか。分野横断的に論じる。
男もすなる「日記」といふものを、
“女もしてみむ”とてするなり。
という一文によって始発している『土左日記』。
虚構の枠組みの中で、語り手自身は自己を女性の立場で語ることを宣言している。
『土左日記』の書き手が、あえて自己を“女”に性の転換をしてみせることで何を目指していたのか、その虚構の方法についてさまざまな角度から照射する
☆☆☆「普通」という言葉、使いづらくなってない?☆☆☆
LBGTQ関連の話をしていると、
「普通」という言葉が使いにくい、
という問題が出てきます。
たとえば「非当事者」という意味で「普通の人」というと、
途端に「じゃあ当事者は普通じゃないのか?」とクレームが入る…
おそらく容易に想像できると思います。
しかし、これが非当事者だけではなく、
当事者からの「使いにくい」という声であったら…
それでも反応は変わりませんか?
☆☆☆13歳でカミングアウト、15歳で起業、20歳で初出版☆☆☆
☆☆☆メディア注目の当事者による「やり過ぎ・足りな過ぎ」☆☆☆
著者は中学時代、制服のスカートを穿けなくなったことから、
市内で初めて男女同じ制服の改革のきっかけとなりました。
さらに15歳で起業し、現在は小学校〜大学までの教育機関のほか、
自治体、学会、大手企業にて講演をおこない、
「トランスジェンダー」や「LBGTQ」といった枠を超えて活動しています。
そんな著者による提言は「当事者からの本音」を通り越して、
非当事者の立場も尊重した非常にバランスがよく、
かつ斬新なモノばかりです。
・「LBGTQについて教育しなきゃ」は逆効果
・少数派に配慮していたらキリがない
・「男らしく、女らしく」の考えも多様性の一つ
・オーバーケアを至るところで感じる
・そもそも「LBGTQ」で括るのが間違い…
メディアでは「LBGTQの意見を尊重せよ」と声高に叫ばれがちですが、
著者は「違うと感じるものは違う」と主張し、真の意味で差別のない、
多様性社会の実現を目指しています。
若い人はトランスジェンダーやLBGTQ問題について、
本当はどう考えているのか、捉えているのかを知りたい…
そんな方にお勧めの1冊です。
【もくじ】
第1章 自分で生きにくくしている当事者たち
第2章 「思うようにいかない」のはみんな一緒
第3章 僕の仕事は「前例」をつくること
第4章 カミングアウトは本当に必要なの?
第5章 「トランスジェンダー」という言葉をなくすために
ゴールデン・グローブ賞主演男優賞ノミネート!
ヴェネチア国際映画祭男優賞受賞ほか、各国映画賞多数受賞&ノミ ネート!
世界を挑発する衝撃の異色作。
<収録内容>
・画面サイズ:16:9(スコープサイズ )1080p High Definition
・音声:dts-HD Master Audio 5.1ch/dts-HD Master Audio 2.0ch
・字幕:日本語字幕/日本語字幕(手書き風フォント)/吹替用字幕
▽特典映像
・マイケル・ファスベンダーQ&A
・インタビュー集(マイケル・ファスベンダー、キャリー・マリガン)
・予告編集
・キャスト・スタッフ プロフィール(静止画)
・プロダクションノート(静止画)
※収録内容は変更となる場合がございます
伝統的な男性中心の正規雇用の働き方に対して、非正規、女性、外国人雇用などの働き方が広がっている。これらは既存の働き方の見直しを促すと同時に、労働条件格差などの問題を浮き彫りにする。他にも長時間労働、パワハラなど日本の労働環境が抱える問題は多い。本書は、人事労務管理を労働力の効率的利用として位置づけることはせず、労使関係や労働組合の対抗・緊張関係の中で発展するものと捉える。日本の労働者が置かれている状況、雇用制度・政策、問題の根源、解決策などを把握し、人事労務管理の基本的知識を得られるよう配慮
序章 企業経営と人事労務管理
1企業経営と人事労務管理 2人事労務管理の機能と体系 3労働過程論(labor process theory)と人事労務管理 4人事労務管理の概念と外的環境
第1章 採用と退職 19
1日本企業による採用方法 2「終身雇用」を成り立たせる法制度 3「終身雇用」の実態
第2章 職能資格制度と人事査定
1配置、異動と遠隔地転勤 2職能資格制度 3人事査定 4役割等級制度(mission grade system) 5コンピテンシー(competency)
第3章 賃金
1賃金とは 2賃金制度 3世界標準ではない日本の賃金制度 4非正規労働者の賃金
第4章 能力開発・人材育成
1能力開発と人材育成 2日本企業の人材育成 3エンプロイヤビリティと労働者の能力開発 4タレントマネジメント(Talent Management)と人材育成
第5章 労働時間管理
1日本の労働時間の実態 2労働時間管理と労働時間法制の規制緩和 3人事労務管理の柔軟化と労働時間管理
第6章 ジェンダーと女性労働
1労働における男女不平等の現実 2労働における男女不平等をもたらす企業側の要因 3労働における男女不平等をもたらす労働者側の要因 4男女平等と人事労務の課題
第7章 非正社員
1正社員減少と非正社員増大の要因 2非正社員についての法制度 3派遣労働とは何か
第8章 外国人労働者
1外国人労働者の推移 2日本の外国人労働者政策 3日系人 4留学生 5外国人技能実習生
第9章 労働組合
1労働組合とは 2日本の労働組合の特徴
ガンジス川流域の農村に広がる地下水汚染、安全な井戸作りに奮闘する日本のNGO団体、環境人類学の視点から援助のあり方を考える。
「グランド・ブダペスト・ホテル」のウェス・アンダーソン監督が贈る傑作ロード・ムービー!
■「グランド・ブダペスト・ホテル」も大ヒット! 熱烈な支持者あり!!
■ナタリー・ポートマンがSEXYにカメオ出演!
本編冒頭では、ビル・マーレイもカメオ出演!
■多数の映画祭に出品!クオリティ&注目度の高さを証明!!
・2007ニューヨーク映画祭 オープニングナイト出品
・2007ロンドン映画祭 クロージングナイト出品
・2007ヴェネツィア映画祭 正式出品
・第20回東京国際映画祭 特別招待作品
<収録内容>
【Disc】:Blu-rayDisc Video1枚
・画面サイズ:HDワイドスクリーン 1920×1080p/シネマスコープ
・音声:DTS-HDマスター・オーディオ 5.1ch (ロスレス)/DTSデジタル・サラウンド 5.1ch
・字幕:日本語字幕/英語字幕
▽映像特典
●ショート・フィルム『ホテル・シュヴァリエ』
●『ダージリン急行』舞台裏ツアー
●ジェームズ・アイヴォリー監督との対談
●マット・ゾラー・セイツによる“Dream Train”
●オーディション風景
●未公開シーン&別エンディング集
●ロマン・コッポラによるスケッチ集
●撮影日記より
・動物たち
・適度な運動
・列車の中で
・特殊効果
・衣装について
・ファンたち
・運のいい男たち
・設定をイメージする
・食料
・感情
●オリジナル劇場予告編
※収録内容は変更となる場合がございます。