【 M2A2 ODS デザートブラッドレーについて 】
1980年に生産が開始されて以来、改良を重ねるアメリカ軍の歩兵戦闘車ブラッドレー。
中でも湾岸戦争での戦訓を活かして開発され、1996年から配備されているのがM2A2 ODS(Operation Desert Storm)です。
電子機器類の強化が主な改良点で、レーザー測距儀、GPSとデジタルコンパスアンテナセンサーによる車輛航法システム、VLQ-8対戦車ミサイル妨害装置などが加えられました。
また実戦で問題となった味方による誤射や誤爆への対策として、敵味方識別用のCIP(戦闘識別パネル)が開発され、M2A2 ODSの車体側面と後面にも装着されるようになりました。
2003年3月のイラク戦争でも、主力の第3歩兵師団に配備されたM2A2 ODSは砂漠地帯の戦場を進撃したのです。
【 模型について 】
M2A2 ODS デザートブラッドレーの1/35スケール、プラスチックモデル組立キットです。
●全長193mm、砲塔上のレーザー測距儀やGPSアンテナ、車体後部のセンサー、角型となった排気管などM2A2 ODSの特徴をリアルに再現。
●25mm機関砲の砲身は通常タイプと放熱性を向上させたタイプを選択可能。
●履帯はパッドの耐久性を向上させたタイプをモデル化。組立が手軽なベルト式で接着、塗装も可能です。
●敵味方識別用のCIP(戦闘識別パネル)を車体側面と後面に装着。
●アリスパックやスリーピングバッグなど個人装備品も豊富にセット。
●ボディアーマーを装着したコマンダーとガンナーの半身像2体付き。
●マーキングはイラク戦争に出動した車輛3種、KFORなどNATO軍仕様3種です。
※写真はキットを組み立て、塗装したものです。【商品サイズ (cm)】(幅):19.3
【 傑作戦車の集大成イージーエイト 】
第二次大戦中に5万輌近くが生産され、連合軍の主力戦車となったM4シャーマン。
その数多いバリエーションの中でも、大戦中の最終型となったのがM4A3E8イージーエイトです。
フォード製V型8気筒ガソリンエンジンを備え、車体前面を1枚板として防御力を向上させた後期型の溶接車体に、対戦車戦闘能力に優れる76mm砲を搭載したM4A3(76)の発展型で、新型の水平懸架式サスペンション(HVSS)と幅の広い履帯による高い走行性能が特徴です。
HVSSを装備したM4A3は、型式名称であるE8から一般にM4A3E8イージーエイトと呼ばれました。
1944年8月に生産が開始され、同年12月のバルジの戦いで初めて実戦投入。
1945年4月までに約2,600輌が生産され、優れた攻撃力と機動力を活かしてヨーロッパ戦線で連合軍の勝利に貢献。
その後の朝鮮戦争にも投入されました。
【 模型要目 】
M4A3E8 イージーエイトのプラスチックモデル組み立てキットです。
●1/35スケール、全長214mm、全幅86mm。
●実車取材に基づいて、76mm砲を備える迫力のある砲塔や大きく傾斜した1枚板の前面装甲、水平懸架式サスペンションなど存在感あふれる姿を第二次大戦中の仕様でモデル化。
●砲塔と車体上部はスライド金型により、リアルなディテールと組み立てやすさを両立。
●砲塔の鋳造肌や各部の溶接模様などの質感表現も見どころ。
●エンジングリルや車体後部の排気ディフレクター、工具類もシャープな仕上がり。
●幅広シングルピンのT66履帯は手軽でリアルなベルト式。
●ヘッドライトレンズやキューポラのビジョンブロックは透明パーツを用意。
●コマンダーの半身像とヨーロッパ戦線のデカール2種類付き。
※写真はキットを組み立て、塗装したものです。【商品サイズ (cm)】(幅×奥行):21.4×8.6
【 強固な防御力を活かして奮戦した砂漠の女王 】
重装甲の歩兵戦車として開発され、第二次大戦の北アフリカ戦線でその強固な防御力を活かしてイギリス軍の主力戦車として奮戦したのがマチルダです。
イタリア軍に対しては圧勝、またドイツ軍のあらゆる戦車砲や対戦車砲を寄せ付けず、畏敬を込めて「砂漠の女王」と呼ばれました。
要衝トブルクの解放をめざす1941年6月のバトルアクス作戦におけるドイツ軍88mm高射砲との対戦はあまりに有名で、北アフリカの激戦を語る上で欠かせない存在として戦史にその名を残しているのです。
【 模型要目 】
マチルダMk.III/IVのプラスチックモデル組立てキットです。
●1/35スケール、全長174mm、全幅72mm。綿密な実車取材に基づいて重厚な姿を存在感たっぷりにモデル化。
●砲塔や主砲防盾、車体前部などは独特なフォルムをはじめ鋳造肌の質感もリアルに表現。
●サスペンションも実車の複雑な構造を合理的なパーツ構成で再現。
●キャタピラはベルト式と連結組立て式が選べます。
●北アフリカ戦線を中心としたデカール3種類付き。
●コマンダーの人形、ローダーとドライバーの半身像をセット。
※写真はキットを組み立て、塗装したものです。【商品サイズ (cm)】(幅×奥行):17.4×7.2
【 北欧フィンランドが見せた不屈の闘志 】
第二次大戦におけるフィンランドとソ連の戦いの末期、フィンランド軍の主力となったのがドイツから輸入されたIII号突撃砲G型です。
姿勢の低い車体に対戦車戦向けの強力な長砲身7.5cm砲を搭載。
フィンランド到着後にシュルツェンを取り外し、エンジンデッキに雑具箱を追加、機関銃をソ連製DTに換装するなどの改修が施されました。
そして1944年夏のソ連軍戦車部隊による攻勢を迎え撃ち、フィンランドを守り抜いたのです。
その後、戦訓により丸太やコンクリートブロックなどを戦闘室に追加装着して防御力を強化。
戦後も改修を重ねながら1960年代まで使われました。
【 模型要目 】
III号突撃砲G型の1/35スケール、プラスチックモデル組立てキットです。
●全長189mm、全幅85mm。フィンランド軍により改修が施された姿を実感豊かにモデル化。
●車体後部に雑具箱を追加し、予備転輪を戦闘室側面に移動させた前期改修型と、防御力を高めるため丸太やコンクリートブロックを追加装着した後期改修型が選べます。
●戦闘室上のDT機関銃もシャープな仕上がり。
●コマンダーの半身像、フィンランド軍所属車のデカール4種類付き。
※写真はキットを組み立て、塗装したものです。【商品サイズ (cm)】(幅×奥行):18.9×8.5
【 華麗なる戦場の貴婦人 】
1934年から57年まで長期に渡り生産されたフランスの傑作乗用車がシトロエン11CVです。
軽量なモノコックボディに加え、走破性の高いトーションバースプリングを採用。
良好な居住性と低重心を実現した前輪駆動方式は現在の自動車の先駆者となりました。
第二次大戦中はその性能と使い勝手の良さからフランス軍はもちろん、フランス占領後のドイツ軍や自由フランス軍も軍用車として多数を装備。
ヨーロッパ各地はもちろん、遠くロシアや北アフリカ戦線にも送られたのです。
【 模型要目 】
歴史的な傑作乗用車シトロエン11CVのプラスチックモデル組み立てキットです。
●1/35スケール、全長125mm、全幅48mm。やわらかな曲線で構成されたボディや前後フェンダーの持つ優雅なフォルムを表情豊かに再現。
●左右フロントドアは開閉選択式で幅広い情景設定に対応。
●室内もダッシュボードや前後シートなどに繊細なモールドを施しました。
●足まわりも組み立てやすいパーツ構成で立体感あふれる仕上がり。
●着座姿勢のドライバー人形付き。
●デカールはドイツ陸軍2種とフランス軍所属車に加え、フランス民間車の4種類をセット。
※写真はキットを組み立て、塗装したものです。【商品サイズ (cm)】(幅×奥行):12.5×4.8
【 第二次大戦のイタリア軍の主力戦車 】
第二次大戦中、イタリア軍の主力戦車となったのがM13/40です。
リベット接合式の車体やリーフスプリングに支えられたボギー式の足まわりなど手堅い設計で、イタリア初の動力旋回式砲塔に長砲身47mm戦車砲を搭載。
当時としては優れた攻撃力を誇っていました。
また125馬力のV8液冷ディーゼルエンジンを装備して最大速度は30km/hでした。
1940年7月から1943年までに約800輌を生産。北アフリカ戦線を中心に配備され、ドイツ・アフリカ軍団とともに奮戦したのです。
【 模型要目 】
1/35スケールのプラスチックモデル組立てキットです。
●全長143mm、リベット接合式の独得な姿を実感豊かに再現。
●パーツの一体化を進めた連結組立て式キャタピラを採用。足まわりもリアル感の高い仕上がり。
●砲身は金属製、対空機銃の照門などはエッチングパーツを用意。
●工具類やラジエターカバーなども見どころ。
●砲塔に腰かける戦車兵と立ち姿の将校の人形、北アフリカ戦線のデカール3種類付き。階級章など徽章類もセット。
※写真はキットを組み立て、塗装したものです。【商品サイズ (cm)】(幅):14.3
【 北アフリカ戦線の情景作りが楽しみ 】
第二次大戦中、幅広い戦線で偵察用に使われたドイツ軍の4輪装甲偵察車がSd.Kfz.222です。
手榴弾よけのメッシュカバーを備えるオープントップ式の旋回砲塔に2cm砲を装備。
出力90馬力の液冷ガソリンエンジンをリヤに搭載し、路上での最大速度70km/h、路外でも40km/hを発揮できました。
名将ロンメル元帥率いるドイツ・アフリカ軍団にも配備され、その駿足ぶりを活かした偵察活動はもちろん攻撃任務にも度々出撃したのです。
またDKW NZ350は11馬力単気筒2サイクルエンジンを搭載した中型軍用オートバイで、北アフリカ戦線でも連絡用などに使われました。
【 模型要目 】
ドイツ4輪装甲偵察車の1/35スケール、プラスチックモデル組立てキットです。
●全長134mm、平面構成の車体やオープントップ式の砲塔も実感豊かに再現。
●ツールケースやノテックライトもシャープな仕上がり。
●細部を引き締めるエッチング製メッシュカバーとアルミ砲身を用意。
●北アフリカ戦線などのマーキング3種類をセット。
●DKW NZ350も少ないパーツで立体感たっぷり。
●熱帯制服を着用した車長と無線手、オートバイ兵の人形計3体付き。オートバイ兵は防塵マフラーを装着し、双眼鏡を手にしたポーズも選択可能。
●キットのままで北アフリカを舞台とした小情景が楽しめます。
※写真はキットを組み立て、塗装したものです。【商品サイズ (cm)】(幅):13.4
【 進化を重ねた快速戦車 】
1930年代後半、高い機動性と当時としてはトップクラスの威力を持つ45mm砲、先進的な車体前部の傾斜装甲を兼ね備え、初期のソ連戦車部隊の中核を担った快速戦車BT-7。
その防御力を強化した改良型がBT-7 1937年型です。
外周が垂直面で構成された従来の砲塔に代わり、避弾経始を考慮した新型砲塔を搭載。
そのデザインは後の傑作戦車T34へと発展しました。
1939年のノモンハン事件で初めて戦場に姿を現し、独ソ戦が勃発すると強力なドイツ軍を迎え撃って奮戦しました。
【 模型要目 】
BT-7 1937年型の1/35スケール、プラスチックモデル組み立てキットです。
●全長161mm、全幅65mm。砲塔と車体前部に採用された傾斜装甲、大径のロードホイールなど精悍な姿を実感豊かにモデル化。
●車体側面は実車同様に2重壁構造を表現。
●複雑な足まわりもパーツ点数をおさえながら立体感あふれる仕上がり。
●スプロケットホイールや履帯などは後期型で再現。
●履帯は直線部分の一体化を進めた連結組み立て式。
●エッチングパーツと金属製の牽引用チェーンをセット。
●兵士の人形2体付き。東部戦線やドイツ軍の鹵獲車輌など3種類のマーキングが選べます。
※写真はキットを組み立て、塗装したものです。【商品サイズ (cm)】(幅×奥行):16.1×6.5
【 ドイツ軍を圧倒した迫力のソビエト重戦車 】
ドイツのタイガーI を正面から撃破するために開発されたのがソビエト重戦車JS-2です。
強力な長砲身122mm砲と最大120mmに達する重装甲、優れた機動力を兼ね備え、第二次大戦後半の1943年12月に生産を開始。
1944年8月からは車体前面上部のハッチや段差をなくし、防御力を高めるなど大幅な改良が施されました。
中でもチェリャビンスク・キーロフ工場(ChKZ)で生産された車輌は、丸みのある一体鋳造製の車体前部が特徴です。
JS-2は対戦車戦はもちろん防御陣地の突破戦にも絶大な威力を発揮。
大戦末期のソビエト主力戦車として勝利に貢献したのです。
【 模型要目 】
JS-2 1944年型 ChKZの1/35スケール、プラスチックモデル組立てキットです。
●全長282mm、長砲身122mm砲を備えた大型の砲塔、なめらかな面構成の車体前部など存在感あふれる姿を高い実感でモデル化。
●砲塔や車体の鋳造肌の質感をリアルに再現。
●エンジン吸気グリルはエッチングパーツでシャープな仕上がり。
●キャタピラはベルト式と連結組立て式の2種類を選べます。
●ソビエトやチェコ、ポーランド軍などマーキング4種類付き。
※写真はキットを組み立て、塗装したものです。【商品サイズ (cm)】(幅):28.2
先行きの不透明な激動の時代にあって、日本がこれまでの脱亜入欧路線を貫きアメリカの忠実な属国であり続けるのが最善の選択肢であるかどうかは決して自明ではない。
日本は近い将来、自らの存亡をかけた選択を迫られることになるかもしれない。その時に選択を誤らないためには、まず国際情勢の「客観的」な現状認識を持たねばならない。
ところが現状認識の最大の妨げになっているのが、二度にわたる敗戦のトラウマに基づくアメリカ従属志向、属国的心性である。
しかし冷戦終結後のユニポール時代の国連による公式なテロ支援組織認定のお墨付きを得て多国籍軍を率いて行った20年にわたるアフガニスタン占領行政の末に、孤立無援の反政府武装勢力に過ぎないタリバンによる攻勢を前にしての米軍の完全撤退は、もはやアメリカには国連の傘の下にあってさえも独力では自分が作り上げた傀儡政権を守る力さえも残されていない事実を露呈させた歴史的転機であった。
2023年に勃発したガザ戦争は第一次世界大戦以来「国際秩序」の政治、軍事、経済、科学のみならず思想・言論空間をも主導してきたアメリカの覇権の決定的凋落と共にアメリカが築いたその「国際秩序」自体の道義的権威の矛盾と偽善をも暴き出した。しかしその始まりはタリバンの復権であった。
それだけではない。タリバンの復権は、ただアメリカと西欧の凋落の原因を分析し、近代西欧文明の問題を見直す契機となるばかりではない。私見によると、それはこの混沌の時代において偽善、妄執、物欲、増上慢の闇の中に仄かに垣間見える人類の未来への希望の灯台であり、狭く険しい迷路を照らす一条の光なのである。
時折、報道されるタリバンによる女子教育の禁止といった誹謗中傷記事を除き、日本のメディアでアフガニスタンに関する報道を目にする機会もほとんどない。
そうであるならば無法者の悪党だと思っていたタリバンがいきなり「人類の未来への希望の灯台」と言われても狐につままれたような気分になるだけだろう。そこで本書は以下の構成をとる。
序論で『タリバン 復権の真実』に続いて本書を執筆するに至った国際情勢の変化とその歴史的意義について略述し、続いて第一章で地政学、比較文明論的視点から、学術的主要参考文献を示しつつ「タリバンの復権」の意義を巨視的に明らかにし、第二章では現在の第二次タリバン政権(アフガニスタン・イスラーム首長国)の構造、制度と統治の実態について最新の情報に基づいて纏め多角的に考察する。
今後起こり得る“世界再編の台風の目”となっているタリバンを知ることは、日本がこの激動の世界で生き残る唯一の手段と方法を知ることになるだろう。
(「序論」より一部抜粋)
【 戦場を駆け巡った俊足の猟犬 】
第二次大戦中に幅広く使われたイギリス軍の装輪装甲車が7トン4輪装甲車です。
傾斜装甲で構成された車体に90馬力のエンジンと4輪駆動の足まわりを備え、最大速度は72km/hを発揮。
Mk.IからMk.IVまでが開発され、Mk.IIでは車体装甲を改修、Mk.IIIでは容積を拡大した砲塔を採用し、最終型のMk.IVでは武装が従来の15mm機関砲から37mm砲に強化されました。
総計で3,600輌以上が生産され、Mk.IVはシリーズ最多の約2,000輌が完成。
大戦後半の北西ヨーロッパ戦線やイタリア戦線などに配備され、軽快な機動力を活かして指揮・偵察任務に大きな働きを見せました。
【 模型要目 】
7トン4輪装甲車 Mk.IVのプラスチックモデル組み立てキットです。
●1/48スケール、全長95mm、全幅48mm。
●実車取材に基づいて、傾斜面で構成された力強い姿を組み立てやすいパーツ構成で実感豊かにモデル化。
●4輪駆動の足まわりや車体下面も一体化を進めてパーツ点数をおさえながら立体感あふれる仕上がり。
●砲塔の乗員用ハッチは開閉選択式。
●コマンダーの半身像をセット。
●ヨーロッパ戦線のイギリス軍ポーランド第1機甲師団所属車のデカール付き。
※写真はキットを組み立て、塗装したものです。【商品サイズ (cm)】(幅×奥行):9.5×4.8
【 戦場を威嚇する、赤い悪魔のマーキング 】
第二次大戦中のM4シャーマン戦車の最終型となったのがM4A3E8イージーエイトです。
防御力を向上させた後期型の溶接車体にV型8気筒ガソリンエンジンを搭載。
水平懸架式サスペンション(HVSS)と幅の広い履帯による高い走行性能や、76mm砲の優れた対戦車戦闘能力を活かして連合軍の勝利に貢献しました。
そして戦後も細部に改良を加えながら引き続きアメリカ軍に使用され、1950年に勃発した朝鮮戦争でも北朝鮮のT34/85に対抗して出動。
練度の高い乗員と高速徹甲弾の多用により威力を発揮し、1953年の停戦まで奮戦しました。
なお1951年の漢江沿いの戦いでは、中国義勇軍に対する心理作戦として、車体や砲塔の前面に猛々しい虎や悪魔の顔などを大きく描いた車輌も見られました。
【 模型要目 】
M4A3E8を朝鮮戦争時の姿で再現したプラスチックモデル組み立てキットです。
●1/35スケール、全長215mm、全幅86mm。
●各部に改良が加えられた迫力ある姿を実感豊かにモデル化。
●防盾のキャンバスカバーも立体感十分。
●後期型のディフレクター、改修されたエンジンデッキやトラベリングロック、車外電話ボックス、ファーストエイドキットなども繊細な仕上がり。
●幅広ダブルピンのT80型履帯は手軽でリアルなベルト式。
●M2重機関銃の銃架と銃身取り付け部はスライド金型を使用した別部品で構成。
再現性と組み立てやすさを両立させました。
●コマンダーとローダーの半身像2体、赤い悪魔の顔で知られる第89戦車大隊"Rice's Red Devils"所属車などデカール2種類付き。
●共産軍フィールドカーもセット。
情景製作に使えます。
この車輌は従来の定説では車体前面の基本色がオリーブドラブ、悪魔の目や口が赤とされていました。
しかしアメリカの軍事研究家David Doyle氏の協力により入手したカラー写真では、車体前面がレッドで目や口は黒。
このモデルはその考証に基づいた仕様を再現しました。
※写真はキットを組み立て、塗装したものです。
【商品サイズ (cm)】(幅×奥行):21.5×8.6
【 アメリカ戦車駆逐部隊の切り札 】
強力なドイツ戦車に対抗するため、アメリカ軍初の駆逐戦車として開発されたのがM10です。
ディーゼルエンジンを搭載したM4A2シャーマン戦車のシャーシを流用し、オープントップ式の旋回砲塔に強力な3インチ(76.2mm)砲を搭載。
車体上部や砲塔は避弾経始に優れた傾斜装甲を採用し、姿勢の低いシルエットを実現しました。
また機動力を優先させたため装甲厚は控え目でしたが、必要に応じて増加装甲が取り付けられるよう、車体や砲塔にはあらかじめボルトを装備。
1942年9月から1943年12月までに約5,000輌が生産されました。
機動力と火力に優れるM10は、1943年3月のチュニジア戦線で初めてドイツ軍と砲火を交え、イタリア戦線や北西ヨーロッパ戦線、太平洋戦域でも戦車駆逐大隊の主力装備として奮戦しました。
【 模型要目 】
アメリカ軍、M10駆逐戦車のプラスチックモデル組み立てキットです。
●1/35スケール、全長196mm、全幅88mm。
●大型ボルト付きの傾斜装甲で構成された武骨な姿を、実車取材に基づきリアルにモデル化。
●オープントップの砲塔は3インチ砲の装填部や照準器、砲弾ラックなど戦闘室内部を立体感豊かに再現。
●車体前部や防盾の鋳造模様、車体上部や砲塔の溶接模様も繊細なモールドで表現しました。
●開閉選択式のドライバーズハッチにはペリスコープもパーツ化。
●角形ゴムパッド付きのT51型履帯はリアルで手軽なベルト式を採用。
●オープントップの砲塔に収まる人形は戦闘中の緊張感漂う3体をセット。
●ヨーロッパ戦線の戦車駆逐大隊所属車のデカール2種類付き。
※写真はキットを組み立て、塗装したものです。【商品サイズ (cm)】(幅×奥行):19.6×8.8
【 大戦中盤のドイツを支えた、短砲身IV号戦車の集大成 】
第二次大戦の全期間を通してドイツ軍を支えたIV号戦車のうち、短砲身24口径の7.5cm戦車砲KwK37を搭載した最後の生産タイプがF型です。
車体の再設計により前型(E型)に比べていっそう洗練された姿となり、防御力も向上。
またA型以降、装甲の強化を続けて増加した車重に対応するために、幅広の履帯が導入されました。
短砲身型IV号戦車の集大成として1941年5月から1942年2月までに470輌が生産されたF型は、主に東部戦線やアフリカ戦線に出動。
過酷な環境にも耐える高い運用性を発揮し、兵士たちから信頼を集めました。
そして、ソ連軍のKVやイギリス軍のマチルダなど、重装甲の連合軍戦車を相手に当時のドイツ戦車随一の火力を活かして奮闘したのです。
【 模型要目 】
IV号戦車F型の1/35スケール、プラスチックモデル組み立てキットです。
●全長168mm、全幅82mm。
●平面構成の車体に短砲身の主砲を備えた精悍な姿を実感豊かに再現。
●防御力を高めた装甲の接合部に施された溶接模様や幅広の履帯など、F型の特徴をとらえてモデル化しました。
●エンジンデッキ上のハッチは熱帯地用ルーバーの有無が選択可能。
●センターガイドの肉抜き穴を再現した履帯は、パーツの一体化を進めた連結組み立て式。
上部のたるみを表現するための治具も用意しました。
●キューポラハッチから前方を見据える車長と、側面ハッチから身を乗り出す砲手・装填手の全身像が臨場感を演出。
●デカールは東部戦線に投入された車輌2種類をセット。
※写真はキットを組み立て、塗装したものです。【商品サイズ (cm)】(幅×奥行):16.8×8.2
【 独ソ戦の先陣を切ったチェコ製軽戦車 】 1939年にチェコを併合したドイツは、チェコ製のLTvz38軽戦車を自軍向けに38(t)軽戦車として制式採用しました。
車体と砲塔はリベット接合式、主砲には3.7cm戦車砲を備え、機動力にも優れた38(t)軽戦車は、初期の電撃戦などで奮戦。
その後も改良が加えられてG型まで発展し、シリーズ合計で1,400輌以上が生産されました。
中でも各部に装甲板を追加して防御力を高めたE/F型は、1941年6月からの独ソ戦初期に数多く投入され、ドイツ戦車部隊の一翼を担いました。
【 模型要目 】 ドイツ軽戦車 38(t) E/F型の1/35スケール、プラスチックモデル組み立てキットです。
●全長132mm、全幅62mm。
●リベット接合式の車体や砲塔をリアルに再現。
●前線における改修で装備された左右フェンダー上の大型ボックスなどもパーツ化。
●履帯は直線部分を一体とした連結組み立て式。
●上部のたるみも自然に仕上がります。
●エンジングリルのメッシュはエッチングパーツで表現。
●キューポラハッチに座るコマンダーの人形1体と、東部戦線に投入された車輌のデカール2種類をセット。
※写真はキットを組み立て、塗装したものです【商品サイズ (cm)】(幅×奥行):13.2×6.2
【 革新の空挺戦車で飾るMMシリーズ50周年 】
水上浮航や輸送機からの空中投下が可能な空挺戦車として、1959年から開発が進められたのがアメリカ軍のM551シェリダンです。
軽量化のため車体をアルミ合金製とし、主砲には通常弾に加えシレイラ対戦車ミサイルも発射できる152mmガンランチャーを装備するなど当時の最新技術を導入し、1966年5月に制式化。
同年6月から1970年11月までに1,600輌以上が生産されました。
ベトナム戦争中の1969年1月に初めて実戦に投入され、強力な多目的榴弾を使用した陣地攻撃などに威力を発揮。
戦訓により車体前部底面などに対地雷用の増加装甲を施し、車体前面に対戦車ロケット弾対策のワイヤーネットを装備した車輌や、キューポラにM113 ACAV用の大型ガンシールドを装着した車輌なども見られました。
【 模型要目 】
MMシリーズ50周年を記念する、M551シェリダンのプラスチックモデル組み立てキットです。
●1/35スケール、全長185mm、全幅80mm。
●実車取材をもとに152mmガンランチャーを備える力強いスタイルをベトナム戦争時の姿でモデル化。
●車体前面に対戦車ロケット弾対策のワイヤーネットを装備した仕様と、キューポラに大型ガンシールドを装着した仕様が選べます。
●砲口内にライフリングが施された主砲や、砲塔側面のスモークディスチャージャーも立体感十分。
●ドライバー用の回転式ハッチは組立後も可動。
●履帯は直線部分を一体とした部分連結式。
●ペリスコープやライトレンズは透明パーツで再現。
●ワイヤーネットとエンジングリルメッシュの表現にはナイロンメッシュを用意。
●緊張感あるコマンダーとローダーの人形、ドライバーの半身像をセット。
●ベトナム戦の第4騎兵連隊と第11装甲騎兵連隊所属車のデカール2種類付き。
※ディテールアップパーツ「1/35 M551 シェリダン エッチングパーツ・メタル砲身セット【ITEM12687】(別売)」が使用可能です。
※写真はキットを組み立て、塗装したものです。
【商品サイズ (cm)】(幅×奥行):18.5×8
【 連合軍の窮地を救った立役者 】
小型軽量の歩兵戦車として、第二次大戦初期の1940年に登場したのがバレンタインです。
イギリス軍の戦車不足に対処するために急遽開発。
本国に加えカナダでも生産され、1944年までに大戦中のイギリス戦車としては最多の7,000輌以上を記録しました。
最初に実戦投入されたMk.II/IVは主砲として口径40mmの2ポンド砲を搭載。
130馬力のディーゼルエンジンを備え、大転輪1個と小転輪2個を1ユニットとしたサスペンションにより、歩兵戦車としては十分な機動力を発揮しました。
1941年11月の北アフリカ戦線で初陣を飾り、1943年5月のチュニジア戦までイギリス軍の主力戦車として奮戦。
一方、ソビエト軍にも多数が供与され、偵察任務などに重用されました。
【 模型要目 】
バレンタインMk.II/IVのプラスチックモデル組み立てキットです。
●1/35スケール、全長157mm、全幅82mm。
●綿密な実車取材に基づいて、コンパクトで存在感のある姿を実感豊かにモデル化。
●防盾などの鋳造模様や砲塔側面装甲板の質感もリアルに再現しました。
●イギリス軍アフリカ戦線仕様の砂漠用サイドスカート装着車と、ソビエト軍の通常フェンダータイプの選択式。
●履帯はパーツの一体化を進めた部分連結式。各部のたるみも実車同様に表現。
●コマンダーとガンナーの半身像2体、デカール3種類付き。
※写真はキットを組み立て、塗装したものです。【商品サイズ (cm)】(幅×奥行):15.7×8.2
【 大反攻作戦に臨む精鋭チーム 】
第二次大戦への参戦当初、アメリカ軍歩兵はM1941フィールドジャケットと呼ばれる野戦服を着用していましたが、1944年後半から改良型のM1943フィールドジャケットの支給が本格的に開始。
同時期にブーツとレギンスが一体化した2バックルブーツも導入されました。
装備品は弾薬ポーチや水筒、スコップ、ポンチョなどを携行し、一般兵士はM1ガーランドやBAR M1918A2、M1A1トンプソン、下士官や士官は主にM1カービンを所持。
また、偵察任務などでは携帯無線機のハンディトーキーも使われました。
1944年後半以降の一般的な姿で再現したアメリカ歩兵5体をセット。
単体で飾るのはもちろん、車輌と組み合わせた情景作りも楽しみ。
ノルマンディ上陸で幕を開けた、大反攻作戦の臨場感が伝わります。
【 模型要目 】
●第二次大戦中のアメリカ軍歩兵を再現した人形セットです。
●M1943フィールドジャケットを着用した、1944年後半以降の姿をリアルにモデル化。
●M1カービンを手に前方を見据える指揮官、M1ガーランドとBARを携行した立ち姿の兵士2名、M1ガーランドを持ち片膝をつく小銃手、ハンディトーキーで通信する兵士の計5体をセット。
●小火器類や装備品もシャープな仕上がり。
●階級章などのデカール付き。
※写真はキットを組み立て、塗装したものです。
【 北アフリカに響く長砲身の轟音 】
第二次大戦の緒戦から終戦まで戦い、ドイツ兵士から信頼を集めたIV号戦車。
その中でも、ソ連侵攻作戦で遭遇したT-34などの強力な戦車に立ち向かうため、長砲身7.5cm砲を初めて装備したのがG型です。
生産は1942年3月から1943年6月にかけて行われ、総生産数は1,930輌。
装備には生産時期によって差異があり、初期生産車は後期型に比べて砲身長が40cmほど短く、丸みを帯びたマズルブレーキを装備しているのが主な特徴でした。
東部戦線やアフリカ戦線で期待の戦力として迎えられたG型は、高い装甲貫徹力と長射程でソ連、イギリス両軍の戦車に対抗。
特に、ロンメル率いるアフリカ軍団の車輌は、イギリス軍から「Mk.IVスペシャル」と呼ばれ恐れられたのです。
【 模型要目 】 IV号戦車G型の1/35スケール、プラスチックモデル組み立てキットです。
●全長187mm、全幅82mm。
●実車取材に基づき、平面構成の車体に長砲身の43口径7.5cm砲を備えた力強い姿をリアルにモデル化。
●土のうやジェリカン、予備履帯などのアクセサリーパーツを豊富にセット。
●現地改修が施されたアフリカ戦線での姿を再現できます。
●履帯は部品の一体化を進めた連結式。
●上部のたるみを仕上げるための治具も用意。
●臨場感を高める人形は、キューポラハッチから前方を見据える車長、側面ハッチから身を乗り出す砲手と装填手、砲塔後部に寄りかかる歩兵指揮官の全身像計4体、操縦手の半身像1体で構成。
●アフリカ戦線と東部戦線に投入された車輌2種類のマーキング付き。
※写真はキットを組み立て、塗装したものです。
【商品サイズ (cm)】(幅×奥行):18.7×8.2