97年のアルバム。適度にハードで適度にポップなネルソンらしさが戻ってきている。あとはメロディ作りというところだが、全盛期から見れば8割ぐらいは戻ってきているといえる。ハードなポップスが好きな人ならスンナリ溶け込めるだろう。
地上五階、閉められていた窓は大きく開き、そこからコウモリが空へと羽ばたいていった。部屋にいた若い女性は、「コウモリの鳥小屋…」と言い残して死んだ。彼女の喉に、小さな赤い傷が残された。コウモリが殺したとしか考えられない状況に疑いの目は隣室にいたドン・ディアボロにおよぶ。すべてを明らかにするために、ディアボロもまた、虚空へ消えた…。黄金時代の魔術師クレイトン・ロースンがおくる“もうひとりのマジシャン探偵”ドン・ディアボロ登場。
1880年代イギリスの農村、オクスフォード州の寒村で営まれている、豊かではないが、我が身の働きによって暮らす人々の、満ち足りた生活を、少女の溢れる詩情と好奇心を通して描く。
元サヴァイヴァーのヴォーカリストが放つソロ作。伸びやかでハスキーながら濁らない個性ある歌声は変わらず。ミッキー・トーマスら豪華面子が集った80'sロック讃歌「ホウェン・ロック・ワズ・キング」は非常にポップに仕上がりで、MTV世代は思わず涙するに違いない一曲だ。
ベイシー、エリントン、モンク、マイルスらの有名ジャズ曲に歌詞をつけて歌う、いわゆるヴォーカリーズの世界をたっぷり披露する名盤。ジョンはこの道の第一人者。友人・後輩・弟子のマンハッタン・トランスファー、アル・ジャロウ、ボビー・マクファーリンも参加。
17世紀英国のピューリタン革命。そこには議会制民主政治の発達があった。宗教と国家、宗教と個人、国家と個人、国王と臣民、さまざまな要素のふさわしい関係性が模索された。そして、人間たちのドラマがあった。今あらためて英国史に学ぶ。
本書は、17世紀英国の神学者ローソンにおける近代政治原理の研究を中心的課題としたものである。ローソンを、トマス・ホッブズとジョン・ロックの近代民主主義の政治原理を架橋する思想家として位置づけている。
カザルス、アルゲリッチ、バレンボイムはどのような困難を乗り越えて「天才」になったのか。