2011年11月6日、檀王法林寺開創400年。京の三条大橋東詰にある“だんのうさん”は庶民信仰をはぐくんできました。法然上人の真義を伝えようと袋中上人は沖縄で布教活動を行い、帰国後この地にだんのうさんを開創したのが慶長16年(1611)、400年も専修念仏の教えを通してきました。
さまざまなおもちゃを、文字情報をおさえカラー写真を中心に紹介する。5巻では、カルタとトランプなどカード遊びのためのおもちゃを、江戸時代の百人一首カルタから、昭和時代のアニメのトランプまで収録。
お茶や源氏物語、アニメや商店街でのロゲイニングなど、まちの宝を多様に活かした大学と地域の連携の成果を紹介
身近な観光題材を活かした論考から、多面的に地域の観光資源を解説。各活動を理論的に一般化することで、他研究への相互参照が進むことを意図している。
各章の執筆陣には、大学教員の他、文学・歴史、観光ビジネス、地方行政等の実践で活躍する人たちを迎え、また、伝統文化の継承者や商店街組合長をはじめ地域活動の最前線にたつ住民たちによるユニークなコラム6本を収載する。
叢書刊行にあたって
はじめに
第1章 文化としての「宇治茶」と観光
1 農村部における「観光」への注目
2 宇治茶の現状と課題
3 宇治茶の価値の再発見
4 世界遺産登録推進の動き
5 宇治茶と観光の新たな展開
コラム1 「聖地巡礼」と「宇治茶」の相互作用と可能性
第2章 『源氏物語』ゆかりの地・宇治を訪れた人びと
1 『源氏物語』宇治十帖と総角の古蹟
2 「ちはやぶる」宇治から「憂し」へ
3 能《頼政》と宇治
4 源氏物語のなかで暮らす 「あらまほしきもの」
5 「源氏」的なる世界へ
コラム2 「ちはやぶる宇治」の物語
第3章 なにげない街こそ観光資源ーーまちあるき観光的「ロゲイニング」の試み
1 京都文教大学の地域連携学生プロジェクト
2 商店街の活性化を目指してーー商店街活性化隊しあわせ工房CanVasの発足と推移
3 ロゲイニングとの出会い
4 「宇治ロゲ」のはじまりと進化
5 現代観光における「価値創造」--ロゲイニングが示すもの
コラム3 ロゲイニング観光の試み
第4章 観光ビジネスから見た宇治・伏見
1 宇治・伏見は「ものがたり観光」の宝庫
2 宇治・伏見観光における「宝の再発見」と「宝の商品化」
3 成功の決め手は「連携」--プラットフォーム産業の必要性
4 産官学連携と人材育成ーープラットフォーム産業の要件
5 京都のオーバー・ツーリズムに触れて
コラム4 歴史をつなぐ,人をつなぐーー京都向島・伏見・福知山にみる「市民まつり」のかたち
第5章 宇治観光の課題と可能性
1 宇治観光の要素
2 宇治観光の現状と課題
3 宇治観光の可能性
コラム5 宇治川の鵜飼ーーウッティーと共に挑む「放ち鵜飼」
第6章 旅行者と地域が創造する「ものがたり観光」
1 地域の観光振興を目指してーー観光分野における協働研究
2 現代観光の質的変化ーー価値消費志向から価値創造志向へ
3 観光における「価値創造志向」の探求ーー「ものがたり観光研究会」の活動を通して
4 宇治市におけるコンテンツツーリズム
5 旅行者と地域が創造する「ものがたり観光」
コラム6 演奏で楽しむ宇治のものがたり
第7章 「宇治・伏見観光とまちづくり」実践の「地域文化観光論」的考察ーー「ものがたり」としての「地域との協働」
1 「大学・学生との協働」という「ものがたり」
2 宇治橋通り商店街「まちづくり」プロジェクト
3 宇治・伏見の観光
4 「地域文化観光論」的分析
5 活動で得たもの
おわりに
索 引
思いもかけないところで歴史に出会う京都!平治の乱の真相は?神様だって流罪にされる。映画に出演した古墳。
東アジアの近代性の原点を伝記から探る。中国近代化において注目される梁啓超ら知識人の存在。清末および明治における文化交流のなかで近代伝記の成立過程を辿る。中国のナショナリズムの発端を啓蒙運動に見出すなど、近代性の原点を解明する。
安居院、閻魔前町、繁昌町、六波羅、千本通、撞木町、天の橋立…。多彩で豊かな京都の地名の数々を収集、検証し、無形文化として後世に伝えていく。好評シリーズ第三弾、完結編。
平成17年から18年にかけて、京都市が作成した近代化遺産の報告書をもとに構成。ジャンル別に近代化遺産の産業遺産、近代建築物を総論と個別解説をたて糸に、東京遷都後の京都の建設事情、歴史の裏側のエピソードをコラムの形でよこ糸に紹介し、明治以後の京都の町の歴史を建築の視点で紹介します。
室町幕府の宿願だった南北朝合一を果たした三代将軍義満。中世最大の宗教勢力延暦寺を意のままに操り、出家後もなお権力者として君臨し続けた生涯を描く。遺物新発見で注目の相国寺大塔など、ゆかりの京都を訪ねる。
延暦寺をあやつる将軍/1 義満の履歴書(春王誕生/後円融天皇との接触/参詣と軍事ー足利義満の自立/熊野速玉社/伊勢神宮と興福寺)/2 義満の天下統一(明徳の乱/南北朝合一と延暦寺/足利義満の日吉社参詣/南都再興に見る負担の構造)/【コラム】東南院尊玄ー義満に逆らった人?/3 王権簒奪論後の足利義満像(義満の出家/後円融天皇の死)/4 義満の京都を歩く(相国寺/相国寺大塔/北山第・金閣)/【コラム】天下の高さと天下の広さ/【コラム】幻の大塔のかけら/黒い金閣ーエピローグ/足利義満略年表
本阿弥光悦が鷹峯を拝領して400年、そこから始まる「美の源流」は日本人の心の中に息づく。時代もジャンルも超えて暮らしの中ある、今琳派を探しに!かわいい琳派、かっこいい琳派が街中に。
イケズっ子が案内役。「へぇ」「なるほど」、「知らんかった」、どこから読んでも“考える”“学ぶ”楽しさいっぱいの京都問題58問。丁寧な解説とウンチク、「通」な京都めぐりに役立つガイドマップ付き。
大学二年の五月。二十歳の誕生日の記念に、葵は清貴と二人で九州へ超豪華寝台列車の旅に行くことになった。しかし列車の旅を楽しんでいるのも束の間、大原の宗教施設での大麻事件に関わっていた雨宮史郎が目の前に現れた。雨宮の手には、盗難に遭い海外オークションに出品されていたはずの掛け軸がーー!? 7月よりアニメ放送開始! 大人気キャラミス、最新作!
「京都らしい閑雅な趣を失った所も少なくない」とかの永井荷風を慨嘆させたのは1世紀前。今また巨大“軍艦”駅も誕生し、景観論争が喧しい。時代とともに変貌をとげる古都の姿を、今に残る貴重な写真と文人墨客の名文とで回顧する。懐かしく、驚きにみちた古都の面影が郷愁をさそい、旅心をかきたてる。
古くから山紫水明の地であり、文化の拠り所として賑わってきた古都・京都。連綿と続くその長い歴史の中で、数多くの神社や寺院が創建されてきました。そんな神仏とのご縁をいただき、ご利益を授かるために参拝者が手にするのが「お守り」。縁結びや厄除け、開運などから旅行やビジネス、勝負など珍しいものまで、さまざまなご利益のお守りが授与されています。本書ではそれらのお守りの中から、個性豊かな317のお守りをご利益別で紹介します。
ご利益を授かるために肌身離さず身につけておきたいお守り。自分自身のために持つのはもちろん、家族や恋人のため、友人など大切な人のために想いとともに渡すのもおススメです。
SLから新幹線まで53両を擁し、日本屈指の規模を誇るJR西日本の「京都鉄道博物館」をまるごと解説。保存車両の諸元・経歴や展示物の由来を紹介するとともに、車両を通して明治の鉄道開業から新幹線時代まで、日本の鉄道発達史を振り返る。京都鉄道博物館のほか、ぜひとも訪問したい関西の鉄道ミュージアムも案内する。巻末資料編として、鉄道史年表、鉄道用語の基礎知識も収録。博物館見学が10倍面白くなる必携の1冊!
第I部 京都鉄道博物館の保存車両
第1章 鉄道の夜明け
7100形/1800形/1070形/230形
第2章 国産技術の確立
9600形/8620形/ワム3500形/D50形/C51形
第3章 蒸気機関車黄金時代
EF52形/C53形/スシ28形/C11形/D51形/D51形/C55形/C57形/マロネフ59形/C58形/C56形/B20形/D52形
第4章 復興期の鉄道
C59形/C61形/C62形/80系電車/オハ46形/EF58形
第5章 動力近代化時代
ヨ5000形/80系気動車/103系電車
第6章 新幹線時代到来
0系新幹線電車/EF65形/581系電車/20系客車/DD54/489系電車 クハ489/DD51/24系客車 スシ24/EF66形/EF81形/24系客車/50系客車/100系新幹線電車/500系新幹線電車
幕間 京都鉄道博物館の魅力
第II部 保存車両でたどる日本の鉄道史
第1章 鉄道の夜明け
日本の鉄道創世記/各地に延びるレール
第2章 国産技術の確立
国産主力機関車登場/標準タイプの確立
第3章 蒸気機関車黄金時代
国産技術定着/動力近代化の芽生え/戦時下の鉄道
第4章 復興期の鉄道
貨物輸送から旅客輸送へ/蒸気機関車の黄昏
第5章 動力近代化時代
新性能電車誕生/ディーゼルカーの発達/特急用電車誕生
第6章 新幹線時代到来
鉄道の高速化/特急時代到来/新幹線の発展/全国新幹線網の時代へ
第III部 関西の鉄道ミュージアム案内
●もう一つの扇形機関車庫
津山まなびの鉄道館
●JR東日本の博物館
鉄道博物館/青梅鉄道公園
●JR東海の博物館
リニア・鉄道館
●見ておきたい博物館・保存車両
長浜鉄道スクエア/鉄道総研米原/加悦SL広場/梅小路公園市電ひろば/近江鉄道ミュージアム/くずはモール/JR吹田総合車両所/下関総合車両所/阪急正雀工場/京阪寝屋川工場/近鉄五位堂工場
鉄道年表
鉄道用語の基礎知識