小学校での外国語教育も始まり英語熱が加速する一方、実際の教育現場ではいまだ暗中模索が続く。そもそも「英語」とはどんな言語で、それを学ぶことは何を意味するのか。その根本を見直すことにより、グローバル時代に真に対応できる英語教育のあり方を考える。
世界的に多くの野生生物の絶滅が危惧されている。しかし、現在の野生生物保護理論は、こうした事態への有効な理論と対策を打ち出しているとは言えない。野生生物の保全は、地球上の自然の保全と一体に行われるべきで、自然を人類が可能な限り保全する上で、野生生物界は最も重視されるべきであり、人間の社会や文化の中にきちんと位置づけてなされねばならない。
本書は、野生生物界の課題を地球環境問題と捉え、10年余りの野生生物保全論研究会の論議をふまえて、それぞれの専門家が新たな保全論と対策を提起している。保全実践の進展のための書である。
序 章 野生生物保全学のために
第1章 野生生物保全の意義とその論理
第2章 野生生物の保全とは
第3章 野生生物とは
第4章 野生生物と自然環境
第5章 生物多様性について
第6章 野生生物保全Sustainable Development(SD)概念
第7章 野生生物の保護管理
第8章 ペットと野生動物保全
第9章 野生生物保全と里山
第10章 環境倫理と野生についての倫理
第11章 野生生物と人間世界
遺伝性疾患まで解説した獣医遺伝育種学の初のスタンダードテキスト。〔内容〕遺伝様式の基礎/質的形質の遺伝/遺伝的改良(量的形質と遺伝)/応用分子遺伝学/産業動物・伴侶動物の品種と遺伝的多様性/遺伝性疾患の概論・各論
地球温暖化、オゾン層破壊、生物多様性の喪失、放射能汚染、マイクロプラスチック汚染など、環境問題は地球規模で広がり、その解決・改善は喫緊の課題となっている。
地球全体で何が起こっていて、どの程度深刻なのか。またそれらは何に起因し、どのように解決できるのか。
本書では、信頼性の高い科学データを多数交えながら、いま取り組むべき課題を明らかにする。
その客観性、網羅性、平明さによって30年にわたり読み継がれてきた基本図書の最新版。
まえがき
第1章 地球の自然環境の進化と構造
1 地球における物質進化と生命の起源
2 生物と自然環境の相互作用と進化
3 地球における物質の循環バランス
第2章 オゾン層破壊と紫外線増加
1 地球のオゾン層と紫外線
2 オゾン層破壊問題の起源
3 南極のオゾンホールと地球のオゾン層破壊
4 オゾン層破壊による人間と生態系への影響
5 オゾン層破壊物質 35
6 オゾン層保護の取り組みの経緯とオゾン層回復の可能性
7 オゾン層の現状と今後の予測
第3章 危機に直面する地球温暖化・気候変動
1 地球の気温と温室効果ガス
2 温暖化の進行とその影響
3 温室効果ガス濃度の急増
4 地球温暖化の進展による影響予測
5 温暖化防止のための国際的取り組み〜パリ協定発効まで〜
6 日本の温暖化防止対策と今後の課題
第4章 大気汚染と酸性雨、深刻化する浮遊粒子状物質被害
1 大気汚染と酸性雨、酸性降下物
2 地球規模の大気汚染、酸性雨問題
3 環境の酸性化による生物への影響
4 酸性化防止のための国際的取り組み
5 浮遊粒子状物質による大気汚染と人間の健康被害
6 浮遊粒子状物質による大気汚染の防止
第5章 残留性汚染物質とプラスチックによる海洋汚染
1 残留性有機汚染物質(POPs)
2 POPs 汚染の地球規模汚染と生物影響
3 POPs 汚染の軽減・防止対策
4 合成高分子材料の種類と特性
5 合成高分子材料の生産と利用の問題点
6 合成高分子材料による海洋汚染
7 合成高分子材料による海洋汚染予測と防止対策
第6章 原子力利用と放射性物質汚染
1 放射線と放射性物質、放射能
2 放射線の人体に対する影響
3 核兵器による放射能汚染
4 原子力発電による汚染
5 放射能汚染の防止
第7章 進行する生物多様性の損失
1 生物多様性とその価値
2 生物多様性の損失の現状
3 生物多様性の減少の原因
4 生物多様性の保全策
5 国内および国際的な取り組み
6 生物多様性と持続可能な社会形成
7 最近の新たな動向
第8章 地球環境危機を克服しうる持続可能な社会
1 地球環境問題の本質と特徴
2 持続可能な生産消費体系
3 再生可能エネルギーを中心とするエネルギー生産への転換
4 持続可能な生産消費活動ー物的生産消費活動
5 生産の民主的コントロールによる持続可能な社会の実現
あとがき
【金融イノベーションの光と影を歴史的に解明】
十字軍遠征、大航海時代の資金調達から始まったお金を回す仕組みは、交易ルートの開拓とともに進化、大規模化していった。それが、君主による私的ファイナンスから国家によるファイナンス(財政)へと国家運営の手段となり、南海会社バブル、異端児ジョン・ローを生み出した。そして産業革命によってファイナンスの巨額化が生じ、その要請に応えるべく近代株式会社が成立。資本と経営の分離が生じた。またコーヒーハウスから発祥した証券取引所は、次第に組織化され、流通市場も拡大し、コーポレートファイナンスの拠点として成長していく。そして、ニューヨークは産業革命後の勢いが陰るロンドンに代わってファイナンス拠点に成長していく。様々なリスクを回避すべく誕生した金融エンジニアリングはリスクの発見から創造へと暴走を始めるようになり、ブラックマンデー、サブプライム・リーマンショックを招く。経済発展の縁の下の力持ちとして成長・進化していったファイナンスが、先進国を破滅の淵に追い詰めるまでを様々なエピソードを交えて興味深く解説する。
「下降の時代」を楽しく幸せに暮らすための処方箋。デザイン、統合、接点…「持続可能性」を超えるための原理と道筋。
目次
序文
序章 環境会計の概念フレームワーク
第1部環境会計総論
第1章 環境会計への要求
第1節 環境問題
1 公害問題
2 地球環境問題
3 生物多様性問題
4 宇宙環境問題
第2節 環境問題に対する国際的取り組みーマクロ的対応ー
1.国際的取り組みの経緯
2.持続可能な開発の遂行
3.京都議定書からパリ協定へ
第3節 環境問題に対する企業の取り組みーミクロ的対応ー
1.環境アカウンタビリティ
2.市場メカニズム
第2章 環境会計の構築と展開
第1節環境会計の意義
第2節環境会計の構築
1.環境会計の領域58
2.企業における環境活動
3.環境会計の要素
4.環境会計の構築
第3節 環境会計の展開
1.環境経営度合いに関連づけた環境会計
2.環境会計の展開
第2部環境会計各論
第3章 生物多様性の会計
第1節 生物多様性の本質
1.生物多様性問題の発生過程
2.生物多様性問題の現状
3.生物多様性の経済価値
第2節 生物多様性に対する国際的取り組み
1.生物多様性に関する国際条約
2.生物多様性条約締約国会議
第3節 生物多様性に対する日本の取り組み
1.1995年〜2007年「生物多様性国家戦略」
2.2008 年生物多様性基本法
3.2010 年〜2023 年「生物多様性国家戦略」
第4節 企業による生物多様性理念の具体化
1.生物多様性民間参画イニシアティブ
2.企業経営と生物多様性
3.各産業における生物多様性保全活動
4.企業における生物多様性評価
第5節 生物多様性の会計
1.企業による生物多様性情報の開示
2.生物多様性と環境会計
3.生物多様性と環境財務会計
4.統合報告における生物多様性情報の開示
第6節 生物多様性の会計の展望ーTNFD 提言ー
第4章 自治体の環境会計 -川崎市上下水道局の環境会計事例を踏まえてー
第1節 自治体の行政施策
第2節 自治体の環境保全施策
第3節 自治体の環境保全施策と環境会計
第4節 自治体環境会計の実態と展開 -川崎市上下水道局の環境会計の事例からー
1.自治体の環境会計の導入状況と分類
2.上下水道事業の環境会計
3.川崎市上下水道局の事例
4.水道事業の環境会計の課題と今後の展開
第5節 自治体環境会計の可能性と方向性
終章
主要参考文献
索引
広告、映画、ドラマ…「優れたクリエイティブ」の定義は、世界ではとっくに変わった。日本の作り手は、変われるか?クリエイティブ・エシックスとは、世界をより良い場所にするかどうか?という視点で物事を判断するマインドセット。「炎上しないように守るコンプライアンス」ではなく、「ブランドをより魅力的に成長させるための倫理」を紐解く、はじめての書籍!
コンパクトにまとめられた,待望久しいスタンダード・テキスト。変動が激しく,多様に展開されているグローバル・マーケティングについて,戦略の視点に立った明確な枠組みに基づき解説する。生き生きとしたケースを豊富に盛り込み,臨場感たっぷりに学ぶ。
序 章 グローバル化する企業活動とグローバル・マーケティング
第1章 グローバル・マーケティング戦略の枠組み
第1部 グローバル配置
第2章 グローバル市場環境分析
第3章 グローバル・マーケティング・リサーチ
第4章 参入市場の決定
第5章 参入モードの決定
第2部 グローバル調整
第6章 標準化/現地化とグローバル・ブランドによる展開
第7章 グローバル知識移転戦略
第8章 グローバル・マーケティング組織の設計
第3部 実践的・今日的課題
第9章 サービス業のグローバル・マーケティング戦略
第10章 小売業のグローバル・マーケティング戦略
第11章 国家ブランドとしてのクールジャパン
第12章 新興市場に対するマーケティング戦略
「経験の情熱」に拠る書
●自閉症(ASD):医学/心理学/社会学、当事者、スペクトラム、神経多様性。その必読の書。 小泉義之(立命館大学名誉教授)
●「自閉症スペクトラム」から「神経多様性」へ。一筋縄ではいかない複雑な言説の政治を紐解く 松本卓也(京都大学大学院人間・環境学研究科准教授)
「開かれる自閉」は、言葉遊びのようだけれど、本当にそうだと思っている。自閉症でなくなることによってではなく、自閉症のままで、人とつながり、社会のなかで生きていくことだ(「ふつう」の人にとって馴染みある、期待している形ではないかもしれないけれど)。
日本の自然・生態系と人との関わりを農地と草地から見る。歴史的な記述と将来的な課題解決の提言を含む,ナチュラリスト・実務家必携の一冊。〔内容〕日本の自然の成り立ちと変遷/農地生態系の特徴と機能/課題解決へのとりくみ
1. 日本の自然の成り立ちと変遷ー人との相互作用を中心にー
1.1 日本の自然の特徴
1.2 最終氷期から縄文時代の人と自然
1.3 水田稲作と文明の画期
1.4 古代から中世:自然と社会の基盤の形成
1.5 近世:農業社会の発展と限界
1.6 近代日本の発展:工業化の画期
1.7 戦後から現代:過剰利用と過小利用のはざま
1.8 むすび
2. 農地・草地生態系の特徴と機能
2.1 水田稲作の特徴:畑作との対比
2.2 農地景観の生物多様性
2.3 草地生態系
2.4 農地と草地の多面的機能
3. 課題解決への取り組み
3.1 農地の課題と取り組み
3.2 生産と保全の両立1:環境保全型農業の展開
3.3 生産と保全の両立2:日本型直接支払制度
3.4 生産と保全の両立3エコマークと持続性
3.5 草地の保全
3.6 耕作放棄地の活用
3.7 グリーンインフラとしての農地の維持
3.8 むすび
渡邊恒雄、安倍晋三、工藤公康、EXILE、水野正人、宇野康秀、小池百合子……政財界から芸能界まで多くの著名人と親交のある著者は、なぜ数々のレジェンドたちから信頼を得ることができたのか? その人脈を生かして早稲田大学で「起業特論:トップリーダーズマネジメント」の教鞭をとる著者が、D・カーネギー『人を動かす』という歴史的名著の現代的解釈を軸に、各界一流の著名人たちとの具体的なエピソードを織り交ぜながら教える、表面的な人間関係で終わらないためのコミュニケーション術。「個」重視の風潮が席巻する能力主義と論破の時代に、あえて「関係性」の重要性を説く。 ▼こんな人に読んでほしい! ・表面的な人づきあいしかできない ・関係性が一回毎にリセットされてしまう ・知り合いは増えても友だちが増えない ・人間関係の維持に疲れてしまっている ・正しいことを言っても評価されない ・人柄で仕事をとってくる人が羨ましい
人間とは何か?--先史時代から未来まで,ゲノムレベルから地球生態系まで,悠久にして広大なテーマを扱う自然人類学.本書は,東京大学で開講されている人気講義をもとに,研究の最前線を臨場感あふれる文章で解説.読者を,心躍る世界へ誘う.
はじめにーー自然人類学を学ぶ意義と魅力(長谷川壽一)
I 人類進化の歩み
第1章 ヒト以外の霊長類の行動と社会ーーヒトを相対化する(中村美知夫)
第2章 猿人とはどんな人類だったのかーー最古の人類(河野礼子)
第3章 ホモ属の「繁栄」--人類史の視点から(海部陽介)
第4章 旧人ネアンデルタールの盛衰ーー現生人類との交代劇(近藤 修)
II ヒトのゲノム科学
第5章 アジア人・日本人の遺伝的多様性ーーゲノム情報から推定するヒトの移住と混血の過程(大橋 順)
第6章 全ゲノムシークエンスによる人類遺伝学ーーヒトゲノムの変異と多様性(藤本明洋)
第7章 自然選択によるヒトの進化ーー形質多様性と遺伝的多様性(中山一大)
第8章 縄文人のゲノム解読ーー古代ゲノム学による人類の進化(太田博樹)
III 生きているヒト
第9章 ヒトはなぜ直立二足歩行を獲得したのかーー身体構造と運動機能の進化(荻原直道)
第10章 なぜヒトは多様な色覚をもつのかーー霊長類の色覚由来から考える(河村正二)
第11章 ヒトの環境適応能ーー生理的適応現象とその多様性(西村貴孝)
第12章 生存にかかわる腸内細菌ーーホモ・サピエンスの適応能(梅崎昌裕)
IV 文化と人間ーー文理の境界領域
第13章 言語の起源と進化ーーその特殊性と進化の背景(井原泰雄)
第14章 考古学と自然人類学ーー縄文時代・弥生時代の生業を考える(米田 穣)
第15章 人種と人種差別ーー文化人類学と自然人類学の対話から(竹沢泰子)
【コラム】
霊長類の子育て(齋藤慈子)
人類化石の発見,いかに(諏訪 元)
旧人と新人の文化(西秋良宏)
HLAと日本人の形成(徳永勝士)
霊長類の遺伝(石田貴文)
人口からみるヒト(大塚柳太郎)
人新世:ヒトが地球を変える時代(渡辺知保)
In Pursuit of Human Nature:
An Introduction to Physical Anthropology
Yasuo IHARA, Masahiro UMEZAKI and Minoru YONEDA, Editors
教育的配慮が行き届いた学部生向けテキストの9年振りの改訂.細胞生物学の基本原理(各章タイトルの前半に提示)を身につけることに重点を置き,細部の知識に留まらず,細胞の総合的な理解を促す.第3版では,この分野の研究の進展が反映され,進化の視点も取り入れられている.また,教育経験豊富な共著者が加わり,本書の特長がより強化された.コラムの各種BOXは充実し,章末問題は大幅に追加されている(解答は巻末に掲載).本来の細胞生物学の魅力を学生に伝える好著.
第1章 生命とはチームスポーツであるーー細胞の多様性の進化
第2章 DNAは生命の教則本であるーー核酸の構造と組織化
第3章 タンパク質は進化の原動力であるーーポリペプチドの構造と機能
第4章 膜は区画の境界を定める複雑な流動体であるーーリン脂質と膜構造
第5章 細胞骨格は生命の構造的複雑性のための構築基盤を形成するーー中間径フィラメント,微小管,アクチンフィラメント
第6章 多細胞性の台頭ーー進化上の重大な転機
第7章 核は細胞の頭脳部であるーー核の構造とDNA複製
第8章 RNAはDNAの情報をタンパク質の活動に結びつけるーー転写翻訳タンパク質の選別
第9章 内膜系はほとんどの高分子の搬入と搬出のための装置として働くーー膜交通
第10章 化学結合とイオン勾配は細胞の燃料であるーー細胞の代謝とエネルギー貯蔵
第11章 シグナル伝達のネットワークは細胞における神経系であるーーシグナル伝達と細胞のコミュニケーション
第12章 タンパク質複合体は細胞の意志決定装置であるーー遺伝子発現の制御
第13章 細胞周期の進行時は細胞の一生のなかでもっとも傷つきやすい時期であるーー細胞の誕生と死
第14章 人間の活動は進化におけるパラダイムシフトを誘発するーーバイオエンジニアリングと人為的な選択の探求
多くの企業がブランド戦略に取り入れている「パーパス」。
実際の現場では、どう作られ、浸透されているのか。
その実例を紹介する。
国や地方の行政、企業、NGOなど各分野の第一線で活躍している実践者を執筆陣に迎え、SDGsのなかでも中核を占める「環境問題」について解説。SDGsや環境問題の具体的な実践行動につながるようなヒントが満載。
いまこそ必要なネットワーク技術の知識が身につく!
多様なデバイス,多岐にわたる通信規格,様々なサービスの要求など,IoTが当たり前のものとなりつつある現在,ネットワークは複雑化する一方に見えます.
本書は,プロトコルを中心にしてデータ転送という本質的な仕組みに焦点を絞ることで,IoTのネットワーク技術を関連する基礎知識とともに平易に解説します.
近年注目が高まっているQUIC,MQTT,CoAPなどの代表的なプロトコルと,それらの選定指針も紹介しています.
初級ネットワークエンジニアはもちろん,IoTの関連技術・サービスに携わる人々にとって,格好の入門書となっています.
第1章 IoTとネットワーク技術
第2章 IoT階層モデル
第3章 IoTの多様性とデータ転送
第4章 プロトコルスタック
第5章 IoT向けのプロトコル
第6章 IoT向けの無線通信技術
第7章 今後の展開
日本のモノづくりの特質はどこにあるのだろうか。
日本的と呼ばれるモノづくりのシステムにおいて、超歴史的・超国家的な観点からモノづくりに必要な
普遍的原理が存在するのではないか。
グローバル競争やコロナ禍を経て、日本企業の競争優位について危惧され続けているが、
日本のモノづくりが築き上げてきた技術力は、持続可能な社会や安全・安心が問われる現代社会において、
間違いなく必要なものである。そのため今一度、日本のモノづくりの特質、
その原理やシステムの再構築、課題等についても考えていく。
本書では、日本のモノづくりの特質について解明するため、価値生産の物質的基礎である「技術」に着目し、
生産力の発展を歴史的・理論的に検討する。
日本のモノづくりにおける技術形成の論理と実態を具体的に分析することを通じて、
モノづくりにおける普遍的原理を明らかにしていく。
産業論、中小企業論、地域産業論、地場産業論、環境論、産業技術論といった専門領域から、
現場主義の研究スタイルで着実に研究を積み重ねてきた研究者たちが、それぞれの研究対象の立場から、
日本のモノづくりと技術形成という視点で執筆。
いずれの論考も、日本のモノづくりの特質を具体的普遍として示唆してくれる内容となっている。
技術論、産業技術論、生産管理論、中小企業論等、モノづくりに関わる授業でのテキストや参考書としても活用可能。
【執筆者】
田口直樹、的場竜一、浜田敦也、木下和紗、大澤圭吾、柴田喜悠、白濱孝之、澤田彩、藤谷麻菜