本当に求めていた愛とは何だったのか。年齢差も社会的立場も超えて、愛することに純粋であろうとする女性たちの、愛と性の物語。
〈スリップ一枚の美しい美也子は、被写体として完壁だった。彼女の脚を動かし腕の位置を変化させ、体の向きを変えさまざまに彼は写真を撮った。その間ずっと美也子は眠ったままだった〉(「記念写真」より)愛する女性の美しさをさらに引き出し、確認する…。純粋で大胆な性の冒険をファインダーごしに浮かび上がらせる、六つの恋愛変奏曲。
由起には、二人のボーイフレドがいる。大学の先輩・政彦は、いつも由紀の気持ちを優先する繊細な神経の持ち主。一方、照明デザイナーの修平は何でも強引に進めるが、それが魅力である。対照的な二人からプロポーズされた由紀が選んだのは…。(「結婚する理由」より)この人で本当にいいの、もう時間はないの。恋に悩む女性たちの揺れ動く心を、五つの愛の形で描く。
60年代末期の熱狂の中で出会った男と女。学園紛争、デモ、反戦集会。杜の都・仙台で芽生えた小さな恋が20年ぶりに甦る、危険で甘美でミステリアスな長編小説。(解説・佐々木 譲)
愛は突然はじまります。恋愛とは陶酔感情です。日常の生活のなかで、いつかは醒めるものです。この醒めた状態で、たがいに相手と安心して生活できるならば、問題はありませな。平凡でも、幸せな生活が続くでしょう。ところが、どちらか一人が、新しい陶酔を求め、愛人を作ったとしたらどうでしょう。愛と憎しみの葛藤がはじまるのです。「二人だけ」の世界に見知らぬ第三者が入り込むことになります。嫉妬が起き、不安が起ります。やがて恐怖感にさいなまれ、自殺、殺人等、愛は悲劇的な終局を迎えかねません。この愛憎の心の動きをたどってみましょう。
あなたは夢をよく見ますか。不思議な夢の記憶が印象深く心に残ることがありますか。夢の多くは、深層心理からの未来を知らせるメッセージを象徴しています。夢の意味をチェックすれば、恋の作戦もうまくいくはず。トラブルだってきっと避けられます。まくら元にぜひ置いてほしい夢の意味がわかる事典です。
『戒』『恋』『愛』シリーズの、本編には入りきらなかったエピソードの数々を集めてー。“β-40”を発見し、レンたちを争いに巻き込んだそもそもの張本人、タケル・オザキとカース=マハールの危険な関係。逃亡生活を繰り返すなかで育まれた、まだ子供でおちゃめなレンと育ての親アサノとの、イサミにもつながる絆。そして、タクヤと、彼を愛するファッション界の帝王・イヴとセラとの、三つ巴の愛情の行方は。月の輝く夜にイヴはセラを訪ねて…。美しき三組の色彩が煌めく。
仕事、結婚、出産…と、様々な選択肢があり、人生の可能性がぐんと広がる現代の女性たち。では、女性が自分の可能性に積極的に挑戦しながら、美しく年を重ねていく秘訣とは何でしょうか。本書は実力派キャスターとして活躍中の著者が、大人の女の生き方をズバリ提案。人間関係の築き方や会話の仕方から“いい女”を演出するオシャレ術まで、すぐ役立つアドバイスでいっぱいの一冊。
あたし、上原育子。ついに夢がかなって、『現役高校生まんが家デビュー』できたんだ。夢だったまんが家にもなれて、悦郎っていうやさしい彼氏なんかもいちゃったりして、あたしってば、なんて、しあわせものなの…なんて、しあわせにひたってたんだけど、なんと、またまた、あの明日香さんが現れて、悦郎にちょっかいを出してきたんだ。あたし、ふたりのことが気になって、もうまんがも手につかなくなっちゃったよ…。
結婚したって、一生、遊び続けていたい。今、もうひとつの女の本音論が飛び出した。恋愛を感覚だけで語る時代は終わった。恋愛こそ、最も知的遊戯であることを、筆者は、鮮やかな手並で描いている。
常識を破壊する前人未到の成果。いま、われわれが使っている日本語は、エジプト・シュメールにその源がある。縄文時代、日本にはすでに文字があった。その文字を読み解くことで日本の古代史観と言語観の常識が覆える。
恋に関して悩んでいるあなた。本書の中に必ず答えが見つかります。あなたの人生はあなたの思い描いた通りになる。-そうマーフィーは言っています。片想いのあなた、喧嘩中の人、長くつき合って何だか惰性になっているなと感じたら…まず一生懸命、心の中でよいこと、うれしいことを考えてみましょう。積極的な心の持ち方が、あなたの潜在意識に働きかけ事態を好転させるのです。
由鷹がラブホテルから出てきたところを見つかった。入院中の本命のコがいるくせに…。僕のやりきれない想いはふくらむばかり。
こんな恋愛だったら終わらない。『ビートたけし論』の著者による21世紀の恋愛のバイブル。
あたし、林野原。高校1年生。引っ込み思案で、いつだって思ったことの半分も言えない、典型的なA型の性格。そんなあたしが、ある日、おかしな偶然から、一人の男の子と知り合いになった。そうして、その人のことを、いつのまにか好きになりかけてる自分に気づいたの。でも。その人は、あたしの親友の由美ちゃんの、片想いの相手だったんだ…。
真剣な恋愛のできない若者が増えている。男は女のことがわからず、女は男のことがわからない。そんな現代の若者たちの愚かな恋、愚かな青春をバッサリ斬る。「手も握れない男の魅力」「女が信じていなければ男も信じていない」「男は何でもないような女心に弱い」「失恋する女のパターン」など、練達の作家がきびしくも爽やかに説く大人の恋の手引書。