オスカー・ワイルドの童話『幸せな王子』がアーティスト清川あさみの糸や布、ビーズなどを使い緻密に縫いこまれた作品とともに新たな絵本となって現代によみがえる。
チャイコフスキーの3大バレエのひとつ、「くるみ割り人形」を、熊川哲也が総制作費10億円をかけて実現した、絢爛豪華なスペクタクル舞台がDVDになった。見事な舞台美術を背景にバレエ芸術の真髄が味わえる。
2000年3月に「君の家に着くまでずっと走ってゆく」「Mysterious Eyes」のシングル2枚同時発売でデビューしたクリエイティヴ集団GARNET CROWの初のベスト・アルバム。岩田さゆり提供曲「空色の猫」のセルフ・カヴァーやシングル、人気曲を収録。
ドラマや舞台でも活躍している岸田智史(敏志)のデビューから現在までのヒット曲を集めたベスト・セレクション。レーベルの枠を超えた全作品の中から、本人自らが選曲した決定版。
デビュー30周年を迎える紙ふうせん。レーベルを超えた代表作の中から本人たちによって選曲された初めての2枚組ベスト・アルバムが登場。「竹田の子守唄」「翼をください」ほか名曲が満載。
芸能生活50周年を記念した小林旭のコンプリート・シングルズ・シリーズの第7弾ソニー編。93年の「あれから」から99年の「どんでん」までの全シングルAB面曲に加え、スカパラとのジョイント曲も収録。
NHKの連続テレビ小説、通称“朝ドラ”のテーマ・ソング集。第1作『娘と私』から第47作『おんなは度胸』までの全作品のテーマ曲をオリジナル音源で網羅した初めての企画だ。本田路津子「耳をすましてごらん」も収録。
1999年に当時のファンハウスから発表されたセルフ・カヴァーをそのまま丸ごと再発売したもの。玉置の弾き語りソロ・ワークの完成形が凝縮している作品。特に「あの頃へ」はテレビ東京のドラマ「忠臣蔵」のテーマ曲にも抜擢、この作品で聴くことができる。★
90年代にノエビア“コスメティック・ルネッサンス”のCMに使用された曲を集めたコンピレーション。CMのコンセプトは、ヒット曲を他の有名アーティストがカヴァーしていたシリーズだったが、その全11曲がこの一枚に。あらためて聴くとなかなかいいカヴァーを再発見できた。
なんとCD8枚で、200曲も入れてしまったベスト盤。有名なクラシックの曲はおおむね収録している。テレビ、映画で使用された楽曲も満載で、多くの人に楽しめる内容。演奏者も一流を揃えた、納得のBOX。
ノイマンにとってドヴォルザークやスメタナと同様に重要な作曲家だったマーラー。その演奏は、没入型でも分析型でも絶叫型でもなかった。ボヘミア人マーラーのトラッドな叙情性への愛着を強く感じさせるが、だからといってトラッドな側面だけを誇張するのではなく、あくまで端正なスタイルで格調の高い音楽を作り出したことがノイマンの独自性と評価できるだろう。第1番第3楽章で素朴な旋律が交錯する一方で、第10番アダージョで聴かせる均整のとれた叙情と澄んだ響き……最も美しいマーラー演奏と言えるだろう。
歌謡曲の黄金時代を振り返る《しんぐるこれくしょんシリーズ》。第6弾は、ちあきなおみがコロムビアに残したシングル集。69年デビュー曲「雨に濡れた慕情」以下、発売順の収録が親切だ。
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浅草フランス座の芸人であったビートたけしにぴったりのタイトル『浅草キッド』。ジャケットの古い風景写真の中にたけしがいるのがおかしい。全体としてはごくマジな作りでたけし作詞作曲の歌が2曲収録。時の人ビートたけしの一側面を見せている。
98年6月にリリースされた通算2枚目のシングル。美しく温かなメロディが人気を集める一方で、ふたりの明るいキャラクター(特に金城)が話題に。この曲は卒業式でもよく歌われているとか。
阿久悠(あく・ゆう、本名・深田公之=ふかだ・ひろゆき)さんが2007年8月1日午前5時29分、尿管がんのため東京都港区の慈恵会医大病院で死去されました。ご冥福をお祈りいたします
悪友をもじったペンネームで数々の作品を送り出した。名曲は、昭和という時代を彩り、人々の心を温めてきた。手掛けた作品は5000曲。6800万枚を超える総売上枚数を誇り、オリコンランクインシングルは511作を数え、オリコン作詞家ランキングの頂点に立っていた阿久悠さんが天へと旅立たれました。
作詞家、阿久悠の40年に及ぶ輝かしい歩みをCD5枚組で括った力作アンソロジー。単に時代を追うだけの安易な編集は避け、ディスクごとにテーマを分けて構成。とりわけ興味深いのは、特典盤扱いの[5]。ヒットしなかったが愛着のある曲を中心にまとめられた一枚だ。これらの埋もれた名曲群には、阿久が時代に対して放った“くさび”が突き刺さったまま。そこに時代を超えた生々しさがある。北沢夏音氏によるロング・インタビューと収録曲全曲解説を掲載した分厚いブックレットも素晴らしい仕事だ。
奄美(現在東京在住)の唄者、朝崎郁恵がピアノ伴奏で歌っていく。また、浜で潮騒を伴奏に歌っていく。表情豊かな裏声を使った節回しは、昔風の歌い方であるという。「徳之島節」にUA(母親が朝崎と同郷)が参加。歌そのものの持つ力を体感させる歌唱。