本書の内容は、心電図による不整脈の分析法に始まり、各種検査法を駆使しての不整脈診断法、薬物療法および非薬物療法の総論的な解説から、日常臨床で比較的しばしば像遇する各種不整脈や特殊な背景下に生じる不整脈症例の実際の取り扱い方まで、多岐にわたっている。
第1章 最近の主な動き;第2章 医薬品産業;第3章 医療機器産業;第4章 医薬品の製造承認等;第5章 医薬品の有効性・安全性の確保等;第6章 医薬品副作用被害救済制度;第7章 製造物責任制度;第8章 薬事監視とGMP;第9章 医薬分業と薬剤師;第10章 麻薬・覚せい剤等対策;第11章 血液事業;第12章 毒物・劇物
本書は有機化学の基礎を創薬、生物有機化学を題材にして解説する事により、今までの有機化学の教科書にない目的意識を提示でき、生物系、医学、薬学系の人に馴染みの深い内容を基礎的な有機化学を用いて分かりやすく解説することにより取っ付きやすくした。有機化学の最低限必要な内容の深い理解を目的に説明することにより、有機化学を専攻する学生の基礎的教科書としても使用でき、創薬、生物有機化学を目指す研究者にも入門書として読めるようにした。
本書は著者の経験を踏まえて、薬物療法に関与している臨床家をはじめ、病院薬剤師、新薬開発関係者、大学院における薬理学・臨床薬理学や薬の体内動態の研究者など薬を日常取り扱っている人々に、薬の体内動態についての基本的な知識が、よりよい新薬の開発と薬物療法のためにいかに大切であるかを理解していただくことを目的として書かれたものである。
本書は、うつ病に関するさまざまな問題を取りあげ、多くの専門家に最近の知見を含めお書き頂いた。28章にわたっており、うつ病に関する問題は生物学の最近の知見から一般医へのアドバイスまで、ほぼ網羅されていると考えている。まず総論的なはじめの10章までは、うつ病の分類と概念、病因に関する最近の生物学的知見と病前性格、疫学、症候学が、また治療として、抗うつ薬およびその他の薬物療法、電気痙攣療法と経頭蓋磁気刺激療法、各種の精神療法が述べられ、ストレスとうつの章では予防と自己管理についてふれられている。続く各論では、さまざまな型のうつ、混合状態、ラピッド・サイクラー、難治性うつ病が取りあげられ、またうつを惹き起こすものとしての身体疾患、アルコール、薬物につき述べられている。さらに、ライフサイクルとうつについて、小児・思春期と老年期または産褥・性周期・更年期に分けて章が割かれている。自殺についても1章を設けた。最終章では、精神科医と同様またはそれ以上にうつを診ることの多い一般医のための早期発見を含めたうつ病診断や専門医紹介のタイミングについて留意点が述べられている。
ヒトゲノム配列の解読が終了し、その意味解釈や生命現象そのものの理解が次の課題となった現在、新しい解析手段として注目されている進化論的計算(遺伝的アルゴリズム等)、ニューラルネットワーク、カオスなどのソフトコンピューティング。本書は生物学、計算機科学双方の立場からそこにアプローチするための、格好の入門書にして現時点での最先端をも示す。
主要な治療薬の作用機序を、イラストでわかりやすく解説!すぐに役立つ処方例と注問点を疾患別に掲載。患者さんへの説明のコツも満載。
腎機能障害に陥るメカニズムの分子的側面と、腎を侵す主要な疾患の形態学的所見に関する部分を大幅に拡大した。また今回、図版は2色刷とした。推薦される読み物のリストも更新した。しかしながら本書の核心と主な目的に変わりはない。学生たちに腎機能障害と腎疾患を生じるメカニズムをしっかりと理解させ、腎病態生理学の基本的な読み物であり教科書である。