80年代後半にデビュー、数少ないロカビリー・バンドとして将来を期待されながらも、メンバーの死で活動を停止したヒルビリーのベスト。デビューから3年の間にリリースしたシングルを中心とした選曲になっており、今もなお輝きを失っていない。
大島渚監督、デビッド・ボウイ、ビートたけし共演の『戦場のメリー・クリスマス』はカンヌ映画祭にも出品され惜しくもグランプリはのがしたものの大変な評判を呼んだ。殊にボウイと坂本龍一のラストのキス・シーンは話題になったものだ。1枚はオリジナル・サントラ、そしてもう1枚は全曲ピアノ・ヴァージョンとして新たに録音し新曲「JAPAN」「CODA」を追加収録。メイン・テーマ「メリー・クリスマス・ミスター・ローレンス」は日本の伝統音楽と東南アジアの民族音楽を融合した感がする。
3ピースR&Rバンドという編成ならではの単純明快に乗れる骨太さと、バンド名からも彷彿できるような揺らめく浮遊感、その両方を併せ持ったスタイルがいい。メーターの振り切り方も大胆。余計なもんを何ひとつ入れないとこも技と熟練を感じさせる。
ほとんどリミックス・アルバムの趣だった前作の収録曲を、ライヴで演奏したもの。だがここでも、音全体をコンプレッサーで押し潰したような過激な加工を施していて、きわめてダーティでノイジィな音に仕上げている。この時点での彼ららしいアヴァンギャルドな作品だ。★
スウェーデン産メロディック&ブルータルなメタル・バンドのサード。彼らの最大の武器は何といっても流麗なツイン・リードだが、今作ではその劇的さがこれまで以上に激烈な楽曲へとうまく組み込まれたとの印象だ。何と(9)はヨーロッパのカヴァー。★
聴いた直後、頭が明後日の方向へいってしまっている自分に気づいた。キョ〜レツ。うしろめたさや惨めさや人のドロドロした部分をえぐる大槻の詞は相変わらず不気味に気持ちいい。非常に才能のある人です。スラッシュあり、マーチありと曲もバラエティー豊か。
プロデューサーとしても有名な小林武史が中心メンバーの“マイラバ”。これはシングル曲を集めたベスト盤。全曲完成度が高いのはもちろんだけど、魅力はやっぱりヴォーカルのAkkoに。透明感あふれる歌声だ。
初期代表曲をリカットした「アルエ」に続くシングルは、切なくも激しいメッセージが込められたファン待望の新曲。疾走感たっぷりのギター・サウンドとタイトなリズム隊との絡み合いが絶妙だ。
“走り屋系コミック”の代名詞となったアニメ『頭文字D』のサントラ盤。音楽はメガ・エナジー・マン、デイヴ・ロジャースなどの高速ビートのユーロビートで、公道走りまくりというテーマで連動しているレース・ゲームともイメージがピッタリ合う。
ELTの大ヒット曲が“スーパー・ユーロビート”イタリア3大レーベルの手によってユーロ・リミックスに生まれ変わった。お馴染みのあの曲の大胆な変身ぶりに“アッ”と驚くことうけあい。
現代のトップスターの1人、ヴァネッサ・ウィリアムス(1)、実力派リンダ・ロンシュタット(3)、ポピュラー音楽史に名を残すルイ・アームストロング(8)など、アーティストは実に豪華。ヒット曲も多数で、買い得感あり。⇒親子で楽しめるCD・DVD・ブルーレイはこちらをチェック!
壮大な内容が期待される、2001年6月1日スタートの新しいナイト・パレード音源が早くもシングルに。初回のみ「エレクトリカルパレード」オリジナル・ヴァージョンをボーナス収録。⇒親子で楽しめるCD・DVD・ブルーレイはこちらをチェック!
ディズニーの有名曲を、オーケストラや室内楽編成、アコースティックな生楽器でカヴァーしたインストゥルメンタル作品。落ち着いたスタイリッシュなアレンジが施された、大人のためのディズニー・アルバムだ。
東京ディズニーシーで2005年2月1日から開催されるイベント『リズム・オブ・ワールド』。アメリカン・ウォーター・フロント内にて行なわれる種々雑多な文化の一大祭典。そのイベント・テーマ曲を収録したアルバム。
日本では2005年3月に公開のニコラス・ケイジ主演のアクション・アドベンチャー映画のサントラ。スコアは元イエスのギタリストであり、『アルマゲドン』なども手がけてきたトレヴァー・ラビンによるもの。
hiroが変名で歌った“ジャズ・アルバム”に、未発表曲3曲とメイキング映像をまじえたDVDをプラス。少女の面影が微妙に去来する彼女に、スレた大人の女の歌を歌わせる趣向はなるほどオツ。そのかぎりにおいては好企画だと思うが、繰り返しは野暮かも。
「Voyage」「Free&Easy」といったヒット・シングルを含む5作目。それまでのヘヴィなギター・サウンドから一転、デジタルな音像を多用することによって、“未来”“希望”“光”というモチーフを映像的に描き出すことに成功している。軽やかなポップ感が印象的。
島谷ひとみの4枚目のアルバムは、タイトル曲から打ち込みバリバリのアップ・テンポで一気に突っ走るかと思ったら一転、バラード系でしっとり唄ったりと彼女の魅力をひとまとめ。力強い唄い方もいいけど、個人的には後者、平成の三木聖子っぽい可憐さに軍配。