■OCHA NORMA 早くもメジャー2作目の両A面シングル発売決定!
■2022年 7月にリリースしたデビューシングルは日本レコード協会より"ゴールドディスク"(10 万枚出荷)認定
■初回生産限定盤SP には、7/13にSpotify O-EAST にてメジャーデビュー当日に実施したリリースイベントの模様を収録した BD付き。
「木管と弦がきれいに踊らなきゃ!」と言いたいかのように日フィルが好演。大げさな表現はどこにもないのに、音楽が生き生きして細やかな表情がとてもチャーミングなのだ。さすが劇場で鍛えた西本智実の棒さばき。愉しくて全曲をいっきに聴いてしまった。
松本清張ドラマ『黒革の手帳』やCX系ドラマ『滅びのモノクローム』などに出演・演奏する新進ヴァイオリニストのアルバム。TV出演時の劇中で演奏した楽曲の他オリジナル曲など、ポップな楽曲が収録。
熱狂的なファンを持つ異色詩人、三代目魚武濱田成夫のアルバム。企画色の濃かった既発のCDとは違い、ポエトリー・リーディングが前面に押し出されている。パンク・スピリットすら感じさせる強烈な個性と徹底的に自賛する詩が魅力だ。
子供に聴かせたい名曲を名演で揃えたコンピレーション・アルバム。EMIならではの古今の名演奏家たちによる、選りすぐりの録音を集めた贅沢なセットとなっている。大人の鑑賞にも耐える質の高いオムニバスだ。
バレエ上演はバレエ団の数だけさまざまな版があるといわれる。この盤は実際に熊川が振付けした舞台を音楽的に再現したもの。オリジナルの曲順とはかなりの変更があるほか、テンポ設定や表現なども“身体表現”にフィットした演奏が展開しているのが聴きもの。
1972年発表、ザ・キンクス通算12枚目のアルバムとなった『この世はすべてショービジネス』(Everybody's in Showbiz)の
2枚組レガシー・エディションが5月に発売される。オリジナル盤はPYE RECORDSからRCAへ移籍後、『マスウェル・ヒルビリーズ』に続く
第二弾アルバムとして発売され、スタジオ音源10曲と72年のカーネギー・ホールでのライヴ音源11曲の計21曲を収録。
今回発売となるレガシー・エディションは2014年の最新リマスタリングによるCD2枚組、【Disc-1】には、オリジナル21曲収録、
【Disc-2】には、ライヴ・テイクなど計17曲の未発表音源が収録される予定。
日本盤のみ通常のCDプレーヤーで再生可能な高品質フォーマット【Blu-spec CD2】での発売を予定。
クリエイターのための国際的なグラフィックデザイン誌特集:佐藤晃一の自由研究
企画・構成=大西隆介(direqtion Q)+アイデア編集部
デザイン=大西隆介(direqtion Q)
協力=佐藤晃一デザイン室
本特集は2016年5月に逝去したグラフィックデザイナー,佐藤晃一の代表的なグラフィック作品を
独自の編集でまとめたものである。
佐藤は視覚的しじまをまとった箱の連作に代表されるポエジーに溢れたグラフィックを用いた作品で知られ,
世界的に高く評価されている。
また多摩美術大学において教育活動にも注力し,その薫陶を受けたデザイナーは数多い。
佐藤晃一がデザイナーとして活動はじめた1970年前後は,60年代末の学生運動,それに続く日宣美解散,
大阪万博など戦後デザインの啓蒙期が終焉した節目の時期にあたる。
また,多くの若者は既存の社会体制と新たらしい若者文化の価値観のあいだで悩んでいた。
新しい思想としてのロックミュージックやポップアートの影響のただなかで,佐藤の創作上の大きなテーマとなっていたのが,
日本的なポップアートの可能性を探ることであった。
しかも,佐藤の関心は伝統美術ではなく「納豆や豆腐やお茶やご飯」といった日常の世界にあった。
ここでは,横尾忠則の模写や,初個展「アブラアゲからアツアゲまで」など日本的なモチーフを
ポップアートの手法で描くことに挑戦した初期の作品群にはじまり,箱のモチーフやグラデーションの表現によって
独自の境地を開拓した中期,俳句とグラフィックデザインを融合させた「俳グラ」など晩年に至るまでの代表作を
約100点にわたり掲載。
そのほか,佐藤が80年代に雑誌「ミュージック・マガジン」に連載したエッセイ『佐藤晃一のYES EYE SEE』抜粋や
作品解説など,佐藤自身の言葉を混じえて紹介する。
日本的なるものをめぐって
箱の研究
技術からアイデアを
重力からの解放
琳派の遺伝子
冷奴からメザシまで インタビュー=若尾真一郎
デザインとビジュアルコミュニケーション
佐藤晃一の精神と自然(文=佐藤良明)
佐藤晃一さんが亡くなられた。重たい空洞を感ぜずにはいられない。(文=菊地敦己)
多摩美術大学での佐藤先生(文=田口敦子)
抄録『佐藤晃一のYES EYE SEE 1982-83』