自然を主とし、その構図や大胆な遠近法を用いた表現技法によって風景画として評価の高い広重の「東海道五拾三次」。広重の見せる”江戸の旅風景”を、古地図と合わせて鑑賞し、その抒情にひたる。
14大人気「地形と鉄道」第2弾は東京から日帰りできる、近郊の名ローカル線を凸凹探索! JR御殿場線、いすみ鉄道、湘南モノレール、江ノ島電鉄などの「鉄道名所」が続々登場。
2019年7月に新海誠監督の新作、『天気の子』が公開される。『君の名は。』『言の葉の庭』『秒速5センチメートル』などの作品の舞台となった土地を訪ね、風景がどのように作品に反映されたかを分析する。さらにこれまでの作品の魅力にふれ、スタジオジブリなど、他のアニメからみた位置づけを考察。日本アニメーション界に衝撃を与えた理由をその技と独自性から探っていく。
はじめに
第1章 幕開けの下北沢ーー『ほしのこえ』
2002年2月2日/新海誠という作家の誕生/アニメ史の中の新海誠
止め絵の美学/再び、下北沢を歩く
第2章 青春の幻影 津軽ーー『雲のむこう、約束の場所』
「国境」へ/初の長編アニメ/聖地の誕生/鉄路が途切れる三厩駅
音楽のある風景/青春の終わり
第3章 岩舟、種子島、そして東京ーー『秒速5センチメートル』
珠玉の短編集/小さな、そして初めての旅路/盲点だった両毛線
「島」という場所/恋愛の距離感/新海節の完成
第4章 異世界への扉ーー『星を追う子ども』
その出来に誰もが驚いた/新海誠とスタジオジブリ/観客はどう反応したか
創作の原点、『ピラミッド帽子よ、さようなら』/「死を描く」ということ
第5章 雨の新宿御苑ーー『言の葉の庭』
雨を描く/風変わりなキャラクターと新宿御苑/東京という「聖地」/一歩を踏み出す
第6章 瀬戸内の島の彼女と、三鷹陸橋の彼ーー『クロスロード』
30秒の「宇宙」/新海誠のCMアニメ/『君の名は。』以前では最高傑作
長編の名手は短編の名手/瀬戸内と三鷹陸橋
第7章 みそカツ弁当を食べながら「糸守町」へーー『君の名は。』
この大ヒットは「最大瞬間風速」か?/「糸守町」へ/3年という時差
飛驒古川を歩く/新海誠のアニメ術/震災の記憶/再び「大ヒット」について
第8章 『天気の子』は、どこの子?
大ヒットの次回作/海外での評価/新海誠は「ポスト宮崎」なのか
新海作品の鉄道風景/2億を目指すべき作家
あとがき
まだ知らない日本に会いに行く。
日本の島を歩き回る女子が厳選! “非日常"を味わう離島30
日本人として初めてノーベル賞を受賞した湯川秀樹博士が、自らの前半生をふり返る。「イワン(言わん)ちゃん」とあだ名された無口な少年は、読書を通じて空想の翼を羽ばたかせた。数学に熱中するも「小川君はアインシュタインのようになるだろう」という友人の一言がきっかけとなり、理論物理学への道が開けていくーー。京都ならではの風景とともに家族の姿や学生生活がいきいきと描かれ、偉大な先人を身近に感じる名著。
はじめに
知恵の故郷
この父
言わん
染殿町
ある航海
波と風と
エピソード
青春
狭い門
結晶
転機
苦楽園
おわりに
あとがき
沖縄の離島の路線バスを乗り尽くし、離島を旅する紀行エッセイ。今回、旅するのは路線バスが運行している久米島、宮古島、石垣島、竹富島、西表島、与那国島、座間味島、伊江島、伊平屋島、粟国島、渡嘉敷島。以前、多良間島の路線バスにも乗っている。島民にとって大切な生活の足である路線バスにのんびり揺られながら、変わりゆく沖縄と、変わらない沖縄の日々の営みに思いを馳せる。バス運転手と会話を交わし、食堂で沖縄そばを啜り、民宿に泊まってビールを飲むーーそんな離島の旅の心地よさを再発見する1冊。写真や沖縄料理などのコラムも多数収録。
●超便利! 電子書籍付き
お得な500円クーポン付き
ご近所トリップ応援!
【大人の日帰り旅に役立つガイド、第7弾が登場!】
大人の好奇心を刺激する、行って損なし!
首都圏の近場スポットを紹介する『大人の日帰り旅 首都圏』の秋冬版。
今回は、一都三県を中心とした秋冬の日帰り旅におすすめの情報をご紹介しています。
秋色に色づく北欧童話のメルヘン世界や広大な丘陵を包み込む美しいイルミネーションなど、
秋冬シーズンに行ってみたくなるスポットがたくさん。
気軽に、何度も、日帰りでおでかけする大人のための、必携の1冊です。
【本誌掲載の主な特集】
●季節の旬絶景
1.さがみ湖イルミリオン
2.奥多摩湖の紅葉
3.鹿野山九十九谷展望公園の雲海
4.トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園
5.あしがくぼの氷柱
●大人の旬な旅
1.横浜(YOKOHAMA AIR CABIN)
2.高尾山(タカオネ、紅葉)
3.富士山(河口湖・山中湖)
4.所沢&西武ゆうえんち
5.竹芝&JR東日本四季劇場
●思い立ったらすぐ行ける
「大人の街さんぽ」
中目黒/神宮外苑・千駄ヶ谷/蔵前/飯能/深谷
●とっておきの美味に出逢う
「おいしい日帰り旅」
房総のイタリアン/ひたちの絶品そば/八ヶ岳のジビエ料理/
鎌倉のスパニッシュ/山梨のフルーツパフェ
●好奇心を満たす、少し贅沢な旅
「大人の遠足」
ワイナリー巡り・甲州・勝沼/開運さんぽ・日光/絶景ハイキング・横須賀/
芸術の旅・箱根/アートな温泉街・熱海/四万ブルー・四万
●そのほか話題のおでかけ
東京の線路上・線路下/日本茶カフェ/グランピング&BBQ/霞ヶ浦サイクリング/
季節の花名所&イルミネーションイベント
【編集スタッフからひとこと】
withコロナ時代でも楽しめるよう、一都三県のお出かけスポットを中心に掲載。
一日時間ができたら、ぶらりと行って損なしのところばかりです。
行きたいところが探しやすいインデックス機能や地図が充実しているのも本書の魅力。
ぜひお役立て下さい。
そのひとが歩んできたのは遠く「初恋のきた道」だった。
中国各地を訪問する旅。あるとき飛行機のなかで出会ったのは、洗練された現代的な女性。彼女の出身地は、派手な発展をつづける巨大都市とはかけ離れた、時がとまったような東北の農村だった。
還暦を過ぎてから中国語を学び、中国を旅することを人生の喜びとするイラストレーター、エッセイストの沢野ひとしが、旅の途上で出会ったひとびと、実感した中国の歴史や文化、そして親しくなった女性との恋の顛末を哀愁あふれるタッチで描く大陸抒情放浪記。
シリーズ累計270万部突破の大ヒット「迷路絵本シリーズ」のポケットサイズ版。小さくなったので、おでかけ先に持っていって、ちょっとした合間や待ち時間に楽しめます。
「水族館」や「巨大魚の国」などにある迷路を通り抜け、かくし絵を見つけよう! 水の生き物の名前から分類や生態まで、遊んでいるうちに自然と知識が身につきます。また、一つの場面には、3歳くらいから楽しめる「かくし絵」探しや、難易度の高い「ロングめいろ」まで様々な設問があり、家族みんなで夢中になって遊べます。各場面に登場する「シズクリスタル」や誰かが流した「ビンのメッセージ」など何度も楽しめる仕掛けがいっぱい!
水の生き物たちが住む水の世界へ冒険の旅に出発だ! 「水族館」→「川と池の国」→「熱帯魚の国」→「海岸の国」→「回遊魚の国」→「クラゲの国」→「サンゴ礁の国」→「深海の国」→「光る生き物の国」→「寒い海の国」→「巨大魚の国」→「水の妖精の城」
韓流20周年の今、韓流ファンなら絶対行きたい!韓国旅行エッセイガイド。著者は韓国に200回以上訪れて全自治体(162市郡)を踏破した韓国地方旅プランナーの小暮真琴と、韓流書籍を多数執筆している作家の康熙奉。韓国通&韓流通の2人が、韓国ドラマで見た憧れの場所や人生を変える地方の絶品名物など、初心者もリピーターも感動する韓国の旅をたっぷり紹介。【目次〈予定〉】一章「韓国ドラマロケ地の旅」/二章「人情とグルメ」/三章「島の旅」/四章「大都会のときめき」/五章「歴史と伝統」/六章「情緒あふれる町/コラム
目的に合わせて選ぶ、関西から気軽に行ける「日帰り&1泊2日旅」最新版!フォトジェニックな美術館、注目の宿、絶景スポットなど、目指して行きたくなる新スポットをはじめとした、55コースをご紹介。ゆったりほかほか癒やされる温泉、心身ともに清められるような寺や神社、わざわざ行きたくなるおいしいもののほか、サッと日帰りで巡るちんちん電車やレンタサイクルで行くプチトリップも。週末は、友達と、家族と、一人で行きたくなる楽しい旅へ!
出発進行!蒸気機関車の発明から最新技術の高速鉄道まで、わくわくするような列車の歴史物語の旅に、さあ、でかけましょう。ページの横にあるしかけをぐーんとひっぱると、迫力満点の列車のイラストがあらわれます。ほかにもしかけをめくると、ロバート・スティーブンソンやアガサ・クリスティ、小説の中のエルキュール・ポワロといった乗客たちと会えるでしょう。すばらしい工業技術から歴史的発明、社会情勢、世界旅行など、列車に関する情報がたっぷりつまったこのしかけえほんは、小さなお子さまから大人まで、列車ファンにはぜひおすすめです。
「イタリアの最も美しい村」とは、2001年に設立された「イタリアの最も美しい村」協会が、歴史的建造物の保全と修復、ツーリズム産業により地域活性化を目指し、厳密な審査のもと認定する。
本書は2014年時点で認定されていた234村を、写真家吉村和敏が5年かけて取材し、1冊の作品集として発表したもの。
撮りためた中から2000枚余を厳選して、イタリアの知られざる表情、新たな魅力を紹介する、これまでにないガイド写真集。
雄大な自然、歴史を伝える建築群、美食、村人の息づかい……どこまでも美しい、その魅力を存分に味わえる。
万人坑=人捨て場を知る旅を通じて確認する
侵略と加害の実態
自ら引き起こした侵略戦争において日本が中国本土に残した傷跡、万人坑。
中国人強制連行・強制労働の膨大な犠牲者が埋められた現場と、
当時を知る人たちの証言を前に、私たちの歴史認識がいま問われているーー
◆書評掲載情報◆
歴史地理教育(2020年3月号 No.906)
しんぶん赤旗日曜版(2019年10月22日)
第一部 海南島の万人坑を訪ねる
第一章 海南島
第二章 八所港万人坑
第三章 石碌鉄鉱万人坑
第四章 「朝鮮村」・南丁千人坑
第五章 田独鉱山万人坑
第六章 陵水后石村万人坑
第七章 月塘村三月二一日惨案
第八章 北岸郷六月一日惨案
終 章 海南島は惨劇の島だった
第二部 長江流域の万人坑を訪ねる
第一章 長江
第二章 重慶
第三章 常徳
第四章 厰窖
第五章 武漢
第六章 淮南
第七章 南京
終 章 中国人強制連行・強制労働と万人坑
アルバイト中に強盗に襲われた僕。気がつくと、緑豊かな異世界に来ていた。「素早さ」と「器用貧乏」が自分の特殊スキルであることを知り、それを武器にこの世界を生きていくことを決めるが……!?
日本にこんな絶景があったなんて……。▼苔むした岩肌をしっとりと濡らしながら水が滴り落ちる幽玄の世界が広がる由布川峡谷。▼東山魁夷の絵のモデルともなり、静かな水面が鏡のように周囲の木々を映し出す御射鹿池。▼ピラミッドを思わせる、石垣が積み上げられた遊子水荷浦の段畑。▼世界三大土柱のひとつ、自然が創り出した荒々しい芸術、阿波の土柱。▼まるで鳥になったような気分で渓谷美が堪能できる小安峡は、紅葉に彩られた秋、緑深い夏、雪に覆われた冬、それぞれにまったく違う表情を見せてくれる。▼日の出、日の入りの時間に見えるダイヤモンド富士、朝焼けに染まる赤富士、湖面に映る逆さ富士、時間帯によって別の表情を見せてくれる富士山。▼日本人なら一度は見ておきたいとっておきの風景を、二人の風景写真家が厳選。