在住外国人200万人時代のFAQ集。
「言語とは何か」という究極の問いに挑む、気鋭の研究書が登場。
人間にとって言葉はあたりまえだが、では動物は言語を話せるのだろうか……。興味ぶかくユニークなこの問題を手掛かりに、言語学や認知生物学などの最新の成果を駆使し、言語とは何かについて考察。また、言語の構造に関する形式的アプローチの教科書でもあり、とくに統辞論のテキストとしても使用できる。言語/言葉について考えるための画期的な本。
言語学の分野では、これまで学際的な視野での研究者の数は、意外に少なかった。しかし言語学以外を専門とする研究者には、「言語とは何か」「言語学の成果で応用できるものは何か」を知りたいという人が、かなり多いと思われる。そんな異なった分野の研究者たちにも届く形で、本書は構想されている。
言語はヒトという種に固有の能力。それゆえ、仮説演繹法を基礎とする「経験科学」の手法が適用できると考えたのは、生成文法をはじめとする理論言語学だった。その基礎を概説しながら、以下の二つの視点を導入した。
◎言語学の研究者に……動物との比較という学際的視点を持てば、どのように言語が「見える」のか。
◎言語学以外の研究者に……言語学がどのような興味・関心にもとづいて研究されてきたのか。
前半は、言語の学際的アプローチについて、現時点で筆者が知る最新の研究成果を紹介する。後半は、言語の構造に関する形式的アプローチの教科書という形をとる。この分野での研究の道具になじんでもらうこと、とくに統辞論のテキストとしても使用できることを目ざした。
野生児の言葉
音楽は原型言語か
動物のコミュニケーション
言語の進化
言語記号の象徴性と原型レキシコン
言語の構造(語彙・糸につないだ玉etc)
統辞構造
句構造の一般化
Logical Formとパラメーター
本書はSperber and Wilson (1995 第2版) による関連性理論を用いて、翻訳も推論を用いた一般の言葉によるコミュニケーションの1つと考え、翻訳の諸現象を説明したものである。『サザエさん』などマンガの翻訳、英語ジョークの翻訳、日英語ことわざの翻訳、ことば遊びの翻訳、外行語の翻訳、仏教用語の翻訳などを扱ったものである。従来の〈翻訳〉を扱ったものには一般的な説明原理がかけていることが問題である。
ミステリーよりスリリングな 知の考古学。言語をめぐる対話。
山口昌男にして「傑出した知の編集者」 松岡正剛にして「学者10人分」と
いわしめた高橋秀元が東西を繋いで言語を解説。 こんな言語論みたことない !
「言語の東西をつなぎ、チョムスキーに挑む 」
嗅覚のよい編集者でもあった空海も「完全言語」という意味のサンスクリットを捨てオリジナルの文字制作に取りかかったのはなぜか ?
コミュニケーションにおける聞き手行動に着目し、
異文化やジェンダーといった社会的なフィルターが内在した談話における「リスナーシップ」
(聞き手の在り方や貢献)を多様なアプローチから実証的に映し出す。
コミュニケーションを「聞き手」の立場から捉えなおすことを提案する論文集。
執筆者:難波彩子、植野貴志子、山口征孝、岡本雅史、増田将伸、横森大輔、村田和代、森本郁代、片岡邦好、井出里咲子、ブッシュネル・ケード、釜田友里江、首藤佐智子
はしがき
序章 聞き手行動をめぐる研究の背景
難波彩子
第I部 理論の再考・新モデルの構築
聞き手行動の「場の理論」による解釈
ー二者会話における相互ひきこみの発話とうなずき
植野貴志子
聞き手の参与枠組み再考
ー聞き手役割のモデル化の有用性
山口征孝
聞き手行動が孕む二重の他者指向性
ー漫才のツッコミから見る聞き手行動研究の射程
岡本雅史
第2部 制度的役割からの考察
ずれた発話をどう「聞く」か
ー授業内グループワークの参与者による「受け流し」
増田将伸
グループの外の声を聞く
ー大学英語授業内グループワークの相互行為分析から
横森大輔
リスナーシップとラポール形成
ーまちづくりの話し合いのファシリテーターに着目して
村田和代
「聞き手」のふるまいから裁判員裁判の評議を考える
森本郁代
被疑者取調べにおいて「きく」(訊く/聞く)ということ
ー人称とモダリティに注目して
片岡邦好
第3部 社会・文化からの考察
男女の会話の共創
ーリスナーシップとアイデンティティ
難波彩子
Melting the ice
ー初対面会話における共鳴現象としての笑いの機能
井出里咲子、ケード・ブッシュネル
「愚痴」に対する共感表明
ー「愚痴」の語り方と聞き手の反応の観点から
釜田友里江
ポライトネス方略を伴う評価提示発話に対する
聞き手の「値踏み」行動を考える
ー「微妙」を中心に
首藤佐智子
終章 聞き手行動研究の可能性
植野貴志子
索引
執筆者紹介
勉強に、仕事に、ふだんの生活に、いつだって言葉はついてまわる。言葉の問題に悩まされることは多いけど、いままで「言葉」そのものを考えたことなんてなかった。「英語をネイティブみたいに話すって、どういうこと?」「どうして言葉が理解できるの?そもそも言葉の意味ってなに?」姪との対話から導かれる、言葉のすこし危なっかしくて豊かな世界。
服装や髪型にどれだけ気を付けても、
声や話し方が悪ければ台無しです。
声と話し方を変えるだけで、相手を説得できるようになります。
声と話し方を変えるだけで、自信を持てるようになります。
声と話し方を変えるだけで、一目置かれる存在になります。
声と話し方を変えるだけで、人間関係が良くなります。
話し方を変えるだけで、あなたの価値は高まります。
本書で紹介するのは、世界一簡単な「自分の変え方」。1日3分のトレーニングで確実に効果を実感できます。メインのトレーニングには、動画も御用意、いますぐ、簡単に始められます!
第1章 人の印象の4割は声が決める
第2章 「いい声」は1日3分でつくれる
第3章 困ったときの声の出し方話し方
第4章 いざというときに使えるテクニック
NHKで培ったプロの技法を、ビジネスやプライベートの場で役立てる、トクする話し方のコツを大公開!誰でも3日でマスターできます。
世界の孤児である私たちは、何らかの代補としての文字を必要とする。本書は、その様々な営為をふりかえる「文字の思想史」の試みである。
アイロニーの中に盛られている反対の意味というのは、言内の意味から、一定の状況下では、きわめて直線的に至り着きうるものである。文字どおりの意味と、その反対の意味とは、遠くて近い仲なのである。どうして、回りくどい言い方をするのかというと、一つには、好ましくないことを単刀直入に言いたくないからであり、もう一つには、逆転的屈折を含むほうが、より痛烈だからである。
意味現象の豊かさとおもしろさを伝授するAlan Cruseの名著、待望の翻訳!意味論・語用論を網羅し、認知言語学的アプローチから語彙意味論を深く掘り下げて解説。言語学研究者はもちろん、翻訳・心理学・文学研究者や、人工知能・テキストマイニングなど意味処理に関連する工学系研究者も必読の一冊。
英日実務翻訳の方法をわかりやすく解説したテキスト。豊富な練習・演習問題で実務翻訳を習得できる。「エキストラ情報」コラムには翻訳業界や翻訳者の生活などの情報を掲載。取り外せる「演習問題解答と解説」付き。
変化するのは、言語の本質である。現在、世界に数千あるとも言われる多様な言語が存在するのも、変化の結果である。しかし、個々の言語理論が、その変化・変異のメカニズムの全容を解明するには限界がある。だからこそ、形態論・統語論・意味論・社会言語学・歴史言語学・方言研究・言語獲得・実験心理学などの諸分野の研究者がその最新の研究成果を持ち寄る場が、いまこそ必要である。
アルファベット、漢字、アラビア文字…。世界にはさまざまな文字が存在する。日本人の場合、英語や中国語ならなんとなく読みが類推できるが、これがドイツ語・ロシア語、あるいはハングル、さらにはアラビア文字やヒンドゥーとなると、読むどころか、どこまでが1文字かわからないものまである。この事典の目的は、世界の様々な言語を、その言語にほとんど予備知識のない人でも、文字を声に出して読み、カタカナで転写することができることにある。旅行、ビジネスに、また人名や地名をカタカナ表示したい時、外国人の名前を正しく発音したい時などに大いに役立ち活用できる、今までなかったユニークな事典。
1:ラテン文字・ヨーロッパ
アイスランド語/アイルランド語/アルバニア語/イタリア語/ウェールズ(カムリー)語/英語/エスト
ニア語/オランダ語/カタルーニャ語/クロアチア語/スウェーデン語/スペイン語/チェコ語/デンマー
ク語/ドイツ語/ノルウェー語/バスク語/ハンガリー語/フィンランド語/フランス語/ポーランド語/
ポルトガル語/ラトビア語/リトアニア語/ルーマニア語
2:ラテン文字・ヨーロッパ以外
アゼルバイジャン語/アフリカーンス語/インドネシア語・マレー語/ウズベク語/ケチュア語/ズールー
語/スワヒリ語/ソマリ語/トク・ピシン/トルコ語/ハウサ語/バリ語・インドネシア地方語/ハワイ語
/フィジー語/フィリピン語/ベトナム語/ヨルバ語/リンガラ語
●コラム:中米の地名
3:キリル文字とその他アルファベット
アルメニア語/ウクライナ語/カザフ語/ギリシャ語/グルジア語/セルビア語/タジク語/ブルガリア
語/モンゴル語(キリル文字)/ロシア語
4:ブラーフミー系文字・インド
オリヤ語/カンナダ語/シンハラ語/タミル語/テルグ語/ヒンディー語/ベンガル語/マラーティー語/
マラヤーラム語
5:ブラーフミー系文字・インド以外
カンボジア語/タイ語/チベット語/ビルマ語/ラオ語
6:アラム系文字
アラビア語/ウイグル語/ウルドゥー語/ヘブライ語/ペルシア語/モンゴル語(縦文字)
7:東アジア・その他の言語
アイヌ語/アムハラ語/韓国語/中国語(拼音)/日本語点字
8:古代文字
エジプト象形文字/シュメール楔形文字/西夏文字/マヤ文字
●コラム:パフラヴィー文字と日本のかな・漢字
●コラム:アラビア系文字の拡がる世界
9:文字系統
アラム系文字/アルファベット/インド系文字/漢字
付録1:国際音標文字・発声器官の名称
付録2:言語・文字用語集
これはどうやって解く〈なぞなぞ〉なのか。
文字遊戯に心酔し、作品を創り、知的コミュニティを結成し、燈謎というものの価値を世間に大いに喧伝しようとした人々の思いとは。
漢字語彙の多義性を利用し、違う意味に読み替えていく、または、本来の語彙・文字を分解・変形させるなど、多様な技巧が含まれる、燈謎(とうめい)。長い間、性質と輪郭が曖昧な、文学と民俗のはざまにさまようコウモリのようなものになってしまっている、燈謎。本書は、透明にされがちな燈謎の作り手に光をあて、中国の燈謎文化史の欠けたピースを補うものである。
燈謎という漢字文化圏文字遊戯の七世紀にわたる変遷から、漢字文化の根底に潜んでいるエネルギーをダイナミックに描き出した書。附章「平城宮跡出土組み合わせ文字の水脈をたどる」では、遊戯的表現が誕生するきっかけになりうる様態を確認、検討することにより、民間信仰の深層に潜り込んだ文字遊戯からその背後に広がる豊かな文化世界への糸口として捉えようとする野心的な研究。中国文化文学のみならず、漢字文化圏の研究者必携の書です。
【本書は燈謎についてはっきりとした定義を提供することを目的としているわけではない。やや弁解じみた言い方をすると、本書は、研究対象の定義のしにくさを出発点としている。明白な定義を下しにくい現状を作り出したのは何なのか、それをめぐって先人たちはどのような葛藤を抱えてきたのかを考察したものである。ゆえに、本書は燈謎そのものに対する研究というより、そのような文字遊戯に心酔し、作品を創り、燈謎で知的コミュニティを結成し、燈謎というものの価値を世間に大いに喧伝しようとする人々の思いを描こうとするものである。】……序章より。
★言語類型論を理解するための名著の翻訳がついに完成
オーストラリアやアマゾンなどにおける未知言語の記述文法を次々と発表して世界的に評価の高いディクソン教授の代表作『Ergativity』の待望の翻訳がついに完成。21世紀の言語研究の柱の1つである言語類型論を理解するための格好の入門書としても読める。それまで馴染みのない現象とされていた能格(ergative)を網羅的にまとめ上げた、英語学・言語学・日本語学専攻の大学院生や研究者など、「言語類型論とは何か」を理解したい人に幅広く読んでほしい良書である。
序文
謝辞
略語リスト
1.入門
1.1 S、AそしてO:普遍的な統語的・意味的基本要素
1.2 予備的実例
1.3 「能格」という用語の別の使い方
2.統語法に基づいた標示と意味に基づいた標示
2.1 統語法に基づいた標示
2.2 意味に基づいた標示
補遺:1つの言語における2種類の標示
3.節内能格性あるいは形態的能格性
3.1 中心的な統語関係の標示タイプ
3.2 節内(節内部の)成分順(「語順」)
3.3 意味的原理
3.4 有標性
4.分裂組織のタイプ
4.1 動詞の意味的性質によって条件づけられる分裂
4.2 名詞句の意味特徴によって条件づけられる分裂
4.3 テンス/アスペクト/ムードによって条件づけられる分裂
4.4 「主節」対「従属節」の分裂
4.5 異なる種類の分裂の組み合せ
4.6 要約
補遺:分裂タイプの目録
5.「主語」のカテゴリー
5.1 「主語」の普遍的な定義
5.2 キーナンの「主語」の議論
5.3 「主語」に依存する普遍的な統語現象
6.節際能格性あるいは統語的能格性
6.1 受動と逆受身
6.2 統語的ピヴォット
6.3 能格的な節際統語法をもつ言語
補遺:チャマラル語
7.言語変化
7.1 対格型から能格型へ
7.2 能格型から対格型へ
7.3全般的論評
8.能格性の理論的根拠
8.1 談話的基礎
8.2 言語が能格であるとはどういう意味か
8.3 要約
8.4 後書き
補遺:理論モデルの注解
参考文献
著者の索引
言語と語族の索引
主題索引