拝み屋の少年、日道が何者かに襲われた。日頃から日道を気にかけていた岡っ引きの茂七は下手人を探そうとするが…「遺恨の桜」(宮部みゆき)、元旦に垢抜けない少女が国見屋に迎えられた。主人夫婦は賓客として遇するが、息子の央介は彼女の目を見て怯える。じつは少女は、相手の罪を映し出す力の持ち主だった…「睦月童」(西條奈加)他、書き下ろし含む五編を収録。江戸のふしぎな物語を集めた短編集。
「54字の物語」。
この「9マス×6行」の原稿用紙につづられた超短編小説が、今までにない新感覚の読書体験を提供します。子供から大人まで50万人を夢中にさせて、テレビやSNS等で話題沸騰!
このたび新作10編を加え、イラストも刷新し、装いも新たに待望の文庫化。
あなたは、この物語の意味、わかりますかーー?
◆先日研究室に送ってくれた大きなエビ、おいしかったよ。話は変わるが、例の新種生命体のサンプルはいつ届くのかね?
◆「ただいま」と言えば「お帰りなさい」と返ってくる新生活が始まった。家賃も安いし、こんな一人暮らしも悪くない。
◆「やあ、私は未来から来た。今は戦前か?」「いや、戦後から七十年は経っているが」「ということは二十二世紀だな」
他の物語&物語の解説は、ぜひ本書でお楽しみください!
※『54字の物語1』(PHP文芸文庫)は2018年3月にPHP研究所から刊行された『意味がわかるとゾクゾクする超短編小説 54字の物語』に、新たな作品を10編収録し、加筆・修正を行ない、改題したものです。
京都・祇園の片隅にひっそりと佇む甘味処「もも吉庵」。
店を営む元芸妓のもも吉の、趣向を凝らした麩もちぜんざいと人柄に惹かれ、お客が今日も訪れるーー。
楽しいはずの修学旅行で、終始沈んだ表情の女の子が抱える事情とは。
病のため職を失った男が起こした、思いもよらぬ行動。
声を失った舞妓と、駆け出しの料理人の淡い恋。
ーー古都の風情と、花街に集う人々のひたむきに生きる姿を描いた人情物語。
朝日新聞、読売新聞、中日新聞、夕刊フジ、MBSラジオ、雑誌「ダ・ヴィンチ」……、各メディアで話題の人気シリーズ第四弾。
文庫オリジナル。
古代の文明が植物によって生みだされたとしたら、どうだろう。近代社会を生みだした産業革命の原動力となったものが、ある植物であったとしたらどうだろう。世界一の大国であるアメリカの隆盛の陰に、ある植物があったとしたらどうだろう。アメリカの南北戦争やイギリスと清とのアヘン戦争の陰に、ある植物の存在があったとしたらどうだろう。人類の歴史は、植物の歴史でもある。本書では、そんな植物から見た世界の歴史をのぞいてみたいと思う。
鎌倉幕府草創期から、二代将軍源頼家の時代に始まった宿老ら十三人による合議制を経て、三代将軍実朝の暗殺までー。流されるように生きてきた北条義時が人生を賭けた大勝負に出る「水草の言い条」(谷津矢車)、“讒訴の奸物”となった梶原景時の生き様を描く「讒訴の忠」(吉川永青)、権謀術数うずまく幕府において、畠山重忠が坂東武者の誇りを見せる「重忠なり」(矢野隆)など、実力派作家七人によるアンソロジー。
鉄斎が大店に婿入り!?
おけら長屋の面々がお白洲に!?
思いっきり笑えて、気持ちよく泣ける、人情時代小説の決定版!
江戸は本所の「おけら長屋」には、ひと癖もふた癖もある店子が揃って騒動の連続だ。
廻船問屋を切り盛りする若く美しい女将に気に入られ、鉄斎が婿入りするという噂が流れるが……「はんぶん」。久蔵とお梅の子、亀吉が、寒天長屋の子供に怪我をさせたという。目撃者がおらず、それぞれの長屋の住人を巻き込んだ争いに発展し、ついにはお白洲に呼び出され……「みなのこ」など、笑いと感動の四編を収録。
文庫書き下ろし。
夜の町ではぐれてしまった二人の少女は、お互いを探し求めて、夜闇を彷徨う。
ノベライズシリーズ12万部突破!
手をーーつないだこの手を、絶対に離しちゃダメ。
日本一ソフトウェアの大人気「夜道探索アクションゲーム『夜廻(よまわり)』の第2弾『深夜廻』公式ノベライズ、待望の文庫化!
あなたをさらいに夜がくるーー。
「二人で花火を見るのも、今年で最後だね」--新学期から別の町で暮らすことになったハルは、夏休みの終わりに、親友のユイと花火を見るため裏山に登った。花火が終わり、すっかり夜も更け、ユイと手を繋いで山道を下っていたハルは、暗闇から自分を呼ぶ“声”が聞こえ、足を止める。怖がるハルを心配したユイが、「ちょっと見てくる」と手を離し、駆け出すが、二人はそのままはぐれてしまう……。
不気味な夜の町でお互いを探して、彷徨う二人に待ち受けるものとは?
祝 2021年 「北海道・北東北の縄文遺跡群」 世界文化遺産登録!
渡来人の影響は限定的だった!
DNA分析からわかる驚きの結果
これまで、縄文の文化は渡来人の文化によって
一掃されたと考えられてきたが、大きな誤りだった。
縄文人たちの暮らしは決して原始的ではなかったのだ。
現代日本に通じる信仰と習俗、生活がすでに縄文時代に完成されていたのである!
◎縄文観を塗り替えた三内丸山遺跡
◎縄文時代に階級の差が生まれていた
◎日本人はどこからやってきたのか
◎世界的にも珍しい日本列島の遺伝子の多様性
◎弥生時代に伝えられた縄文の第二の道具
◎縄文人が水田稲作を始めていた証拠
◎戦争は農耕とともに始まった
◎ヤマト建国は縄文への揺り戻しだった?
◎平和な時代に戻りたいと願った日本人
日本は縄文時代からガラパゴスだった!
世界を驚かせた縄文文明とは?
私が大丈夫なんだから、あなたはもっと大丈夫。
人気フォトグラファーが、悩めるあなたに伝えたいこと。
逃げることは悪いことなのか……。
集団生活から逃げ、受験から逃げ、就活からも逃げ、自分自身が不向きだと感じたモノ全てから逃げてきたというヨシダナギ氏が、逃げ出したいのに逃げられない人たちのために、あくまでも「しれっと」色々な嫌なことから逃げ出す方法をゆる〜く伝える一冊。
頑張ること、夢を持つこと、人間関係……など、世の中に溢れる無言の圧力に、今にも押しつぶされそうな人に、ぜひ読んでいただきたい。
【目次】
はじめに/第1章 私はアフリカ人になる/第2章 夢がなくても大丈夫/第3章 ネットがある時代に生きられた喜び/第4章 ネガティブ人間は割り切りが大事/第5章 世の中が決めた美しさにハマるな/おわりに
悪夢、恐怖、いやな予感…息をのむほどショッキングな27のショートストーリー。朝読にもぴったり。
「神さま、3分だけぼくにください!」
君は20の神さまに翻弄させられる……。
人気シリーズ第22弾! 結末は神のみぞ知る!? 予測不能なショートストーリー20話
【本書の特徴】
望んだ願いをなんでも叶えてくれる神さまの恐ろしい正体とは!?
「えんぴつの神様」と「ケアレ・スミス」の戦いの行方は!?
とてもよく当たる運勢占い、ぜったいに外れない衝撃の理由とは……。
八百万の「神さま」にまつわるお話を20話収録!
【目次】
プロローグ/あなたの神様/初詣のシナリオ/加奈の守り神/神様のヒマつぶし/ハッポンサマ/きみはだれより美しい/パンダのご利益/待合室にて/おやつを食べてあげましょう/神の御前で/望みのかわりに望むもの/神様ビーム!/神の座/今日の運勢/よみがえり/吹雪の夜の話/神さまの休日/小さなお家/神様の木の実
数や色、時間や形の概念が学べる「おうさまおひめさま」シリーズ第5弾!
あるところに、しりとりのくにがありました。このくにでは、なにもかもがしりとりの順番になっています。めだまやき→きゅうり→りんごじゅーす→すいか→かれーぱん。おうさまの朝ごはんもこのように運ばれてきて、最後はみんな『ん』で終わります。
ある日、しりとりのくにに、隣のくにのおうさまが助けを求めにやってきました。おひめさまが、しりとりやまのドラゴンにさらわれてしまったというのです。しりとりやまでは、しりとりで勝負をしなければなりません。しりとりのくにのおうさまは、自信満々に勝負に向かいました。
いざドラゴンを前にしたおうさまと兵隊たち。まずは、「ゆみや!」と叫び、ゆみやを放ちます。ドラゴンは、ゆみやをかわし、「やかん」で反撃をしてきました。なんと、相手のドラゴンは『ん』のつくしりとりしか出さないというのです。そこで反撃のために……!?
吉田くんに「うたへた」と言われてから、みんなの前で、歌をうたうのがはずかしくなった。練習の時、声を出さずにうたっているふりをしていたら…。
元ソフトバンク社長室長の著者は、1年で誰でも英語をマスターできるプログラム「TORAIZ(トライズ)」を6年前に開発。これまで約6,000人が実際に英語をマスターし、自らの夢をかなえている。その6,000人には、主婦、プロアスリート、中卒の調理師なども含まれ、まさに「誰でもマスターできる」プログラムとなっている。
そのベースとなっているのは、「インストラクショナル・デザイン」という学習デザイン理論。これは、
「何を(What)できるようにするか」を明確にした上で、「どうやって(How)できるようにするか」を体系的に考えることにより、効果的・効率的・魅力的な学習プログラムをデザインする方法論のこと。
本書では、そのエッセンスを紹介するとともに、「自分の学習を自分で正しくデザインすることで、ムダな努力を一切しないで最短最速で目標を達成する独学術」を指南する。
「〇〇を学びたいけど、時間がない……」
そんなふうに、時間がないために夢やキャリアをあきらめている人にこそ、ぜひ読んでもらいたい1冊。
大阪の心斎橋からほど近いエリアにある「空堀商店街」。
そこには、兄妹二人が営むガラス工房があった。
兄の道は幼い頃から落ち着きがなく、コミュニケーションが苦手で、「みんな」に協調したり、他人の気持ちに共感したりすることができない。
妹の羽衣子は、道とは対照的に、コミュニケーションが得意で何事もそつなくこなせるが、突出した「何か」がなく、自分の個性を見つけられずにいる。
正反対の性格である二人は互いに苦手意識を抱いていて、祖父の遺言で共に工房を引き継ぐことになってからも、衝突が絶えなかった。
そんなガラス工房に、ある客からの変わった依頼が舞い込む。それは、「ガラスの骨壺が欲しい」というものでーー。
『水を縫う』『大人は泣かないと思っていた』の寺地はるなが放つ、新たな感動作!
相容れない兄妹ふたりが過ごした、愛おしい10年間を描く傑作長編。
かつて大英帝国の覇権の源泉となったのが、卓越した情報収集と正確な分析力、つまりインテリジェンス(諜報・情報活動)であった。ロンドン郊外の英国立公文書館には、まさにそのインテリジェンスによって全世界から集められた政治、経済、軍事など、多種多様な情報が蓄積されている。筆者は約10年間にわたり、同館から数多の文書を入手し、研究を重ねてきた。先の大戦における日本の敗北は、「情報戦の敗北」といわれることがある。同館の所蔵ファイルが示す歴史の「真実」は、現代のわれわれにも多くの視点や教訓を与えてくれるだろう。人を欺くようなスパイ活動でも、根底に求められるのは誠実さであるなど、インテリジェンスの世界は奥が深い。正確な情報を得て、それを組織に活用するための要諦とはー。
ワンランク上のキャリアを目指す、自分をアップデートする仕事術。
わずか12歳で一条天皇の后となった、藤原道長の娘・彰子。幼すぎる入内、未熟な心。夫である一条天皇は優しく彼女を包み込むが、彼が真に愛した女性・定子の存在は、つねに彰子に付きまとう。しかし、定子が遺した子を抱きしめた日から、彰子の人生は動き始めた。父や夫に照らされる“月”でしかなかった彰子は、紫式部にも支えられ、やがて「国母」として自ら光を放ち出すー。平安王朝を新たな視点からドラマチックに描いた著者渾身の傑作長編。
あなたは、自分の感情に手を焼くことはありませんか? 自分の感情をどうすることもできず、引きずられてしまうことはありませんか? どんな仕事のスキルや成功哲学を学ぶより、自分の感情とうまく付き合うことは、人生において重要なスキルといっていいでしょう。自分の感情をどう整理していくかで、仕事のやり方も、人との付き合い方も、生き方も変わってくるのです。
人生がうまくいくか、いかないかは、感情次第といっても、過言ではありません。
人生をうまく進めていく人の共通点は、自分の感情と現実との折り合いをつけるのが、うまいこと。自分の感情は、それはそれとして受け止めて整理しつつ、現実に対しては、「あら。そうですか」と、あっけらかんと向き合っているのです。
この本では、感情を整理するための、とっておきの考え方を、まんがとともに紹介します。