伝統工芸品である和紙の里、福岡県八女市にアトリエを持つ著者。和紙を使い、季節を感じる動物や草花のモチーフを美しく切り出します。本書ではそのまま切って作品になる図案を掲載。繊細な切り絵の世界で、暮らしに彩りを添えてみては。
日本から韓国へ渡った最初のゾウは、「島流し」になって死にました。二番目に渡ったゾウは、戦争のために殺されました。サクラは、三番目に日本から韓国へ渡ったゾウなのです。どうか、しあわせなゾウになってほしい!第一回子どものための感動ノンフィクション大賞最優秀作品受賞作。
きこえる子も、きこえない子も、さあ、いっしょに!5歳から。
名作「マヤの一生」の原形となった「熊野犬」や「クロのひみつ」「トラの最後」など、人間と犬とのふれあいをえがいた8話。
イルカ、アホウドリ、ニホンザル、セミ…。大人の階段を上る途中の踊り場で、彼らはいったいどんな姿を見せているのか。中間期の生き物たちの、青春ドラマを紹介する。動物行動学者・小林朋道によるミニ解説付き。
生きるって、すばらしいんだよ。その思いを、どんなときも心にもち続けた作家、椋鳩十。戦争が激しさを増し、若者は兵隊さんになり、作家も、戦争に協力するようなものしか書くことが許されなくなってしまった時代。椋は、親子の愛情や命の大切さを、動物の生きる姿に思いをたくして、物語を書き続けました。戦後は、図書館長にもなります。本を通して、親子の愛情を深め、生きる力にしていきたい。それが椋の願いでした。
怪我をしたふりをするチドリ、「ふとん係」がいるデバネズミ。驚きの動物世界を解く行動生態学入門。
横尾忠則の《動物》作品に、人気歌人・穂村弘が文章を添えた、豪華異色の組み合わせが実現した一冊。そして、読者みずから切り抜いて完成させる斬新な絵本です。「切り抜いてください。あなたの鋏(はさみ)で。」「動物園の動物」と「ひとりぼっちの都市生活者」各々の内奥に巣くう故郷への切ない想いが、切り抜かれた動物たちの輪郭が織りなす異界のような未知の絵画世界に解け出ます。
犬は支配者の座をねらおうとする「リビングルームにいるオオカミ」ではない!どのように犬と接すれば、人と犬の関係はより良いものとなるのだろうか?犬の世界には序列があるとする従来の常識を覆し、動物行動学の第一人者が科学的な視点から犬の感情や思考、知能、行動を解き明かす全米ベストセラー!
動物の形に型抜きされた絵本。ゾウやパンダ、ライオンにコアラにキリンなど、みんなの好きな動物がたくさん出てくるよ!
コランポー平原に、強い王さまがすんでいました。その名はロボ。大きなオオカミでした。ロボは、人間がかっているウシやヒツジを、おそいました。そこで、人びとはロボとたたかうことに…。野生動物を愛した作者シートンも、たたかいにまきこまれました。いきづまるたたかいは、いったいどうなるのでしょう?
西表島の自然が見られる観察ポイントの紹介と、
西表島で見られる動植物を図鑑として1冊にまとめました。
西表島は世界自然遺産の登録を目指して申請中で
近いうちに選定されることが期待されています。
国の特別天然記念物に指定されている
イリオモテヤマネコやカンムリワシなどが生息し、
豊かな自然が残る日本最後の秘境として
人気を集めています。
本書は西表島の自然を満喫するためのよきガイドとして
活用していただけるものと思います。
観察ポイントは以下の10カ所です。
浦内川トレッキングコース1
浦内川トレッキングコース2
大富遊歩道
大見謝ロードパーク
ユツンの滝
ピナイサーラの滝
古見岳
県道白浜南風見線
パイヌマヤアドベンチャーパーク
西表島ジャングルホテルパイヌマヤ
そして図鑑では
哺乳類6種
爬虫類24種
両生類8種
鳥類72種
昆虫223種
甲殻類44種
その他の小動物30種
種子植物203種
シダ植物他20種
の合計630種を掲載しています。
北辺の森に生きる
「クマタカ(熊鷹)」、
越冬地に現れる
「シロフクロウ(白梟)」、
道北沿岸の
「ワシ(大鷲・尾白鷲)」、
激しい風と雪と荒波が打ち寄せる
北海道・日本海沿岸道北部の冬期は
「生」と「死」が隣り合わせの世界だ。
写真家・泊和幸が、四十五年間追い続けた
遠別川流域に暮らす野生動物たちの野生の姿を
オールカラーで!
第1章 森の王者・クマタカ
第2章 森の賢者・シロフクロウ
第3章 海の王者・海ワシ
動物の家畜化、奴隷制からジェノサイドまで、人類による虐待と殺戮の歴史を辿る。罪なき犠牲者である動物を護ることこそが、ある生命は他の生命よりもっと価値があるという世界観を克服し、搾取と殺戮の歴史に終止符を打つことができると説く。
第1章 大いなる分断 人間の優越性と動物の搾取
第2章 狼、類人猿、豚、ネズミ、害虫 他者を動物として中傷する
第3章 屠畜の工業化
第4章 群れの改良 家畜育種からジェノサイドへ
第5章 涙の誓いなしに アメリカとドイツにおける殺戮センター
第6章 私たちも同じだった
第7章 この境界なき屠畜場
第8章 ホロコーストのもうひとつの側面
カラス屋の朝は早い。日が昇る前に動き出し、カラスの朝飯(=新宿歌舞伎町の生ゴミ)を観察する。気づけば半径10mに19羽ものカラス。餌を投げれば一斉に頭をこちらに向ける。俺はまるでカラス使いだ。学会でハンガリーに行っても頭の中はカラス一色。「地方のカフェにワタリガラス(世界一大きく稀少)の標本がいる」と聞けば、道も店の名も聞かずに飛び出していく。餓死したカラスの冷凍肉を研究室で食らい、もっと旨く食うにはと調理法を考える。生物学者のクレイジーな日常から、動物たちの愛らしい生き方が見えてくる!
幼いころから「あやかし」を視ることができた梨々香は、念願の動物看護師として岡山にある黒瀬動物病院で働くことに。しかしそこには、あやかしが行き来する扉“駅”があり、頻繁にあやかしの姿を目撃する。
そんな動物病院での勤務にも慣れ、梨々香は、直輝との間に先生と看護師として信頼関係が築けていると思った矢先、また最初のころのように壁を感じ不安に思い始める…。
人懐っこい小さな妖狐の月乃やほかのあやかしたちの力を借りて、病院に訪れる飼い主たちの悩みを解決していく。
人と動物とあやかしが織りなす切なく温かなストーリー第2弾!
プロローグ
カルテ1 トイプードルと初恋の人
カルテ2 ヒマラヤンと引きこもりの少女
カルテ3 天狗の里と五十年の恋
エピローグ