沖縄島北部やんばるの森。そこにすむ生き物の種の多様さは驚異的だ。その中には世界で唯一この地域だけにすむ固有種も含まれる。だが今、あいつぐ開発によって、それらはすべて絶滅の瀬戸際にある。この“世界の宝”をこのまま滅ぼしてしまっていいのか-!?やんばるの森は、待ったなしで問いかけている。
人類滅亡への全シナリオ。科学ジャーナリストが徹底取材、最新の数値と最先端の研究者の証言に基づき、初めて戦慄すべき全体像をわかりやすく浮彫りにした決定版。
地球環境保全はアジアから!国際共同研究によるNGO版白書。
「数寄屋」のイメージの中に、われわれはあまりに強く“侘び”“寂び”の美意識を焼きつけているのではないかという疑問から、宮廷文化の流れを汲む華麗で装飾的な数寄屋論、文人文化の流れを汲む生活に密着した数寄屋論など、多様な考察を展開する。黄金の茶室や彦根城表御殿など数々の復原設計に携わった建築家による流麗かつ味わい深い数寄屋論考集。
UFO研究書のベストセラー全訳!機密文書が語るUFO事件の真実。米政府は何を恐れ、何を隠したか?政府機関の隠蔽工作の謎に迫るノンフィクション。初公開の政府文書。
現代生物学からの“脱構築”。
最適性を追求した従来のシステムから、多様性と相互作用が生み出す新たなシステムへ。人間、生物、機械の「知」を、創発システムの観点から問い直す。
現代の代数幾何学はグロタンディックによるスキーム理論によって基礎づけられている。このスキーム理論の初等的な部分は、実質的には可換代数に近いことから、本書は、可換環論の基礎的な性質を学んだ読者が、自然にスキーム理論に移行できるように考え、まとめられた代数幾何学の入門的解説書である。スキーム理論を可換環論と同様のものとしてとらえ、さらに、可換環をどのようにして多様体と考えるかを詳しく述べることで、スキーム理論の初歩を無理なく理解できるよう解説する。斯学を学ぼうとする初学者、および研究者にとって好個な書である。
日本の食卓に欠かせないノリ。その安定生産を支える基礎研究は、近年目覚ましく進化・多様化している。本書は最新のノリ研究を網羅し、21世紀を展望したものである。
経済学の歴史とパラダイムを読み替える。サービスに関する経済・社会思想の発展を体系的に跡づけ、サービスの役割を経済理論に統合する、フランスの二人の気鋭経済学者による初の画期的試み。
生命現象に暴力的に介入する「悪しき科学」とそれを支える人間ー生命観を科学的、倫理的、社会・経済的に徹底的に批判する、勇気と指針の書。
本書は2つの顔をもつ。まず、これから環境問題にかかわる人、環境問題にかかわる生態学を学んだことのない人のための読み物として書いている。マイワシの激減、植物レッドリスト、マグロの乱獲、エゾシカの大発生、巻貝のインポセックス、所沢のダイオキシン問題、愛知万博の環境影響評価など、ごく最近新聞紙上をにぎわせた問題を数多く取り上げている。第2に、大学の学部生向け、大学院生向けの教科書として使うことができる。専門的な内容は章末の脚注に収め、かつそこを読まなくても全体像が直感的につかめるように書いているので、学生の学年と学部に応じて一般論から専門知識まで説明することができる。
人間の遺伝子を解読することによって、将来私たちが直面するであろう真の危機とは何か。「遺伝子検査」「遺伝的差別」「遺伝子情報の管理」「遺伝カウンセリング」「遺伝子サービスと医療保険」など、いくつかの倫理上のジレンマを紹介し、その意味を問う。
本書は、社会科学系の一般教養的テーマを扱った14課から構成されています。本書は、各テーマで挑発的とも思われるような刺激的な意見を提示し、それが議論の呼び水になることを第一に考えており、日本人学生には、留学生の学ぶ2級・1級の日本語の語彙や文型に馴染んでいただきたい。
本書では、水産物流通業をとりまく環境の変化やそれへの対応、そして、そこで問題となってきた水産物の食品としての安全性確保の問題をテーマとしてとりあげた。
欧米七か国と日本で取り組んでいる実践の特徴と共通点。
第一人者による初の体系的解説書。自然公園法・鳥獣保護法等の自然保護法のほかに、河川法・砂利採取法など公共事業法も取り上げその仕組みを検討、環境権・公共信託・生態系保護・住民参加を軸に、個々の法制度の問題や今後の方向を提示する。
『資本論』によるマルクス学派の特質が、新古典派経済学、不均衡累積的動学理論、現代オーストリー学派、新リカード学派、貨幣数量説の現代的諸類型、シュンペーター、ケインズとポストケインズ学派などの広範な現代的非マルクス学派との緊張関係のなかで再考されている。前著『現代資本主義のダイナミズム』の姉妹編。