第1章 最適な教育配分と教育選択
第1節 教育政策の効率性と公平性
1.1 教育への公的支出
1.2 教育の効率性
1.3 教育の公平性
1.4 教育政策の展開
1.5 教育機会の平等と経済の効率性
第2節 教育の機会均等と平等性
2.1 投入の平等、結果の平等
2.2 公共支出の公平性
2.2.1 投入の平等と結果の平等
2.2.2 公共支出の最適配分
第3節 教育支出の公平性
3.1 教育配分モデル
3.2 累進税の導入
3.3 最適教育配分と所得再分配
第4節 おわりに
第2章 公的教育と私的教育
第1節 教育費用の負担
1.1 義務教育費用の公的負担と私的負担
1.2 義務教育における国と地方自治体の役割
1.3 義務教育と私立学校
第2節 私的教育と公的教育
第3節 線形所得税の導入
3.1 個人の行動
3.2 政府の行動
3.3 最適政策
3.3.1 最適課税
3.3.2 教育の最適配分
第4節 おわりに
第3章 親による子どもの教育選択と最適政策
第1節 親の教育動機
1.1 利他的動機と利己的動機
1.2 教育の動学的側面
第2節 親による教育選択と政策
2.1 個人の行動
2.2 生産
2.3 政府の行動
2.4 生産物市場の均衡
第3節 最適政策
3.1 動学的な分析
3.2 定常状態での分析
第4節 おわりに
第4章 義務教育と格差
第1節 個人と義務教育
第2節 モデルと長期均衡の安定性
第3節 義務教育制度の導入と格差
第4節 特定化による検証
第5節 おわりに
第5章 高等教育の普及と教育政策
第1節 大学進学率の動向
1.1 進学率と教育財政
1.2 大学進学の動機・誘因
第2節 進学動機と教育政策
2.1 個人の行動
2.2 政府の行動
第3節 特定化による検証
第4節 おわりに
第6章 高等教育の社会貢献と最適政策
第1節 多様化する大学
1.1 高等教育への公的支出
1.2 役割の多様化
1.3 大学における教育と研究の複合生産
第2節 教育・研究を含むモデル
2.1 教育部門
2.2 生産部門
2.3 労働制約
第3節 最適状態の導出
第4節 課税/補助金政策による最適状態の誘導
4.1 生産部門の行動
4.2 個人の行動
4.3 教育部門の行動
4.4 政府の行動
4.5 市場均衡
4.6 市場均衡の動学
4.7 定常状態均衡
第5節 おわりに
第7章 大学を取り巻く環境の変化
第1節 大学教育市場
第2節 私立大学の存在
第3節 モデル
3.1 個人の行動
3.2 大学の行動
第4節 18歳人口減少の影響
第5節 おわりに
補論 大学の規模の経済性と範囲の経済性
1 分析方法
1.1 インプット距離関数
1.2 規模の経済性
1.3 範囲の経済性
1.4 特定化
2 データ
3 分析結果
参考文献
索引
本書は、設計幹部向けの「マネジメント」の実務に必要な部分をまとめた内容である。
本書は、OECDが行った世界中のスクールリーダーシップの政策と実践についての研究に基づいている。様々な国際的な見方をすることで、4つのテコ入れ政策(責任の再定義、仕事の分散、魅力的な専門職、技能の開発)と幅広い政策オプションを明らかにして、政府がすぐにでもスクールリーダーシップを向上させ、将来に向けて持続可能なリーダーシップを構築する一助となるものである。
未来を浪費する無謀な成長に終止符を打つ新たな経営を理系経営者が大胆に提示。21世紀企業の必須アイテム。
協調性・調整力・表現力…集団討論・集団面接で問われる力とその身に付け方を完全収録!
『草の根の中国』(東京大学出版会、2019年、アジア・太平洋賞大賞受賞)、『中国農村の現在』(中公新書、2024年、2025新書大賞13位)に続く、個性溢れる中国農村論。今回はインドやロシアとの比較を交えるなど更に広いパースペクティヴのもと、前二著とは異なる新たなテーマを切り拓く。混沌とする農村現場の徹底的な観察と分析を通じて、雑多な要素が複雑に絡み合い影響し合いながら織り成す一つの秩序=曼陀羅図を、浮き彫りにする。
【本書「序章 曼陀羅図としての農村」より】
農村社会にフォーカスした地域研究には、二重の重要性があると思う。
一つは農村を地域研究の際の「方法として」対象に接近することである。私たちは、とかく、東京や北京、上海のような大都市の視点から物事や地域をみることに慣れている。これに少し抗い、どの国の、どのような出来事を扱う場合でも、まずは「農村ではどうなっているのか」と、発想してみるのである。現代日本人が慣れ親しんだ、都市中間層のマインド・セットをいったん、封じてみることで、物事の新しい側面が見えてくる場合も多い。これを、「方法としての農村」と呼んでおく。
もう一つは、一国のなかで農村部が果たすべき役割を探究することである。農村は近代化から取りこぼされた単なる残滓とみなされがちだが、実際にはそれ以上の意味をもつと思うからである。その証拠に、誰もが都市的な感覚で生きているようにみえる現代日本でも、農村はいまなお、残り続けている。広島県中央部付近にある筆者の故郷も、そうしたありふれた日本の農村の一つである。農山漁村はなぜ消滅しないのか。どのような「役割」を果たしているのか。
序 章 曼陀羅図としての農村
第1部 農村ビジネスの郷土性
第1章 家族主義に埋め込まれた農村ビジネスーー双水村のレンガ工場
第2章 道づくりとリーダーシップ
第3章 僻地の教育ビジネスーー貴州石村の寄宿制学校
[フィールド・エピソード]豊城農村調査挫折記
第2部 県域社会の文化心理
第4章 交叉地帯の構造
第5章 交叉地帯の文化心理
第6章 中国的「県域社会」の現在
[フィールド・エピソード]田舎の女と町の女
第3部 比較のなかの中国農村
第7章 都市=農村間の人的環流ーー中国・ロシア比較
第8章 村落ガバナンスにみる公・共・私の交錯ーー中国・インド・ロシア比較
[フィールド・エピソード]中国研究者がロシアの農村で考えたこと
[フィールド・エピソード]中国研究者がインドの農村で考えたこと
高校生の理科・科学の研究発表の場として、モチベーションを高め、理科人材を育成するために神奈川大学で設けられた理科・科学論文大会の受賞作をまとめた。
日本一ハッピーな教室をつくる秘訣とは?子どもを温め、気付かせる。主体性と協働力を伸ばす、共感と言葉がけを。教室や授業で子どもとつながり、伸ばす極意。子どもは皆、素晴らしい力をもっています。一人ひとりの力が発揮され、個性が磨かれるためには、教師の子どもの見方と共感が何より重要なのです。
この金融危機は我々に何を問いかけているか。2008年夏、一瞬にして祭りは終わった。新自由主義とはなんと薄っぺらいものだったのか。表層的な原因分析や処方箋を超えて、いま考えるべき危機の本質とは?(講談社現代新書)
この金融危機は私たちに何を問いかけているのか? 表層的な原因分析や処方箋を越えて、いま本当に考えなければならないことは? 不安に怯え、崩れゆく時代の必読書。緊急出版!
序章 私たちもまた加担者であった
第1章 経済成長という神話の終焉
第2章 溶解する商の倫理
第3章 経済成長という病が作り出した風景
終章 本末転倒の未来図
ハーバード大学のバースキー教授が開発した,医学的症状の自己管理のための認知行動療法プログラム日本語版。同氏が初めて提唱した概念「身体感覚増幅」についても解説。心身医療に携わるすべての方,必見。
第1章 医学的症状の自己管理
セッション1 導入
セッション2 注意
セッション3 認知(信念と思考)
セッション4 文脈(周囲の事情と状況)
セッション5 行動
セッション6 気分,まとめ
第2章 心気症に対する認知行動療法の有効性
1 心気症の本態
2 方法
3 結果
4 研究結果のまとめ
5 認知行動療法(CBT)プログラムを適用した症例について
第3章 身体感覚増幅の概説
1 身体化(somatization)の概念
2 身体感覚増幅について
3 身体感覚増幅が関与する可能性のある疾患や病態
4 biopsychosocial modelにおける身体感覚増幅の位置づけ
5 Somatic Symptom Disorder(DSM-5)
第4章 心気症の心理教育的カウンセリング
セッション1 身体感覚増幅のシステムの概要
セッション2 たいていの症状は良性のものである
セッション3〜4 診断を得ることから対処することに焦点を変えること
セッション5 症状と治療に関するよくある誤解ーシステムの機能の仕方
セッション6 おさらいとまとめ
eラーニング教材作成のための具体的事例集
監修にあたり
この本の目的と利用方法
第1章 インストラクショナルデザイン活用の必要性
1.1 インストラクショナルデザインの定義
1.2 企業のおかれている状況
1.3 高等教育のおかれている状況
1.4 初等中等教育の現状
1.5 eラーニングコース開発の実際
第2章 ニーズ調査
2.1 ニーズ調査の目的
2.2 ニーズ調査方法
2.3 ニーズ調査対象
2.4 学習対象者の欲求
2.5 ニーズ調査事例
2.6 課題
第3章 初期分析
3.1 初期分析の目的
3.2 対象者分析
3.3 技術分析
3.4 環境分析
3.5 タスク分析と重要項目分析
3.6 学習目標分析
3.7 メディア分析
3.8 既存資料分析
3.9 コスト分析
3.10 課題
第4章 設計
4.1 設計の基本の復習
4.2 設計事例
4.3 課題
第5章 開発
5.1 ストーリーボードはインストラクショナルデザイナが作成する
5.2 学習目標項目の具体化事例
5.3 ストーリーボード事例
5.4 ストーリーボードではない事例ー童話による教育ー
5.5 素材などの設計事例
5.6 課題
第6章 実施
6.1 教育指導推進者
6.2 実施ガイド
6.3 コース案内
6.4 CeLP事例
第7章 評価
7.1 評価の目的
7.2 評価の対象
7.3 評価の時期
7.4 課題
第8章 教育コンサルティング例
コンサルティング事例
索引
研究開発型の企業を営む著者は、大企業家たちが多額の寄附をした世界各地の巨大天文台を訪れ、最先端の科学技術に対する企業家の役割に想いをはせる。過去の五大産業革命の推進原理やデジタル情報革命のインパクトを考察し、新しい産業革命を展望する。金融資本主義が崩壊した現在、経済力の基盤は科学技術力であるという信念のもと、好奇心と創造性を尊重して未知への探究の夢を抱きつづける社会の構築を提言する科学技術立国論。