「だからどうか、王になって。私の民を救って」呪具の一部であった本を焼いてから約百年後、オスカーとティナーシャは東の大陸にわたり、残る呪具の捜索にあたっていた。未だ情勢が安定しない地域も多い中、彼らは幼い兄弟を拾う。兄弟は行方不明になった父と姉を探しており、謎の失踪を遂げた家族の足取りの先には、とある「幸福な街」が生まれていたー。逸脱者の戦いと運命が、今再び歴史の上に現れる!
脱炭素の遅れを取り戻せるか?G7でも取り組み不足を指摘された日本。対策は緒についたばかりだ。進まない原発再稼働、送電網の問題、GX、再生エネの未来とは。今企業は何をすべきか。「地球沸騰時代」に急務な処方箋を日経記者が提言。
「自分の城が欲しい!」「未成年だけど契約したい!」不動産会社へワケありのお客様が続々!?ストーリーマンガとまとめページで安心!これからはじめる最初の一歩!
歴史に登場した数々の帝国の興亡を理解するためには、穀物が通った道を、川沿い、港と港のあいだ、そして海を越えてたどる必要がある。歴史家のスコット・レイノルズ・ネルソンは本書において、こうした穀物の道を支配するための争いが、世界のパワーバランスにどのような変化をもたらしたかを明らかにしている。19世紀初頭より帝政ロシアは、ウクライナの黒海に面したオデーサの活況を呈する港を通じて、ヨーロッパの大部分に食糧を供給していた。しかし、アメリカ南北戦争の後、大量のアメリカ産小麦が大西洋を渡ってヨーロッパに押し寄せるようになり、食糧価格は急落した。安価な外国産穀物は、ドイツとイタリアの台頭、ハプスブルク家とオスマン帝国の衰退、そしてヨーロッパ各国による勢力圏の争奪戦に拍車をかけ、第1次世界大戦とロシア革命が勃発する決定的な要因となった。国家の盛衰に説得力ある新たな解釈を加えた本書は、大国同士が鎬を削るなかにあって、穀物の支配が比類のない力を示してきたことを物語っている。
“最初からロスクレイに勝てる者などいなかった。”自らの手を汚さず冬のルクノカを脱落させ、ロスクレイ陣営の勝利はもはや揺るがないように見えた。だが、なおもその喉笛を噛み切らんとする逆理のヒロト、黒曜の瞳。それぞれの理想を求める混沌のなか、戦いに飢えた柳の一太刀が“絶対”を斬り拓く。第十試合。地球最後の柳生・柳の剣のソウジロウvs人工英雄・絶対なるロスクレイ。
無事にディランの溺愛に気がつき、王都での暮らしを満喫していたエイヴリル。そこへ王太子・ローレンスが訪れ、ディランとともにある仮面舞踏会に出席するよう依頼される。ダンスの猛特訓をして臨んだ舞踏会。不測のピンチもエイヴリルの特技で切り抜け任務は完了するが、新たな問題が浮上した。その解決のため、二人はディランの故郷・ランチェスター公爵領へ。『好色家の老いぼれ公爵様』の二つ名をもつディランの父やその愛人たちともうまく付き合おうと意気込むエイヴリルだったが、到着早々、新入りメイドに間違われてしまいー?
美食を求めて旅を続ける元貴族の青年・アルと食いしん坊な聖魔狐の相棒・ブラン。遠い母国グリンデルからドラグーン大公国へとたどり着いた二人は、近くの魔の森に自分たちの家を建て、のどかな生活環境を整えている真っ最中。そんな二人の目の前に現れたのは母国グリンデルの騎士たち。彼らはアルに対し、グリンデルに戻ってほしいと告げてきてー?「僕はグリンデル国に赴くつもりはありません。貴族籍の復活もお断りします」国が狙うほどの膨大な魔力を持つアルが選ぶのは、やはりブランとのスローライフ。問題ごとを振り払いつつ、ブランのお腹を満たす美食探しはどこまでもー!さらに、アルとブランのはじめての出会いを描いたストーリーも巻末に収録!
現代社会では身体像がみなの最大の関心事である…そこでは“元気である”ことを強制されているにもかかわらず、わたしたちは幸福であるかのような幻影を生きているのではないか。活発で、オシャレで、健康であらねばならない、と。身体は制御(コントロール)されるべきで、それをみなに示すべきである、と急かされていないか。こうした理想には裏の側面が潜んでいる。「ストレス」や不安が身体を襲うこともあるからだ。精神分析では、無意識しか語られず、身体には興味が示されないといわれて久しいが、エレーヌ・ボノーはこの誤解を本書の臨床例を通じて解いていく。精神分析においては、身体は言葉(パロール)によって触れられ、触発されるからである。恥辱、制止、重篤な病、過食症、拒食症、恐怖、苦しみ、依存症などは身体への衝撃を明らかに語っている。精神分析家は身体を言葉によってとらえ、身体の不和・言説(dis-corps)を解釈する。そこにこそ、わたしたちは語る身体が望むことを発見する。本書で紹介される臨床事例によって、それぞれの主体がどのように身体を扱い、それについて語っているかを明らかにしている。身体と共になすことは創造的行為なのである。
第一次世界大戦のさなか、実際の聴衆を前にウィーン大学で行われた全二八回の講義録。精神分析の概要を体系的に述べる。入門書であると同時に深く強靭な思考を伝える、フロイトの代表的著作。上巻には第一部「失錯行為」と第二部「夢」を収録する。(全二冊)
藤井聡太「八冠」の前人未到の偉業を詳報
「秀才にして天才」「完全無欠な棋士」
10月16日発売のAERA 10月23日号は、前人未到の偉業を成し遂げた藤井聡太八冠について詳報します。将棋に詳しい著名人もそのすごさを様々な表現で表し、祝福しています。表紙も八冠誕生直後の報道写真です。
藤井聡太「八冠」独占
前人未到の奇跡的な大記録、「八冠」独占を成し遂げた藤井聡太。沸き上がる周囲をよそに、本人はいたって冷静です。「タイトル戦の結果はよかったんですけど、それに見合った力があるかというと、やっぱりまだまだ」と、さらなる研鑽を誓いました。師匠の杉本昌隆八段は「全冠制覇も藤井八冠にとってはゴールではありません」と言うほど、さらに大きな可能性を秘めた21歳。強さはどこにあるのか、これまでの戦いを振り返りながら、また将棋に詳しい識者の分析も交え詳報します。将棋連載「棋承転結」を持つ本誌の蓄積を生かした充実の内容です。
●巻頭特集:大学の就職力
今春の各大学の就職状況が明らかになりました。どの大学の卒業生が、どの企業に入っているのかーー。今年3月卒の全国51大学の学生が、人気110社にそれぞれ何人ずつ入っているのかを一覧にした保存版のデータを掲載しました。「マイナビ・日経2024年卒大学生就職企業人気ランキング」で、理系1位となったソニーグループは、東大と東工大からの学生が各57人と最多です。文系1位のニトリは、早稲田大が35人で最多。意外な企業と大学の組み合わせもあり、表を見ると「大学の就職力」が一目でわかります。インターンと就活はますます早期化し、スタートは「大学3年の夏」となっている実態や、地方国公立大の独自の生き残り戦略なども取材しました。
●ガザ「報復の連鎖」の背景
パレスチナ・ガザ地区のイスラム組織ハマスがイスラエルに大規模攻撃を仕掛け、イスラエル軍が報復を行うという、悲劇の連鎖が続いています。今後この攻撃の応酬がどのような方向に向かうのか、停戦へのカギはどこにあるのか、私たちは考えなければなりません。この地区は歴史的にも複雑な事情を抱えて今があります。なぜ今、攻撃が起こったのか、ハマスやイスラエルの狙いはどこにあるのか、など中東問題専門のジャーナリストが読み解きます。またイスラエル在住の国立ヘブライ大学教授が現地の様子や今後への不安を語るインタビューも掲載しています。
●阪神の強さをOB能見篤史が語る
2位広島に11.5ゲーム差をつけ、圧倒的な強さで18年ぶりにセ・リーグを制した阪神。元阪神のエースで、日本シリーズでの対戦も予想されるオリックスでもプレー経験がある能見篤史さんに、今年の阪神の強さの秘密や10月18日から始まるクライマックスシリーズの行方を聞きました。能見さんが強さのポイントと指摘する岡田彰布監督が取り組んだ意識改革とは、また今季のMVPを挙げるなら誰か、などファンにはたまらない内容です。
●松下洸平×生方美久
松下洸平さんがホストを務める対談連載「松下洸平 じゅうにんといろ」は、脚本家の生方美久さんがゲストのいよいよラスト回です。松下さんが主演の一人を務め、生方さんが脚本を担当するドラマ「いちばんすきな花」もスタートしました。生方さんは地上波の連ドラについて「過小評価されている。連ドラのよさがちゃんと受け継がれていってほしい」と語ります。松下さんは「人の心に刻まれる作品を目指したいなと思っています」と言います。二人のドラマ愛あふれるトークです。またゲスト最終回恒例のそのゲストをイメージした「色」選び。生方さんは何色でしょうか。誌面でご確認ください。
ほかにも、
●精神科病棟に入院したわたし 苦しんだ日々は「変なんかじゃない」
●フィギュアGPシリーズがついに開幕 宇野昌磨、鍵山優真、坂本花織…熱い戦い
●米軍基地の辺野古移設計画 政治力なき国の解決策
●森友改ざん訴訟敗訴を赤木雅子さんに聞く 「裁判官と国はグルだ」
●トップの源流 リコー・山下良則会長
●向井康二が学ぶ 白熱カメラレッスン
●武田砂鉄 今週のわだかまり
●ジェーン・スーの「先日、お目に掛かりまして」
●大宮エリーの東大ふたり同窓会 ゲスト・松本紹圭
●現代の肖像 入山章栄・経営学者
などの記事を掲載しています。
親子で楽しく読めて、中学受験・高校入試の勉強にも役立つニュース月刊誌「ジュニアエラ」。
11月号の特集は、「クイズで学ぶ 47都道府県ランキング」です。
このほか、「原発の処理水を海に流すのはなぜ?」「路面電車LRT 75年ぶり新設」といったニュースも解説します。
スペシャルインタビューには、なにわ男子の道枝駿佑さんが登場。学びと楽しみが詰まった一冊です。
【特集】
「クイズで学ぶ 47都道府県ランキング」
「自転車の出荷額日本一の都道府県は?」--さて、この問題、わかるでしょうか。答え自体も「へぇ〜」というものですが、その理由にもびっくり。なんとルーツは古墳時代にさかのぼるそう!? このように、日本のさまざまなものを「自然・国土」「野菜」「果物」「歴史」「暮らし」などさまざまなテーマ別に都道府県ランキング形式で紹介し、その理由まで深掘りします。ランキングから、「なぜ?」という疑問を考え、歴史や背景を突き詰めていくことで、知識や思考力アップにもつながります。
【ニュースが知りたい】
原発の処理水を海に流すのはなぜ?
8月24日、東京電力福島第一原発の処理水の海への放出が始まりました。2011年の原発事故によって溶け落ちた核燃料を冷やした汚染水が今も増え続けており、処分する必要に迫られていたためです。放出前に、放射性物質を取り除くためにどのような処理が行われているのでしょうか。また、中国は日本産の水産物の輸入停止を決めましたが、それはなぜなのでしょうか。ジャーナリストの一色清さんが解説します。
ハワイの火事 なぜ被害拡大?
ハワイのマウイ島で8月、大規模な火事が起き、大きな被害をもたらしました。街の近くに燃えやすい外来種の雑草が生い茂っていたことや、気候変動による干ばつとの関係も指摘されています。なぜこれほど被害が拡大したのか、朝日新聞記者が解説します。
プリゴジン氏死去 ロシアで何が起きている?
ウクライナへの侵略に参加していたロシアの民間軍事会社・ワグネルの指導者、プリゴジン氏が、搭乗していたジェット機の墜落により死亡しました。ワグネルはロシア軍の別動隊のような役割を担っていましたが、プーチン大統領との間でトラブルを抱えていたといいます。ロシアでいま何が起きているのか、読み解きます。
路面電車LRT 75年ぶり新設
8月26日、栃木県宇都宮市で、次世代型路面電車(LRT)が開業しました。国内で路面電車が新設されるのは75年ぶり、レールを全面新設したLRTは全国初です。LRTとはどんな乗り物なのでしょうか。メリットや課題、全国のLRT構想などを解説します。
【スペシャルインタビュー】道枝駿佑さん
10月スタートの火曜ドラマ「マイ・セカンド・アオハル」でクールな大学生を演じる、なにわ男子の道枝駿佑さん。高校生時代にやり残したことや、道枝さんにとってのアオハル(青春)エピソードなどを聞きました。 読者のお悩みにもアドバイスしてくれています。
【連載】「放課後はまかせて!」HiHi Jets 猪狩蒼弥くん
読者から寄せられた質問に答えるHiHi Jetsの連載、今号は猪狩蒼弥くんが登場。「魚が食べられない」という8歳に、「地道にがんばったほうがいい」と言い、アドバイスした方法とは?
【歴史人物SNS】西郷隆盛
もしも歴史人物がSNSを使っていたら…をマンガで紹介する歴史人物SNS。今号は、明治維新の功労者、西郷隆盛です。薩摩藩出身の西郷は、同じ薩摩藩の大久保利通、長州藩の木戸孝允とともに倒幕運動の中心となり、維新三傑と呼ばれています。江戸城無血開城や新政府樹立などでも活躍した西郷が、新政府を去り西南戦争へと進んでいったのはなぜなのでしょうか。
【そのほかにも、盛りだくさん!】
●一色清の「一色即発」 副大臣と大臣政務官に女性ゼロ
●フンダラ姫のNewsなひとこと
●「クイズ王」に挑戦‼ QuizKnock クイズで1000本ノック
●マンガ コリゴリ博士の暴投ステーション
●はばたけ!スーパー・キッズ オセロ 川副央恭さん
●AI時代のハローワーク 未来のお仕事案内 パン職人
●夕日新聞 日本全国B級ニュース
●子ども地球ナビ スペインの女の子
●のぞき見探偵が行く! チョーク工場
●サイエンス・ジュニアエラ 身近に迫る新たな脅威「PFAS」とは?
●読者のページ ジュニステ
2コマまんがdeあ・そ・ぼ/川柳教室/こなやみ相談室
●旬のたべものレストラン ニンジン
●ニュースのニューシ問題 47都道府県ランキングに関連した問題
●ジュニアエラ検定
●連載・クイズ全員ウソつき
●コリゴリ博士と読む9月のニュース
●パックンのすぐに使えるオモシロ英語