自己のレーベル“NEWS”からアルファへ移っての松山千春の第1作目がこれ。いい声しているのだが、聞くたびに感じるヴォーカリストとしての幅の狭さがやはりここでも。タイトル曲を聞いていると、松山自身への応援歌のように思える。
美空ひばりデビュー50周年特別企画3枚組。昭和30年代末以降の“大歌手”の時代より、生き生きとした若さを感じさせる、それ以前のほうが面白い。歌謡曲がいい意味での何でもありであったからこそ、大衆音楽の主流を占めたことを彼女が証明している。
94〜95年に放映されて人気を集めたアニメ『ママレードボーイ』の主題歌をはじめとする歌モノ楽曲をすべて収録。長い間廃盤状態にあった作品の再CD化とあってファンの注目度も抜群。
79年に『世界名作劇場』で放映された名作アニメ『赤毛のアン』の音楽を網羅した2枚組BOX。大和田りつこ「きこえるかしら」などの歌曲からBGMまで、サントラ未収録曲も含む完全盤だ。
《スーパーヒーロークロニクル》シリーズに、特撮ヒーローものの主題歌と挿入歌を収めた3枚組が登場。第1弾には、『ミラーマン』『人造人間キカイダー』など懐かしい作品のレア音源が満載だ。
母なる温かさがどの曲からもじんじん伝わります。優しくて、ほのぼのした彼女の声を聴きながら過ごす午後は、貧しくても幸せ。めちゃめちゃ安らげる珠玉の2枚組。個人的には天才夫桑田氏の手に成る1枚目の(10)が◎。これを聴かずに死ぬのは圧倒的に損だ。
“ボサ・ノヴァの女王”の登場です。スタン・ゲッツのテナーに乗ってうたうアストラッドの気だるい唱法の(1)の大ヒットによって、ボサ・ノヴァのスタイルは決まってしまいました。未だに彼女のうたは、忙しくて乾いた都会人の心をいやしてくれる。
2枚組ベストで、[1]は79〜84年のシングルAB面、[2]は79〜85年のアルバムからのピックアップ+新曲・で構成。[1](4)(12)(16)は初CD化。80年代女性ポップ・シンガーの、ある種の典型とも言える楽曲と唄い方が、20年の時を経ると新鮮な感じさえすることに驚く。
出世作「火の鳥」からアメリカ移住後の「サーカス・ポルカ」までをまんべんなく収録し、ストラヴィンスキーを知るのに十分な編集となっている。演奏も文句のない豪華なメンバーを揃えている。
「ニーベルングの指環」4部作のハイライト集。音源は60年代に録音され、大きな話題になったカラヤンのもの。歌手陣は当時の一流のワーグナー歌手を揃え、精密で流麗な演奏を繰り広げている。
30年間の作品をまとめた全33曲2枚組。シュガーベイブの「いつも通り」、ソロ第1作の「街」……と日本のソフト・ロックの創成期から徐々に大貫妙子という表現者の輪郭がクッキリとしていくなかで、彼女の世界がドンドン広がっていく様子がチャーミングな唄声に乗って手に取るように実感。
ハスキー・ヴォイスと感傷的な歌詞で70年代にシンガー・ソングライターとしての地位を築いたりりィ。このベスト盤には、ヒットした「私は泣いています」ほかの名曲を高音質にて収録。
人気プレイステーション2ゲーム・ソフトのサウンドトラック集。北島三郎をはじめとする北島ファミリーが集結し、男と女の情感を歌い上げていく。トラック野郎にはやはりド演歌が似合うと再認識した。もしかしたらこのゲームから演歌復活のきっかけとなるかも。