「いやだ!」「ノー!」と言わなければ、結局、身体がわたしたちの代わりに「ノー」と言い始めるだろう。強皮症、慢性関節リウマチ、潰瘍性大腸炎、全身性エリテマトーデス、多発性硬化症等の自己免疫疾患をはじめ、筋萎縮性側索硬化症(ALS)、アルツハイマー病、がん等の病と、成長の過程で無意識のうちに抑圧された感情との関係を、患者へのインタビューを中心に解き明かす。
はっぴいえんどの時代から、ベーシストとして、ソングライターとして一貫して日本のロックの最先端に立ち続けてきた細野晴臣。ソロ活動、ティン・パン・アレー、YMO、HIS…めまぐるしく変貌する多彩な細野サウンドの「謎」を徹底インタビューで解き明かす。
窪塚元就と恋人同士になった里中佳弥は高校3年生に。学校帰りに元就の探偵事務所へ立ち寄る佳弥だったが、そこには晴紀という居候がいた。子ども扱いする晴紀に苛立つ佳弥へ、元就は晴紀を知人で依頼人だとしか言わない。しかもストーカー事件以来、過保護すぎる周囲に憂鬱な佳弥は、元就とも喧嘩ばかりで…!?元就&佳弥の人気シリーズ、全編書き下ろし。
秋の気配が近づくなか、森島新兵衛は家路を急いでいた。駿州沼里で起きた久しぶりの人殺しで、帰りが遅くなっていたからだ。殺されたのは大工の林吉。刺した者は、頬に大きな傷があり右の眉が半分しかない男であること以外にまだ手がかりはなかった。その時突然新兵衛は背後から何者かに斬りかかられる。殺気を含んだうなるような剛剣。新兵衛はその後もたびたび殺されかかる。これは恨みなのか、それとも何かの陰謀なのか…書き下ろしで贈る大好評の「新兵衛シリーズ」、待望の第三弾。
死んだあなたに、また会いたい…親友に妹を託し、日本の新生を信じて戦艦「大和」と共に散った臼淵大尉、最愛の妻に生還を誓ったが、沈没する「大和」に自ら残った小笠原兵曹、「われ亡くも永遠に微笑めたらちねのー」という歌を遺し、人間魚雷「回天」で特攻死した塚本太郎など、愛するものを守るため戦場に散った男たちと、遺された人々の終わりなき鎮魂の旅を描く全十話。戦後六十年、今、また甦る愛と涙のノンフィクション。
村上春樹、80年代の記念碑的長編。
コンパクト図鑑で最も多い1200品種がわかる。「花や木」の名前、咲く時期、花の色、草丈からひけて便利!!香りを楽しむ、食べられるー楽しみ方からも探せる。
東京オリンピックを翌年にひかえた1963年、東京の下町・入谷で起きた幼児誘拐、吉展ちゃん事件は、警察の失態による犯人取逃がしと被害者の死亡によって世間の注目を集めた。迷宮入りと思われながらも、刑事たちの執念により結着を見た。犯人を凶行に走らせた背景とは?貧困と高度成長が交錯する都会の片隅に生きた人間の姿を描いたノンフィクションの最高傑作。文藝春秋読者賞、講談社出版文化賞受賞。
覚醒剤中毒死を疑われ監察医務院に運び込まれた遺体から未知の黒色胞子が発見された。そして翌年の五月、口から黒い粉を撤き散らしながら絶命する黒手病の犠牲者が全国各地で続出。対応策を発見できない厚生省だったが、一人の歴史研究家に辿り着き解決の端緒を掴む。そして人類の命運を賭けた闘いが始まったー。傑作エンタテインメント巨編。
肉食偏重や嗜好料のとりすぎは、健康によくないばかりか、性格形成の上にも、人相の変化の上にも、また人間の“心”にも好ましくない影響を与える。さらに自分の人相を分析してみることによっても、自分の“心”を知ることができる。本書は食物と心と人相の三つの関係を詳しく述べて、運命の好転、人生の幸せを得る方法を具体的に示している。