小児科外来でしばしば遭遇するけいれんやてんかん発作などの緊急性の高い病態と、頭痛や起立性調節障害といった慢性疾患の診療、さらには乳幼児健診での発達の評価まで、脳神経領域は小児科医の必修科目ともいえる。
しかし「神経はニガテ!」と思われる方はかなり多い。
そこで「トリセツ」は神経のむずかしい解剖・生理や専門的な検査を全部省きました!
「神経はニガテ!」な方こそ読みたい、これなら分かる小児神経の手ほどき本
中東、アフリカで今も続く内戦。日本でも中国、韓国、そして北朝鮮とも緊張した関係が続いている。そんな緊迫した情勢の中、「世界の平和をリードするのは日本だ。今こそ日本人の出番だ!」とチベットの精神的最高指導者のダライ・ラマ法王14世は言う。そして平和は、祈りだけではかなえられない、心と科学を統合させることが必要だと強調、法王のたっての希望で日本のトップ科学者8人との対話が行われた。
中東、アフリカで今も続く内戦に政情不安。日本でも中国、韓国、そして北朝鮮とも緊張した関係が続いている。そんな緊迫した情勢の中、「世界の平和をリードするのは、日本だ。今こそ日本人の出番だ!」とチベットの精神的最高指導者のダライ・ラマ法王14世は言う。
そして「平和は、祈りだけではかなえられない、心と科学を統合させることが必要」と強調、法王のたっての希望で日本のトップ科学者8人との対話が行われた。
量子論、遺伝子、ビッグバン、そして般若心経に輪廻転生……討論は白熱する!
これは、2012年11月6日、7日に開かれた「ダライ・ラマ法王と科学者の対話 日本からの発信」の対話録である。
対話に参加した日本の科学者は、
・村上和雄氏(筑波大学名誉教授)、
・志村史夫氏(静岡理工科大学教授)、
・佐治晴夫氏(鈴鹿短期大学学長)、
・横山順一(東大大学院医学系研究科付属ビッグバン宇宙国際研究センター教授)、
・米沢登美子氏(慶應義塾大学名誉教授)、
・柳沢正史(筑波大学、テキサス大学、サウスウェスタン医学センター教授)、
・矢作直樹(東京大学大学院医学系研究科救急医学分野教授)、
・河合徳枝(早稲田大学研究院客員教授)
である。
序章 村上和雄 「今こそ日本人の出番」と法王様はおっしゃった
セッション1 「遺伝子・科学/技術と仏教」
ダライ・ラマ法王 オープニング・スピーチ
村上和雄 「遺伝子オンでいのちを輝かす」
志村史夫 「佛教が唱え、物理学が明らかにしたこと」
セッション2 「物理科学・宇宙と仏教」
佐治晴夫 「“こころ”が結ぶ科学と宗教」
横山順一 「たくさんの宇宙」
米沢富美子 「“あいまいさの科学”と人間」
セッション3 「生命科学・医学と仏教」
柳沢正史 「睡眠の謎」
矢作直樹 「病は気から」
河合徳枝 「“幸福感の脳機能”を測ることは可能か?」
セッション4 「新たな科学の創造への挑戦 〜日本からの発信〜」
安田喜憲(東北大学大学院教授)、棚次正和(京都府立医科大学大学院教授)、大橋力(文明科学研究所所長)
一人ひとりが健康を守り納得いく医療を受け、社会や環境をよりよく変えていくために必要な見方・考え方・行動・スキルのすべてがこの1冊に。大学生を中心に幅広い読者を想定した読みやすくわかりやすい定評の健康読本。COVID-19(新型コロナウイルス感染症)を見据えて改訂!
主要目次
1 健康に生きるとは、健康に生きる力、社会的健康とは
第1章 生涯発達と健康、社会、生き方
第2章 健康に生きる力
2 健康のために何をするか、何が健康を阻害するか
第3章 食と健康
第4章 身体、身体活動、睡眠と健康
第5章 薬品、薬物と健康
第6章 心と体の病気、口腔保健と医療・健康サービス
3 健康に生きていく場、健康を阻害する場
第7章 生活の場<大学、職場、家庭、地域>と健康
第8章 国境を越える人の移動と健康
第9章 環境・自然災害と健康
4 生き方の多様性と選択
第10章 セックス、ジェンダー、セクシュアリティと健康
第11章 病・障害の体験
第12章 老いること、死にゆくこと
第13章 先端医療と医療に関わる社会のルール
5 市民として社会制度を使う、変える
第14章 健康、医療と福祉を支える社会のしくみ
脳波になじみがなく、敬遠しがちな若手医師、医学生、そして他の医療従事者の方々に、脳波が臨床上重要な検査であることを再認識してもらい、いくつかのポイントさえおさえれば、判読も決して難しくないとわかってもらうことを目的に本書を書いた。
本書は、新興医学出版社の医学雑誌「Modern Physician」に『カンタンにできる脳波判読』というお気楽なタイトルで、2005 年 9 月から 2007 年 2 月まで、14 回にわたる連載で呈示した症例を体系づけしてまとめたものである。脳波をカンタンに判読できない著者が、依頼を引き受けてしまい後悔の念にかられながら、まとめ作業をした。
いまさら脳波の本という気もしないわけではない。Ernst Niedermeyer と Fernando Lopes da Silva 著『Electroencephalography:basic principles, clinical applications, and related fields』(Williams & Wilkins)と大熊輝夫先生著『臨床脳波学』(医学書院)の 2 冊があれば、脳波を理解するのに十分だろう。そこで、これは連載の時から意識してきたことではあるが、臨床現場の中で脳波を判読している、その臨場感が伝えられれば、より脳波検査の必要性とその所見の持つ意味を明確にできるのではと愚考し、執筆にあたり、以下の点を心掛けたつもりである。
1)単に脳波所見を紹介するだけでなく、症例の現病歴を紙幅の制約の許すかぎり呈示し、脳波検査が果たす役割や所見の持つ意義を個々の症例の症状との関わりで解説した。
2)いくつかの症例では、症状とともに変化する脳機能の評価には脳波を繰り返し計測する必要のあることを理解してもらうため、治療経過中の脳波の経時的変化を、しつこいくらいに多数の脳波を呈示して解説した。
3)実際の診療では、脳波だけでなく、神経画像などを駆使して診断に至る。このため、多くの症例では MRI、CT および SPECT 所見を呈示し、臨床症状、神経画像そして脳波の三者を総括して考察した。
以上は、特別なことではなく、臨床実践でやられていることそのものであると思う。ところで、その被検者を知らず、脳波判読ができるだろうか? まったく患者背景のわからない脳波を正確に判読できるとは思えない。特に著者のような未熟者では無理である。文字通り顔の見えない脳波判読は苦痛この上ない。本書で紹介した脳波は数例を除きすべての被検者を著者は知っている。そのようなケースだけを選択したため、どうしても片寄りがある。
(序文より)
精神病院とダムの話
身体のリズムと睡眠のリズム
回復のリズムと治療のリズム
治療の滑り出しと治療的合意
服薬の心理と合意
発病の論理と寛解の論理
治療のテンポと律速過程
急性精神病状態──心理的なことから
急性精神病状態──生理的なことから
診断・分類・初期治療
治療を決めるもの
入院治療を決めるもの
往診のすすめ
精神病院開放化の視点変換
気働き文化の力
急性精神病状態の治療原則──家族への援助
急性精神病状態の治療原則──患者への援助(1)
急性精神病状態の治療原則──患者への援助(2)
急性精神病状態の治療原則──患者への援助(3)
外来の工夫・入院の工夫
精神科医についての断章
あとがき
新版あとがき
賢い人は、しっかり休んでいる。休息、睡眠、運動、旅、内省、創造、遊び…「高尚な余暇」こそが、あなたの“本当の力”を引き出す!「忙しい」ことは有能さの証明にはならない。働く時間は減り、“生産性”が上がる。米国Amazonの多数分野でベストセラー獲得!燃え尽き寸前の現代人を救う実践ガイド、日本上陸!世界の賢人35人に学ぶ、忙しさを手放して成功する方法。
「脳」「心」「行動」の関係をわかりやすく解説した、心理学と脳科学をつなぐ入門書
心とは何か、どこにあるのか? 脳と心の視点から生き方を考えてみよう!
行動を続けることによって脳は変化するのか、それが心のはたらきとどう関係するのか、多くの事例や研究成果をもとに迫っていく。また、それを、趣味、勉強、育児、教育など、身近な日常生活の課題と結びつけ、生きていくことに役立つ視点も提供する。
●著者紹介
坂本 敏郎(さかもと としろう)
京都橘大学総合心理学部 教授 博士(心理学)
専門は、実験心理学、行動神経科学
著書に、『臨床心理学と心理的支援を基本から学ぶ』(北大路書房、分担執筆)、『神経・生理心理学ーー基礎と臨床、わたしとあなたをつなく心の脳科学』(ナカニシヤ出版、共編著)、『心理学概論ーーこころの理解を社会へつなげる』(ナカニシヤ出版、共編著)など
上北 朋子(うえきた ともこ)
京都橘大学総合心理学部 教授 博士(心理学)
専門は、実験心理学、行動神経科学
著書に、『動物心理学入門ーー動物行動研究から探るヒトのこころの世界』(有斐閣、分担執筆)、『神経・生理心理学ーー基礎と臨床、わたしとあなたをつなく心の脳科学』(ナカニシヤ出版、共編著)、『心理学概論ーーこころの理解を社会へつなげる』(ナカニシヤ出版、共編著)など
すべての看護の基礎となる看護技術を、写真やカラー図版を豊富に用いて解説したテキスト。個別性を考慮し、科学的根拠に裏付けられた援助技術を目的、留意点、倫理面にも配慮しながら具体的かつ視覚的に学ぶ。
はじめに
私は弘前大学医学部を卒業した後,同大学神経精神医学講座に入局し精神科医になりました.手っ取り早く一人前の医師になるためには,精神科の薬物治療のスキルを向上させることを第一に考えました.大学院に入り,臨床薬理学で学位を取得し,スウェーデンのカロリンスカ研究所臨床薬理学教室にも留学をしました.帰国後も弘前大学医学部附属病院で臨床精神薬理学に従事してきました.臨床精神薬理学とは精神疾患のどのような患者さんにどの薬がどのように効くのかを検討する学問です.臨床精神薬理学の研鑽とともに臨床経験を手に入れるため,年間のべ7,000人という数多く患者さんを診察してきました.そこで研究活動と臨床経験でわかったことは,西洋薬はある特定の患者に一定の効果しかもたないこと.さらに,多くの患者に不快な副作用が出ることです.そこから外れた人に対する治療法を持っていないことです.この問題を解決するために,精神療法や電気けいれん療法,光治療などにも手を出し,治療の選択肢を増やしましたが,いずれも一般診療への普及という点では問題がありました.
私は学生時代に弘前大学医学部東洋医学研究会に所属していました.この会は相当マニアックで1年間で傷寒論を通読することを目標にしていましたが,毎年少陽病のあたりで挫折することを繰り返していました.この苦い経験からすっかり漢方嫌いになってしまい,最近まで漢方薬は臨床でほとんど使用しませんでした.それでもいくらか「証」の考え方は自然と身に付いていたようで,精神科臨床ではリスペリドン証,オランザピン証という考え方を無意識に行い,それを薬理学的機序で説明しようしていたのかもしれません.
私と漢方との再会は,新見先生の「フローチャート漢方薬治療」との出会いです.後輩がいつも持ち歩き,たまたま診察室に置き忘れていたのをチラ見しました.学生時代にすっかり嫌気がさしていた難しい漢方理論を無視する画期的な書物でした.西洋薬で効果が出ず困っていた何名かの患者に「フローチャート漢方薬治療」を見ながら試しに漢方薬を出しました.劇的に効いたのは「半夏厚朴湯【はんげこうぼくとう】【●16】」と「酸棗仁湯【さんそうにんとう】【●103】」と「抑肝散【よくかんさん】【●54】」でした.そこから徐々にいろいろな症例に漢方薬を試すようになっています.西洋薬では対処しきれない症状に対して簡単に解決してくれることが多くなり臨床家としての治療の幅が広がったと実感しています.今回は私の臨床経験の紹介に過ぎませんが,今後は漢方における西洋医学的エビデンスを構築し,一般臨床医に受け入れやすい科学的根拠に基づくガイドラインを作成したいと考えております.
2019年2月
古郡規雄
著者累計発行部数240万部超え! 脳内物質を利用した究極の仕事術が待望の文庫化。
仕事に必要なやる気、集中力、学習力、記憶力……そうした人間の能力について、脳のどの部分がどのように関与しているのか? それぞれを高めるためには何をしたらいいのか?
この本では、精神科医の著者が、仕事の精度と速度を上げるための具体的な方法を、科学的根拠に基づき紹介していきます。
鍵となるのは7つの脳内物質(ドーパミン、ノルアドレナリン、アドレナリン、セロトニン、メラトニン、アセチルコリン、エンドルフィン)。
これらの奇跡の脳内物質の働きを知ることで、仕事は劇的に変わります!
単なる精神論のビジネス書とはおさらばして、あなたも科学的根拠をもとに脳を活性化させる仕事術を始めてみませんか?
看護独自の機能を明確にした本書は、世界中の看護師にとってのバイブルです。
人気シリーズに特別編が登場。80〜90年代に東映が制作した『特撮ヒロインファンタジー』の主題歌・挿入歌を3枚組にまとめたもので、入手困難な音源を多数含むファン垂涎のアイテムだ。
子どもも大人も経験と学習で脳は変わる。ヒトの脳が学習効率を上げるには、注意・能動性・フィードバック・睡眠の4つの機能と、それらを最大限発揮する時期の組み合わせがポイントだ。計算や楽器の習得でランダム練習が効果的な理由、先生が指示しすぎないことで子どもの気づきを促す仕組み、大人の学び直しや再チャレンジが有効な神経科学的根拠など、学ぶ人、教える人の双方に心強さを与える知見を紹介。幼児教育から生涯学習まで、21世紀の教育を脳から提案する。
大人気VTuber「HIMEHINA」初のASMR CDが発売!