日本のほぼ中央にそびえ立つとともに、日本人の心の真ん中にそびえる美しい山・富士山。富士山は古来より日本人の精神の拠り所として、また、文化の源泉として、常に私たちとともにありました。そして、そんな富士山がもつ高い文化的価値の全貌を初めて明らかにし、世界の人々に強く訴えかけたのが、「認定NPO法人 富士山を世界遺産にする国民会議」および「富士山世界文化遺産登録推進静岡・山梨両県合同会議」によって、そのモットーである「いつまでも富士山を世界遺産に」公式本として刊行された本書でした。
大正期の新興美術運動、プロレタリア美術、占領期の美術動向から1950年代の伝統論争まで、前衛芸術の歴史を概観する野心作。
エマーユとは、フランス語でエナメル七宝のこと。パリやリモージュ地方において、ナポレオン3世時代やアール・ヌーヴォー期に制作されたエマーユを中心に掲載した作品集。
イタリア・ルネサンスの美術を知るうえで最も重要、かつ読み物としての面白さを兼ね備えたヴァザーリの『芸術家列伝』は、ダンテの『神曲』とならぶ古典として知られている。その中より後期ルネサンスを代表する六名の画家の伝記を収録。
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『シミュレーショニズム』『日本・現代・美術』をはじめ、膨大な執筆活動を通じて日本の現代美術論の言説を構築してきた椹木野衣による本書は、美術のジャンル解体と新たな批評を切り拓いた『後美術論』(2015年)、3.11後、震災や災害の多い風土から「日本列島」の美術を捉え直した『震美術論』(2017年)に続く第3部であり、ウェブマガジン『ART iT』での連載「美術と時評」で書かれた15年に及ぶ批評選集である。
3.11以降、東日本大震災と福島第一原子力発電事故を起点に評論を行なってきた筆者にとって、振り返ればそれらはすべて、人類の歴史が終焉を迎えたあとの時代へ向けて投げかけられた「末世の芸術」をめぐる批評であったという。
この無人類のための芸術を見据えていた先達として、本書ではまず中原佑介、石子順造、花森安治、浅田孝、磯崎新の営みを取り上げている。ついで核/原子力をめぐる思索と制作を行う岡本太郎、飴屋法水、Chim↑Pom from Smappa!Group、また3.11により故郷を失った赤城修司や、見に行くことができない展覧会「Don’t Follow the Wind」の展開など、核災害と表現との関係についての考察を深めていく。そして本書の中心部では、1985年の日本航空墜落事故を扱った批評的戯曲『グランギニョル未来』を含め、映画作家の大林宣彦、成田亨、三上晴子、そして岡崎京子や村上春樹の小説まで、死者や声なき人々、様々な分野の人々との批評的交感を試みた。
グローバル化した世界を前提とする今日のアートに疑義を投げかけ、「真の意味でドメスティックであること」を無人類のための芸術の条件に据えた本書は、そこから日本の美術を新たな視点で立ち上げ直そうとする試みの軌跡である。
本書は、東京藝術大学音楽学部の2012年度(平成24年度)から2016年度(平成28年度)まで、5年間の入試問題を収載した過去問題集です。2017年度問題は一部の問題が非公表であったため、全科公表最終年までの収載となります。科目は、楽典、聴音、新曲視唱、リズム課題、和声、厳格対位法、コラール課題、自由作曲、ピアノ新曲、国語、英語、小論文、学力検査になります。東京藝術大学音楽学部はその後、過去に遡り一部の問題を非公表としており、本書ではその非公表の問題まで傾向把握と対策が可能です。楽典、国語、英語、学力検査には詳細な解答例・解説を付けています。また、和声、ソルフェージュ問題には、傾向と対策を付けています。(2018年6月。その後2018年7月に、東京藝術大学音楽学部の問題は過去に遡って公表されました)。
学校案内(2017年)
検査内容(2018年)
2016年入試問題
2015年入試問題
2014年入試問題
2013年入試問題
2012年入試問題
デザインと芸術の第一線で活躍する3人が日本文化の可能性を語ります! ●芳澤 六十歳になった今、しみじみ思うことは、自分の目標や目的はありますが、もう一つのテーマとして、若い人との接点を大切にして、責任ある世代として、伝えられることを伝えていきたいなと思います。 ●柳本 子どもや学生に何かを教えると、青年たちがすごく悲観的だと感じます。ですから、こちらが教えるということではなく、未来は明るいよということを伝えるだけでもいいのかもしれないし、それが大切なときではないかと思っています。 ●栗原 日本という国には、よさがたくさんあると分かってきているわけですから、若い世代の人たちにも、その日本文化のよさに気づいてほしいと思います。私たち世代が、若い世代に向けてそのことを発信しなくてはいけないとも思います。(本文より)
ドビュッシー、シェーンベルク、
バルトーク、ストラヴィンスキーの音楽を
〈作曲行為〉と〈音組織〉の観点から考察!
ルネッサンス以来のヨーロッパが
歴史上かつてない変動にみまわれた時期、
〈現代〉が始まる直前の〈近代〉として区分される
時代およびそれ以降の音楽文化の変容を、
トーマス・マンの小説『ファウストゥス博士』
の主人公、作曲家アードリアーンを象徴として、
激しく変貌していった音楽芸術の特色を語る。
難波弘之(ミュージシャン、東京音楽大学教授)氏、推薦!
帯文予定!
※ 本書は『アードリアーンの音楽』(1979年)を
改題、増補改訂した新版です。
はじめに
第一章 アードリアーンの時代
一 「ファウストゥス博士」
二 アードリアーンの時代
三 架空の作品と現実の作品
第二章 ヨーロッパ音楽の音組織
一 調性音組織と現代の音楽文化
二 旋法について
三 和声について
四 拍子について
五 その他の特質について
第三章 モンタージュされた作曲家たち
一 危機への創造的解答を求めて
二 クロード・ドビュッシー
三 アーノルト・シェーンベルク
四 ベーラ・バルトーク
五 イゴール・ストラヴィンスキー
六 〈作曲〉行為としての現代芸術音楽
第四章 アードリアーンの死のあとに
一 現代芸術音楽のカオス
二 音楽文化のライフサイクル
三 アメリカ民衆音楽系の誕生
四 ヨーロッパ芸術音楽の終焉と音楽文化の再生
終章 現代日本の音楽文化
一 東西二洋の音楽の遭遇
二 日本のアードリアーンとその子供たち
(増補)
「現代音楽と基本的音感覚」「L.W. メーソンの和声教育」
「日本のアードリアーンー山田耕筰と20 世紀ヨーロッパ音」
注、参考文献
21世紀の芸術に激烈に今の生きて挑戦する鬼才、岡本太郎の魂!
西欧文明の展開を芸術,哲学,科学と工業技術等の偉業を通して考察し,人間の創造的営為と時代精神とのかかわりを生き生きと描く。口絵=カラー48頁・モノクロ238点
名作の背後に隠された切ない恋の三角関係
19世紀を生きた音楽家メンデルスゾーンと作家アンデルセン。育ちも容貌も全てが正反対の二人をつなぐのは、神の声を持つ歌姫だった。「結婚行進曲」や「醜いあひるの子」に隠された悲しい恋の物語。
「シルクスクリーン」とは、版に開いた孔(あな)にインクを刷り落とすことで、文字や絵を描出できる「印刷技法」です。この特性から、「孔版(こうはん)」とも呼ばれています。
現在ではより高度に機械化されたものは電子機器基盤の製造に用いられているほか、オリジナルTシャツづくりなどでも重宝されています。
シルクスクリーンは1900年代初頭にイギリスで考案され、その後長きにわたって商業印刷の分野で用いられてきました。美術においては、1960年代にアメリカでアンディ・ウォーホルらが生み出したポップ・アートの作品をきっかけに、シルクスクリーンへの注目が高まります。日本では特に1970年代に多くの美術家たちがシルクスクリーンに取り組み、ユニークな作品を次々と生み出しました。
海外生まれの技法、という印象が強いシルクスクリーンですが、実はそのアイディアの元となったのは、日本の型染でした。型染が影響を与えたのは、シルクスクリーンだけではありません。1880年代末には発明王トーマス・エジソンによって、同様の原理の「ミメオグラフ」という印刷機が開発されています。それが明治期の日本に伝わって生まれたのが「謄写版(とうしゃばん)」です。版を描画する時の「ガリガリ」という音にちなんで、「ガリ版」とも呼ばれました。
本特集では、これまであまり知られていなかった、シルクスクリーンと謄写版の歴史を、明治期から1990年代にかけて、重要な作品とともに辿ります。
その上で、現在もコンテンポラリーアート、版画制作、イラストレーションなど、多様な分野で「シルクスクリーン」を用いて活躍している50代以下の作家たちを紹介します。
今ほど芸術文化振興が求められている時もない。
助成する側は、どのようなビジョンにもとづき創造活動を支援するのか。助成を受ける側に何を求め、どのように審査し、評価しているのか。
一方、助成を受ける側にとって、それらは何をもたらすのか。
英国のアーツカウンシルを例に、その制度や組織の実情をとらえ、芸術文化助成のあり方を読み解く。
現代はどう解釈されるべきか。思想、哲学、カルチュラル・スタディーズ、社会学から文芸批評までー。価値多様化・文化多極化の激動する現代を明確に読み解く、重要キーワード350余項目。