最高の音で楽しむために!
初出! ケンペ&バイロイト1962/『神々の黄昏』(4CD)
1962年バイロイト音楽祭でのケンペによる『指環』が分売で登場。このケンペ2年目の『指環』のライヴ音源は、同上演にフリッカ役で出演もしていたアメリカのメゾソプラノ、グレース・ホフマン[1921-2008]の状態の良いコレクションから提供されたもので、これが初出と思われます。
戦後バイロイトの『指環』上演といえば、1951年から1958年まで兄ヴィーラント・ワーグナーの演出が一貫して用いられており、指揮者にはクナッパーツブッシュ、カイルベルト、クラウス、カラヤンという面々が起用されていました。その後、『指環』無しの1959年を経て、1960年には、弟のヴォルフガングの新演出による『指環』がスタート。この新たな『指環』を任されたのが1957年にコヴェントガーデンの『指環』を大成功に導いていたルドルフ・ケンペで、1960・1961・1962・1963年の計4年間に渡ってバイロイトの『指環』を指揮することになります。
初年度1960年の『指環』はすでにリリースされており、歌手たちが生き生きとしたケンペならではの上演を楽しむことができましたが、今回はその2年後のものということで、歌手の違いや音質の違いが気になるところでもあります。(HMV)
【収録情報】
・ワーグナー:『神々の黄昏』全曲
ハンス・ホップ(ジークフリート)
ニルソン(ブリュンヒルデ)
オタカール・クラウス(アルベリヒ)
ゴットローブ・フリック(ハーゲン)
マルセル・コルデス(グンター)
ユッタ・マイファールト(グートルーネ)
マルガレーテ・ベンツェ(ワルトラウテ)
エリーザベト・シュルテル(第一のノルン)
グレース・ホフマン(第二のノルン)
マルガレーテ・ベンツェ(第三のノルン)
グンドゥラ・ヤノヴィッツ(ヴォークリンデ)
エリーザベト・シュヴァルツェンベルク(ヴェルグンデ)
ジークリンデ・ワーグナー(フロースヒルデ)
バイロイト祝祭管弦楽団
ルドルフ・ケンペ(指揮)
録音時期:1962年8月1日
録音場所:バイロイト祝祭劇場
録音方式:モノラル(ライヴ)
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