川相鉄太は10歳のときに引っ越してしまった堀切稜と将来を誓っていた。7年後再会を果たすが、天使のように可憐だった稜はみごとに綺麗で格好よく成長。想像を超える稜の成長ぶりに鉄太は呆然となるが、恋心を確認しあう。でもベッドで2人は自分がリードすると譲らない。稜との関係において自分が押し倒される側になるなんて思ってもみなかった鉄太は屈辱を覚えるが、稜もまた、鉄太のことを可愛いと思って体を鍛えて頑張っていたというのだ。稜に抱かれて複雑な気分の鉄太はー。
理論物理学者エルヴィン・シュレーディンガーの著作『生命とは何か』は、分子生物学の発展に大変大きな影響を与えた。本書は、その本のもとになった講義の50周年を記念し、多岐にわたる分野から第一級の科学者たちが同じダブリンのトリニティカレッジに集まり、それぞれの視点から、生物学の中心的な問題や生命科学の今後の発展について、当時のシュレーディンガーの講義さながらに講演したものをまとめたものである。
「熱処理技術便覧」(日本熱処理学会編)を基本にして用語を抽出して不足している用語を新たに補充した熱処理用語辞典。配列は見出し語の五十音順、記述は、見出し語、見出し語対応の英語、解説の順。巻末に欧文索引が付く。
ぼくは十三歳。小さな町の中学校に通っている。一昨年、母さんが死んだ。友達はいない。作る気もない。だけど、恋をしてしまった。三つ年上の、とびきりの美少女に。ぼくの周囲では、陰惨な事件が次々に起きる。まず自宅で親友が殺され、中学校の校内ではさらに奇怪な殺人事件が。そしてぼくは、自分が恋している相手が、神のような推理力をもつ名探偵であることを知ったのだった。でも…。緻密に練られた本格の野心作にして、鮮烈なる青春ミステリー。堂々の開幕。
本書は、まず音、熱、空気、光、という各環境要因ごとに心理生理研究との関係について紹介するが、それだけにとどまらず、総合的なアプローチとして、景観評価に関する異文化間比較研究、複合環境評価研究、統計手法についてトピックス的に取り上げており、さまざまな切り口から環境心理生理学研究についての情報を提供している。
高校の延長のつもりでいるといつのまにかついてゆけなくなる物理化学。つまずくきっかけの熱力学を中心に、平衡、速度論などすべての基礎となる知識が絶対わかる。
馬鹿だった幼なじみの一誠は、今や年俸1億のプロ野球選手。強引な彼に軟禁され、同棲生活に突入してしまった英典は、毎晩のおつとめに腰がガクガク。一誠がキャンプインしたのを幸い編集の仕事に精を出すが、アナル好きの女装作家や、お坊ちゃんSM作家など、クセのある官能小説家に迫られ、「魔性の男」と呼ばれる始末!さらには一誠までもが編集部に乗り込んできてー!?一大センセーションを巻き起こした、あのラベンダー書院物語が帰ってきた。
京都議定書が発効し、CO2排出量削減の具体策が国、業界、企業として緊急の課題です。そのような状況のなか、身の回りにある「空気の熱」を利用するヒートポンプ技術を利用した機器(家庭用給湯器、ターボ冷凍機、エアコンなど)は、原子力発電所同様に燃焼部分がなく、CO2を排出しないため、ユーザーサイドの地球温暖化対策技術として注目されています。本書は、他の機器に比べて、省エネ・省CO2対策面で格段に有用で将来性の高い、しかも現実的な温暖化対策技術であるヒートポンプについての入門書です。
ルポライターの矢上は、父の無実を証明するため父が殺したとされる被害者の息子・浅倉に取材と称して近づいた。彼に正体がバレ、首を突っ込むなと脅されながらも調べを進める矢上。だが、見知らぬ男たちからの脅迫、拉致と身辺が騒がしくなり、浅倉が真犯人ではないかと疑い始める。その一方で怜悧な瞳の奥に熱情を潜ませた男に、惹かれてしまう感情を抑えることができず…。
廃棄物問題とリサイクル、太陽光に代表される天然資源の活用から、全世界地球規模で早急な対応が迫られている循環型社会への提言。
人類は紀元前の昔から、身の周りにある“なぜ”を解き明かそうと挑んできた。その物理と化学における成果をまとめたのが本書である。ニュートン力学から熱力学、相対性理論、量子力学、超ひも理論、化学結合、有機化学、元素、化学変化など、その概要から理論の発展までを解説しているので、ワクワクしながら楽しんでほしい。
本書は、基礎と応用および理論と実験の両面から、現代固体物理学の立体像をバランスよく描いた好評テキスト『固体物理学』の改訂新版!前半の7つの章で、化学結合・結晶構造・格子力学・バンド理論など伝統的な1電子近似の固体論が体系的に記述され、後半の5つの章では、近年特に発展著しい磁性や超伝導および半導体物理等の分野が詳しく解説されている。章末につけられた17編のパネルでは、先端分野の実験で用いられる代表的な物性測定法およびその原理が詳述され、本文の理解を深めるとともに、より高度な研究への糸口を示唆している。
温暖化に懐疑的だった著者が、世界じゅうの科学者を訪ね歩き、目の当たりにした地球-それは、一刻の猶予もならぬ危機的状態だった。いますぐ食い止めないと、地球は転換点を超えてしまうだろう。…私たちは、穏やかな気候の地球に生きる最後の世代になるかもしれない。
クリーンで無尽蔵、さらに環境にやさしい、太陽エネルギーを使った様々な発電。太陽光発電、太陽熱発電、太陽光による水素製造、そして未来の宇宙太陽発電、人工太陽発電までを紹介。エネルギー活用の基礎を学びつつ、技術への理解も進むようになっています。