令和時代を迎え、大幅改訂増補!
皇室からの小さな贈り物……明治初期、宮中晩餐会の引出物としてはじまった掌サイズの美しく、粋な工芸品「ボンボニエール」(元は菓子器)を学術的に研究・紹介。貴重な画像をふんだんに使い、皇室文化としての変遷を、明治初期から現代まで、関連する事象などにも目配りしながら丁寧にたどる。たんなる「引出物」ではなく、皇室の文化的使命の一翼を担い。華やかな意匠が施された工芸品として、独自の発展を遂げたボンボニエールを様々な角度から考察した唯一の本格的研究書。オールカラー。
はじめに
1 贈り物のはじまり
1 近代国家への歩みとともに〜西欧化の波
2 鹿鳴館
3 洋食のはじまり
4 ボンボニエールの登場
5 皇室オリジナルデザインボンボニエールの登場
2 ボンボニエールを見る
1 素材から見る歴史的変遷
2 家紋を見る
3 文様を見る
4 さまざまな形を見る
5 開けてみる
6 刻印を見る
7 史料から見る
8 比べてみる
9 作り置きされたボンボニエール
10 同じデザインのボンボニエール
11 誰がデザインを決めるのか
12 広がりを見る
13 李王家紋ボンボニエール
14 弔事の際のボンボニエール
3 ボンボニエールをいただく
1 宮中の正餐会でいただく〜招待状を読み解
2 大礼でいただく
4 現代へ続くボンボニエール
おわりにーーボンボニエールの広がり、多様性
コラム 1 和装から洋装へ〜大礼服
コラム 2 明治宮殿の洋食器〜今に続く精磁会社製品
コラム 3 なぜ銀製なのか
コラム 4 西欧化の中での国産品重視〜皇后の思召し
コラム 5 宮家の家紋
コラム 6 お印一覧
コラム 7 中には何が入るか〜金平糖?
コラム 8 菓子以外が入ると考えられるボンボニエール
コラム 9 立太子礼はいつもの
コラム10 李王職美術品製作所
コラム11 おもてなしへのお返し〜答礼のボンボニエール
コラム12 深川製磁のボンボニエール
コラム13 ボンボニエールのデザイン画
改訂版の刊行に際してーーボンボニエールを取り巻く状況報告
レスピーギ:劇的交響曲、『ベルファゴール』序曲 ネシュリング&リエージュ・フィル
SACDハイブリッド盤。ジョン・ネシュリング指揮リエージュ・フィルによるレスピーギの管弦楽作品集。最新盤には『劇的交響曲』と歌劇『ベルファゴール』序曲が収録されました。
1914年に完成した『劇的交響曲』は演奏時間1時間ほどの3楽章構成の大曲。冒頭のティンパニの連打から強烈なインパクトをあたえ、そのテーマがリズムのパターンとして幾度も登場する重厚なオーケストレーションが魅力的な作品です。歌劇『ベルファゴール』序曲も冒頭からエネルギーが大爆発。レスピーギらしいキャッチーな旋律が印象的です。
ベルギーのオーケストラでありながらフランスを思わせる華やかなサウンドが魅力のリエージュ・フィルですが、ネシュリングの熱いタクトで一層華々しい演奏を展開しております。(輸入元情報)
【収録情報】
レスピーギ:
● 劇的交響曲 (1913-14)
● 歌劇『ベルファゴール』序曲 (1924)
リエージュ・フィルハーモニー管弦楽団
ジョン・ネシュリング(指揮)
録音時期:2015年4月
録音場所:ベルギー、リエージュ、フィルハーモニーホール
録音方式:ステレオ(DSD/セッション)
SACD Hybrid
CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD 5.0 SURROUND
Disc1
1 : I. Allegro Energico
2 : II. Andante Sostenuto
3 : III. Allegro Impetuoso
4 : Belfagor Overture
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ピエール・ブーレーズ/シェーンベルク:グレの歌
【収録情報】
● シェーンベルク:『グレの歌』
ジェス・トーマス(テノール/ヴァルデマール)
マリタ・ネイピアー(ソプラノ/トーヴェ)
イヴォンヌ・ミントン(メゾ・ソプラノ/山鳩)
ジークムント・ニムスゲルン(バリトン/農民)
ケネス・ボーウェン(テノール/道化クラウス)
ギュンター・ライヒ(語り)
BBCシンガーズ
BBCコーラル・ソサエティ
ゴールドスミス・コーラル・ユニオン
ロンドン・フィル合唱団の男声メンバー
BBC交響楽団
ピエール・ブーレーズ(指揮)
録音時期:1974年10-12月
録音場所:ロンドン
録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)
● ルーセル:交響曲第3番ト短調 Op.42
ニューヨーク・フィルハーモニック
ピエール・ブーレーズ(指揮)
録音時期:1975年12月
録音場所:ニューヨーク、マンハッタン・センター
録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)
Remastered from the original analogue tapes by Michael J. Dutton
Multi-ch Stereo
All tracks available in stereo and multi-channel
SACD Hybrid
CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUND
Powered by HMV
NHK番組のドラマ&テーマの有名曲を集めました。最新の楽曲から懐かしいあの曲まで、原曲のエッセンスをやさしいアレンジで収載。
おなじみのテーマ曲やスペシャル番組、朝の連続テレビ小説主題歌など、みんなが知っている名曲の数々を弾きやすい演奏レベルにアレンジしました。
思いもよらず父から受け継いだ会社。慣れない社長業にプレッシャーの毎日。そんな心も身体もガチガチになってしまったヨーコを救ってくれたのは、6匹の子猫たちとの出会い。生まれたばかりの子猫たちを世話するなかで気づかされた「生きる力」、「勇気」、「愛」。
今度の舞台は高層タワー!!ビルの中にはりめぐらされた迷路を攻略して屋上にかがやく秘宝を守れ!
私たちは民主主義体制のなかにいるが、民主主義的に統治されているとはいえない。この大きな乖離が今日の幻滅を生み出している。執行権の力が強大化し、「民主主義の大統領制化」が進むなか、民主主義の難問にどう答えるか。
いま民主主義が直面する大きな問題は、人々が政治参加できる手段である選挙が、執行者を選ぶだけのものになっていることだ。そうした「承認の民主主義」では、人々は「一日限りの主権者」でしかない。民主主義を自らの手に取り戻す「行使の民主主義」のためには何が必要だろうか。
権力の中心が立法権から執行権へと移行する統治の歴史を明らかにし、新たな民主主義の展望をひらく。ロザンヴァロンの民主主義論の総決算。
「良き統治」とは何か (宇野重規)
序 新しい民主主義への移行
I 執行権ーーその問題含みの歴史
1 法の聖別と執行権の格下げ
2 非人格性の崇拝とその変容
3 執行権の復権の時代
4 二つの誘惑
II 民主主義の大統領制化
1 先駆的な経験ーー1848年とワイマール共和国
2 ドゴール的例外から大統領制化の普及へ
3 不可避的かつ問題含みの点
4 非自由主義の規制
III 被治者のものとなる民主主義
1 被治者と統治者の関係
2 理解可能性
3 統治責任
4 応答性
IV 信頼に基づく民主主義
1 良き統治者の諸相
2 真実を語ること
3 高潔さ
結論 第二段階の民主主義革命
訳者あとがき (古城毅)
原註
索引
恒久平和の実現のため、共通法を打ちたてるという本書の構想は、時を経てヨーロッパ連合の基盤として結実する。
【教科書。解答は付属せず。】