ヨーロッパのキリスト教徒や知識人たちにもっとも広く読まれてきた『ユダヤ古代誌』。天地創造から説き起こし、紀元後66年のユダヤ戦争直前までの記述で終わる全20巻は、ヨセフスが敗軍の指揮官のひとりとしてローマに降ったのち、皇帝の厚遇のもとに書かれた。政治的には親ローマ派であり、思想的にはユダヤ教、ユダヤ文化の弁護者であったヨセフスの大著は、ユダヤ史を知るうえできわめて貴重な史料であるばかりでなく、イエスと同時代の散逸した記述を数多く含む文献として、キリスト教徒たちの関心をひきつけてきた。原著1〜4巻までを収める文庫版第1巻は、天地創造からアブラハム、イサク、ヤコブ、ヨセフをへてモーセの事蹟に言及する。
凡例
序章
第一部 『梧桐雨』雑劇の作品世界
第一章 『梧桐雨』雑劇の晩秋の季節
一 『梧桐雨』雑劇第二折に描かれる晩夏と晩秋の季節
二 『梧桐雨』雑劇第三折に描かれる晩秋の季節
三 『梧桐雨』雑劇第四折に描かれる「秋夜梧桐雨」
第二章 『梧桐雨』雑劇における楊貴妃と嫦娥
一 玄宗と楊貴妃のなれそめについて
二 玄宗の中秋月宮行の物語
三 「十美人」について
四 『梧桐雨』雑劇における月宮行の物語の意味
第二部 『天宝遺事諸宮調』初探
第一章 『天宝遺事諸宮調』の物語展開と季節描写
一 「遺事引」によってわかる物語展開
二 晩秋の季節への改変
三 春の季節で描かれる套数
四 初秋と中秋で描かれる套数
おわりにーー作品全体の季節の流れーー
【附表】『天宝遺事諸宮調』の物語展開、及び現存する套数
第二章 『天宝遺事諸宮調』における寓意的表現ーー海棠と蓮を中心としてーー
一 物語展開の寓意が込められた季節描写
二 海棠の描かれ方
三 ハスの描かれ方
四 楊貴妃の足と亡国の関係
五 桃と柳の描かれ方
第三章 『天宝遺事諸宮調』の輯録状況
『天宝遺事諸宮調』輯録状況表
第三部 謡曲『楊貴妃』と中国文学
第一章 元雑劇に描かれる楊貴妃ーーおよび謡曲『楊貴妃』との関連についてーー
一 先行研究など
二 元雑劇に描かれる楊貴妃
三 謡曲『楊貴妃』との関連
第二章 謡曲『楊貴妃』の構成
一 各作品との比較
二 中国の作品に描かれない内容について
第四部 恋愛を描く関漢卿の雑劇
第一章 関漢卿の恋愛劇における〈もの思い〉の位置
一 恋愛劇の二つの流れ
二 恋愛劇の構成要素の配置
三 恋愛劇の構成と〈もの思い〉の位置
四 〈もの思い〉と風景
五 恋わずらいと自意識との葛藤
第二章 女性の嫉妬から見た関漢卿の恋愛劇
一 関漢卿と恋愛劇
二 関漢卿の恋愛劇に描かれる正旦の嫉妬
三 正旦はなぜ嫉妬するのか
四 『董解元西廂記諸宮調』の鶯鶯の嫉妬
五 負心劇の描く理想の結婚
六 散曲に描かれる女性の嫉妬
第五部 三国劇にみる中国伝統演劇の一貫性
第一章 元雑劇における関羽の神格化の表現
一 亡霊としての関羽
二 人であり神である関羽
三 死後に神になる存在としての関羽
四 領主として領民を守る関羽
五 神として祭られる関羽
六 ト書きの表記
第二章 二十一世紀の京劇と三国志
一 京劇と三国志
二 三国劇の新編劇
三 二十一世紀の三国劇の特徴
四 今後の展望
第三章 京劇の伝統劇における三国志
一 人物形象の類型化と三国志の人物
二 三国志の物語の描かれ方
三 崑曲の演目について
終章
主な参考文献
初出一覧
あとがき
索引
ヨーロッパのキリスト教徒や知識人たちにもっとも広く読まれてきた『ユダヤ古代誌』。天地創造から説き起こし、紀元後66年のユダヤ戦争直前までの記述で終わる全20巻は、ヨセフスが敗軍の指揮官のひとりとしてローマに降ったのち、皇帝の厚遇のもとに書かれた。政治的には親ローマ派であり、思想的にはユダヤ教、ユダヤ文化の弁護者であったヨセフスの大著は、ユダヤ史を知るうえできわめて貴重な史料であるばかりでなく、イエスと同時代の散逸した記述を数多く含む文献として、キリスト教徒たちの関心をひきつけてきた。原著12〜14巻までを収める文庫版第4巻は、『聖書』の翻訳、マッカバイオス戦争、アサモナイオス王朝の旧約・新約の間の200年。
「私が泣くのは大人になりすぎたからだよ」。かつて悪意の存在を知らず、傷つけ傷つくことから遠く隔たっていた世界へカポーティは幾度となく立ち返ろうとした。たとえその扉はすでに閉ざされていようとも。イノセント・ストーリーズーそんな彼のこぼした宝石のような逸品六篇を、村上春樹が選り、心をこめて訳出しました。
佐々木ムギ33歳、しっぽ有。
休日は高校からの付き合いである後輩兼親友のれんげと喫茶店を巡り、平日は山吹さん(前向きな朗らかさん)、小石さん(「普通」を愛する世話焼き)、土屋さん(何かありそう)という愛すべき3人の先輩おばあちゃんズと、図書館の修復室で働きながら比較的穏やかに暮らしている、はずだった。
電車の中でしっぽをディスられたり漠然と異物扱いされたりするうち、自虐癖が身についてしまったムギ。しっぽを取るか否か悶々としながら過ごす中、悪意なき小石さんとの衝突をきっかけにムギの中に変化が起こり……
「いくつになっても、文字通り生まれ変われる気がしてきた(30代女性)」「娘と一緒に読んでます(40代男性)」等々、文春オンラインのコミックサイトBUNCOMI上で反響を呼んだ「脱・自虐」コミック連載が、ついに一冊に!
「他人や自分と向き合うというのは勇気がいることだけど、案外悪くない。そう気付かせてくれる、じんわり温かな優しいお話でした。」--帯コメントは、朗らかさとデリケートさが同居する演技が心をとらえて離さない俳優・伊藤沙莉さん。
「なんとなく気分が上がらないな〜」という日にこそ、ぜひページをめくってみてください。カバーを外すとあらわれる地図はじめ、紙の本ならではの造本の楽しさも、ぜひ味わっていただけると幸いです。
第1話 ムギ、出勤中
第2話 しっぽ、切る?
第3話 ムギとれんげ
第4話 ポポイのポイ
第5話 ふつう、ねぇ
第6話 風になりたい山吹さん
第7話 ポポイのポイ2
第8話 小石さんの「ふつう」の幸せ
第9話 どうしちゃったの
第10話 お茶でも飲んで
第11話 ムギ、ついに泣く
第12話 ほかほか
第13話 朝日、ふたりじめ
第14話 土屋さんのラブ
第15話 ある一日
第16話 続 小石さんの「ふつう」の幸せ
第17話 おはよう
二宮和也・北川景子が出演した映画『ラーゲリより愛を込めて』(2022年12月9日公開)、究極の愛を描く感動巨編映画、その見どころを余すところなく伝えるノベライズ版。
原作は講談社ノンフィクション賞・大宅壮一ノンフィクション賞をダブル受賞した『収容所(ラーゲリ)から来た遺書』(辺見じゅん・著)。
シベリア強制収容所に、捕虜として抑留された山本幡男一等兵。妻やまだ幼い4人の子供とは離れ離れになったまま、消息もつかめない。
栄養失調や過酷な労働作業で命を落とす者、自ら命を断つ者が出るなか、常に帰国する日を待ち、人間としての尊厳、生きる希望を持ち続けた山本。彼の言葉や行動は、徐々に捕虜たちの気持ちを変えていくーー。
絶望の状況において、収容所のひとすじの希望の光でありつづけた山本幡男を二宮和也が、夫の帰国を心から信じ11年間待ちつづけた妻モジミを北川景子が演じ、大きな話題となった。ほか、捕虜仲間として松坂桃李、中島健人、桐谷健太、安田顕が出演。また山本の長男・顕一役を、ドラマ『収容所から来た遺書』(1993)で山本幡男を演じた寺尾聡が演じた。
メガホンをとったのは『8年越しの花嫁 奇跡の実話』『64₋ロクヨンー 前編/後編』の瀬々敬久監督、脚本は『永遠の0』『糸』の林民夫。
涙なくしては読み進めることができない、驚きと感動で心が震わされる、究極の愛の実話。
生き残るために、自分を変えろ。
不安の「正体」とは? 日本復活のカギは何?
混迷の時代を生き抜くためのヒントが満載!
ニッポンの問題をやさしく読み解く「警世の書」
「多様性とは何か? 自由になって、生きたいように生きればいい。
それが自分も世界も幸せにする、という考え方です。
自由とは誰かが与えてくれるものではなく、自分で勝ち取るものです。
その自覚こそが自由の始まりです」(本書あとがきより)
目に入れても痛くないほど大事な娘の姫君に、「よくぞ帰り来たまいけるかな、こんのクソ親父がーっ!」と言われたのは、救国の英雄、藤原隆家。「誰に似たりや」とぼやけば、妻からは「殿にや」と呟かれる。時の権力者である道長のことなど微塵も恐れず、世間ではさがな者と評されている彼も、家では一人の父親だった。体は弱いが気が強い姫君の願いを叶えるべく、隆家が下した決断とは。
可愛い我が子が突然別人のようになる思春期・反抗期。衝動的で集中力や根気に欠け、誘惑に弱くキレやすい。原因は未完成な10代の脳にあった。可塑性に富み、IQも上がる黄金期ながら、マイナスの影響も受けやすい。近年進んできた研究に基づき、子どもへのより良い接し方を学べる。子育てに悩む親必見の書。解説・渡辺久子
1ホルモンのせいなのか?
210代の脳は未完成
3若い脳細胞は連絡不足
4IQも変化させる脳の黄金期
5寝る脳は育つ
6反抗期の脳はそれを我慢できない
7タバコ1本、中毒のもと
810代の酒は百害の長
9大麻「ダメ、ゼッタイ」の科学的理由
10危険ドラッグが危険なゆえん
11脳をかき乱すストレスに要注意
12精神疾患の危険信号
13デジタル中毒の脳内汚染
14「女子脳」「男子脳」の神話と事実
15スポーツでの脳震盪は侮れない
16未成年の罪と罰
17青年期を越えても、成長は終わらない
あとがき/謝辞/用語説明/引用文献
解説 渡辺久子(児童精神科医/元慶應義塾大学病院小児科)
『カフェーの帰り道』で、第174回直木賞を受賞!
いま最も注目されている作家・嶋津輝の
デビュー作(「オール讀物」新人賞受賞作「姉といもうと」)を含む傑作短篇集。
単行本『スナック墓場』を改題
幸田文の『流れる』に憧れる家政婦の姉と、指がないが活動的でラブホテル受付をする妹。
つぶれたスナックの女性店員たちが開いた競馬場での同窓会。
職人気質のクリーニング店主と常識外れの若い女性客。
自分が入院中、向いのふぐ屋のおかみさんがなぜか駐車場の猫に餌をあげていて…。
商店街の生活、女性同士の友情と葛藤、男性への鋭い視線。
思わずほほえんでしまうユーモア、人間観察から溢れる、生きることへの“姿勢の良さ”がにじみ出る。
何気ないやりとりから生れる違和感がクセになる、オリジナリティ溢れる全7篇。
文庫解説・森絵都「どんな個性も大らかなユーモアをもって包みこむことで、マイナスをもプラスに転化させる。これぞ嶋津マジックだろう」
第二作である長篇小説『襷がけの二人』は第170回直木賞候補作に。
宮部みゆき、三浦しをんら、選考委員が絶賛!
「ラインのふたり」
「カシさん」
「姉といもうと」
「駐車場の猫」
「米屋の母娘」
「一等賞」
「スナック墓場」
1:●よりよい合唱にするために・・・
2:●よりよい合唱にするためのチェックリスト
3:●本書で使われる主な音楽用語と記号
4:【Section1 合唱の喜びを味わおう】
5:Believe
6:君をのせて
7:怪獣のバラード
8:夢の世界を
9:カリブ夢の旅
10:マイバラード
11:Let’s Search For Tomorrow
12:My Own Road-僕が創る明日ー
13:大切なもの
14:明日へ
15:変わらないもの
16:輝くために
17:地球星歌〜笑顔のために〜
18:【Section2 合唱の世界を広げよう】
19:絆
20:風をみつけて
21:大地のように
22:心の中にきらめいて
23:旅立ちの時〜Asian Dream Song〜
24:地球の鼓動
25:あなたへ -旅立ちに寄せるメッセージ
26:この地球のどこかで
27:ぼくはぼく
28:ぜんぶ
29:COSMOS
30:時の旅人
31:【Section3 さまざまな合唱アレンジに触れよう】
32:星めぐりの歌
33:見上げてごらん夜の星を
34:虹
35:懐かしい未来
36:手紙〜拝啓十五の君へ〜
37:糸
38:心の瞳
39:栄光の架橋
40:ふるさと
41:いざたて戦人よ
42:Annie Laurie/アニーローリー(アニー・ローリー)
43:モルダウ
44:Amazing Grace
45:てぃんさぐぬ花
46:谷茶前
47:【Section4 合唱の表現を深めよう】
48:このみち
49:ヒカリ
50:リフレイン
51:春に
52:はじまり
53:信じる
54:聞こえる
55:走る川
56:ひとつの朝
57:河口
58:名づけられた葉
59:【Section5 願いを込めて合唱しよう】
60:予感
61:HEIWAの鐘
62:あすという日が
63:はなさくら
64:ほらね、
65:IN TERRA PAX 地に平和を
66:-二十一世紀に生きる君たちへー決意
67:旅立ちの日に
68:大地讃頌
黒海の東の果て、コルキスの地の樫の巨木に張られた金羊毛を持ち帰るように王から命じられた英雄イアソンはアルゴ船の一行と大航海に乗り出した──古代ギリシアの神々や英雄が織りなす雄大な叙事詩の唯一の邦訳。
アポロニオスは、紀元前3世紀頃プトレマイオス朝のアレキサンドリアに生まれ、ロドス島で活躍した詩人。