戦国最後の姫として、生まれた定めーー
時代に翻弄され、いわれなき悪名を浴びながらも凛として生きた千姫の生涯を鮮やかに描く、著者渾身の歴史ロマン!
徳川家康の孫で、二代将軍・秀忠の娘、千姫。天下の泰平のため、幼くして大坂の豊臣秀頼のもとへ嫁ぐが、徳川、豊臣の争いを止めることはできなかった。そして大坂城落城。その後、再嫁した本多忠刻の愛に包まれて穏やかな日々が訪れたかに思えたが、豊臣の影がどこまでもつきまとう……。
動乱の時代における“姫”という存在の悲哀を、千姫の波瀾の生涯を通して描き切った著者渾身の長編小説。
あれから私たちを取り巻く世の中も変わっていき、父が鉄のために働いていた頃とは違って、規模の大きな製鉄会社も小さな鉄鋼所も縮小ぎみで、そのいくつかの火が消されつつあると新聞や情報誌などを読むと、なんだか心が痛んでならない。しかし、どんなに世の中が変わろうと父が拘わった鉄はこれからも重要な工業製品であり続け、未来の私たちを見守り、支えてくれるはずだ。
80余りの名作建築を広大な敷地周辺と共に、木の葉や屋根の表情まで微細に再現した図集。敷地周辺図に占める建物図の割合を0.1%から50%へ徐々にズームアップし、地形図から詳細な間取りへと見せ所を変えながら、建物と敷地の関係を多様な広がりで捉え直した。見方のヒントとなる課題を解きながら新たな発想を得るワークブック。
「嫌だ」と言った、抵抗だってした。それなのに、どうして「同意」にすり替えられてきたんだろう。
マンガ家・菊池真理子が”不同意性交”をめぐって出会った8人との対話を通じ、被害の実態を描くノンフィクションエッセイ。
描かれるのは、被害の瞬間だけではなく、その後、被害者に向けられてきた
「同意していたはず」「嫌じゃなかったのでは」という声と、社会の不寛容についてだ。
また、当事者だけでなく、支援する側に立つ人々との出会いが、サバイバーである著者の心にもたらすものは…。
思い出さないことで生き延びてきた人たちの記録として、そして、被害を「なかったこと」にしないための一冊。
娘の一恵が留学するミュンヘンに訪れた直樹と妻の由希恵。直樹は若き日のドイツでの恋に心を囚われ、妻は寂しい心の隙間を別の男で埋めようとし、娘は守るべき愛を見つけていた。
7日間の旅が秘密を抱える家族のあり様を変えていく。
数多の愛の詞を手掛けた著者が描く、大人の愛のかたち。
巻末に書き下ろしの「出会い」も収録。
植民地時代の台湾に生まれた胡太明は、中国文化をルーツに持ちながら、近代的な教育を受けて成長するが、故郷では日本人と同等に扱われず、新天地を求めて渡った日本や中国でも、決して同胞とは見なされない。植民統治下の台湾人が生きた矛盾と苦悩を克明に描き、戦後に日本語で発表された、台湾文学の古典的名作。[解説=山口守]
第一篇
苦棟(せんだん)の花の咲く頃
雲梯書院
古きもの新しきもの
濁流の中へ
久子
思慕たちがたく
故郷の山河
嵐の季節
彭秀才を葬う
愛と告白
青春の慟哭(どうこく )
波濤を越え
第二篇
日本留学
異郷の花
ふたたび故国へ
救いなき人びと
阿玉の悲しみ
昏迷と彷徨(ほうこう)
新生活
流離転々
大陸の呼び声
第三篇
紫金山の見える家
淑春
その後に来るもの
愛情は回帰する
相剋
一夜
風暴の前
囚われの部屋
脱出
さらば大陸
第四篇
暗い故郷
戦いの陰に
強いられた征途
この悲惨
回復期
母の死
虐げられる青春
再会
第五篇
日米開戦
新たな職場
愚かしき銃後
范の操志
虎狼の府
皇民派の悲哀
ある決意
犠牲
狂乱
再刊に際して
解説 近代台湾人の精神史を巡る旅……………山口守
住まいを焦点に計画・歴史・文化・地域・構法など、設計の前提条件を広範に扱う実践的な教科書。歴史的な文脈を含めて紐解いていくことで、「住まいとは何か」「なぜそうなっているのか」を探求することができる。近年の社会情勢や動向も踏まえ、あらゆる角度から身近な住まいにアプローチする。住宅を設計する人必読の書。
序章 住まいとは、計画とは
0-1 人間にとって住まいとは
0-2 住まいの発生
0-3 住まいを計画すること
column 00 住まいの種類と供給数
第1章 住まいの多様性と地域性
1-1 世界の多様な住まい
1-2 住まいと集落・街並み
1-3 風土・生業・材料による住まいの地域性
1-4 現代日本の住まいに見られる地域性
column 01 住まいの地域性を実感する
第2章 住まいと家族・文化・社会
2-1 家族と住まい
2-2 多様化する家族と住まい
2-3 生活様式から見た日本の住文化
2-4 社会課題と住まい:住宅政策
column 02 住まいを設計すること:住み方と生活
第3章 日本の住まいの歴史的変遷
3-1 日本的な住空間の成立
3-2 町家の系譜:高密に住むかたち
3-3 農家の系譜:生活と間取りの変化
3-4 屋敷の系譜:庭付き一戸建住宅のルーツ
3-5 実験場としての建築家住宅
column 03 日本の住まいと茶室
第4章 住まいの機能と計画
4-1 住まいが担う機能
4-2 寸法・モデュールの意味
4-3 住み方と住まいの関係
4-4 LDKの起源と行方
4-5 住まいに個室は必要か
4-6 住まいに必要なサービスとその可能性
column 04 遍在する職住一体の近現代:ないまぜな住まいの計画へ
第5章 住まいの空間構成
5-1 配置計画:敷地・まちとつなぐ
5-2 平面計画:生活を秩序づける
5-3 断面計画:立体的に考える
5-4 居心地のよい空間とは
5-5 日本の集合住宅の歴史的変遷
5-6 集合住宅の計画と供給方式
column 05 シェアと住まい
第6章 生活に対応した住まい
6-1 日本住宅インテリア小史
6-2 住まいの環境
6-3 住まいの設備
6-4 高齢社会と福祉:住み続けるための住環境整備
6-5 災害とともにある住まい
6-6 住まいを調査する
column 06 住まいの経験に着目する
第7章 つくり方から考える住まい
7-1 日本の住まいのかたちとつくり
7-2 構造・技術・材料と住まい
7-3 住まいの工業化:プレハブ住宅
7-4 住まいの維持と管理
7-5 住宅の更新とストック活用
column 07 住まいとコモンズ
column 08 住まいを設計すること:架構から考える
秀吉が築いた京都を一周する土塁「御土居」。『京都大路散歩』で人気の著者が、現代の地図と昔の地図を重ねる「今昔地図」をもとに、過去と今をつなぐ痕跡をたどりながら、京都駅から反時計回りに御土居跡にそって紙上で歴史散歩を展開。通り一辺の京都観光ガイドでは満足できないマニアックな大人向けの京都街歩きガイド。
【超絶筆致で描く、歴史スペクタクル!!!!】
「俺をローマに連れて行け」
自らの“願い”の為、
闘い続けるアロンの前に現れた、
「死(モルス)」の名を冠する化物。
今までとは桁違いの
大きさを誇る野獣を相手に
アロンはどう出る……!?
そして興行師・ダナオスの狙いは一体ーー!?
『終のひと』の清水俊が描く、
業深き剣奴の激闘ロマン、第2集!!!!
国公立大・高専・私大工学部を対象にしたコンパクトな教科書。「力の釣合い」を理解することで構造力学の理解は飛躍的に進む。本書は微分・積分を最小限にとどめ、釣合い式を繰り返し用いながら、1)簡潔な解説、2)1項目4ページ×45項目で静定・不静定を網羅、3)2色刷り、4)練習問題と解説(詳細はウェブ掲載)で習得する