「犬」にちなんだペンネームに改名(!?)した5名の人気作家が、「犬」をテーマに読切短編を競作。いっぷう変わった小説アンソロジー。
「煮売屋お雅」シリーズ第二弾!
腹を空かせた町人たちが頼りにしている、旬のお菜をたっぷり揃えた「旭屋」。見世の主であるお雅は、おかみさんたちの希望で、桃の節句に合うお菜をこしらえることに。年に一度のお祝いのために知恵をしぼるお雅だが、雛祭りを喜べない娘がいることもわかりーー。「旭屋」を取り巻く、温かくて少し切ない人間模様を描く傑作時代小説。
<収録作品>
子どもたちが拾った野良猫の「貰い手探し」をお雅は手伝う「ひろい猫」
怪我をしたお雅の代わりにお妙が下ごしらえを任されるのだが…「寒のもどり」
父を探しに上州からやってきた娘の面倒を、「旭屋」でみることに「別れのやきまんじゅう」
娘たちを元気づけるべく、お雅は「旭屋」で雛祭りをひらく「旭屋のひなまつり」
読み書きが苦手な真吾のために、お雅が思いついた妙案とは「いろはに初かつお」
有機体論が国王二体論へと移行するためには、時間観念の導入が要請される。王が団体の頭であるにせよ、団体そのものであることは含意しないし、また団体の永遠性を保証はしないからである。団体観念を時間的に構成することで初めて、連綿たる王朝が恒久的な団体として、王がその体現者、不死鳥にも似た単独法人として捉えられ、ここに、個々の王の自然的身体からは独立した、非人格的な政治的身体が秩序の基盤となる近代国家が生まれる。王権の擬制的性格を克明に跡づける著者の筆は、ダンテ『神曲』の分析に至って、処女作に見える理想的支配者への憧憬を漂わせながら、円環を閉じる。全二巻。
「社長。釣り、やってみませんか?」元・愛され厨二系アイドル「よみよみ」こと島野容三子。現在は芸能事務所「千夜芸能」の社長兼プロデューサーとして、ビジュアル特化アイドルグループ「トリッパーズ」のプロデュースに奔走する毎日。順調に成長し人気グループとなったアイドル達に誇らしさを感じていたある日のこと、リーダーの泉芹河のある趣味を知り…。個性豊かなアイドル達と 芸能事務所社長の釣り旅がはじまる!
★大藪賞&推協賞ダブル受賞!
一気読み必至の警察小説がついに文庫化
昭和29年、大阪城付近で政治家秘書が
頭に麻袋を被せられた刺殺体となって見つかった。
大阪市警視庁が騒然とするなか、
中卒の若手・新城は初めての殺人事件捜査に意気込むが、
上層部の思惑で、国警から出向してきた
帝大卒のエリート・守屋と組むことに。
全てが正反対のふたりは衝突を繰り返しながら、
戦後大阪に広がる巨大な闇に迫る。
果たして、執念の捜査の果てに
彼らが行き着いた“真実”とはーー。
文庫解説・門井慶喜
これぞエッセイ! 達人の筆が冴える傑作ぞろい
すぐれた人間観察を筆にのせ、人々の素顔を捉えて絶賛を博した著者が、最も脂ののりきった時期に遺した傑作揃いのエッセイ集。
追悼短篇集
謎(ミステリ)がいっぱい
不思議な日常!!
推理小説、ファンタジー、民話。
煌めく豊かな物語が詰まった
宝箱のような一冊です。
尾道に生まれ育ち少女の頃から
「ミステリ」と「メルヘン」を愛した光原百合は、
やがて英文学研究者となり、
故郷で教鞭をとりつつ創作を続けた。
惜しまれながら亡くなった作家のファンタジーや童話まで
幅広いジャンルの傑作を収録。
全篇に溢れる切なさ、優しさ、ユーモアは
読者を至福の世界に誘う。
追悼エッセイ・有栖川有栖
第一部 潮ノ道の物語
黄昏飛行
黄昏飛行 涙の理由
不通
第二部 短篇の名手
花散る夜に
やさしい共犯
無欲な泥棒──関ミス連始末記
第三部 尾道草紙
花吹雪
弥生尽の約束
あとがきにかえて 何もできない魔法使い
年譜
光原百合作品リスト
追悼エッセイ 光原百合さんのこと 有栖川有栖
北条氏を討伐し、秀吉による天下統一が最終段階に入ると、官兵衛孝高は嫡男の長政に家督を譲り、『如水』と号して隠居する。ところが、朝鮮出兵、秀吉の死、そして徳川を中心とした覇権争いと、時代はまだ如水を必要としていた。乱世に翻弄されながらも、したたかに生きた男が最期に遺したものとは?下巻では、隠居から九州席捲、関ヶ原の戦いへと続く波乱万丈の晩年を描く。
「ダンジョン探索のパートナーは女子高生⁉」 神宮家の長男である正人は、
亡くなった両親の代わりに弟たちを養うため 『東京ダンジョン』で探索社として生活を始める。
しかし1人での活動に限界を感じ、ダンジョンを攻略する仲間を探そうと思ったところ、
弟の烈火から紹介された立花里香とパーティーを組むことになる。
2人はさまざまな困難に遭遇するのだが、お互いに支え合って乗り越えるうちに仲が深まっていきーー⁉
WEBで話題沸騰中の成り上がり系ダンジョン探索ストーリー、ここに開幕‼
ヨーロッパのキリスト教徒や知識人たちにもっとも広く読まれてきた『ユダヤ古代誌』。天地創造から説き起こし、紀元後66年のユダヤ戦争直前までの記述で終わる全20巻は、ヨセフスが敗軍の指揮官のひとりとしてローマに降ったのち、皇帝の厚遇のもとに書かれた。政治的には親ローマ派であり、思想的にはユダヤ教、ユダヤ文化の弁護者であったヨセフスの大著は、ユダヤ史を知るうえできわめて貴重な史料であるばかりでなく、イエスと同時代の散逸した記述を数多く含む文献として、キリスト教徒たちの関心をひきつけてきた。原著1〜4巻までを収める文庫版第1巻は、天地創造からアブラハム、イサク、ヤコブ、ヨセフをへてモーセの事蹟に言及する。
凡例
序章
第一部 『梧桐雨』雑劇の作品世界
第一章 『梧桐雨』雑劇の晩秋の季節
一 『梧桐雨』雑劇第二折に描かれる晩夏と晩秋の季節
二 『梧桐雨』雑劇第三折に描かれる晩秋の季節
三 『梧桐雨』雑劇第四折に描かれる「秋夜梧桐雨」
第二章 『梧桐雨』雑劇における楊貴妃と嫦娥
一 玄宗と楊貴妃のなれそめについて
二 玄宗の中秋月宮行の物語
三 「十美人」について
四 『梧桐雨』雑劇における月宮行の物語の意味
第二部 『天宝遺事諸宮調』初探
第一章 『天宝遺事諸宮調』の物語展開と季節描写
一 「遺事引」によってわかる物語展開
二 晩秋の季節への改変
三 春の季節で描かれる套数
四 初秋と中秋で描かれる套数
おわりにーー作品全体の季節の流れーー
【附表】『天宝遺事諸宮調』の物語展開、及び現存する套数
第二章 『天宝遺事諸宮調』における寓意的表現ーー海棠と蓮を中心としてーー
一 物語展開の寓意が込められた季節描写
二 海棠の描かれ方
三 ハスの描かれ方
四 楊貴妃の足と亡国の関係
五 桃と柳の描かれ方
第三章 『天宝遺事諸宮調』の輯録状況
『天宝遺事諸宮調』輯録状況表
第三部 謡曲『楊貴妃』と中国文学
第一章 元雑劇に描かれる楊貴妃ーーおよび謡曲『楊貴妃』との関連についてーー
一 先行研究など
二 元雑劇に描かれる楊貴妃
三 謡曲『楊貴妃』との関連
第二章 謡曲『楊貴妃』の構成
一 各作品との比較
二 中国の作品に描かれない内容について
第四部 恋愛を描く関漢卿の雑劇
第一章 関漢卿の恋愛劇における〈もの思い〉の位置
一 恋愛劇の二つの流れ
二 恋愛劇の構成要素の配置
三 恋愛劇の構成と〈もの思い〉の位置
四 〈もの思い〉と風景
五 恋わずらいと自意識との葛藤
第二章 女性の嫉妬から見た関漢卿の恋愛劇
一 関漢卿と恋愛劇
二 関漢卿の恋愛劇に描かれる正旦の嫉妬
三 正旦はなぜ嫉妬するのか
四 『董解元西廂記諸宮調』の鶯鶯の嫉妬
五 負心劇の描く理想の結婚
六 散曲に描かれる女性の嫉妬
第五部 三国劇にみる中国伝統演劇の一貫性
第一章 元雑劇における関羽の神格化の表現
一 亡霊としての関羽
二 人であり神である関羽
三 死後に神になる存在としての関羽
四 領主として領民を守る関羽
五 神として祭られる関羽
六 ト書きの表記
第二章 二十一世紀の京劇と三国志
一 京劇と三国志
二 三国劇の新編劇
三 二十一世紀の三国劇の特徴
四 今後の展望
第三章 京劇の伝統劇における三国志
一 人物形象の類型化と三国志の人物
二 三国志の物語の描かれ方
三 崑曲の演目について
終章
主な参考文献
初出一覧
あとがき
索引
ヨーロッパのキリスト教徒や知識人たちにもっとも広く読まれてきた『ユダヤ古代誌』。天地創造から説き起こし、紀元後66年のユダヤ戦争直前までの記述で終わる全20巻は、ヨセフスが敗軍の指揮官のひとりとしてローマに降ったのち、皇帝の厚遇のもとに書かれた。政治的には親ローマ派であり、思想的にはユダヤ教、ユダヤ文化の弁護者であったヨセフスの大著は、ユダヤ史を知るうえできわめて貴重な史料であるばかりでなく、イエスと同時代の散逸した記述を数多く含む文献として、キリスト教徒たちの関心をひきつけてきた。原著12〜14巻までを収める文庫版第4巻は、『聖書』の翻訳、マッカバイオス戦争、アサモナイオス王朝の旧約・新約の間の200年。
100年にわたる乱世が統一へと向かっていた安土桃山時代、織田信長による天下布武を影で支える男がいた。本能寺の変により消えかけた夢を羽柴秀吉が受け継ぐと、その男、黒田官兵衛の活躍が天下統一をさらに加速させてゆく。激動の時代を知略と信念で駆け抜け、最強のナンバー2と言われた男の生き様とは?上巻では出生から秀吉による天下統一まで、謎の多い前半生を描く。
「バウンダリー」とは、
自分と相手の合意のもと「ここからは立ち入らないでね」という境界線を引くことで、
「わたし」と「あなた」の安心・安全・尊厳を守る考え方です。
本書はこの境界線を引く考え方から、
仕事・家庭・人づきあいの中のしんどい場面で実践できる具体的な対処法まで、あわせて紹介します。
・怒っている相手に委縮してしまう
→「hear」「listen」「ask」3つの「聞く」を使い分ける
・NOと言えない
→即答せず「持ち帰る」だけでもOK
・苦手な目上の人がいる
→相手への「評価」の置き方を変えてみる
・長い会議で人疲れする
→深呼吸や簡単な瞑想で境界線をリセット など
人間関係をもっとラクに、安心・安全にするために、
「わたし」と「あなた」のあいだに
心地いい境界線をつくるためのアイデアを紹介します。
「仕事や責任を押しつけられて、いつも自分ばかり損をしている」
「人の言動や気持ちに影響されて、振り回されてしまう」
「人を優先しすぎて、自分の時間や人生がすり減っていく」
「つい家族やパートナーに干渉しすぎてしまう」
「人間関係がしんどくなり、リセットを繰り返してしまう──」
こうした人間関係の悩みの根本には、
バウンダリー(境界線)の混乱が隠れているかもしれません。
バウンダリーの考え方を取り入れることで、
これまでとは違う視点から人間関係の問題を整理し、
自分をすり減らさない選択ができるようになります。
■バウンダリーを5つのカテゴリで整理
バウンダリーを
「からだ」「感情・意志」「責任」「時間」「お金」
という5つの領域に分けて紹介。
人間関係の悩みが
どの境界線の混乱から生まれているのかが見え、
状況を冷静に捉えやすくなります。
■「ライン」と「ベルト」で境界線を使い分ける
境界線を
細い「線(ライン)」だけでなく、
状況に応じて幅をもたせた
「ベルト」として捉える考え方も提案。
相手や場面によって
無理なく距離を調整する方法がわかります。
境界線を引けるようになると、
・自分のからだと心を危険や消耗から守れる
・安心・安全で心地よく過ごせる
・誰にも支配されず、自分の感情や考えを大切にできる
・自分の行動や価値を、自分で決められる
ようになります。
しんどい人間関係に悩むあなたへ。
自分も相手も尊重しながら、人と関わるための一冊です。
可愛い我が子が突然別人のようになる思春期・反抗期。衝動的で集中力や根気に欠け、誘惑に弱くキレやすい。原因は未完成な10代の脳にあった。可塑性に富み、IQも上がる黄金期ながら、マイナスの影響も受けやすい。近年進んできた研究に基づき、子どもへのより良い接し方を学べる。子育てに悩む親必見の書。解説・渡辺久子
1ホルモンのせいなのか?
210代の脳は未完成
3若い脳細胞は連絡不足
4IQも変化させる脳の黄金期
5寝る脳は育つ
6反抗期の脳はそれを我慢できない
7タバコ1本、中毒のもと
810代の酒は百害の長
9大麻「ダメ、ゼッタイ」の科学的理由
10危険ドラッグが危険なゆえん
11脳をかき乱すストレスに要注意
12精神疾患の危険信号
13デジタル中毒の脳内汚染
14「女子脳」「男子脳」の神話と事実
15スポーツでの脳震盪は侮れない
16未成年の罪と罰
17青年期を越えても、成長は終わらない
あとがき/謝辞/用語説明/引用文献
解説 渡辺久子(児童精神科医/元慶應義塾大学病院小児科)